こんにちは、スタッフKKです。
毎度毎度で恐縮ではございますが、みんカラにいらっしゃる皆さんならタイミングはそれぞれ違えど、洗車は必ず実施されていると思います。
この冒頭の流れでいくと、いつもならこの後洗車アイテムを紹介するわけですが、今回は違います。
まさかの
「洗車機メーカー」の【PR】ブログです。
私はいわゆる集合住宅住まいなものですから、自宅で手洗いというわけには行かず、洗車場に出向いて手洗いするか、ガソリンスタンドにある洗車機を使うことがほとんどです。
さらに言うと、我が家の場合まだ手のかかる小さいこどもがおり、その環境下では個人的な時間を持つことはなかなか容易ではなく、クルマを愛でる時間=個人的な時間とみなされるので(ウチだけ?)、クルマにガッツリ時間かけちゃうぜってわけには行かず、たまにじっくり洗車する時間はあるものの、それはなんとかして削り出すものなので、なるべく短い時間で済ますことが要求されます。
※ビユーテーのドライブスルー洗車機“HAYABUSA(隼)”
そこまでして洗車なんてしなくていいんじゃないか?と思ってもいいところなのですが、そうはならないのです。とにかく、愛車がちょっとでも汚れていると気になるんです!できるだけ愛車はキレイにしておきたい。なので洗車は出来るだけしたい。でも時間も場所もない。結果、短い時間で洗車できる洗車機を利用することになります。
そんなことから洗車機のお世話になることが多くなるのですが、クルマを愛するものとしては、世間一般で言われている「洗車機で洗車するとキズがつく」説はずっと気になっていました。愛車にキズがつくのは絶対にイヤなわけで… そこで!今回はそのあたりを中心に洗車機メーカー「ビユーテー株式会社」さんにいろいろ聞いて見たいと思います。
ホントに洗車機で洗車するとキズはつくのか?洗車機メーカー「ビユーテー株式会社」に行ってきました【PR】
ビユーテー株式会社さんは愛知県名古屋市港区にあります。

ちなみに表記上は「ビユーテー」と記載しますが、発音は英語のBeauty、すなわち「ビューティー」でOKだそうです。
なんと2015年に50周年を迎えたという歴史ある会社なのです。
日本で初めて移動式門型洗車機を開発し、その1号機がこれ。
基本的な構造は現在の洗車機と大きく変わらないようですが、1962年ですから、センサーのようなものはまだまだありません。なのでこのレバーを動かして…?
上側のブラシを人力でコントロールするそうです。歴史を感じます。
ビユーテーさんの洗車機の歴史。いろいろなタイプのものがあったんですね。
こちらが展示場。最新の洗車機が設置してありました。
お話を伺ったのはビユーテー株式会社の山内さん。

