
昨日のブログで書くのを忘れていましたが、昨日で肩の通院が終わりました。終わったというか、保険の関係でとりあえず5ヶ月で一旦終了するしかないのですが、ここまで回復すればあとは自分でリハビリしていく方が良いという結論になりました。まだまだ従来通りとはいきませんが、無理せず傷めない程度に肩を動かして可動範囲を取り戻していこうと思っています。
さて、今日は前々からしなければと思っていたアコードのプラグ交換を行いました。

今回は私がこのアコードを買って以降初めてとなるNGKのプラグにしてみました。別にNGKが嫌いとかデンソーの方が好きだったとかではなく、何となく最初に買ったのがデンソー製で、その後性能に不満を持った事もなく、またNGKの方が少しお値段が高い事もあってこれまで買った事がなかったのですが、前回のプラグ交換時に一緒に交換したイグンッションコイルをNGKにしたので、何となく今回はプラグもNGKにしてみようと軽く思ったのでした。
これまでデンソーではいつも寿命2万Kmの「イリジウムパワー(IK20)」にしていたので、それのNGK版となる「プレミアムRX(BKR6ERX-11P)」にしてみましたが、恐らく多くの方はデンソーだったら「イリジウムタフ」、NGKだったら「イリジウムMAX」という耐久性10万Kmのものを選ばれているかもしれませんね。
私も一度アコードで耐久性10万Kmのイリジウムタフを装着した事がありますが、CL&CMアコードの持病とも言える「エンジンが暖まったあとの再始動で被り気味なる」症状が稀に起こり始めたので、耐久性は短いですがやはり強い着火性のプラグの方が相性が良いと判断し、イリジウムパワーを使い続けてきました。

と言う事で、初となるNGKのプラグ、その強着火版であるプレミアムRXに交換です。

右が取り外したデンソーのイリジウムパワー。前回の交換からほぼピッタリ2万Km走っているので、メーカーの交換推奨距離通りです。とても綺麗な焼け方だと思います。

中心電極のチップの摩耗も2万Km走行でありながらかなり少ないですね。

因みに、この画像の手前のものは前回交換した時の2万Km走行品(イリジウムパワー)。とても今回外したものと同じ商品、同じ走行距離品とは思えませんよね。
実はこの時に装着していたイグニッションコイルは某オクで買った中古品だったのですが、出品段階ではRGステプワゴン用と書いてあって綺麗な商品でしたが、届いたものは箱にRFステプワゴンと書かれてあり、見た目も明らかに違う物が数本ありました。まさに騙された買い物だったわけですが、それを装着しても違和感はなかったのでそのまま使い続けていたらこんな事に・・・。
イグニッションコイルが劣化してくるとプラグもおかしな事になるんですね・・・。

デンソー同様、NGKのプラグも締め込み力は手締めで止まったところからレンチでグイッと1/2~2/3回転。つまり、その意味としてはガスケットの潰れ代がネジ山の半山分という事です。
見ての通り、新品のガスケット(上の物)は膨らみを持っていますが、一度締めこんだ物(下の物)はガスケットが潰れていますよね。この厚みの差がネジ半山分ということです。なので、一度締めこんだプラグを再利用して締めこむ場合はガスケットの潰れ代がないため、締め付け回転角度は30度となっています。この30度はネジのバックラッシ分という事なのでしょう。
因みに、このプラグのネジはメートルネジのM14で、ネジ山ピッチは細目である1.25mm。通常のM14のネジ山ピッチは1.5mm(並目)ですが、特に緩みを嫌う場合はネジキリ角度が平行に近い細目ネジを使っています。

そういう事もあり、プラグを締め付ける場合は回転角度が分かりやすいプラグ用のTレンチを使うのがベター。それに多くのプラグ用Tレンチの取っ手はこの様に割と短め。この短い取っ手を握って人間が目一杯締め込める角度が、実はプラグの締め込み指定回転角度(1/2~2/3回転)とほぼ同じという・・・。締め込み指定回転角度を知らずに柄の長~いレンチを握って「これの方が楽に締められるわ~~」とグイグイ締め付けるとネジ山がパーになるので要注意です。それこそ電動工具でガガガガガーーというのはご法度ですね。

