昨日のこと、6時前出発で鯖江まで高速でそこから東に。
地図では東に東に走ると国道476号に出て、更に県道34号の宝慶寺を経て国道157号に出られる。
問題は通行止めになっていないかということだが、鯖江のガソスタで尋ねたらそういう情報はないということだった。
店員さんは、そんな道ではなくもう少し回り道をすればよい道で行けると親切にも教えてくれようとしたが、林道や峠を走るのが目的でと答えたら、変な顔をされた。
普通の人から見たら、好んで走りにくいところを走ろうとするのは変わった人であることは間違いがない。
157号は以前岐阜から抜けたことがあるが、その後は通行止めが続いていて2回通行止めの柵に阻まれて走れなかった。
調べてみたら昨秋から通行止めが解除されているとのことでこのチャンスを逃せばいつまた通行止めになるかわからないので、天候が安定するとき(今日)を見つけて走ってきた。
今回は福井側から温見峠を経て岐阜に抜けて、根尾の薄墨の里あたりから馬坂峠を徳山ダムの方に抜け、417号から冠山林道、冠山峠経由で帰宅するという計画を立てた。
天候もまずまずで鯖江から県道18号、192号と走って国道476号に出た。
192号から国道476号までは林道でつながっておりこれは峰越林道というらしい。
国道476号から県道34号を通って国道157号に。
途中大きな滝に出合ったが、滝百選にも選ばれている龍双ヶ滝というらしい。
写真を撮らなかったのでネットから借り物。
157号に入ってすぐの真名川ダム。
真名川ダムを越えて寄り道、県道230号の伊勢峠を目指す。
途中にある笹生川ダム。
伊勢峠への道は狭くて、更に谷川の上にかかっている橋がただの平たくて端の盛り上がりのない形なので踏み外さないかひやひやしっぱなしだった。
☆伊勢峠 308峠目 福井県道230号 標高770m
(昨秋から数十の峠を走ったがまだまとめられていない。近いうちに簡単にまとめる予定)
230号は舗装された1車線の林道風の県道。
上の方は狭くて曲がりくねっているがさほど険しくはない。
見晴らしは良くない。
B級峠 ☆☆ ★★ お勧め度2
道路幅が狭いところでも2、5m程度なので直進なら大丈夫だが、たいてい橋の前後が曲がり道なので踏み外しそうで慎重になった。
こんなところで脱輪でもしたら助けに来てもらうにしても一日がかりになる。
伊勢峠は下まで行くと九頭竜湖に行き当たる。
しかし今回は温見峠が目的なのでそこまでは行かず、頂上を越えてしばらく走りターンできるところから引き返した。
再び157号。
温見峠はアプローチが長いが峠としては大したことがない。
ただ頂上の近くだけは180度ヘアピンが何カ所かあり厳しい。
岐阜側は峠の近くは広くて走りやすいが降りてくると狭く走りにくくなる。
特に今は撤去されたが「落ちたら死ぬ」な看板で知られている根尾の近くの数キロ区間はやはり落ちたら死ぬを実感する狭くて怖い道だ。
以前あった落ちたら死ぬの看板。
狭くて崖なのにもかかわらず、ガードレールもロープもなく反射板が付いているだけ。
狭すぎてレールを設置するスペースがないのが理由だと思われる。
幸いなことに対向車がなかったが、あればバックになり怖いことだった。
☆ 温見峠 309峠目 標高1020m 国道157号 福井県⇔岐阜県
アプローチは長いが険しいのは頂上付近だけ。
能郷白山の登山口になっていて数台の車が停まっていた。
福井側に見晴らしが利くところがある。
洗い越しがあるが主に岐阜側で、水が流れていたのは5か所。
B級峠 ☆☆☆ ★★ お勧め度3 岐阜根尾側の集落から数キロ間は本当に狭い。
途中で野良狐に出合った。
キツネは普通は野良のものだが、こいつは餌をねだる狐だった。
ゆっくり走っていたら横から道路にとことこ出てきて車の前に回る。
ひいたら困るので止まったら、後ろから運転席の横に来て何かをねだるような目で見つめる。
物を与えてよいものか迷ったが、手元にあったジャーキーを与えたら喜んで食べていた。
かなり人慣れしている様子で、いつもそういう風にえさをもらっているのだろう。
犬かと思い何度も見たがしっぽがふさふさしていて大きく、口も長くてとがっているのでキツネに間違いはない。
県道270号馬坂峠は3度目。
ここはトンネルが狭くて対向車がないことを確認して進入しないといけない。
徳山湖。
ダム湖としては日本最大の貯水量だそうだ。
417号を北に。
冠山峠の下にトンネルを掘っているが、そのトンネルの工事口までの10キロほどはほぼトンネルで間を橋で結んでいる。
冠山トンネルが完成すれば、峠は閉鎖になるかもしれないので今のうちに走っておかなくてはと思う。
冠山峠はかなり厳しい。
高さは1050mで温見峠とそう変わらないが、山肌を削るようにして上まで登っているし、その様子が下から見える。
岐阜側は遠くまで見晴らしが利き気持ちが良い。
しかし、谷側はガード類が何もなくただストンと石垣やがけで落ちているだけなので踏み外したら無事ではないのでかなり緊張する。
頂上は少し広くなっており、ここも登山口になっているので数台の車が停まっていた。
福井側も険しく橋はただの平らなコンクリートの板だったりするので踏み外さないように緊張する。
冠山トンネルは第2号トンネルが去年貫通したそうで全長は4834m、2017年に1号トンネルがすでに貫通していて1238m、この2つのトンネルを含む冠山峠道路は全長が7,8kmで2023年には開通する予定だそうだ。
後二年で開通するようなのでその後峠はどうなるか?
峠は登山口を兼ねているのでそこまではアクセスできるように残すが片側は閉鎖されるのではないか。
伐採など林業には必要なので林道として残すかもしれない。
その後北陸道経由で帰宅した。
走行距離は580km。
走行時間は11時間だった。