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さまさま@愛知のブログ一覧

2024年05月30日 イイね!

呼ばれたような気がしたので、ペトログラフを見に行こう

呼ばれたような気がしたので、ペトログラフを見に行こう急に恵那市にあるペトログラフが見たくなった。
何度も行っているのに、ふとそんな気になることがある。
たまにはアイで行ってみるか。
06:15

通りがかり。

そう言えば、徳川美術館に一度も行ったことなかったな、
なんて思いついて、立ち寄ってみる。
こんな時間に開いているわけないんだけどね。

散歩やウォーキングする人の姿がある。
おはようございますと声をかけるけれど、みな驚いた表情。
名古屋の街では、見知らぬ人と挨拶するのは普通ではないんだろう。

静かな園内を15分ほど歩いた。


国道19号線をただただ北上する。
快適。
混雑もなく、恵那の笠置山に到着。
京都の笠置山に似ていることから、その名が付いたとか聞いたことがある。

なぜかウチのナビには、舗装されて久しい姫栗林道が載ってない。
ここ「月光寺 弘法大師」も登録されていない。
ボクが知っているだけでも かれこれ25年は経っているんだが。


弘法大師像のある場所から眺める景色も、木が茂ってずいぶん変わった。
10:10


白雲寺跡のピラミッド岩。
林道から5分ほど歩いたところにある。
ここも一度は整備されたけど、その後 手が入れられていない。
作られた丸太の階段も朽ち、笹が茂っているから、初めてきた人はどこを歩いたらいいのか分からないだろう。
訪れる先々で見るけど、寂しいものだ。
10:50

岩に触れてみる。
パワースポット!なんて言う人もいるんだろうが、ボクには感じられない。

下ると人の姿。
可愛らしい女性が一人、こちらを見上げている。
何か不思議な感覚。

「上に行けますか?」
山頂まで登るの?
「いぇ、ここに大きな岩があったように覚えていて。」
あぁ、それなら歩いて行けますよ。
でも、サンダルじゃ危ないな。
「靴に履き替えてきます。」
和泉ナンバーの車
どうしてまたこんなところまで。
「何年か前に来たことがあるんですが、ここだったかどうか分からなくて。」

靴に履き替えて、手には三脚とちょっと大きめのバッグを持っている。
写真を撮るの?
「いぇ、これハープなんです。」
え?楽器の?
「岩のあるところで弾こうと思って。」

ここには何度も来ているけど、人と会ったことがない。
楽器、それもハープなんて、日常お目にかからないものを持ってきた人と出会うなんて、まずないことだ。
これがパワースポットの力なのかな?

音色を聴いてみたい気もあったけど、遠慮すべきだろう。
良い時間を過ごしてください。
彼女の後ろ姿を見送った。
10:50


いたる所に道が作られている。
どうしてこんなに何本も必要なのか?と思うほど。
もしかしたら、ハイキングブームで訪れる人が増えているのかな?
未舗装の内に、バイクで来るか。


まとまった数のピラミッド岩がある場所。
道路際にある。
11:30


林の中にあるピラミッド。
知らないと通り過ぎてしまう。
アジサイの季節か。
でも、まだワラビが採れるんだよね。


ここも倒木が増え、苔が広がった。
11:50

長年通っていながら、笠置神社には行ったことがなかった。

社は建て替えられてそれほど経たないようで、ものすごくキレイだ。
挨拶が遅くなってしまったけど、お参りしていこう。
12:00

お昼にしよう。
眺めの良い場所に「山びこ」という蕎麦屋さんがあったので入ってみた。
12:25


店内には来店したオートバイの写真がいっぱい貼られている。
オーナーさんがバイク好きなのだそうだ。

平日限定20食の天ぷら付そばランチをお願いした。

美味しい。
特に蕎麦湯。
最初飲んだ時は、とろろが入ってる?と思ったほど。
聞けば、蕎麦湯はソバを茹でたものではなくて、そば打ちをして切った端材を溶いて別に用意したものだそうだ。
お代わりするお客さんもいるらしい。

昼ご飯に満足。
見たいペトログラフが もう1ヶ所あるので、それを見て帰ろう。

それが見つからない。
たしか民家の敷地内だったんだけど。

しかたない、棚田でも眺めて帰るか。


この案内には載ってないか。

展望台からは、田植えを終えた田んぼが見渡せる。
もう少し苗が育つと色が映えるな。

あれ?
あ、あそこのお宅だ。
記憶力はまるでないんだけど、20年前 歩いた記憶が蘇ったことに驚く。
13:30

おそるおそる訪ねてみた。
ご主人が出てきてくれた。

20年前、お宅でペトログラフを見せていただいた事があるのですが。
「研究でもしてみえるのかね?」
いぇ、ただ懐かしくて来ただけで。
「こんな本が出版されているから、興味があったら読んでみるといいよ。」


許可をくださったので、以前通った場所を思い出しながら歩くのだけど、藪になってしまったので、どこがどこなのか分からない。
場所を教えてもらおうと戻ると、案内してくださると言う。
ご主人、足を痛めておられるというのに、草むらをかき分けながら連れて行ってくださった。
ところどころで、
「これは鹿の足跡」
「ここは獣道でタヌキなんかが通るんだよ。なんとなく分かるでしょ?」
そんな話をしながら。


