
今回の出張先でのレンタカーは
先代ヴィッツでした。これまでこのクラスのレンタカーはフィットかコルトが多かったのですが、ヴィッツは今回が初めてです。
この車、乗った瞬間から自然な運転フィーリングなんですね。なんといいますか、「おお!」と感動する様なとこが全く無い代わりに、「違和感があるなぁ」ってのも無い。さすがトヨタです。全てが自然なんですね。私はこの車が多くの女性に支持されたのがよく分かりました。
例えば乗り心地。フィットはコーナーリングがとても安定している代わりにパンと突っ張った様な硬さがあります。コルトはどっしりとしてとても乗り心地が良い代わりにグラリと激しいロールが発生します。
ステアフィールはどうか。フィットとコルトは電動パワステに違和感を感じます。更にフィットは小さな微振動が伝わってき、コルトは路面インフォメーションが伝わりにくい。
ついでにドライビングポジションにつて比較しますと、フィットは足を投げ出す様なスポーティなもの。コルトは分厚いインパネと傾斜のきついAピラーのおかげで、独特の感覚を受けます。
この様に、フィットとコルトは運転し始めて「何かを感じる」のですが、ヴィッツはこれが極めて少なかったのです。「この車には高性能なファクターがあるんだ」という主張が無い代わりに「違和感」も感じさせない。これはある意味凄いことだと感じました。
最後に車好きな私個人の感想を申しますと、エンジンとセンターメーターはNGですね。
エンジンに関しては、ライバル2台に比べて圧倒的にノイジーであり、センターメーターは雑誌等で書かれているほど視認性が高いとは思いませんでした。特に瞬間的な速度判断性に欠けるデジタル速度表示は、車を運転しているという感覚がなく私には向いていない事が分かりました。
因みに写真はヴィッツとは何も関係ない「九十九里浜」です。宿から見た景色が綺麗だったので撮っちゃいました。
Posted at 2006/03/18 23:50:53 | |
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