いろいろ見させていただく前にまずはお話を。
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ズバリ、洗車機で洗車するとキズはつくのですか?
山内さん(以下山):皆さん一番気にしているところですよね。我々も皆さんが実際にどれくらい気にしているか調査を行ないました。
洗車を自分でする人で“洗車機を使わない人”の理由の20%が「キズがつきそう」で、一番多かった理由でした。
厳密に言えば手洗いでもキズはつきます。すなわちキズのつきにくさで言うのであれば、洗車のプロのが手洗い洗車する洗車が一番キズがつきにくいと思います。
では、洗車機ですが、一般的な手洗い洗車と比較してキズがつく可能性はほとんど変わりありません。手洗いの方法によっては洗車機で洗車した場合の方がキズがつきません。これは洗車機メーカーとして声を大にしてお伝えしたいことであり、事実です。
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なぜでしょうか?
山:洗車には手順があると思います。水で大まかな汚れを落とし、スポンジと泡で洗い、水ですすぐ。この手順を洗車機は確実に行ないます。洗車の工程で一番キズがつく可能性がある工程は“洗う工程”です。手洗い時に水でしっかり汚れを落とせずに、汚れの残ったボディにスポンジを乗せて、スポンジの面を変えずにゴシゴシしたら確実にキズがつきます。
洗車機はしっかりとボディ全面に水をかけながら汚れを落とし、回転するブラシは常に水をたっぷり含んだキレイな面のブラシで洗います。すなわちキズがつきにくいのです。
ある調査報告によると、人間の手の力による洗車は、個人差はありますが洗車機のスポンジブラシに比べ、10倍近い圧力がかかっているそうです。力加減も洗車機は丁度良い加減で洗ってくれます。
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ブラシでキズがつきそうなイメージがあるのですが
山:たしかに過去使用されていたナイロン製の硬いブラシを使用していたときはキズがつく可能性があったかもしれません。現在はスポンジ製のブラシが主流となっていてナイロン製のものより柔らかく、また四角い面と水を含みやすい形状になっているので汚れを落としやすくなっています。
スポンジ製ブラシ。これがキズをつけるイメージなのですが…
ブラシを見てみると程よく硬さはあるものの全体的に柔らかく軽い。四角い形状なのでボディに接触しやすく、またスポンジ一本一本の表面にゴルフボールのようなディンプル加工がされていて、水分を含みやすく、水の膜を作ることでキズがつきにくくなっています。
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これなら洗車機を避けて洗車せず汚れをためるくらいなら洗車機で洗ったほうがいいですね。
山:そうなんです。よく聞くのが、ディーラーさんなどでコーティングを施工されて、「洗車機はなるべく使わないでくださいね」と言われて、納車時にメンテナンスの方法を教えてもらったものの、メンテナンスが必要な頃にはすっかり忘れてしまい、結果キレイな状態で維持出来ず、ボディの状態も悪くなり、何のためにコーティングしたのかわからなくなってしまったというケース。ぶっちゃけちゃいますが、洗車機の影響はご説明したとおりなので、メンテナンスの方法がわからないのであれば洗車機で洗車したほうがコーティングをキレイに保てますよ。また、コーティングを保護するコート剤を施工することも出来るんですよ。
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洗車機は間違いなく洗車の手順で洗車をしてくれる、というのが響きました。洗車をしない状態を続けるより、定期的に洗車してあげたほうがいいのは間違いないようです。時間が無いときなどは洗車機を活用するといいですね。
さて洗車機を見てみたいと思います。
ビユーテーさんの最新型洗車機「MIYABI(雅)」です。
https://beau-ty.jp/wash/drivethrough/wash_miyabi/

実は女性の利用者が多いという洗車機ですが、操作が必要な洗車機はまだまだハードルが高いと思われているそうで(ビユーテーさん調べ)女性にも受けやすい和服をイメージしたデザインにしたそうです。
ちなみに、洗車機の種類としてざっくり言うと「フルサービス型」「ドライブスルー型」があり、セルフスタンドでよく見る洗車機が「ドライブスルー型」です。今回ご紹介する「MIYABI」は「ドライブスルー型」です。
なんと山内さんが作った(!)という「MIYABI(雅)」の動画です。
動画をみてしまえばおおよそわかってしまうのですが、写真も撮ってきたのでこちらでもご説明を。まずはブラシ。上側のトップブラシ、サイドブラシは左右にそれぞれ1つ。下回りを洗うロッカーブラシも同じく左右にそれぞれ1つ。全部で5つのブラシが付いています。
タイヤ洗浄用ブラシもあります。これは初めてみました。偏心するので、タイヤ全体をしっかり洗ってくれます。
洗車機の要とも言えるセンサー。え?どこがセンサーかって?
実は隙間にあります。175本の軸で車形をとらえます。
LEDで点灯するレインボーライトシャワーは工程毎に色を変えて照射してくれます。
手洗いでもなかなか洗うことが出来ない下回り用洗浄も設置してありました。
では参ります。
受付機はクルマに乗ったままで可能なタイプ。クルマによって上下に高さを変えてくれます。
洗車機入り口にある高さ制限看板。この下に、
センサーが設置してあります。これが高さを判断し、受付機の高さを調整します。地味にハイテク。こういうの感動しちゃいます。
受付機で洗車メニューを選択。ドアミラーを畳んで窓をすべて閉めたら洗車開始!

