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2007年11月08日

フィットって、本当にi-VTEC?


フィットが登場して約2週間経ちますが、試乗車も用意されてるようで私も来週乗れればと思っています。





さて、フィットが登場して以来、ず~っと疑問に思っていることがあります。カタログではフィットのエンジンは1300、1500ccともに「i-VTECエンジン」と謳われていますが、

なんでi-VTECなんですか?!

ちょっとマニアックな話しです…
きっとエンジンに興味がある人しか受け付けない内容です…





そもそも、VTECからi-VTECに進化した初めてのエンジンはK20Aを積んだ初代ストリームだったと思います。i-VTECの「i」とはインテリジェンスらしい。
大きさや形状の違う卵型のカムを2種類用意し、その2種類のカムでバルブのリフト量とタイミングを変化させていたVTECに、カムシャフトそのものをグリ~と回して連続的なタイミング変化をもたせる「VTC」を追加させたのがi-VTECです。VTC自体別に珍しくもなんともない技術です。国産だと、確か日産のNVCSが国産初。でも有名なのは後発のトヨタVVT-i。

この連続可変バルブタイミング機構に共通していることは、いずれもDOHCじゃないと採用できないということです。


なぜDOHCじゃないと無理なのか。興味のない方、又は知っておられる方はこの項を飛ばしてください。


~~~~~~~~~~~~~~~~
エンジンピストンが上死点でプラグ着火・爆発し、ここからピストンが下死点に向かう状態を想像して下さい。下死点まで下がったピストンは当然今度は上死点に向かいます。この上死点に向かう途中に排気バルブが開き燃焼ガスが押し出され排気バルブが閉じます。そして上死点にあるピストンがまた下死点へ向かい始める時、今度は吸気バルブが開いてピストンが空気(ガソリン混合気)を吸い込みます。そして吸気バルブが閉まります。

この排気が始まり吸気が終わるまでのバルブ開閉タイミングがミソなわけです。

低回転時は吸排気の流速が遅いので、バルブの開いている時間は短くしなければなりません。なぜなら低回転域での燃焼にはスワールという空気の渦が有効的なのです。そのスワールを作るには吸気口を絞ってやらなければなりません。スワールによってプラグ付近からシリンダー下部までの燃焼伝達を円滑に行えるわけですね。

分かりやすい例え話だと、ストローで息を吸うのと口を大きく開けて息を吸うのとでは、明らかにストローの方が口の中に空気の渦を感じますよね。大きく口を開けて吸うと、吸った空気が口の中でグチャグチャになってしまう感じがしません?

吸気バルブも同じです。吸い込む時はできるだけ短い時間だけ開いて一気にス-ッと渦を巻く様に吸い込むのが効率的です。長く開くと燃焼ガスの動きが最後は止まってしまう状態に近づき、完全燃焼がしづらくなります。これは、ピストンが上死点と下死点に近づくほどピストン速度が遅くなる(つまり空気を吸い込む力がなくなる)という性質にも関係しています。

つまり、低回転域では

・排気バルブは遅いタイミングで作動開始
・吸気バルブは早いタイミングで作動終了


つまり!!
360度の円グラフでバルブ作動角を表せば、扇子を少し開いたような範囲で作動しているわけです!
分かり辛いか…






では高回転ではどうか。
回転が速くなるということは空気の流速も上がるということです(NAなので流速が上がるだけで吸い込む空気の量はほとんど変わらない)。流速が上がるのにバルブの開いている時間は低速時と同じというのでは困ります。人間だって、ストロー咥えて2秒間で口いっぱいに空気を吸えと言われれば出来ても、0.5秒で同じく口いっぱいに吸えと言われたら無理です。秒数を長くするか、ストローを2本にするか、又はストローを太くするかですよね(これがVTECの原理ですが…)。

ですから高回転で沢山の空気(というか予定の空気量)を吸うには、吸気バルブを長めに開いておかなければなりません。もちろん排気だって長めに開かないと排出しきれません。



つまり、高回転域では

・排気バルブは早いタイミングで作動開始
・吸気バルブは遅いタイミングで作動終了


つまり!!
360度の円グラフでバルブ作動角を表せば、扇子を大きく開いたような範囲で作動しているわけです!
やっぱダメですか?…


ここでやっとVTCの話しです。
ここから難しいかも…

気付かれた方もおられるかもしれませんが、低回転時と高回転時って、お互い理想のタイミングが逆相なんです。時計で表すと、低回転時の作動範囲が10時10分であれば、高回転時は9時15分とか。短針を排気とし、長針を吸気とするなら、排気である短針は左に回転させ、吸気の長針は右に回転させる必要があるんです。

VTCはこの動きをカムシャフトをグリ~っと回転させています。吸気用カムと排気用カムをそれぞれ独立させて逆相に回してるわけです。