これがそのペトログラフ。
よ~く見ると、木々の奥に岩肌が見える。

たしか、他にも2つか3つ岩があったけど、木々に完全に覆われてしまって見つけることは難しそう。


2004年の7月に、タカくんと来た時の写真。

そして、その時の車田。

古代米の苗がリング状に植えられていた。
今、それはなく、300年前からある「田の神」さまだけが残されている。

昔ほどペトログラフに興味は持たれなくなったようだとご主人。
「訪ねてくる人は、年に、、いゃ、2,3年に一人かな。」
そう話すご主人の表情は、久しぶりの来訪者に喜んでいるようにも見えた。
今日、来ることができて良かったです。
ありがとうございました。

14:50


帰着
16:50

旅は人それぞれ。
「旅」になるか「旅行」になるかも。
ぼくは幸せだ。

不思議な縁を感じられた一日に感謝。

本日走行:206km (GPS距離 216km)
消費燃料:13.7L

全工程


恵那市中野方周辺


笠置山周辺
Posted at 2024/06/01 01:30:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年05月25日 イイね!

ちょっぴりミーハーな琵琶湖3/4周ツーリング

ちょっぴりミーハーな琵琶湖3/4周ツーリングクニちゃんからツーリングのお誘い。
琵琶湖を周るという。
昨年、11月以来だから半年ぶりか。
関ヶ原ICのセブンイレブンに0800集合。
ウチから70キロもあるんだけど、クニちゃんちとウチもかなり場所が離れているから、琵琶湖方面への待ち合わせにはいい場所。
ただ距離があるから、時間が読みにくい。

朝食を摂り、いつもよりちょっと遅めの出発。
06:20


それなりのペースで走ったつもりなのに、約束の時間に1分遅れ。
途中、養老で林道の1本も走っていこうか・・・なんて思ったけど、とんでもないね。
お待たせ。
寒かったようで、コンビニで肌着を買って着込んだらしい。
自分は敢えてメッシュジャケット。
先日買ったペルチェのベストを試したいんだけど、通気性のないジャケットではダメなんだ。

ずい分前 ボクがクニちゃんにインカム導入を勧めたんだけど、ずっと繋いだことがない。
ネット上で調べた情報から、いくつかの方法をトライ。
20分近くスッタモンダしてあきらめた。
外観が同じでも世代が違うと、つなぎ方にも決まりがあるらしい。


ということで、今日 一日よろしくです。
08:30

琵琶湖を周ったのは3回目。
1回目はオランちゃんで廃村を訪ねた時。

2回目は、南丹市美山町の茅葺屋根の集落を訪ねた時。

早いな。
ついこの間行ったばかり…の感覚なんだけどな。

適度なコーナーがあった方が面白いけど、真っ直ぐな道もまた印象的でいい。
ハーレーには最高だね。
08:40


クニちゃんに「ここ通ったことある?」と聞かれて「初めてだ」と答えたけど、何のことはない、ここで夜明けの景色を写真を撮ったことがある。
ついて行くだけのお任せツーリングなので、えぇ気持ちだな~と ただ走る。
08:55

街中のちょっと細い道を走って賤ヶ岳リフト乗り場に到着。

リフトでハイキング姿?と思ったら、登山道もあるんだ。
09:20

リフト代は片道500円、往復は900円。
今日は歩く気など毛頭ないので往復ね。

09:30

リフトを降りて山頂までの数分。
時折見える琵琶湖の姿に、思わず「お~、これは」と声が出る。

美しさもさることながら、初めて琵琶湖の大きさを目の当たりにすると、言葉が続かない。


頂上からの眺め。
平坦な濃尾平野に暮らしていると違和感さえ覚える景色だ。
09:40

ちょっと遠回りになるけど、メタセコイヤ見る?
そりゃいい。
自分一人で来たら まず立ち寄ることはない。
連れてっておくれ。


今日は涼しい。
ペルチェを試すことはなさそうだ。
たぶん走行風で素子が冷えて、冷たくなるんだろう、電源を入れていないのに冷たい。


ここがウワサに聞くメタセコイヤ並木か。
せいぜい数十メートルだと思っていたけど、これは圧巻だ。
10:50


売店でクニちゃんはお決まりのソフトクリーム。
ジェラートって何?と聞くことも、調べることもしないので、一生知らずに終わるだろう。

お昼は行きたい店があるんだけど、まだ2時間ぐらいかかってもええ?
ずっと気になっているカレー屋さんがあるそう。
行こう行こう。


琵琶湖は広い。
走っても走ってもこんな景色が続く。

横断歩道で人を見かけたら停止する。
それで追突されそうになったことが何度もある。

それが今日一日で3回も、人を無視してしまった。
恥ずかしい。

琵琶湖周辺、道が広いのに信号が少ない。
渡ろうとする多くの人が、なぜか歩道から離れた場所にいる。
気がつくのは通り過ぎる頃。
たぶん、このあたりの人たちは、車が途切れるのを待つのに慣れているんだろう。


話したいことがあると、信号停止で大声を出す。
あの二人、インカム付けてるのに何やってんだ?と思われてるに違いない。


琵琶湖大橋の料金所。
原付は10円。
職員さんが、こっちに向かって腕でバッテンコを作ってる。

え?なに?なんかマズイことした?

