巷で流行している新型肺炎にかかるのが怖くて自宅に籠り中。
必要な買い物は家内に行ってもらい2日に一度くらいウオーキングに出かけるほかは全くの自宅に籠りっぱなし。
実際出かけることがそれほど好きではないので、籠ることにもそんなにストレスはない。
畑があるので春に植える作物の準備をすればいいのだが、それもせずに、なんだか気力が全く萎えてしまってただただ籠っている。
それにキャトルの修理ー(駐車している地面に油のシミができているがエンジンからは漏れていないのでおそらくミッションから、でドライブシャフトのシールから漏れていると思う。それで交換しないといけないが、まだ。)もしなければいけないし。
とりあえず、2月にゴルフのタイベルを交換したのでその記録は上げておく。
以下、2月の別のブログから引用。
まず最初に挫折しそうになったのはクランクプーリーを外すところ。
このボルトが、ヘックスでなんだがやたらに堅く締まっている。
クランクが回るので普通エアインパクトで外すのだが、これが堅すぎてエアでは全く歯が立たない。
幸いクランクシャフトから出ているボルトの頭は19インチでメガネで固定しておけば動かないようなのでそうしてやってみる。
ものすごく堅くスピナー単独では力が足りないのでパイプで延長してさらに手がプルプルするぐらい力をかけてようやくバキッと音がして緩んだ。
これが6本。
パンダは3本だが、ドイツはやたらに頑丈にしたがる。
パンダはエアで締める時少し強くしたらボルトの頭がちぎれてしまったことがあった。
ドイツはそういうことはないだろう。
おそらく鉄の材質も違う。
更にネジを外してもプーリーはピクリともしない。
普通ベルトの張力でカラント外れるのだが。
仕方がないのでハンマーでコンコンしたり、マイナスでこじってみたりして少し動くことを確認。
壊すことはないと確認できたので思い切ってガツンと叩いたらぽろっと外れた。
これも精度が良すぎてきっちりはまりすぎていたせいだった。
次、ネットではさらりと書いてあるが、車体とエンジンをつなぐエンジンマウントのエンジン側の取り付け金具を外すのが超面倒だった。
とにかくどのようにしても何かに引っかかって出てこない。
取付ボルトは外れているので、ぐらぐらなのだが隙間が狭すぎるのと邪魔な部品があってどうしても出てこない。
更にもう一つ、補機ベルトのテンショナーが外せない。
これを外さないとタイミングベルトのカバーが外せないのだ。
おそらくベルトカバーとブラケットをセットで同時に外さないと外れない。
3本のうち下側のボルトがテンショナーの可動部分の陰になってアクセスできない。
この可動部分は強力なばねの力でベルトにテンションをかけるのだが、逆に回してテンションをかける前の最初の位置にしないといけない。
しかし、バネの力が強すぎて素手ではもちろんのことどのようにしても半分の位置ぐらい迄しか戻せない。
完全に戻すとバーを差し込んでロックできるのだが、そこまでは特殊工具で動かさないとだめみたいだ。
そういうことで明日は特殊工具を作ることにする。
元のブラケット外しはどうやらブレーキフルードのタンクを外さないといけないようなのでテンショナーを外してから取り掛かる。
それにしてもタイミングベルトの張り直しに行くまでの障害が多すぎる。
(1週間経過。)
1週間放置だったゴルフのタイミングベルト交換、今日ようやく再開してほぼ終えることができた。
最初は気が乗らなかったが無理やりやっていくうちにだんだん調子が出て、夕方暗くなるまで作業を続けることができた。
なんといっても難関だったエンジン側のエンジンマウントブラケット、まず補機ベルトのテンショナーを戻す特殊工具作りから始まり、その工具でテンショナーを目いっぱい戻してロックするところでひとヤマ越した。
ロックに使える適当なバーはないかと探したら丁度ドリルの歯がいろいろな太さがあって使えそうで4mmのものを差し込んで止めた。