~~~~~~~~~~~~~~~~

まぁ、そういうことで吸気用カムシャフトと排気用カムシャフトをそれぞれ独立して2本持つDOHCじゃないとVTCは成立しないわけですが…


で、話は戻って「i」ですが、その後SOHCエンジンであるインスパイアがi-VTECエンジンだったので、「??」と思ったら、どうやら可変シリンダーシステムを採用しており、雑誌等でも「i」とはこれまでのVTECに何か新しい付加価値的な技術を盛り込んだエンジンに付くのだと分かりました。
確かに新型シビックや新型ストリームもSOHCだけどi-VTEC。アトキンソンサイクルを採用しているからでしょう。
逆に、レジェンドではインスパイアと同じJ型エンジンだけど、普通のVTEC機構だけなので「i」は付けてません。


で、やっと本題!
なげ~~…

フィットのエンジンって、これまでのVTECと何も変わらないんですよね。
別にそれがどうのってわけじゃないんです…

なぜ「i」なのか?!これが知りたいんです!!


で、随分前にホンダのお客様相談センターに「なんでフィットはi-VTECなの?」という趣旨でメール質問してみました!

で、今日回答を頂いたんですけど…その回答が…

------------------
・i-VTECエンジン
バルブタイミングとバルブリフト量を低回転域と高回転域で切り換えるVTECの技術をベースに、目的に応じてさまざまな機構を加えて高知能化したエンジン・シリーズ。
“i”は「Intelligent=知性のある」を意味する。
VTECとVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた物になります。

参考ですが下記URLをご参考にして頂ければ幸いです。

・VTEC制御、VTC制御
http://www.honda.co.jp/tech/auto/engine/typer/index.html

http://www.honda.co.jp/factbook/auto/fit/200710/09.html

よろしくご検討をお願い申し上げます。


------------------

丁寧な返信なのは嬉しかったのですが、全然回答になってませんがな!
VTECもVTCも知っておりますわい!

しょうがないので、本家の方を前にしてエンジンのウンチクを添えて「SOHCエンジンなのに本当にVTCが付いてるんですか?」って再び問い合わせたら…


------------------

この度はご説明がたりず大変申し訳ございません。

早速ですがお問い合わせについてご案内いたします。
1本のカムシャフトで1シリンダーの吸気側に2個の違ったカム山をもうけ使用する山を変える(ロッカーアームの連結を変える)事によりバルブの開閉タイミングを変えております。

よろしくご検討をお願い申し上げます。


------------------

ホ、ホンダさん…
これって普通にVTECの説明やん…(~-~;)

世界に誇れるエンジンメーカーのホンダさん!
お願いします!ちゃんと説明できる方を窓口にしてください!




もうこれ以上質問すると嫌なヤツになっちゃうのでやめましたが、メカ好きの私はどうしても納得できません。


フィットがなぜi-VTECなのか、どなたか教えてください!
掲示板には書き込みたくないし…

それにしても、ホンダの回答にかなりショック受けました…

あのBMWに、「自分達のライバルとなり得るエンジンメーカーは、世界を見てもフェラーリとホンダだけだ」と言わせたホンダですよ…
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Posted at 2007/11/08 23:30:47

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この記事へのコメント

2007年11月9日 0:51
こんばんわ!

