七日土曜日、前日に続いてのあまりにもきれいな青の空と澄んでいる空気に、家で何もしないのはもったいなくて走ることにした。
もう一つ、稲刈りが終わったこと。
自分で刈るわけではなく、頼んでいるのだがそれでも気になる。
無事終了して気持ちがすっきりしたこともあり、はしるぞー!となった。
朝6時、まだ少し暗いが出発。
いつもは京都左京区の能見峠(久多峠)を抜けるのだが、前日行ったときは通行止めになっており(今調べたら7月末で解除の様子)少し遠いが小浜経由で303号木之本から藤崎城経由根尾まで走るつもりをしていた。
以前はR417からR157に抜ける峠(馬坂峠)は通行止めになっており、今回はどうなっているかわからなかったが、ダメもとで行ってみることにした。
何度走っても周山街道(R162)は気持ちよく走れる。
いつもはトイレ休憩で立ち寄る道の駅名田庄にもよらずひたすら走る。
小浜市内に入ってもただただ走りR303の熊川宿で休憩。
ここは資料館があって昔のことが多少は知れるので好きなところだが、今回はまだ時間が早て閉まっていた。
すぐ出発。
R303からR161に入り更にごちゃごちゃ走って木之本に。
いつも寄るここの平和堂で食料調達。
これは缶コーヒーとしてはうまい。
鼻に抜ける香りが特に良い。
もうひとつU〇Cのを買ってみたが、こっちはとにかくまずい。
この会社のはレギュラーコーヒーにしてもまずいし、よくここまで会社が持ってきたなと思うほど。
話は飛ぶがいつも家で愛用しているのはスタバのカフェベロナ。
市販のコーヒーではこれだけが口にあったが、ひょっとしたらタリーズのもいけるかもしれない。
と言っても食べられるものと言えばチーズとコーヒーぐらいなので燻製のチーズと缶コーヒーを買って走りながら食べる。
ここからいよいよR303の楽しい道。
R417までの数十キロが信号もなく良い道な上に適度なカーブがあって楽しい。
途中八草トンネルがあるが一番最初にこの道を走った時にはまだ工事中で、八草峠を越えたものだ。
調べたら2001年4月26日トンネル開通となっている。
私が通ったのはそれ以前ということになるが、エスティマで走ったはずなので2000年に買ったまだ新しい時だったかといま今になって思う。
思い出してみるとそれほど前のことではない。
2000年生まれの娘を乗せて走って、その時確か小学低学年だったから7~8歳。
ということは2007~8年のことになる。
まだトンネルは開通したが道は旧道だったのだろうか。
確か曲がりくねった林道を上に橋やトンネルの工事を見ながら走ったはず。
ついでのことだが、今は水で満たされているR417の徳山ダムも工事中で水は溜まっていなかった。
この峠(八草峠)、懐かしくて行ってみたいのだが今は通行止めで走れない。
ネットで見たら路盤が完全に崩落している個所があるようなので、徒歩でも難しそうだ。
山側をヤブ漕ぎすれば通過はできそうだがトンネルが3km以上もあるので、徒歩でとなると丸一日の行程にはなるだろう。
体力のあるうちに何とかしたいが…・
ともかく「夜叉ケ池の里さかうち」に到着してトイレ休憩。
R417に入る。
ここは多少工事が進んで、昔の橋が新しくなっていたり、トンネルができていたりと改良が進んでいる。
おそらくR417の冠山トンネルの開通に合わせて岐阜と福井を結ぶ主要な道路にするためだろう。
冠山トンネルは今年の6月に福井県側が開通したようで、あと少しで全線開通するようだ。
調べてみると全面供用開始時期は2025年ということでまだ少し先になる。
それまでにもう一度冠山峠を越えておかないともうチャンスはなくなるかもしれない。
藤橋城で一休み。
ここはラボイタ会場なのですでにおなじみ。
さて通れるかどうかわからない馬坂峠に。
ここまでは貯水量日本一との情報もある徳山ダム湖の上の新しい道路を快適に走る。
突き当り右。
いよいよ峠。
一度目は通過できたが二度目は通行止め、さて三度目は…・通れた!
