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イイね!
2017年04月27日

高放射線地域を走ってみた

4月の23日の夜、東北地方へのドライブ旅行をスタートした。

今回のドライブでは、福島の帰還困難地域である双葉町と浪江町を通ってみようと計画した。

Webで調べると、国道6号線はバイク・自転車・歩行での通過は禁止されていたが、自動車での通過は2014年9月から許可されていることが解り、とりあえず若干の被曝量を覚悟して行って見ることにしたが、若い人や子供、これから子供を産む可能性の或るご婦人は避けた方が良いと思う。

ガイガーカウンター(放射線量測定器)を持って走ったので、通行が許可されているという事だから即危険という値ではないことは判っていたが、徐々に上がる放射線量に緊張しながら、一体どこまで数値が上がるのか少し恐ろしくなった。

以下はその時の走行中の動画です



深夜に通過したのだが、50mほど前をパトカーがずっと走っていて、先導して頂いたような雰囲気だったが、ここを走る警察官はいったい何日務めるのだろうかと心配になった・・・・。

因みに0.4マイクロシーベルト/アワー以上は放射線量が高いという表現になり、そこで生活することはリスクであると言われているが、胃部レントゲン検査で被曝する放射線量は4.1ミリシーベルトであり、今回の最高値 、6マイクロシーベルト/アワーという数値は、その場所に1時間居ると 6マイクロシーベルトを被曝するという意味であるから、胃部レントゲン検査の683分の1程度となり、直ちに危険という数値とはかけ離れている。(言い方を変えれば、僅かな量の放射性廃棄物からの放射線を忌み嫌うのであれば、例えそれが癌の発見につながるとしても胃部レントゲン検査は絶対に避けねばならない検査法と言うべき放射線量のはずです。)

帰還困難地域に指定される根拠は、マイクロシーベルト/アワーで表示される数値に(365×24=8760)8760倍を乗じた場合加算被曝量が1ミリシーベルト/年間を超えるところで線が引かれているという事です。(実際は24時間の内16時間は被曝量が1/4になる家の中で過ごす事を計算し、0.23マイクロシーベルト/アワー以上の放射線量のある場所になります)

放射線被曝は積算量で効いてくるので、何年もそこで過ごすという条件の時には0.23マイクロシーベルト/アワー以上を日本では避けるように指導しているという事です。
ブログ一覧 | 旅行 | 日記
Posted at 2017/04/27 18:13:58

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この記事へのコメント

2017年4月29日 7:49
おはようございます。
調査結果報告お疲れ様です。
「放射線被曝は積算量で効いてくる・・・」
大量の放射線浴びても、瞬間的なら胃のレントゲンのほうが安全ということなのでしょうかね(笑)
自然界・・宇宙から降り注ぐ・・大気圏で緩和される・・?(チェルノブイリやらの原発から放射されたものはどこへ・・)
無知な自分はよく分かりませんが
それらの微量放射線が生命の寿命にも影響与えているのか・・
直接的でないにしろ、疾病原因の引き金になっているのかも・・
原子力の活用には賛否がわかれますが
中和剤?が開発されていない・・
だから、「とりあえず・・あとは後世に任せる・・」地下深くに埋めてしまおう・・
それも首都圏からできるだけ遠くに・・
(どこかの政治家が東北でよかったなんて言ったけど)
それを咎めるなら、東京に埋めてみろ・・なんてね(笑)
なんだか保険のない、ブレ-キのなクルマに乗るような感じがしてなりません
(個人的な意見みたいになってしまって済みません)
コメントへの返答
2017年5月2日 22:29
こんにちは~・・・。

レントゲンやCTスキャンでは短時間でミリレベルの被曝を経験することになります。

胸部レントゲンは0.4ミリシーベルト程度ですが、胃部レントゲンはバリウムを胃壁に密着させて胃壁の形状の異常を探る為、何度も放射線を浴びます・・・。実測すれば多分10ミリ~15ミリシーベルトに達するとさえ言われています・・・。
CTは古いものでは40ミリシーベルト新しい物でも20~30ミリシーベルト以上の被曝を覚悟しなくてはなりませんから、私が双葉町で経験した最高値6マイクロシーベルト/アワーと比較すると、私がその場所で外に出て1時間立っていた場合の5000倍の被曝をするという事です。