VTECの始まりは、CBR400が最初だったような記憶があるのですが、
今では、いろんなVTECがあるんですね~~。
勉強になりました!

環境にやさしいFitのエンジンは「愛‐VTEC」かも・・。


コメントへの返答
2007年11月9日 22:54
ZOOmini101さん、こんばんは!

上手いこと仰いますね~!愛VTECですか(笑)。これなら私も納得です!

私は二輪がめっぽう弱いのですが、VTECの元祖がバイクだったというのは聞いたことがあります。全く同じ機構なのかは知らないのですが…
2007年11月9日 1:12
むむ~、なるほど。(^▽^;)

今、FACT BOOKを見たら1.3Lエンジンは4バルブ化と1バルブ休止で「新しい付加」なんじゃないでしょうか。【2つの吸気バルブの片側を休止する「1バルブ休止VTEC」】と書かれていますし。
(;^_^A アセアセ・・・

1.5Lの方はバルブタイミングとバルブリフト量、更に【低・中速域と高速域でバルブのオーバーラップ量を最適化】とあります。

まあ、なんとか「i」を付けたかったと言うことで・・・
(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

http://www.honda.co.jp/factbook/auto/fit/200710/09.html
コメントへの返答
2007年11月9日 22:54
simaumaさん、こんばんは!お久しぶりですね。

実は1.3Lの片バルブ休止VTECというのは、遥か前からあるんです。EGシビックで始まったVTEC-Eがそれで、その後のSOHCのVTECエンジンはほとんどが片バルブ休止タイプなんです。それこそ先代フィットの1.5Lも片バルブ休止タイプのVTECです。
新型フィットの1.5Lは、休止タイプではなくリフト量を大きくするタイプになりましたが、これとてEGシビック(VTi)や先代インスパイアや現行レジェンドなどにも使われている、完全に従来技術のVTECなんですよね。

なんとなく、ホンダは今後のVTECエンジンは全て「i」をつけようとしているだけなのかもと思い始めました。

ご紹介のサイトは、ホンダさんの回答でも頂いたサイトなんです…
2007年11月9日 1:15
連コメ失礼します・・・

ZOOmini101さんがおっしゃる「CBR400」、乗ってました!(笑)
当時は「REV」という名の機構でしたが、2バルブから4バルブに切り替わった瞬間の段付き加速が楽しいバイクでしたね。
(^_^)ニコニコ
コメントへの返答
2007年11月9日 22:55
再コメ、ありがとうございます。

simaumaさんはバイク乗りでしたね。元祖VTEC乗りだったんですね~(笑)。

段つき加速はVTECの醍醐味だったかもしれませんね。この段つきがある意味高級エンジンには向かないとも言われ、最近のホンダエンジンは段つきをなくしてますね。
2007年11月9日 14:23
(゜o゜)
凄いマニァ・・・ 詳しくて
よく解る解説ですね!
初期の段階で、僕の知識範囲を
はるかに超えてしまっていますので
全くお力にはなれませんが
ダブルウィシュボーンさんの
疑問が晴れる様願っております!
(^_^;)
コメントへの返答
2007年11月9日 22:57
V-テッ君♂さん、こんばんは!

いつも無理して読んでもらってすみません!初期段階でギブでしたか…。実は今夜もマニアな内容を書こうかと…。けいいちろうさんの疑問で火がつきました(笑)。

疑問はどうやら解決できそうもありませんね。ホンダさん、しっかり説明してよ!って感じです。
2007年11月9日 21:51
バルブ休止自体は先代シビックのLEVエンジンでありましたね。simaumaさんのおっしゃるのはこれとは違う技術なのですか?ダブル博士(^o^)

REV懐かしいですね,あれは反則です。まるでターボですもん(^◇^;)
4バルブってすごいと実感したことを覚えています。

それにしても実にお詳しいのですね,改めて敬服いたします(*^_^*)
私は最近知り得たアトキンソンサイクルも今ひとつ理解できていません(;^_^A アセアセ…
コメントへの返答
2007年11月9日 23:00
けいいちろうさん、こんばんは!