「前の人から料金もらっているので要らない」
のジェスチャーだった。
ビックリした。
クニちゃん、サンクス。
12:30


花に


麦畑と景色は変わっても、走りは単調。

幹線路をはなれ、海岸端・・・いゃ、湖岸端か を走る。


「あのベンチ」と呼ばれるようになったベンチだそうな。
何の変哲もないベンチが置いてあるだけなんだが、次々と車やオートバイがやってきて、代わる代わる写真を撮っていく。
確かに絵になるけれど。
SNSとかインスタとか、上っ面だけ追いかけていればいい人は多いのだろうが、写真を撮るだけのため、そういう使い方は似合わない。

それにしても風が強い。
波もウサギなんて可愛いものじゃない。
13:10


多くのトンビが飛んでいる。
強風の中、翼を広げたまま同じ場所に居続けるのがスゴイ。

風が強烈なのに、意外と車体は煽られない。


ここに来たかったんだ。
何度も通っていて、いつかは…と思っていたそうだ。
店の名前が分からないぞ。
13:40


メニューはカレーとエビやイカなどのトッピング。
自分はナスをお願いした。
普通よりナスを多めにしておきました。
それはごちそうさまです。
一口目は甘味を感じるぐらいだったけど、食べるに連れ香辛料の辛味がジワジワ。

帰宅して知ったのは、店の名は「バイク野郎マドラスカレー」。
たしかにたくさんオートバイが置いてあったね。
気さくで優しいオーナーさん。
常連客も多いみたいだ。

彦根で寄りたい所があるそうな。
どうぞどうぞ。


「小あゆ煮」が美味しいそう。
食通だねぇ。
ちょっとうらやましいな。
自分は美味しいものは美味しいと思うけど、またアレが食べたい!ってことがまずない。
強いて言うなら、チキンラーメンと永谷園の梅茶漬け。
14:50


麦秋の候と言われるが、自分はあまり美しいと思ったことがない。
昔、通勤経路に麦畑があって、毎日見ていた。
麦が美しい時期は一瞬で、それを見逃すと 黄金色とはほど遠い茶色になる。

養老で肉屋さんに立ち寄る。

夕食前の時間帯ということもあるんだろう、ひっきりなしに客がやってくる。
自分は会社の行事で焼肉店へ行ったり、旅先の食堂で肉料理を食べることはあるけれど、肉が食べたいと思ったことが一度もない。
チキンラーメンなら…
16:00


また新しい道ができるのか。
もう自分の中では「新しい道ができる=過疎の街が増える」確信みたいになってる。
日本はどこへ向かうんだろな。
16:30

クニちゃんは東海大橋へ、自分は国道258から木曽三川へ。

一日ありがとう。
快適なツーリングでした。
インカム新調しなくちゃいけないな。


日が長い。

帰着
朝と景色が変わってる。

角にあった木がなくなってる。
18:05



本日走行:342km (GPS距離 340km)
消費燃料:8.9L

全工程


琵琶湖北部


賤ヶ岳
Posted at 2024/05/31 22:14:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年05月18日 イイね!

先週とほぼ同じ道だよツーリング

先週とほぼ同じ道だよツーリング先週も、美濃・郡上方面を走ったのだけど、寄ってみたかった蕎麦屋さんが休みだったので、今日も行ってみることに。
タコつきの液晶メーターに交換したので、実際にスピードと距離がどうなったのか確認もしたい。
取り敢えずは先週のルートをたどり、あちらで気になった道へと進んでみよう。
日中は真夏の気温になりそうだけど、朝はちょっとヒンヤリする。

ちょっとづつ、出発時間が早くなってるな。
05:10


昨年、秋から木金休みの嘱託勤務になって、平日出かけるのがぜったいイイ!と思い込んでいたのだけど、通勤ラッシュのことが頭になかった。
土日なら、渋滞無関係でスイスイなんだよね。
だいたい観光地なんかに行かないから、平日じゃない方が快適かも知れないな。

1時間半 50km走り、平成村近く。
計算してセットしたメーター補正値だと、GPSの車速・距離ともに わずかなズレがあると確認できたので、スマホで電卓を叩いて微調整。

調整をしていたら、通りがかった人に声をかけられる。
すぐ近くにお住まいで、御歳60歳。
モンキーとゴリラが好きで、ご自分の愛車の写真を見せてくださった。
ほんの数分だけれど、モンキーのこと、平成村のことなど楽しく雑談。
06:50

ここはどこかな。
何があるわけじゃないけど、ふと立ち止まりたくなる。

気温は12℃ほど。
先週とほんの数℃違うだけだけど、体感的にはずいぶん暖かくなったように感じる。
今日も半袖シャツにジャケットを羽織っているだけ。
07:40


小那比の小学校跡近く。
先週もここで立ち止まった。
いい景色だ。
08:00


こんなところに道が。
先週はチラ見しただけで通過。
入ってみよ。
08:05


路面は草で覆われているけど整備されているように見える。
奥はやや荒れて0.5キロほどで行き止まり。
電柱・電線のメンテ用らしい。


こちらはまた別の林道。

新しい四輪車のワダチがある。
08:40


ワダチは途中まで。
昔はもっと奥まで入ったんだろう。


水辺に下りる。
〇〇街道と呼ばれるような道から眺める川もキレイだけど、こうして触れる距離の川にはまた別の美しさを感じる。
08:50


山奥では時々獣の屍や骨を見かけるんだが、どこかから引きずられてきたのか だいたい一部しか見つからない。
こんな大きなのを捕食する大型動物は日本にいないらしいけど、雑食のツキノワだろうか?
しまった、熊ベルを磨いたのに持って来るの忘れた。