しかしこれが後で困ったことになる。
その後テンショナーを外しタイミングベルトカバーを外しにかかるが、裏の方で止めてありそのネジを外すのに時間がかかった。
もう止めてあるところはないと思い引っ張ったがどこかが引っ掛かっていて外れない。
仕方がないので無理やり、壊れてもいいやという気持ちで引っ張ったら、ど真ん中、ウオーターポンプに止めてあったネジのところがちぎれて外れた。
ブラケットの陰になっていて全く見えなかった。
6本は確認して外したんだが7本目に落とし穴があった。
単なるカバーなので、ひょっとしたら走行中カタカタと異音が出るかもしれないがまあいいだろう。
しかし、ドイツ車はやたらに頑丈にしてある、というか過剰なほどに止めてある。
例えばエンジンの上のカバーに仕込んであるエアクリーナーは12本?のネジを外さないと取り出せない。
それほど頑丈に取り付ける必要もないだろう。
イタリアだったらおそらく4本だ。
それからタイミングベルトを外し、ウオーターポンプ外し。
ガイドローラーとテンショナーを外してすべて外れた。
ここは簡単。
組み立てはウオーターポンプから。
ガイドローラー、テンショナー、、ベルトとつける。
これはそれほど難しくない。
以前に交換したのかマーカーで印が付いている。
それに合わせてベルトを付け、テンショナーでテンションを付けてベルトは一応終わり。
このテンションのかけ方はやりやすい。
クランクシャフトを2回転してカムシャフトの印がちゃんと合うか確認。
OKだった。
外すとき難儀した通り、取り付ける時も難儀したのがベルトカバーとエンジン側のブラケット。
どうしても入らないので仕方なしにハンマーでどつきまわして何とか無理やり押し込んだ。
ボルトを取り付けるのもなかなかの面倒さ。
イタリア人フランス人はこういうところ訳の分からないことしていることが多いので頭の構造を疑っていたが、ドイツ人はさらに上をいく訳の分からない設計&頭の構造だ。
もう少しの余裕があれば、又は形を考えてくれれば簡単に行くのだが、そういうところの配慮は感じられない。
この辺りは日本車がしっかり考えてあり親切だ。
後でつらつら考えてみると一番邪魔だったのはブレーキマスターシリンダーとブレーキフルードのブリーダタンクだった。
もともとは左ハンドルでおそらくブレーキマスターも左にあったのだろう。
それを右ハンドルに変える時にクソ真面目なドイツ人は当然マスターも右に変える。
それで最初にそこまでは設計してなかったので邪魔になったということだろう。
ただ、もう少し親切ならばブラケットの形を調整して外せるようにするのだが頑固にそこまでは変えようとしなかった。
それで、あんなに面倒なことになってしまったんだと。
イタリアはそこんところはいい加減というか合理的というか、右のペダルからバーを通じて左のマスターを動かすようになっている。
多少フィーリングは悪くなるかもしれないが、マスターの位置を反対に移動するよりは簡単だろう。
こういうところにも考え方の違いが出ていて面白い。
そのあと補機ベルトテンショナーを付け、補機ベルトを付けてほぼ完成。
テンションを付けるところ少しもたもたしたがこれもクリアーした。
もたもたしたのは取り付けてドリルの刃を外そうとしたら折れてしまったため。
ペンチで引き抜こうと思っていたが、挟むところがなくなった。
で、考えた挙句固定部と可動部の間のドリル刃部分をマイナスドライバーでぶった叩いて折ること。
ガツンとやったら見事に折れ飛んて、うまくテンションが掛った。
エンジンマウントを取り付け、水とガソリン関係のホースをつないで試し掛けをしてみたら、問題なく動くようなので更に仕上げをしようと思ったが、暗くなってきたので今日は終わり。
久しぶりの車いじりでとても疲れた。
翌日午前中に完成。
足掛け8日間の作業だったが何とか終わってやれやれ。
しかしこの作業はもうやりたくない。
その後、今も問題なく走行している。