さすがけいいちろうさん!!simaumaさんのとこでも書きましたが、まさにEGシビックのLEVモデル、VTEC-Eというやつです!その後のSOHCーVTECは、ほとんどが片バルブ休止タイプです。

アトキンソンサイクルは、簡単に言えば、一度混合気をガバッと吸いこんで、必要なパワー分以外の混合気(つまり不要な量)を吸気バルブから戻す技術です。
なかなか返信では説明しにくいので、今夜ブログで説明させてください!きっと理解したいという方もおられる気がします(特にスト乗りの方)。

是非読んでくださいね!
2007年11月9日 23:08
VTECとi-VTECの違いはパワー重視か燃費重視かの違いと聞いたことがあります。

オーバーラップ量の可変は高速EGなら効果があると思いますが、FITクラスだとどうなんでしょうね?
むしろ機構増によるフリクションロスが大きいかもしれません(手でカムを回したとき意外と重かったです)。
ただカムのリフト量は効果があるようで、以前乗っていたB16Aで1500rpmからハイカムにしたら低回転ではほとんどパワーが出ませんでしたし、逆に高回転で低速カムを使ったら失速しかけていました。
コメントへの返答
2007年11月10日 2:09
katochさん、こんばんは!

そうですね。オーバーラップとはいっても、かなり高回転まで回さないエンジンだと知れてるかもしれませんね。

VTECは頭回りのフリクションは大きいかもしれませんね。フィットはローラーベアリングのロッカーアームを使用しているんでしょうか。

私の友人もVTECコントローラーというのを付けていましたが、切り替えポイントを下げすぎるとスカスカな加速してました。懐かしいですね!
2007年11月18日 0:10
初めまして。
実は私もずっと本件のことが気になっていて、googleで調べていたらこちらに辿り着きました。詳しい解説で大変参考になりました。
それにしてもメーカーの回答がお粗末ですね。
従来技術でも競合に勝る性能が出ている訳ですから、素直に"VTEC"として売ればいいと思うのですが、アメリカで同じように売ったら誇大広告として訴訟になりかねませんね。
ちなみに私は以前ZCエンジンのDA7に乗ってましたが、当時B16Aがうらやましくて仕方ありませんでした。ZCも今乗ってる日産車よりはフィールがよかったですけどね。
コメントへの返答
2007年11月18日 0:52
Tetsujinさん、こんばんは!コメントありがとうございます!

いやぁ嬉しいです。この疑問を持たれている方がおられて。シルビアにお乗りのようですが、ホンダVTECにもお詳しいようで、内燃機関等がとても好きな方なのですね!

私もホンダからの回答にはがく然としました。こりゃだめだと思ってもう諦めましたが、おそらく今後はどの車もi-VTECとして売っていくつもりなのだと解釈しています。でも、ちょっとポリシーがないというか軸の定まらない方針で残念です。

DA7インテにお乗りだったんですね。確かZXiですね。私は以前DA6のXSi乗りでした。
恐らくその頃のZCと新型フィットのエンジンでは、高回転の気持ちよさはZCが上かもしれません。最近の一部のホンダエンジンは昔のホンダエンジンの面影はありません。ホント残念です…。

また遊びにきてくださいね!
2012年12月30日 15:59
所有者のわたくしがお応えします。

i-VTECの”i”は「 inchiki」の”i”です。

以上
コメントへの返答
2012年12月31日 22:29
ははは・・・(~-~;)