奥に進むと・・・

これはダメだ。
この先どうなっているか分からないし、行き止まりならまたここを戻らなくちゃいけない。
引き返すか。

しばし休憩。
09:00

いったんあきらめたのに、休憩している内に 何の根拠もなく行けそうな気がしてきた。

巨大クレバスをパス。

あれを通ってしまうと、このガレ場が舗装路に見える。笑
それは気のせいで、8インチタイヤでは乗り越えられない岩がゴロゴロ。
小柄とは言え、80キロの車体を引っ張り上げながらの作業はなかなか大変だ。
作って以来、荷台として一度も使ったことがないリヤキャリアが、林道では大活躍。
これがなかったら、過去のツーリングでも かなりの場所で進むのを断念していただろう。


ガレ場を抜けると、フラットな道になった。


山地図だと今いる道は「破線」で描かれていて、おそらく登山道みたいなもの。
ここから先、300メートルほどに「実線」の道が描かれている。
もうすぐだな、いゃ、そう思いたい。
09:20


と喜ぶ間もなく急坂が出現。
けっこうな傾斜。
草に隠れてソフトボール大の岩がゴロゴロ。
勢いつけて…なんて突っ込んだら ふっ飛ばされてオダブツだな。
半クラッチ多用で押し登る。

「実線」まであと100メートル地点。
もう道があったかどうかも分からない。
おそらくこの谷をまっすぐ登るのだろう。
道が残っていたとしても、歩きでないと無理だな。

09:30

再びクレバスを抜けて、下界へ。

「あと100メートル」先はどうなってるんだろ?
気になる。


美濃東部農道を走り、羽佐古トンネル脇の側道へ。


舗装路を1キロほど走ると、林道が見えたので入ってみる。
たぶんこの道が、「あと100メートル」。
GoogleMapには載っていない。
10:10

良い路面もあれば、多少あれた路面もあり。

ちょっとした広場があった。

「明治の森」と書かれている。

岐阜市の公式資料によると
東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」
までの太平洋ベルト地帯の背後を結び、豊かな自然と史跡を訪ねながら心身の健康と安らぎ
を得るため、昭和49年に延長1,370km の施設として整備されました。その後整備を重
ね、現在では11都府県にまたがり、総延長1,697km に及んでいます。

東海自然歩道はあちらこちらで見かけることはあるが、そういう道だったとは今日の今日まで知らなかった。
10:15


荒れたところは少なく、落ち葉に覆われたフラットな道が続く。


ここだな。
「あと100メートル」地点。

やはり谷だった。
あのあたりまで来ていたんだろうな…と覗き込む。
10:25


車両が通った感じがしないのは、この倒木のせいか。
夢グループの「スパ~っとよく切れるんです」電動鋸があれば撤去できそうな太さなのに、放置されているところからして、この道は利用されていないんだろう。
10:50


人里に出た。
寺谷林道との分岐点。
約6キロ、長い未舗装路は久しぶりだな。
オランちゃん(当時は2Lタンクのモンキー)で走った林道の最長は、30年以上も前だったか、紀伊半島の龍神本宮林道。
延々続く未舗装路が、とんでもなく長く感じたなぁ。
当時はまだダンパなしのテレスコサスペンションにドラムブレーキ、遠心クラッチの3速だったけど、今にして思えばよく行ったものだ。
11:00

美並苅安から国道156号を5キロほど北上し、256号で西へ。
タラガトンネルができてからは、板取まであっという間。

トンネルができる前、256号線はたびたび崩落した。
草木で路面が見えず、足を着こうとしたら地面がなくて危うく谷底に転落しそうになったこともあったな。
そのことが、近くにある高畑温泉とくっついていて、高畑温泉の看板を見るたびに思い出す。
高畑温泉には一度は立ち寄ってみたいと思いながら、未だに訪れたことがない。
11:30

「モネの池」は不動の人気で、年中 観光客の姿がみられる。
観光地化されてからは、なんとなく立ち寄りづらくなってしまった。


先週、たまたま休業で昼ご飯を逃した「季の箱」。
今日は営業している。
建屋の半分が農作物の売店「栗原ふれあい広場」、半分が季の箱。
食事抜きが当たり前のツーリングだったので、この店も何十年来知っていながら、入るのは初めて。
11:50


誰が7人前を頼むのか知らないけど、メニューにあるってことは、注文する人がいるんだろうね。


天ぷら付き
ソバ大盛りにすれば良かったか?と思ったけど、見た目よりボリュームがあって充分。

「キノコご飯ください♪」と頼む他のお客さんの声が何度か聞こえたんだけど、メニューにないよね?
支払いの時 聞いたら、季節モノであるそうだ。
自分の席から見えない場所に、手書きのメニューが貼ってあった。
残念。
でも美味しゅうございました。


季の箱の隣りにある神明神社。
来る都度 お参りする。
不思議と他の参拝者を見たことがない。

国道はつまらないので、県道182号へ。


上矢作神社
この神社にも何度も来ている。

昼飯後、居眠りすること確定なので、昼寝させてもらう。
鳥の声に涼しい風。
20分ほど熟睡。
特技みたいなもので、どこでも眠れる。


スッキリしたところで、さて どっちから帰ろう。

時間的には遠回りになるけど、山県市の北側から武儀川沿いに関市へ向かうことにする。

初めて走ったのは、初冬だった。
川沿いの幹線路を離れ、人影も少ない静かな街で立ち止まった。
営業しているのかしていないのか、
日が暮れかける頃、どこか不安なような気持ちになりながら、木造の古い店を見ていたことを覚えている。


関市からは国道156号線。
昔 鉄道が通っていたと思い起こさせる景色は残っているけど、整備され一部はバイパス化されるにつれ、記憶も曖昧になりつつある。


5月中旬としては気温が高い。
高速の下、街路樹の影を探しながら名古屋市内へ。
15:30

無事帰着。
林道を走ったわりに、あまり疲労感がない。
じきにオートバイに乗るのが地獄の季節になるなぁ。
16:15


デジタルメータは恐ろしいほど正確。
もっとも、合うように調整したのだから当然なんだけど。

本日走行:225km (GPS距離:225km)
消費燃料:4.0L

全工程


美濃市周辺


美並~小那比
Posted at 2024/05/24 12:03:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年05月09日 イイね!

