先日書きましたが、
嫁さんのダンクの左前輪で五寸釘を踏んでしまいまして、幸い空気は抜けないものの早めに抜き取らないといけないと思い、今日ホンダへ行く事にしていました。
ところが!
今朝ダンクのタイヤを見ると釘が見当たらない!
タイヤを半周回してみてもどこにもない!
恐らく浅く刺さっていて、走行中に外れてくれたのでしょう。
でもホンダへは昨日状況を説明しており、修理ついでに新型オデッセイの試乗をさせてもらう事になっていました。
まずい…。
ホンダへ行く理由が試乗しかなくなったぞ…
買いもしないのにわざわざ試乗だけするってのもなんだか気がひけるし…
そうだ!

アコードのハザードスイッチのバルブが切れてたんだった!!
大義名分としてはバッチリ♪
ということで胸を張って行って参りました!

試乗車は恐らく量販グレードとなるであろ「M」。エアロもアルミも付かないすっぴんモデルです。
みなさんは写真からどう思われるでしょうか。
実写を見た私の感想ですが、初めてカタログを見た時に感じた迫力は正直ありませんでした。思ったよりも“薄い”印象です。特にグリル下部が薄く感じ、「こりゃやっぱエアロが要るな」というのが正直な感想です。

写真では分かりにくいですが、サイドにキャラクターラインが入っているので躍動感はあります。先代のようなプレーンな印象はなく、どちらかというと筋肉質?な感じ。
特に斜め後ろから見ると、リヤフェンダーにブリスターフェンダー風の出っ張りがあるので、なかなか力強く感じます。

真後ろから見ると、もはやミニバンとは思えない印象でした。完全にワゴン。私のアコードワゴンの存在意義が薄れそうなほどワゴンチックですね。
ただ、リヤリフレクターはこの位置じゃないほうがよかった気がします。なんとなく安っぽい気がするのは私だけですかね…。

この時代、LEDテールじゃないのは信じられないです…。
ホンダはあまりLEDに積極的じゃないですね。コストかなぁ。

内装は何もかもがすごく立体的でした。先代も充分すぎるほど立体的でしたが、新型はそれに輪をかけたような立体感。まさにガンダムの世界…。
正直私は30分でゲップが出そうでした。質感は高いのですが、機能美という感じはしない。奥行きのあるミニバンは、こういった“こってりデザイン”にしないと間延びした印象になってしまうのかもしれませんね。

右脇にECONボタンというものがありました。
これは、アクセルやCVTを低燃費制御してくれるらしいのですが、更にはエアコンのコンプレッサーも一緒に制御するらしいです。確かこのモデルは燃費が13.4Km/Lでしたっけ?物凄い低燃費車ですよね。
さて、ロードインプレッションです。長時間乗れたわけではないので簡単に。
メチャメチャいいです!!
何もかもがスムーズで静か。4気筒としてはこれ以上望むものはないと感じました。
エンジンはとにかく静か。そして高回転まで綺麗に回ります。近年試乗したモデル(ストリーム、シビック、フィット)はどれも高回転ががさつでホンダエンジンとは思えないものばかりでしたが、久しぶりに「これはホンダのエンジンだね!」という感じでした。
恐らく、このK型エンジン(2次バランサー付き)はホンダ4発ユニットの中では最後の「ホンダらしいエンジン」なのかもしれません。
そしてエンジンフィーリングを最高に演出してくれているのがCVT。これほどいいCVTは今のところないかも。本来CVT嫌いな私ですが、これは唸りました。
例えば60Km/h走行中、グイっと加速します。まるでATと同じようにキックダウンをしてくれます(CVTなのでキックダウンという表現はおかしいかもしれませんが)。しかもCVTにありがちな空回りした様なキックダウンではなく、確実に背中をコンと押されるキックダウン。人間の感覚に非常に近い制御をしてくれます。
もちろん、それ以外でも「なんとなくやっぱりCVTは…」という負の印象はほとんどありませんでした。
先代のCVTだって素晴らしいものでしたが、いやいや、CVTは確実に進化を続けていますね。驚きました。排気量の大きなCVTって、アリかもしれません。
足回りもいいです。乗り心地もいいしロールは少ない。悪路だって全く気にならない。終始ハンドルは軽いけど、ステアリング剛性は抜群。この足のまま18インチとか履くとバランス崩れまくりかもしれませんね。
ミニバンで一番重要な居住性ですが
全然見てません!
というか、私にはそっちに興味がないんです(笑)。まぁ、ヒンジドアタイプのミニバンですから、あまり3列目を重視する方はいないのかなぁと思いますけど。3列目を気にするならハイト系のスライドドアのミニバンを選んだ方がいいですね。
ということで、新型オデッセイはスタイル微妙、走りは最高!というのが個人的な印象です。あ、この店では後日アブソルートも試乗車を入れるそうです。こっちも試乗する予定です。
そういえば、新型レジェンドがおいてありました。
カタログや写真じゃ「だめだこりゃ」と思っていましたが、実車はなかんか迫力があって悪くなかったです。大きさとしては同格の新型インスパイアも一緒に置いてありましたが、やはりライト周り一つとっても完全にレジェンドが上ですね。

因みに、ここで働く幼馴染のインスパ。
無限のフルエアロ!
ヤン車かと思った…。
こちらも近日乗らせてもらう予定です。
もう一つ。

うちは来年末あたりに嫁さんカーを買い換える予定なんです。候補はゼストか、新型ライフ。
中古で現行型ライフを買おうと思っていましたがやめました…。
正直、新型ライフは社外秘資料を見せてもらった限りでは夫婦ともに最悪の印象。そこでゼストですが、年末にゼストSPORTSのみMCするそうです。ノーマルはそのまま。今日その社外秘を見せてもらいました。
その名もゼストSPARK!
顔は激変で、ワゴンRスティングレー風のヘッドライトでベゼルは完全にブラックアウト。角いベゼル内には内側からハイビーム、ロービーム、ウィンカーの3連リングライト。ロービームはプロジェクターでHID。黒いグリルもベゼルを直線的に結んだ感じでHマーク部分は少し凝ったデザインでした。
ルーフスポイラーは大型化。アルミホイールはしゅりけん風の切削タイプ。
このホイール、私はノーサンキューでした…。
嫁さんはスティングレーがお気に入りなので、このゼストは好きというかもしれませんが、買う頃にはモデル末期車となるので、一応新型ライフを見てからゆっくり考えます。

最後に、我らがアコード。
薄いカタログですがもらって帰りました。社外秘資料は欧州仕様でしたが、こちらは完全に日本仕様。ヘッドライトウォッシャーカバーがなくなっていたのは当然ですが、ルーフレールが完全に標準化されていたのは驚きました。サイドエアバッグやVSAも全車標準。でもそれ以外はオプション扱いが多く、どうしてここまで高額になってしまったのか不思議です。
まぁ、次期アコードは大きさからして私の選択肢から完全に外れてしまった事だけは間違いありません。
こちらは12月登場のようで、試乗できればしてみたいです。きっと素晴らしい走りだと思いますが。