新潟長野峠のつづき
パンク修理をしてもらって一安心、まだ時間があるのでさてどちらに?
修理してもらったカー用品店からそれほど遠くないところに平丸峠があるのでそちら方面に。
この峠、地図ではすっと行けるように見えるが実際走ると結構きつかった。
道幅は1,5車線でギリギリすれ違える広さだし舗装状態も良く走ることには問題は無いが、とにかく曲がりが厳しく多い。
それに急な坂。
もう一つ心配な点は平丸方面通り抜け不可との案内があったこと。
初めて走るところなので全くの不案内で通行止めになっているかもしれないのは不安。
しかし、こういう時はとにかく行けるところまでは行くというのが方針なのでとにかく走る。
厳しい坂がひと段落ついたあたりに案内が。
桂池。
天然記念物黒岩山?
ウイキで見ると以下の通り稀有な自然環境なのだそうだ。
概要
長野県最北の関田山脈の一山である。長野県飯山市と新潟県妙高市の県境に位置する。
西日本に生息するギフチョウ(飯山市の市制に指定される蝶[6])と東日本に生息するヒメギフチョウが混生する稀有な場所であり、山自体が国の天然記念物に指定されている[1]。多様な生態系が保たれる自然保護区域であり、清流域に生息するモリアオガエル(森青蛙、Rhacophorus arboreus)やクロサンショウウオ、特別天然記念物のニホンカモシカ[7]や、野生のタヌキ、ウサギなどの小動物が生息する。様々な花や植物を鑑賞でき、主として野生の水芭蕉やカタクリが多く見られる群生地として知られる。山頂付近には数カ所の池が見られるなど豊富な水資源を持ち、いくつもの湧水(箱清水、出口清水等々)がある。その中でも、黒岩山の山麓から湧出る腹薬清水(はらぐすりしみず)は、古くから旅人の腹痛を治したと伝えられ、夏でも水温は10度を越えない[8]。
明治時代の作家・島崎藤村の写生文「千曲川のスケッチ」の一節「川船」に、黒岩山を背景とした千曲川と飯山の眺望が描かれている[9]。
全長80kmに及ぶ関田山脈には16の峠があるが、黒岩山は富倉峠や平丸峠を含めた交通要路として古くから利用されていた。戦国時代において黒岩山周辺は、上杉謙信の支配領域にあり、古い文献などにこれらの峠が交通要路として利用された記載が見られる。黒岩山の頂き付近には戦の合図を送る場所であるのろし台跡(東屋)がある。
2000年(平成12年)から日本初のロングトレイルを実現する構想及び周辺調査が始まり[10]、黒岩山は中継地点として整備され、信越トレイルが実現した。
桂池
黒岩山のほとりに佇む神秘的な池。
桂池から信越トレイルを歩いて黒岩山へ登る途中のブナ林はとても美しく、春にはカタクリの花々が咲き誇る。また、近くにある熊の巣池では水芭蕉やモリアオガエルの卵塊を見ることもできる。
峠は少し先のようにナビには表示されているが、実際はこのあたりが一番高かった。
写真だけで通過。
平丸集落に抜ける道路はこの先で通行止めで幸いなことに迂回路がある。
地図では林道のように表示されていたが、林道には違いないが1,5車線の舗装路で全く問題なく走れた。
☆ 平丸峠 285峠 県道411号 長野県飯山市 標高810m
飯山側は坂は厳しく曲がりもきつい。
妙高市平丸方面は通行止めだが、国道292号に抜ける林道がある。
B級峠 ☆☆ ★★ おすすめ度3
やはりいる。外に出てゆっくり写真も撮ってはいられない。
途中、営業停止してからかなり時間のたったようなスキー場跡地があった。
思えば昔スキーブームというものがあったようで、私は仕事に忙しくてちらっと聞いたような気がするだけだが、私をスキーに連れてってという映画がヒットしてブームの頂点を迎えたそうだ
調べてみると1987年の初冬公開なので、およそ30年前のことになる。