野々倉・上之保ツーリング

野々倉・上之保ツーリング今週はエムちゃんで出かけます。
地図を広げ(パソコンで)、なんとなく決めた道。
通ったことがあるのかないのかも考えず、幹線を避ける道。

4時起床。
曇り空だけど まぁいいや。
いつものように朝食を摂る。
ほんとは米が好きなんだけど、スーパーで買ったパンにソーセージ、バナナが手間要らず。

予報では名古屋の最低12℃、日中25℃。
出かける先の予報より名古屋重視なのは、暑さに弱いからだ。
長袖のTシャツに薄いジャケット。
気温は初冬の日中だけど、初夏の出で立ち。

恒例となった「鍵探し」はなく、いつもより少し早く出発できる。
05:25

平日の朝。
ちょっと面白いことに気がついた。
渋滞が始まる時間帯は、混雑する中 けっこう飛ばす車が多い。
数分の早起きができない、余裕のない人たちが多いのだろう。
渋滞前の時間帯は、空いていることもあるけど、飛ばす車もめったにいなくて車間距離も充分。
時間的な余裕を持った大人が多いんだろうな。
もっと早い時間帯は、少々アホが目立つ。

方向指示出せないGT-Rとか、毎度歩道まで突っ込んで停まるプリウスとか。
いゃ、自分はこの仲間であることは否定しないけど、見ていて恥ずかしい。
10~15分遅めに出発するのが精神的には良いかな。

渋滞もなく 国道1号線、41号線をただただ北上。
山の緑が先週より深くなっている。

小牧市、犬山市、美濃加茂市と通過し、関市に入ると、道の表示板の気温は8℃。
先週より冷える。
長袖にしてきて良かった。
寒いのはわりと平気なんだけど、たぶん頭が寒さを感じないだけ。
躰は萎縮してハンドルを揺らす。
意識して休憩しなくては。


道の駅 平成
初めて立ち寄ったのは、'95年か'96年。
たぶん今回が4回目。
滋賀から一宮市に単身赴任しているライダーさんと会ったのが、昨日みたいに感じられる。
元気にしてみえるだろうか。

ものの数分の所に50円自販機があるけど、トイレをお借りする代金のつもりで140円の缶コーヒーを1本。
07:10

立ち寄るたびに気になっていた。

けっこう見どころがある。
特に予定もないから、今日は高澤観音へ行ってみるか。

車どうしだとすれ違いできないような道を登り切ると広い駐車場がある。

岐阜県で最古のお寺だそうだ。
07:25


いろんな建造物がある。

鐘樓


金毘羅堂に多宝塔



なかなか風情があっていいな。
平日の早朝ということもあるのか、来訪者の姿はない。


左が本堂、右は籠堂。
本堂はミニ清水の舞台のよう。
昔、長野で山肌に建つこんな造りの寺を見た覚えがある。
脇にある水車はバケツの底が朽ちて、回転することなく振り子のように行ったり来たり。

上ってしまうと高いだけの眺めで、「あの建物」に立っている実感はない。


びんずる様
具合が悪いところを撫でると、ご利益があるそう。


籠堂は雨戸が閉まったまま。
いつも閉まっているのだろうか。


山門にある仁王像も朽ちて痛々しい。

境内をゆっくりと一時間ほど。
08:30


小那比小学校跡
08:45

130年の歴史を閉じ、廃校。
今日、廃校を見るのは3回目。
どこもそれなりの規模で、建物として老朽化した感じがしない。
少子化、人口減少が急速に進んだだろうことが窺える。



校舎の玄関には「道具博物館」と書かれているけど、開放されている様子はない。
見ることができたとしても、たぶん役場で鍵を借りるとか、お願いすることになるだろうな。
この学校から、多くの子供たちが巣立っていたのだろうと、漠然と思い浮かべる。

近くを歩いてみた。
川の流れる音と鳥の声が山間に響く。

少し歩いただけでも空き家が何軒も見つかる。

住んでいた人たちは、どうしているんだろうな。


いい天気になった。
気温は少し上がって15℃ほど。
今日の格好では薄ら寒いけど、朝よりマシだな。
09:20


いたるところでバイパス化工事が行われている。
安全・便利と引き換えに、ここの生活も忘れられていくのだろう。

県道323から国道156に出る信号待ちで、「乙姫の滝」と書かれた看板を見つけた。
でも、滝の音が聞こえない。
どこが入口なのかもよく分からない。

どうも国道に掛かる橋の真下にあるようだ。

橋から見下ろすと、眼下にそれらしい姿が見える。
山奥なら道を探して下りようという気になるけど、道路の下というロケーションに気が削がれる。
09:30


滝よりも、使われなくなったバスの待合室の方に惹かれる。
病的かも知れない。
ここではないけれど、学生の頃、無人駅で寝泊まりした時のことを思い出して、タイムスリップしたような感覚にさせてくれる。