外したイグニッションコイルとプラグ。左から1番シリンダーですが、どのプラグホールからもオイルは漏れてきていないようです。

捨てるのが勿体無いほど摩耗していない電極・・・。こんがりねきつね色な焼け方からして、シリンダーの中で綺麗に燃焼しているのだろうと推測できます。

またいつかスロットルの汚れを確認してみようと思いますが、前回見た時も全然汚れていなかったので多分大丈夫でしょう。

現在311,700Km。何の問題もなく走れている事に本当は驚くべきかもしれませんが、相棒君は毎日淡々と走ってくれている、そんな印象です。
でも、K24Aは本当にタフなエンジンです。

そしてお次はダンク。

ダンクではお初となるイグニッションコイルの交換です。
ダンクは今年の2月で新車購入して21年経過しましたが、奥様のチョイ乗りが20年弱続いたことで走行距離はそれほどでもなく、正直この先イグニッションコイルを交換するなんて考えもしていませんでしたが、息子が大学卒業後こちらで就職したことでダンクを譲り渡す事になり、通勤距離が往復50Kmちょっとあるので急に走行距離が進み始め、常用回転数の高いダンクでこの先まだまだ乗りそうな雰囲気である事を考えると、さすがに交換しておいた方が安全と思い、息子にお金を出させて交換する事にしました。

アコード同様、ダンクも安心のNGKで。頭の大きさが純正よりも少し大きいのが気がかり。

ダンクのメンテナンスはなるべく息子に伝えておこうと最近は色々な事を教えている最中でして、今回もプラグとイグニッションコイルの意味などを交え、作業もコツを教えながら自分で交換させました。この手の作業ではやや不器用さが目立つ息子ですが、とりあえず経験させないとネジ1本締めるにも不器用なやつだと思われたままになりますしね・・・。

ダンクに限らずターボ車はインタークーラーのダクトホースを外さないとまず交換が無理。加えてダンクはエンジンが完全に前傾搭載されているので、グリル部の部品にも干渉して作業がしづらいんですよね。息子も四苦八苦しながら作業してましたが、もう欠品だらけなのでダクトが裂けたりしない様注意して作業してもらいました。

新旧比較。
見ての通り、NGKは頭が大きいので1番シリンダーに挿入する時やや手こずったり、その他少し注意が必要でした。

プラグはまだ前回交換してから2万kmしか走っていないので引き続きそのまま使用。本当はプラグの取り外しも経験させようかと思いましたが、このあと散髪に行きたいと言っていたのでやめておきました。
イグニッションコイルの固定穴にネジを入れて手で差し込み、そのあとTレンチなんて狭くて使えないからラチェットレンチで締め込む訳ですが、その時に軍手を付けさせればよかったのですがそのまま作業して、案の定というべきかネジ山からソケットが外れてしまい、ホース類の固定金具に手の甲をヒットさせてしまい痛々しい流血・・・。
ネジに対し垂直に工具を差し込んで舐めない様に回すコツは最初に言ってはいたのですが、ダンクは作業環境が悪いって事もあって実践するとこういう事になりがちですね。ネジ山は少し舐めましたが、私が回したところまだ大丈夫だったので一安心。息子の手の甲も痛々しくてちょっと可哀想でしたが・・・。

ダンクは以前プラグホールにオイルが派手に入り込んでしまったためシールの交換をしたのですが、その後は大丈夫そうです。E07Zはプラグホールへのオイル漏れが結構多いような話を聞きましたが、今や元気に動いているE07Zはそう多くは残っていないかもしれませんね・・・。
純正品はテック社製のTC-27A。
3速ATのダンクなので常用回転数はアコードのほぼ2倍程度。となると、現在13万Km超えだからか普通車だと26万Kmくらい使った事になるのかな。
とにかく、21年と8ヶ月間、壊れずに動いてくれてありがとう!

ということで、133,800Km時点でイグニッションコイル交換完了です。
まだまだ元気で頑張ってくれよ~!