このスキー場もブームを当て込んで開設したのだろうけど、ブームは過ぎ去るもので、まさに兵どもが夢の跡となっている。
この朽ち具合は30年と考えれば納得できる。
これで、投資資金が回収出ていればそれなりにやった甲斐があったというものだが、おそらく回収もできていないだろう。
国道292から県道503経由で県道97号に。
この道は2車線の一級国道並みの走りやすさ。
しばらく走ったら理由が分かった。
斑尾高原という冬のスキーをはじめとして夏は避暑、春秋はトレッキングなど四季折々の楽しみ方があるという1000m級のリゾート地を通るためだ。
名前だけは知っているリゾートだ。
おしゃれなカフェーやレストラン、ロッジやホテルなどが固まっていて日本ではないような雰囲気の町になっている。
おそらく少ないとは思うが普通の民家もあるようで、民家自体もおしゃれな作りになっている。
若い時のことを思い起こせば、大学に行ったもののバイトバイトで休む暇もなかったし、働き始めればはじめたで忙しく休みなしに動き回っていた。
当然スキーリゾートには行ったことがない、と思っていたが思い出したら一度だけ誘われて滋賀のマキノに行ったことがあった。
後、思い出すのは学生時代の部活の夏季合宿で志賀高原に行ったことぐらいか。
スキーにもリゾートにもほぼ縁がなくて今まで来たが、今この年になって初めて時間も費用もさほど気にせずに動ける時が来た。
しかし悲しいことに、もう一緒に行って遊べるような相棒はおらず、家内は仕事で一緒に行動することもなく。
第一にリゾート地といってもレストランやカフェーにもショップにもさほど魅力を感じることができなくなってしまった。
コロナの影響かどうかは知らないが、斑尾も人気は少なく閑散としていてさらに侘しさが増す。
高速を走っていて思うことだが、若い時には料金が気になって思う存分走ることができなかった。
料金やら燃料代を気にせず走って思うところに行けたらどんなに素晴らしいかと思っていたが、今はその望みがほぼ叶えられている。
時間的経済的に余裕があるに加えて、健康も維持できているので人生の最高の時かもしれない。
この状態がどれほど続くのかわからないが、一番気を付けないといけないのは健康面だろう。
毎日毎日を味わいつつ感謝して過ごしていこう。
そのまま進むと少し下ってから万坂峠に至る。
☆ 万坂峠 286峠 県道97号 長野県飯山市⇔新潟県妙高市 標高900m
走りやすい2車線の県道だが、斑尾高原以北妙高側は少し狭い。
97号(飯山班尾新井線)妙高側は道幅が狭く大型車通行困難との表示が出ていた。
私は左折して野尻湖方面に向かったので残念ながら通れていない。
C級峠 ☆☆☆ ★ おすすめ度3
野尻湖湖畔東側を通る県道96号経由で上信越道に乗った。
このまま帰宅するのもまだ走り足りない気がしたので、上信越道のぼり方面に。
大好きな妙義山が見たいので関越道方面に走る。
残念なことに日が暮れおまけに雨が降り出してきたので、高岩山の山腹を貫いて走る高岩山トンネルなどもゆっくりは楽しめなかった。
高岩山トンネルはネットからいただいた。
横川SAで車中泊。
19時ころはマイカーなどで満車状態でトラックはトラックエリアでおとなしくしていたが、深夜ごろになったら乗用車はほぼいなくなりこのエリアまでトラックが進出してきてうるさい。
周囲をトラックに囲まれる形になったが、幸い季節柄エンジンを止めるのもいてそれほどうるさくはなかった。
翌朝は待望の妙義山を仰いでスタート。
関越道で榛名山や赤城山を見てすそ野がきれいに伸びていることから火山に違いないとか想像を膨らませ、谷川岳の山腹を11㎞にわたってまっすぐに貫く関越トンネルなどを楽しみつつ工事関係者の努力奮闘などに思いをはせながら帰宅した。
走行距離1538㎞。
少し疲れた。