ここから美並へ2キロほど下ると、郡山市立郡南中学があるのだけど、その近くにあったバスの待合室で昼寝できたのは、自分にとって嬉しいことだったな。
2018年頃に撤去されてしまったのが寂しい。

長良川の対岸へ渡り、県道315へ。

粥川の地は、何度訪れただろう。
実はゆっくり歩いたことはない。

昔はこんなモニュメントも案内板もなかった。
バブル期に整備したのだろう。
その後 手を入れていないことが、錆びた案内板を見れば分かる。
09:50

円空洞。
行ってみよう。

09:55

ここに来るのは実に40年ぶりだ。
当時乗っていたホンダのゴリラで来た。
ゴリラは同僚のW君に譲ったのだけど、ほどなくW君は自ら他界してしまい、ゴリラもどうなったのか分からない。


整備されたおかげで、ずいぶんスッキリとしている。
昔は 草ボーボーで、ここまで来るのがやっと。
奥にあるだろう道も見つけることができずに 引き返したのだった。


ところが、安心したのは入口まで。
奥はこのありさま。
よ~~~~く見ると、人為的に置かれただろう苔の生えた丸太が見え隠れする。


遭難コース。

土砂が崩れ、足場だったろう丸太は腐り、トライアルブーツでは歩きづらい。

約20分。
ようやくそれらしい洞が見えた。

10:20


この看板、円空が修行中に建てられたんじゃないか?w

でもここに円空が籠もったとは信じられない。

ここまで歩いて、自らこの洞を見つけたとは思えない。
それなりの深さはあるけど、籠もるような場所ではない気がするのだ。
10:25

下りよう。

日が暮れかける時間だったら遭難するな。

大木の根っこがひっくり返って、道が左右に分かれて見えるところは、誤ると谷に転落する。
とても観光地とは言えない。


エムちゃんの姿にホッとする。
面白かったけれど、今度があるなら整備されてからだな。
10:40

県道をはずれ、山道に入る。

地図に載らない「山王神社」。
上に「山」が配される、特徴的な鳥居だ。
お参りしていこう。
10:50


神社からほどなく、ゲートがある。
「ご用の方は古川宅へ」
古川さんのお宅ってどこにあるんだろう?

エムチャンを置いて、奥へ歩いてみた。

前には走りやすそうな林道が続いている。
トラックや資材が置かれているけど、声をかけても人がいる様子はない。

この看板を見る限り一般的な林道なんだけど、古川さんとの関係は分からない。

来た道を歩いて戻り、一番近いお宅に寄ってみた。
蔵のある立派な家だ。
表札の名を確かめ声をかけてみるのだけど返事がない。
平日だから、普通なら仕事に出ている時間だよね。


更に戻ると、古川林業さんがあった。
事務所で尋ねると、さっきの林道は私有地内にあるのだそうだ。
無理を言うわけにもいかないので、あきらめよう。
11:20


国道256へ向かう途中、林道らしい道が何本もあって、その1本に入ってみた。
11:30


ものの100メートルほどの所にゲート。

ゲートには鍵もなく開閉できるし、特に立入禁止というわけでもないのだけど、だから良いとも思えないから引き返す。

すっかり景色が変わってしまった八王子神社を通過。
一昨年、クニちゃんと来た時は、来たことがある場所とは思わなかった。


ここはキャンプかバーベキューでもできる整備された場所だった。
キャンプが流行る今なら、きっと大勢の人が来ただろうけど、今更ここに注ぎ込む資金もないんだろうな。

国道に出る。

那比川が美しい。
11:45

長いトンネルを抜けて、板取川沿いに南下する。

お昼か。
お気に入りの徳兵衛茶屋は営業していて後ろ髪惹かれるけど、今日は他の店にしよう。

平日なのにモネの池は、それなりに観光客がいる。
まぁ、自分も平日に出かける高齢者だ。

今日は営業していない店が多いよう。

しかたなく、道の駅 ラステンほらどへ。

が、ここも休み。
観光だろう車がやってきては、閉店を知って落胆する。
確かに道の駅って無休のイメージあるからね。
トイレだけお借り。
12:25

けっきょく関市の武芸川まで来てファミマでオニギリ。
2個で30円引きとリーズナボー。

最近 食堂に腰を据えることが増えたけど、景色を眺めて食べるにぎり飯は自分らしくていい。
13:00

先週と同じ。
41号をただただ南へ。

名古屋市内は混む所あり、スムーズな所あり。
14:50

帰着~
15:25


漠然と走ってきたけど、思いがけず高澤観音と円空洞を見ることができたので満足。

本日走行:251km (GPS距離236km、歩行1km除く)
消費燃料:4.45L

全工程


美濃市・関市・郡上市周辺


円空洞歩き
Posted at 2024/05/12 17:07:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 旅行/地域
2024年05月03日 イイね!

