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2014年07月20日

HV対抗の本命か。(新型デミオ・スカイアクティブD)

HV対抗の本命か。(新型デミオ・スカイアクティブD) エコカー減税や免税制度が始まってからというもの、国内メーカーはJC08モードという、実用燃費の参考にさほどならない燃費の数字を競ってきていたと思います。特にコンパクトカーや軽自動車で顕著ですね。その末生まれたもの、高効率ガソリンエンジン+ハイブリッドによる技術の進化があると思います。確かに、20㎞/リットル超えはそれほど珍しいものではなくなりました。こういった技術の進歩は重要だと思います。
 一方で失ったもの、それはドライバビリティと言えばいいのでしょうか、車を運転しているというよりは、「箱を動かしてる」ような感覚を覚えることです。変速では、昔よりは自然なマナーになってきたとはいえ、普段MTやATに乗る身としては、CVTの感覚には決して好感を覚えることはありません。
 アクセルに関しても、排ガスの問題等で、スロットルに電動モータが介在するようになってからは、いわゆる「作られたレスポンス感覚」が感じられることしばしば。電動パワステは仕方ないと思っても、省エネ達成のために犠牲にされた部分は少なくないと思います。

 
 そんな背景は関係ないのかもしれませんが、各自動車雑誌やウェブ上では、次期デミオに対する前評判というか、期待値の高さを思わせるような記事があふれていたように思えます。それは、やはりCX-5やアテンザ、アクセラといった今のマツダを支える車種がヒットしたこと。特に、デザインや質感、そしてスカイアクティブディーゼルに代表される新しいパワーユニット群が市場に受け入れられたことに他ならないと思います。
 これら3車を試乗した際、レスポンスが良く、ロックアップ領域の広い6ATなら、CVTが欲しいなどと思うことは全くありませんでした。


 特に、スカイアクティブディーゼルの性能が受け入れられた面が大きいと思います。巷で見かける3車種、観察してみると、特にCX-5とアテンザはディーゼル車だらけですから。HV同様、スカイアクティブディーゼルもガソリンエンジンに比べると数十万円の追加投資が必要なのですが、それ以上の魅力があふれているということなのだと思います。
 某社の同クラスのハイブリッド車、確かによくできた車だと思います。友人が所有しているのですが、それなりによく走りますし、燃費は当然のことながら良く、使い勝手もいいです。ただし、友人のハイブリッド車評は、あくまでも「買い物と通勤の足」であり、決してファーストカーではありません。なぜか?彼はスポーツカーをこよなく愛する人間であり、エコカーは完全に割り切ったうえでの選択肢だと語っていました。「せいぜいこんなもんかな」の塊のようなものだと。だけど、生活するうえでは、あってもいいかなと思える、そんな選択だったと。
 
 燃費が良く、パワーもあって、レスポンスもいい、そんなエンジンに仕上がっているとしたら、スカイアクティブディーゼルの価値は非常に高いと思います。走りを愛する人としては、積極的に選ぶ対象になるでしょう。また、HV車のように、電池の劣化を気にする必要もありませんから、私のように距離を乗る人間にとっては非常にありがたい物になると思います。また、モーターが介在する複雑なメカニズムに比べて、従来通りの「エンジン+トランスミッション」だけの構成は、信頼性の高さを感じさせられます。複雑な構造に起因する、意味不明な故障に見舞われるリスクが低くなるでしょう。

 インパネ周りは、ありきたりな2DINスペースに占領されたデザインは廃され、アクセラ同様のマツダコネクトモニターが備わっています。これは好き嫌い別れると思いますが、私はこれでいいと思ってます。まあ、オーディオをいじる人には面倒かもしれませんが。
 

 新型デミオ、期待してます。このクラスのエコカーは、ハイブリッド+CVTが1番人気、他にはダウンサイジング+スーパーチャージャーだったり、デュアルジェット(燃料噴射装置)ガソリンエンジンなどがひしめいています。価格は高くとも、性能さえ出すことができれば、スカイアクティブディーゼルは一気に主役になる力を秘めていると思います。私的には、非常に好感度が高いですが、特にこだわりの無いお客様が多数を占めるであろうコンパクト市場の反応がどうなるか、楽しみですね。

 最後に、すでに生産が始まっている段階ではありますが、「品質」面の確保だけはこれまで以上に力を入れてほしいと思います。これは、特に新技術を導入した際、設計段階で捕まえ切れない不具合を有したまま、出荷してしまう例が最近増えているからです。特にH社のHV車は4回も同じ部位でリコールを出すに至りました。リコールを出すことは大切ですが、リコールを出すということは、人に危害を加えかねない商品を市場に出した証でもあります。一つ、致命的な問題を抱えてしまうと、他の部分は大丈夫か?と、車全体を疑わざるをえなくなります。H社のコンパクトHV車みたいな、お客様をガッカリというか、危険にさらすような車を出荷してしまう事態に陥らないように、これまで以上に気を遣って欲しいですね。
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Posted at 2014/07/20 15:34:23

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この記事へのコメント

2014年7月20日 17:48
こんにちは。

H社のリコール回数には驚きました。

私も多段ATの方が好みですね^^;
コメントへの返答
2014年7月20日 18:20
こんにちは。

H社、ちょっといかんですね。
リコール内容にしても、安全側に振る変更を加えることで、本来の性能を落とすことで、何とかしているような気がしてなりません。

CVTは、砕けたスチールベルトを見てしまってからというもの、避けたい一心になりました(^^;;;

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