原発の是非を私は問う事はありませんが、ほとんどの人は被曝の強度についてあまり知識が無いようで、酷い人になると双葉町を通過した車が自分の家の前に停めてあるというと、気が狂ったように反応したりすることもあるようです・・・・。

そういう人たちの一般的解釈は、安全だという被爆量でさえ「少ないに越したことが無い」という一点で判断することに原因があるように思えます。

つまり超シンプルな頭で「白と黒しかない」様な判断力です。

実はそうではなく白と黒の間には無限の階調があるにもかかわらずです・・・・。

ハッキリ言えることは出来るだけ人は知識を蓄えるべきだという事です。

あまりに無知であることは罪なことなのだと私は思っています。

私のデミオのエアークリーナーの上で計測してみましたが、私のデスク上の値と変わりありませんでした。

まあ、スクリーニングを受けるべき場所を通過したのかもしれませんが、土木作業で服が汚れたようなケースでない限り殆ど今ではスクリーニングさえ不要なくらい道路上には放射性物質は無いという事でしょうね。

風で空が黄ばむほど地表の埃や砂が舞った時は注意が必要とは思いますが・・・。

2017年4月29日 13:54
追記コメント恐縮です。
出来るだけ簡潔?にまとめようとしていますが
すみません。
この前・・・テレビで「チェルノブイリの今」なんてドキュメンタリ-が放送されていました。
その中では、野生動物がごく普通に営みを繁栄していました。
果たして、サンプル的に一個体の一生がその他の地域に生息する個体と
どう違うのか(平均寿命、死亡原因)はわかりませんが、そこに生える草木も見た目見分けつきませんでした。
エネルギ-を活用して生活が豊かになる反面エネルギ-(地下資源?)も
限りがあると言われていますね。
(まあ原子エネルギ-も、元は地下資源なのでしょうけど)
長々すみませんでした。
コメントへの返答
2017年4月30日 21:45
こんばんは~・・・。

高放射線環境中ではその放射線の強さによって生物には様々な影響がありますが、双葉町やチェルノブイリ周辺の環境では低LET環境といって、セシウムなどを含むほとんどの核種は低LET放射線を出すものです。

高LET放射線では生物のDNAの二重螺旋になっている鎖を同時に二か所、両鎖切断してしまう事も多く起こります。

DNAは片方の鎖が放射線によって切断されてももう片方の鎖が無傷で有れば完全に修復できますが、両方とも同時に切れてしまうと復元が出来ずにその細胞は放棄され死んでしまいます。

また連鎖しているアデノシンとグリシンの原子結合が両方とも切れると、やはり修復が出来ません。それは繋がる相手が決まっているためでアデノシンの原子結合が壊れてもグリシンと繋がるのはアデノシンだけなのでアデノシンは復元されますが、両方が壊れると元が何であったかが判らなくなる為に修復が不能になります。

同様に細胞分裂が起きている時は二重螺旋が二つに分かれるので、その瞬間に放射線によって連鎖が切られると、複製する比較が出来ないため複製できずに壊れてしまいます。幼年期の子供や胎児等細胞分裂が盛んな年齢の人間が大きな影響を受けるのはその理由に依ります。

そのように放射線が直接関与して遺伝子が壊れる場合と、生物の体内の水分に放射線が当たって水の分子の電子が一つはじき出された状態になると、それはいわゆるフリーラジカルと呼ばれ強い酸化力が生じます。それが遺伝子をに接触してしまえば遺伝子の電子を奪い取ることになって遺伝子の連鎖が切断されてしまって、遺伝子が傷つきます。それでも多くは修復されますが、修復ミスや修復不能で細胞が死ぬ確率は高くなりますし、修復ミスは癌などの原因になります。

つまり放射線に多く被曝すればするほど、遺伝子の修復ミスの確率は上がり細胞死の可能性も上がる訳です。非常に高い放射線被曝では大量のDNAが同時に壊れて細胞死が大規模に起きるため即死ではなくとも一日程度で死に至ることもあり、以生き残っても大きな障害を抱えることになります。