初めて立ち寄る久々野町ツーリング

初めて立ち寄る久々野町ツーリング週休4日になって以降、GWだの祝祭日だの まるで気にしなくなってます。
ここ数年、気がかりなことがいくつかあるのだけど、先週 一気に解消に向かい、すこぶる気分がよろしい。

ふと思いついた。
国道41号線を走って何十回と通過し、いつか立ち寄ろうと思っていた土地を訪ねてみよう。
岐阜県は高山市の南部に位置する久々野町。
昔は大野郡だったと思うが、高山市に編入されたらしい。
大野郡の内に訪ねたかったな。
そう言う割に何も知らないし、調べもしない、超面倒くさがり。
旅は行ってみてのお楽しみなのだ。

実はちょうど10年前、位山へ行った時に久々野周辺を走っているんだけど、その時は久々野を走っているという意識はなかったな。

何本も林道があるようなので、それだけは目星をつけていこう。
出れなくなって日が暮れてしまうことも有り得るからね。
片道150km。
そこそこの距離があるから、6時前には出発したいな。
23時半就寝。


4時起床。
先週エムチャンで出かけたので、今日はオランちゃん。
4時半には明るくなった。
青空に月が白く高い。
ガソリンを入れ、空気圧と灯火類の点検をして、朝食を摂る。
気温は15℃ほど。
日中は25℃を超えるそうなので、半袖のTシャツに春の登山ジャケットで何とかなるでしょ。

出発
05:25


GW
早朝の交通量は少なく、皆さん車間距離は広く穏やかなペースで運転している。
楽だ。
05:55


60~70のペースで北上。
抜きたい車は抜いていってね。
先週より、少し緑が濃くなった気がする。
06:35

上麻生。

飛騨川の対岸に沢山のツツジ。
よくあれだけの木を植えたものだ。
ツツジはあまり手入れをしなくてもいいのかな?
こちら側には竹や木が伸びて、見えるのは一瞬。
07:05

日は昇ったけれど、山間は少し冷える。
道路脇の掲示板には「12℃」
薄着なので躰が冷えて、時々震えがくる。

高山線 白川口駅。

ここも、通過するだけで立ち寄った記憶がない。
無人駅ではなくて、職員さんがいる。
併設される売店は、まだ開いていない。
トイレをお借りし、自販機で暖かい缶コーヒーを買って、しばし休憩。
07:30

温泉街で有名な下呂を通過してしばらく。
上呂駅の案内が見えたので寄ってみる。

下呂・中呂・上呂の地名だけは知っていたけど、立ち止まったことはなかった。
無人駅ではあるけれど、けっして小さなものではない。

通りがかる人と挨拶を交わし、構内に入らせてもらう。
上下線のホームをまたぐ跨線橋からの眺め。

08:50

道の駅 飛騨街道なぎさ

もうじき林道に入るつもりなので、何か飲み物でも買っておこうと。
道の駅は便利だけど、人が多い時は居づらい。
けっきょく何も買わず、立ち寄っただけ。
この10年ほどで、ずいぶんEVの充電スポットが増えたな。
それでも20~30km毎に設置されるまでは、HVが主流か。
09:10

家を出て4時間、ちょうど150km地点(GPS)。
点検窓から見えるガソリン残量は2リットルほど。

このまま林道に突入するか。


国道を離れ、飛騨農園街道で「朝日」方面へ。
09:25


これはないな。笑


看板の向かいにある道が、小坊~口有道林道。
総長4.6km
こちらが口有道で小坊は少し北側に位置する。
09:30


フラットダートで、オランちゃんでも走りやすい。


まだあちらこちらに満開の桜の木がある。

今年はニホンカモシカによく会う。

脅かすのも可哀想なので、少し離れた所から去るのを待つのだけど、草越しにじっとこちらを見ているだけで なかなか動こうとしない。
こちらを見ると言っても睨んでいるわけじゃなくて、動くことで見つかってしまうのを防ぐ弱い動物の本能らしい。

少し進むと舗装路になり、そこからまた少し先。

これ行く?
奥まで歩いたり戻ったりしながら、5分ほど悩む。
10:00


8インチタイヤには、かなり厳しい道のり。


岩場を乗り越えたと思ったら、倒木。
地面に接している左端なら行けそうな気がするけど、崖になっているので転落しそうだ。
宙に浮いた所では、とても持ち上げられない。

近くに転がっている岩を抱えて運んで、スロープを作成。

岩と言っても密度が低いのか、見た目ほどの重さはなくて、せいぜい30キロほど。

やったぜ!と記念撮影をしていたら、倒木の上で滑ってひっくり返してしまった。
まぁ、これも半分予想しておりましたが。

無事に倒木の向こうへ着地。


通れたのもツカノマ、またガレ場。
5年前に走った八百津の「国道」に比べれば楽勝だもんね。

フレームやブレーキがぶつからないように、20メートルほどの区間、岩をどける作業。

モンキーロード開通。
いい汗かいた。

が、その後も延々と続く岩。


じきに昼になるし、このペースではガソリンが足りなくなるかも…引き返そう。
10:35


毎度「モンキーで来るんじゃなかった」と思うのだけど、今日はけっこう面白がっていて、まだ余裕がある。
気になっていたことが解消したからかも知れない。


再び倒木越えして、開けた景色に出た。
11:00

林道ばかり走っていて、肝心の久々野町を歩いていない。
とりあえず行くべきは「駅」だな。


久々野駅は高山線の中でいちばん標高が高いのだそうだ。
大きい駅なのに、無人。
今日はJR高山線の駅に立ち寄ってきたけど、どの駅もとてもキレイに維持されていることに感心する。
近隣の住民が掃除などの管理を委託されているのかな?
11:10

久々野と言えば、昨年訪れた「峠屋」さんが、このすぐ近く。
混み合う時間帯に突入してしまうのも嫌だから、昼にはちょっと早いけど、ここで食べていこう。
だいたい峠屋さんは不定期に店が閉まるので、行ってみないと分からないからね。