それは他のオーナーさんが納得しないでしょ~。

普通のワンカムVTECだけど、フィットは売れ筋なだけにi-VTECで売りたかったのかなぁ・・
2013年7月22日 19:56
初めまして。
古いネタで今更ながらですが、私もこの話が気になっていて調べていました。
たまたまSOHC i-VTECエンジンの四輪開発センター論文技術書を読む機会がありまして、以下の様な内容でした。

GE型フィットのエンジンは「i-VTEC」というエンジン名称ですが、「1.3L i-VTEC」と「1.5L i-VTEC」という名称区分けなようです。
1.3Lは名称通りi-VTEC機構ですが、1.5Lはi-VTECという名称なだけで高出力型VTEC機構でした。理由としては、1.3L i-VTECをベースとしてロッカアーム、カムシャフト、ロッカシャフトホルダの変更のみ行ったため、基本構成が同じi-VTECの名称が残っただけのようです。

結論としたら、RSのエンジンはi-VTEC機構ではないという事ですね・・・
エンジン開発論文にも“高出力型VTECを採用”と書かれていました。
技術書内容も1.3Lの開発が主で、1.5Lはオマケのように書かれていて少し悲しかったです(笑
コメントへの返答
2013年7月23日 23:42
HAL-Akiさん、こんばんは~。コメントありがとうございます。

四輪開発センター論文技術書なんてものがあるのですか。全く知りませんでした(~-~;)

>1.3Lは名称通りi-VTEC機構

う~~む、この部分がよく分からないんですよね。1.3も普通のVTECだと思うんです。それまで登場している普通のVTECとなんら変わらない機構ですから。
VTEC機構の使い方は1.3と1.5では違っていて、1.3は吸気バルブを低回転域では片側一つを休止させ、高回転では両方を開くのに対し、1.5は低回転でも二つとも開きます。ただし、低回転ではリフト量が小さく、高回転でリフト量を大きくする・・・。つまり開発論文で謳っているように1.3は低燃費系のVTECで、1.5は高出力系のVTECともいえます。でも、これってEGシビックのETiかVTiの違いと同じことで、結局普通のワンカムVTECなのです。

だからGEフィットはRSだけじゃなく、全てのエンジンがi-VTECじゃない。これが私の中の疑問だったんです。
2013年7月24日 1:32
ご返信ありがとうございます!

>1.3Lは名称通りi-VTEC機構
これは、無理矢理言っている感というか、言ったもん勝ちと取れますよね・・・

前後の論文や関連論文を見てみると、L型では排気マニホ^ルド一体型シリンダヘッドを使ったものがi-VTECという名称にしている節がありました。

私も読んでいて、これは普通のワンカムVTECではないのか・・・と思いました。
燃費というかi-何とかと言えばエコ的に聞こえるのでという思惑もありそうですね。

論文系は、https://www.hondarandd.jp/index.php でもある程度見ることが出来ますよ。
コメントへの返答
2013年7月25日 21:43
HAL-Akiさん、こんばんは。再コメありがとうございます。

先ほどリンク先を拝見しましたが、簡易的なところしか見れないようですね。ID登録が必要なようで・・・(~-~;)

まぁ今となってはi-VTECのi(インテリジェンス)は、メカ的な付加価値ではなく、思想的に付加価値があると判断されれば、それはi-VTECなのだろうと思うようにしています。そう思うと、きっとこの先のエンジンは全て頭に「i」がつくのでしょうね。i-MMDやi-DCDなど、「i」の定義はあってないようなものになるかと・・・。

現行フィットは十二分に魅力的な車ですし、エンジンに「i」が抜けてもフィットの魅力に影響を及ぼすとは思えないのですけどね~。むしろ、ホンダのやり方に姑息な印象を持ってしまいます(~-~;)。
2017年10月25日 6:07
2代目フリードのエンジンの改良ポイントを探っていたら、迷いこみました(^^;