そういう事で見た目にはすぐにおかしな風にはならなくとも、遺伝子的には様々な障害を抱えて短命になっていたり、甲状腺に障害を持っていたりすることが想像されます。





資源と核燃料・・・この問題は軽々しく語れないのですが、非常に問題が多いです。

軽水炉式(加圧水型含む)の原子力発電所で普通に使う燃料は3%の含有率に濃縮したウラン235ですが、燃料棒を水で覆って中性子の動く速度を落として核分裂が連鎖反応する速度を遅くしながら核分裂反応で発生する熱を周囲の水に渡して、その水が作る高温の水蒸気でタービンを回すことで発電しています。

この時の、核燃料棒には数種類のものがありますが、基本的な天然ウランの中のウラン235が0.7%でウラン234と大部分のウラン238で出来ており、濃縮ウランとはその中の連鎖反応を起こせるウラン235の濃度を高めたもので、燃料棒の核分裂反応によって飛び出した中性子が燃料棒の中のウラン238にぶつかるとプルトニウム239という物質に変わります。

そのプルトニウム239が長崎に落とされた原子爆弾の原料になった物であり、自然界にはほぼ存在しない物質です。

つまり通常の原子力発電所で使われるウラン燃料はプルトニウム239を作りつつ、その作られたプルトニウムにも中性子が当たって、エネルギー源となりながら核分裂して行き、やがて使用済みの核燃用の中にもプルトニウムが残るのです。

そしてこの使用済みの核燃料の中のプルトニウム239をウランの濃縮後に出来た大量の劣化ウラン(ウラン235は0.3%程度で残りは殆どウラン238)に7%前後(4~11%)ほど混ぜたものがMOX燃料と言われるもので、プルサーマル型原子力発電所の燃料となり、更に通常の原子力発電所の燃料としても使われます。

つまり、原子力発電所で発電すればするほどプルトニウム239は使用済み核燃料の中に出来るため、永遠に増え続ける訳ですがこのプルトニウム239を作り続けるという事は燃料として使う分には消耗しない燃料と言うことも出来、それを更に効率良く可能にする仕組みで考えられた原子力発電所が高速増殖炉というもので、日本では「もんじゅ」ですが、世界中で作られた高速増殖炉はすべて失敗に終わっていて、すでに放棄されています。(「もんじゅ」も断念が決まったはずです)

1次熱媒及び2次熱媒はナトリウムを使って中性子の速度を落とさずにプルトニウム239を多く作りながら発電を行うように考えて作られたもので、中性子の速度を高速で維持するところから高速増殖炉と言われ、プルトニウムが高速で生成できるからという意味ではありません。(ナトリウム中では中性子の速度が殆ど低下しない事と、水のように低温で沸騰しない為に使われます。沸点は883度)

ただ、日本の核燃料の再処理を行う六ケ所村の再処理工場もトラブルが多くフル稼働していませんので実際には殆ど核燃料の再処理はアメリカやフランスに依頼しているため高額になり、核燃料としてのMOX燃料の値段は濃縮ウラン燃料の10倍ほどにも達しています・・・・。

これは大きな矛盾ですが、日本は世界に対しプルトニウムを溜めないことを約束しているために、形だけでも再利用せざるを得ない状況が在るのです・・・・。

原子力発電所を運用するという事はトイレの無い社会を思い浮かべることで理解できますね?

捨て場の無い核廃棄物を延々と作り続けることになるからですが、この核燃料サイクルはループになっていない不完全なシステムという事を意味します。

その裏には未来永劫原子力発電をし続けるのではなく核融合発電が完成するまでのツナギとして使おうという事だろうと考えられますが、そのツナギの期間がいつまで続くのか誰にも判らないのが現状ですから、原子力発電の未来は暗く映ります・・・・。

今後も人為的な事故を根絶することはおそらく不可能と思います。

プロフィール

「こんにちは~・・・、いかがお過ごしですか?」
何シテル?   11/03 10:03
銀河 遼です。よろしくお願いします。(宝塚とは無縁です) フリーランスの機械系エンジニアです。(面倒な仕事してる面倒くさいかもしれない人です) 3D・C...
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