お昼は駅前の「みかどや」さんに決定。
11:15

メニューには定食と丼ものが30種類ほど。
長年営業する内に、品数が増えてしまったそうだ。
迷って決められないので、適当にチキンカツ定食を注文。

みかどやさんは家族で切り盛りしているそう。
みなさん、とても人当たりが良くて、居心地がいい店。
女将さんが、
「これからどこへ行くの?」
「久々野へ来たかったので、ここまでです。」
まさか、久々野が目的地だとは思わなかったらしい。


この店は古くから営業していて、昔は御嶽山への登山客を乗せるバスがここから出ていたそうだ。
築90年の建物はリフォームされているけど、頑丈な家屋なので基本骨格は残っているんだって。


チキンカツ定食
揚げたてのアツアツを頂いた。
味噌汁にはワラビと筍。

12時近くなると、大勢のお客さんが来店して、どんどん席が埋まっていく。
食べ終わって、席を立つ頃、斜向かいの席に就いた男性が
「名古屋からモンキーなんかで来たん? これからどこ行くの?」
「久々野が目的地なんです。」
どこかで聞いたような会話。

「記念撮影しよう」と、ご一緒の息子さんにカメラを渡しなさる。
見ず知らずの人と食堂で記念撮影なんて、そうそうないことだ。笑
自分のカメラにも収まっていただいた。

「また会いましょう!」
と見送ってくれた。
思い返すと、自分からそう声をかけたことは数え切れないほどあるけど、言われたことは初めて。
自分の言葉も人を嬉しい気持ちにしていたことがあったかも知れないと思うと、幸せな気分になる。

久々野駅を見て回っていたら、さきほど記念撮影した男性が食事を終えて出てきなさった。
オートバイが好きでレースもやっていたとか。
ここ久々野のご出身で、今は高山市内でアルプスホビーというショップを営んでおられるそう。
駅前でしばし会話をした後、お二人を見送る。
いゃ、実に楽しい昼ご飯だった。
林道走って食事しただけなのに、とても近い街に思える。
遠い近いとはそういうものなんだ。

駅に到着した時に見て気になっていた案内板。
「堂之上遺跡 東へ500m」
すぐ近くのようだから、見ていこう。
ここ何年も「日が暮れる前に家に着きたい」病なんだけど、今日は日が暮れてもいいやって気分。

で、「東」へ向かったのはいいのだけど、それがどこにあるのか分からない。
迷って近所の人に聞くと、丁寧に教えてくださった。
「どうのかみ(orうえ)」ではなく「どうのそら」と読むらしい。

堂之上遺跡
縄文時代の住居跡だそうだ。
古くから知られていたのに、調査されることも荒らされることもなく放置されていたようだ。
そこらへんが、のどかと言うか 土地柄を感じさせていいな。

GWなのに、なのかGWだからか、見学している人が一人いるだけ。
立ち入り規制されるでもなく、好きなところを見ることができる。
まぁ、ここにカマドがあったとか、範囲を示す並べた石と説明書きがあるだけなんだけど。
12:20

ここには再現された住居が3棟。


何かイベントでもする(した)のか、中にはストーブと薪が保管されている。


キレイな公園なんだけど、予算が取れないのかな。
3棟の内、2棟は傷みが目立つ。
住居跡の説明プレートも、配置図がなくなったままなのが惜しい。

併設される資料館は無料で入館できるらしいけど、それはまた来た時の楽しみにしておこう。

このまま走り出すと、睡魔に襲われるタイミング。
ベンチで横になって、数分お昼寝。

あぁ、こんなふうに空を見上げたのはいつだったか。

気温は25℃ぐらい。
山だから涼しいというのは勘違い。
でもまだ本格的な暑さはこれからなんだ。

たくさんのオートバイとすれ違う。
かなりの人が手を振ってくれて、自分も応える。
山で出会った人たちと挨拶を交わすような、いい習慣だと思う。
数人のグループでは、列の後ろから2人の人が手を振る率が高い気がするんだけど、気のせいかな。

燃料は名古屋まではとても保たない。
下呂のスタンドで給油。

セルフでリッター176円か。
アプリの割引とかあるけど、今だと家の近くでは160円弱だから、けっこうな差がある。
もっともこれだけ内陸にまで運搬するのだから、違って当たり前なんだけど。
温暖化問題とか考えれば、もっと高くても良いのだけど、経済回らなくなるよね。
13:30


国道沿いのドライブインや食堂は軒並み閉店となってしまい、廃墟になった場所も多い。
ここのようにコンビニ駐車場として人が集まるだけでも良い方だ。
昔の面影はない。
学生の頃、炭鉱や林業が下火となった地域で見た景色と重なる。
娯楽が多様になったせいもあろうが、バイパス化高速化された道の影響も無縁ではないだろう。
13:40


観光なのか帰省なのか、朝と比べてかなり交通量が多い。
犬山市から、渋滞に並んでゾロリゾロリと進み、小牧市にたどり着く。
15:50


その後、たいした混雑もなく走り、予想していた18時より1時間早く帰宅。
17:05

実に楽しい一日だった。
また行きたいね。

本日走行:292km (GPS 325km)
消費燃料:6.4L

全工程


下呂市周辺


久々野町南部
Posted at 2024/05/04 16:26:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 旅行/地域

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「[整備] #アイ エキマニ妄想するは楽し https://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/2245286/8263569/note.aspx
何シテル?   06/13 21:57
オートバイ旅行が好きな会社員です。(もうじきパートにしてもらいます) しょっちゅう車のパーツを外しているせいで、ご近所や友達には『車好き』で通っています。 ...
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