昔の投稿へのいまさらのコメント失礼します。

i-VTECの"i"は「新しい付加価値」とありますが、VTECに対して「新しい」かどうかだけが基準なんじゃないですかね。
VTECだけじゃなくて「バルブ関連の技術加えましたよ」の努力の形を表したい"i"です。
E-VTECがあったのに、今さら片バルブ休止で「新しい付加価値」はないだろってのはごもっともです。単にマーケティングの都合でE-VTEC=>i-VTECに解消したのが実情のような気がしています。

初代Fitの1.5L VTECで片バルブ休止があったか情報を見つけきれなかったのですが、初代L15Aでも片バルブ休止があったとして。
先代でも2代目でもVTEC + 片バルブ休止なのに、先代では単に「VTEC」、2代目は「i-VTEC」とする理由は何? という疑問はその通りですね。
ちょうどVTC付きのi-VTECがデビューしたのが2000年、初代Fit 1.5が登場したのが2002年みたいなので、「"i"を付加価値のしるしとする」とするマーケティング上の都合が単に確立されてなかっただけ、かなと推測しました。

どうですかねぇ。。。

面白い記事、ありがとうございます!!
コメントへの返答
2017年10月27日 0:07
綾部さん、はじめまして(^^)。コメントありがとうございます。

片バルブ休止タイプのVTECは最も普及したVTECで、仰っている初代FITの1.5L-VTECもまさにそれです。うちの親父が以前乗っていましたが、常時2バルブ開閉方式ではないんですよね~。

i-VTECのiの定義は曖昧でしたね。インスパイアに採用された気筒休止のJ30型がi-VTECと命名されたのはいいとしても、2代目FITの汎用VTECがi-VTECと呼ばれたのには正直イメージ戦略でしかないと勘ぐりました。そのあたりは綾部さんも同じ疑問を持たれていますね。

まぁFITのi-VTECは百歩譲って仕方がないとして、ビックリなのが現行型ステップワゴンやジェイドRSに搭載されているダウンサイジングターボのL15B。VTECターボと呼ばれていますが、バルブそのものには全く可変機構がなく、代わりにカムシャフトの位相が変わるVTCを採用しています。つまりVTECじゃない(笑)。トヨタでいえばVVTです。

こうなると、もはやi-VTECがどうとかVTECがどうとか機構的な面を議論する意味がないですよね・・・。
2017年10月27日 4:51
VTECターボ、VTCしか付いてなかったんですね!?
し、、知らなかった。。

http://www.honda.co.jp/tech/auto/vtec-turbo/
を読んでみると確かにタイミングしか変化させていない。。
2.0Lはリフト量も変化させているようですが…。

ほんと、おっしゃる通り機構的な面を議論する意味がないですね(笑) こうもマーケティング上の都合で出来上がってしまっているとは。

一部のスポーツ指向の車種を除いて、とにもかくにも低中速トルクが求められる今の時代。VTECの需要(低・高回転の両立)自体が下がってきているんでしょうね。

実用性能の低中速性能では、バルブタイミングと直噴や燃焼室形状が技術の中心になっているみたいだもんなぁ。

だけど、ホンダの高性能エンジン技術の代名詞ともなってしまった"VTEC"という呼称を捨てきれないマーケティング部門。という内部状況を憶測してしまいます。

大変勉強になりましたm(_ _)m
コメントへの返答
2017年10月28日 0:14
綾部さん、再コメありがとうございます。

そうなんです。VTECじゃないVTECターボなんです(笑)。「VTCターボ」じゃあまりにもインパクトがないので理解できないわけじゃないのですが、でもさすがにVTECという商標をホンンダ自信が偽ってはまずいでしょーって思いました。

新型シビックの2.0Lと1.5Lとでは同じVTECターボと呼ばれながらも全くの別物エンジンですね。1.5LはL型で旧フィット系のL型をベースに可変バルタイVTECを省き代わりにVTC装着、そしてターボをドッキングしていますが、タイプR用2.0LはK型ですからこちらは本物のi-VTECターボですね。ただ、VTECは排気側のみに使って吸気側にはVTCを使用しているうようです。