この新しいトンネルは以前から通れていたのだが、ここに峠頂上以遠通行止めとの看板があったが今はない。
ここが通れないとかなり遠回りになるのでほっとする。
峠自体は一度通って更に二度目は通行止めだが、このブログでは66峠目で紹介している。
もう一度書き直しておく
☆馬坂峠(以前馬越峠と間違えていた) 66峠目 県道270号 岐阜県揖斐川町⇔本巣市
結構長い峠で、それなりの狭さや曲がりくねりはあるが、それほど大変という訳ではない。
意外に通行量があり数台の車とすれ違ったし、駐車して山の方で何かをしている人たちもいた。
トンネル(馬坂隧道)は入り口が鉄板で補強してある。
トンネル自体は狭くすれ違えないので対向進入車がないか確認してから入ること。
お地蔵さん
無灯火だがそれほど気味が悪い感じはしない。
今から入る。
本巣側も結構長いが、取り立てて言うことのない峠
B級峠 ☆ ★★★ お勧め度2
今回の目的である温見峠に行くまでに、まず道の駅「薄墨桜の里ねお」で一休み。
あまり買い物はしないのだが、黄身が二つの卵があったのでゲットした。
5~6個入っていたが念のために尋ねたら、どれもみな黄身は2個らしい。
昔はよくそんな卵があったが、最近は見たことがない。
全部が黄身2ことは、どうしてわかるのか不思議だ。
帰ってから一つ割ってみたが、間違いなく黄身が2個入っていた。
それからここまで来て、肝心の薄墨桜を見て行かない理由がないので、5キロほど離れた老桜と対面!
以前来た時はシーズンだったので入場するのも一苦労で、人だらけだったがこの日は先客1名。
途中でもう一人が来ただけだった。
さすがに1200年を経た老木のごつごつした迫力は凄いが、去年の台風(21号?)で枝が折れそうになり、さらに木の支えが増えていた。
幹の真ん中から真っ二つに裂けそうなヒビも見られ、少し危うそうだがけなげに生きている姿には感動した。
それから、肝心の温見峠に。
例の「落ちたら死ぬ」の看板を目指してやってきたが、半ば予想していた通り通行止め。
更にあの看板も撤去されていた。少し残念。
案内をよく見ると、東側の集落を通る道(県道255号)を抜けていけるかなと思ったが、そこを抜けても先で通行止めになっているようで、今回はあきらめた。
通行止めの柵に掲示してあった崩落個所の写真を見たら、路盤がほぼ落ちてなくなっていて、崖を削って新たに路面を作るらしく復旧まで時間がかかるぞという塩梅だ。
それが3か所ほど。
当分は通るの無理だろうな。
作戦変更。
以前横目には通ったがこっちは走っていないR256のタラガ谷越えを目指す。
ラステンほらどで休憩。
すぐにタラガトンネルに。
脇を右に入って峠(タラガ谷越え)を目指すが、予想通り通行止め。
柵は半分開いていたので、地元の人は入っているのだろうけど、今回はあきらめ。
折り返してトンネルを通過する。
トンネルを越えてすぐまでは広くてきれいな道だったが、すぐに狭く大型車通行止めの看板に偽りない道になった。
ほどなくR156郡上八幡に。
北上し白鳥のスーパーバローで昼食。
この辺りを走るときはいつも利用する店。
当日はいつもに増して多くの客でごった返していた。
この辺りには、ほかにはスーパーはないのか?
私が食べられる、袋入りのサラダと刺身、しめさばを買って車内ででも食べようかなと見たら、イートインコーナーがあったので利用させてもらった。
お腹もいっぱいになったので地図で探しておいた県道314号桧峠に。
峠自体はほぼ2車線の良い道なのだが傾斜が急で登るのはちょっと大変。
それに頂上にゴルフ場やら温泉施設があるので対向車がやたらに多い。
カーブは特に注意しないと危なかった。
☆ 桧峠 207峠目 県道314号郡上市 標高960m
道路は2車線で走りやすいが、西に降りてからの県道217号はとても狭く対向車があればかなりバックしないといけない。
それに両側ともがけで、西に向かって左側は川に落ちそうながけ。
ここは「落ちたら死ぬ」でよいだろう。
ガードレールもないし狭い道路は車幅いっぱいでかなり緊張した。
幸いなことに対向車はなく、無事通過。
B級峠 ☆☆☆ ★★ お勧め度2 (県道127はスリルが味わいたければ4)
先日のR309よりは少しマシだが。
その後は九頭竜川沿いにR158からの、大野市から高速に乗り19時半ごろ無事帰着。
走行距離430km、延べ13時間半の旅だった。