今回は泡洗車&コーティングを選択。
大量の水を勢い良く吹き付け、汚れを落としていきます。
水を噴霧するスプレーは角度を変えることが可能。最近多いハッチバックスタイルなど、上からの噴霧で水があたりきらない場合でも横から汚れを落としてくれます。
次に後ろ前へ泡を噴霧していきます。
噴霧完了したら、
ブラシです。泡でクルマを包み、ブラシに水をかけながら汚れを落としていきます。
サイドもこの通りしっかりと。
タイヤの位置を認識して、タイヤを確実に洗浄してくれます。
下回りはこの通り。これから雪の上を走ることが多くなりますが、クルマを錆びさせる融雪剤が付いたらこの機械で洗浄したいです。
すすぎ完了。
次にコーティングです。「FK-2 ハイパー」を施工します。
https://beau-ty.jp/carcare/fk-2tribe/
その後ブロワーで乾燥です。
この水滴が吹き飛んでいくのを見るのが好きです。
完成!ピッカピカ!ですが、残った水滴が汚れになるので拭き取りは必ずしましょう。
FK-2 ハイパーの効果はこちら!カッチリ水玉!
クルマが洗車機から出ると、クリーニングが開始されます。
水をかけながらブラシを回転させます。これで前のクルマを洗った汚れがキレイサッパリに。
ちなみに個人的に気になったこの洗車機の回りにある白いバーのようなもの。
これはそれぞれセイフティ機構となっていて、接触すると洗車機が強制停止します。レール上にいたりしてもバーに接触すれば止まってくれます。これ大事ですね。
話が前後しますが、最後の拭き取りのように洗車機の洗車でも手順があります。手順と言っても簡単。ビユーテーさんがおすすめしているのは「予備洗い」です。洗車機が手洗いに敵わないのが細かい箇所の洗浄。機械では洗いきれません。
ワイパーの下や、
ルーフスポイラーの下など、洗車機で洗いきれない箇所を洗います。こうすることで仕上がりがよくなります。
いかがでしたでしょうか?
やっぱり手洗いだ!という方も多いとは思いますが、洗車機は進化しています。まずは近所の洗車機からチェックしてみてください。そこに「MIYABI(雅)」や「HAYABUSA(隼)」があればそれは最新式ですよ。ぜひ試してみてください。
まだまだ洗車機は進歩していくとのことですので、今後が楽しみです!
おまけ?
もう少し続きます。
実は今回、今後の洗車機の片鱗を見ました。
それがこれ。
全自動自走式洗車機「FLIT」です。

最初みたとき、洗車機の一部を外した状態なのかと思いました。なんとこれ、洗車機なのです。ワールドビジネスサテライトの「トレたま」に取り上げられたことがあるそうです。
動いた!ブラシが倒れてきました。
なんと自らクルマに近づいていきます。
そうなんです。コレなんと「どこでも洗車機」なのです。センサーでクルマ全体に形を読み取り、自走してクルマ全体を洗っていきます。見切れてしまいましたが、水は上から噴霧しています。
ボディを半分ずつ洗って一周して完了。1点だけまだ出来ないことが。
それはブロワー。乾燥が出来ないので、拭き取りはお願いします。
しかし、この「FLIT」の最大のメリットはどこでも使えること。自走する車輪にもサスペンションを内蔵しているので、多少の段差もOK。
気になるお値段はおおよそ高級車1台分とか。。個人で購入したいという方もいたそうです。
ちなみに、先に紹介しましたドライブスルー型洗車機「MIYABI(雅)」はオプションによって800~1300万くらいだそうです。
最後にビユーテーさんみんカラベストセレクションとSNSアカウントなどのご紹介を。
みんカラベストセレクション
https://minkara.carview.co.jp/article/segment/2017/beauty/carwash03/

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おしまい