最近の車は仰る通り低速トルクを重視して燃費向上を狙っていますから、固定リフトのVTECよりも連続可変のVTCの方が効果が出やすいのだと思います。ただ、リフト量を変えるVTECは音の変化というものがある意味醍醐味でもありましたから、スポーツ系の車種にはやっぱりVTECを採用してほしいですよね。ま、そのスポーツ系が今のホンダには皆無同然なわけですが・・・。

それしてもVTECを採用せずVTCとターボを組み合わせているステップWGNをVTECターボと呼び、全く同じ機構(VTCとターボの組み合わせ)のNシリーズのターボはVTECターボとは呼ばない・・・。このあたりのちぐはぐな感じがどうも納得がいかないんですよね~。


一応、VTECターボのうんちくを過去書いているので、興味があるようでしたら覗いてみてくださいね。

http://minkara.carview.co.jp/userid/166682/blog/35721188/
2020年7月23日 13:25
こんにちは
通りすがりです。
サービスエンジニア向けのホンダ社内資料の中に記載があるようです。
「i-VTECの定義」
エアフローメータによる高精度燃料制御を採用しているVTECシステム。
吸入空気量をMAPセンサーによる計算値ではなく、エアフローメータを用いた実測により求める燃料制御システム。だそうです。
PGM-FIはスピードデンシティ方式(基本噴射量をマニホールド負圧(MAPセンサ)とエンジン回転で決定)と、マスフロー方式(エアフローメータで吸入空気量を計測)が有り、i-VTECは、マスフロー方式のようです。
コメントへの返答
2020年7月24日 18:07
Lucky 24Zさん、はじめまして(^^)。コメントありがとうございます。

なんと、レアなRGの24Zにお乗りなのですね。それこそ先日ブログでネタにしたばかりなので驚きました(笑)。

詳しいテクニカルな情報をありがとうございます。なるほど、ホンダの社内資料にi-VTECの定義となる記載文言があるのですね。
ふむふむと思いながら読ませていただいたのですが、実は私のアコードのK24Aはエアフローセンサー(Lジェトロ式)ではなく、MAPセンサー(Dジェトロ式)が採用されているんです。買った当初私もエアーフローセンサーかと思っていたのですが、スロットルの掃除をする時にセンサーを探していたら、スロットルよりもインマニ側に付いたので負圧を測るMAPセンサー(Dジェトロ)だと分かりました。一応持っているパーツリストでも確認しましたが、確かにMAPセンサーと記載されていました。エアフローセンサーだとスロットルよりもエアクリ側にありますしね。

ホンダはエアフローセンサーを使う車はこの当時まだ少なく、特にスポーツVTECエンジンではタイプRをはじめほとんどがDジェトロ式かと・・・。推測するに、エアフローセンサーはサクションパイプ内にかなり飛び出るので、吸気抵抗を嫌う高回転型エンジンにはあえて採用しなかったのかなって思っています。まぁ最近のエコを意識したエンジンは複雑な吸気制御をしており、そもそも負圧測定が意味のないものとなっているのでエアフローセンサーにしてるのだと思いますけどね。

K24AはRB1オデッセイもDジェトロですが、今回ご指摘のコメントを頂いた事から察するに、ひょっとしてLucky 24ZさんのK24Aはエアーフローセンサーが付いているという事でしょうか?

そういう訳で、i-VTEC=エアフローメーター採用というわけではなさそうですよね・・・・(~-~;)。個人的にはi-VTECの定義がホンダとしてちゃんとあるのであれば、それはバルタイ機構に限定したものにしてくれると分かりやすいのですが、そもそもVTECターボと呼ばれる今のL15Bでも、実際はカムが切り替わる例の機構ではないのにVTECと呼んでますから(実際は連続可変機構のVTCのみ)、可変バルタイ機構を水平展開していくうちにVTECやi-VTECの定義を営業戦略上で定めづらくなってしまったのかなと想像しています・・・。

長々とすみません(~-~;)

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