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イイね!
2020年10月09日

マツダMX-30に乗ってきました。

マツダMX-30に乗ってきました。 昨日のこと、マツダの担当営業マンの方から電話、「MX-30試乗いただけます!」とのこと。ただでさえ数少ないマツダの今年の新型車ですからねえ、何とか売りたいでしょう、当然ながら。
 昨年の東京モーターショーにて初めて実車の存在を知り、市販前提であることも知っていたものの、そのコンセプトがイマイチ心に響かなかったということもありましたので、電話をもらった時も「ふーん」程度ではありました。でも、クルマってのは実際の近くで見たり、乗ったりすることで印象が随分と変わるもの(良くも悪くも)。時間ができたので、見に行ってみました。
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 そうそう、モーターショーで初めて目にしたのがこれ。いきなり、流行りのSUV的な車高の車にクーペルック、RX-8みたいな観音開きなサイドドアと、若干2代目ハリアーみたいなリヤコンビランプを与えられた、ある意味衝撃的なモデルでした。「毒を以て毒を制す」ような印象でしたねえ、良くも悪くも「すげえ」と言う印象、これがEVであることなど二の次な印象でしたよ。
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 で、量産型を目の前にしました。雑誌などの情報媒体で見慣れたのか、もはやそれほど衝撃は無いものの、やはり「変わった車だなあ」と言う印象。まあ、こういうデザインや色遣いも、ハマる人にはハマるのでしょう。
 しかし、こういうフォルムを与えるのなら、CX-3程度のサイズで作った方がいいような気もしました。初代ジュークみたいなサイズで。これだけデカければ、リヤドアは「普通のドア」でもよかったような気がします。
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 観音開きドア、RX-8のそれを操作したときよりは自然に開閉できたような気がします。車高が高いので、単純に操作性が改善されたのかもしれません。
 とはいえ、運転席側からの乗降性はあまりよくありません。特にパワーシートを装備している場合、運転席をスライドさせるのに時間がかかります(装備されていない助手席側からの出入りがお勧めです)。また、側突対応のためにステップが上側に張り出しているため、足運びするときにも気を遣います。
 ただし、リヤシート自体はしっかり作られており、実際に座ってしまうと、そこは車格が大きいだけのことはあって、まあまあ普通に過ごすことができるという印象でした。しかし、ここにチャイルドシートは厳しいでしょうねえ・・・ISOFIXのアンカーが装備されてはいますが・・・。
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 インパネはマツダ3等とは一味違う、直線基調のもの。エアコンやシートヒーターなどの操作パネルはすべて液晶タッチパネルになりました。また、そのパネルやシフトレバー、マツダコネクトのコマンダーの部分は「浮島」状態で、下には空間があり、小物入れやUSB/HDMI機器のスペースとなっています。と言うことは・・・MTは無理でしょうね。
 マツダ3では、インパネアッパー部が滑らかな曲線を主張していましたが、MX-30では直線です。これがいい、ナビの画面も見やすいし、全体的にシンプルですっきりした印象にしてくれています。遊んでいるようで、機能的なインパネだなと言う印象。
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 面白いのがこれ、センターコンソール下部やドアハンドル部に施されたコルクです。もっとも、生材のコルクのような手触り、弾力性はありません。内装材として使用するうえで必要な耐久性を持たせるための加工、特に表面加工が施されているようでした。しかし、それでも見た目的にこの車の個性となっています。特に、インパネにこれまで多く施されていた「木目」ではない新しい価値観を創造したという点では、マツダの創業時と言うヘリテージ性もあって、他車(他社)にはない独自性を主張することに成功しています。
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 走ってみました。2.0スカイアクティブG+マイルドハイブリッドの組み合わせは国内初登場(海外向けマツダ3にはあります)なので、初体験。なるほど、トルク感を感じます。気持ちパワフルかも?と言う印象。まあ、車重が1,460㎏にもなりますから、身軽ではありません。
 半面、ブレーキ減速時に、ブレーキフィーリングが若干スポンジーになる気がしました。どうも、回生ブレーキが介入しているようですね。あと気になったのは、なぜかシフトショックが大きかったこと。マイルドハイブリッドのせいなのか、個体差なのか、よくわかりませんでしたが、普段CVTに乗ってる人が試乗しに来たら気になると思います。
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 今日は雨だったこともあり、自宅カーポートの下でいろいろ見てました。車庫に入れて思ったこと、やはりでかいですね。この顔はすぐ慣れそうですが。
 思ったよりも運転しやすかったのが印象的でした。個人的には、ベースと思しきCX-30よりも運転しやすかったと思いました。また、踏めばそれなりに元気に走るし、レスポンスも悪くありません。シートやポジションなどが定めやすいのは、最近のマツダ車の美点ですね。
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 しかし・・・モーターショーではEV仕様が展示されていました。また、プレスリリースにて、後日レンジエクステンダーEV仕様が登場することも発表されましたね、しかもロータリーエンジン。もちろん、それなりに高額になるはずですし、期待通りの仕様になっているかは未知数ではありますが・・・車好き、メカ好きとしては、真打ちたる「ロータリーエンジン付きMX-30」が見てみたいですね、実際購入するのがマイルドハイブリッドになろうとも。そう思う人が多ければ、初めは販売で苦戦するかもしれませんね。
 とはいえ、世の中が「5ドアハッチバックのSUVだらけ」になっている中、こういう個性があることは、むしろ歓迎すべきことだと思います。あとは、どう育てるか、かつてのホンダHR-VやマツダCX-7みたいに、いつの間にか消えた、みたいなことにならないように、「マツダ初の量産EV」として進化することに期待したいと思います。
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Posted at 2020/10/09 23:41:46

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この記事へのコメント

2020年10月13日 23:18
大変興味ありました。TMSで見て以来1年が経ち少し鮮度は落ちていますが、マツダ初の市販EV車として楽しみでした。マイルドHV仕様が先に出たのは予想外でしたが、割安な価格設定にも感じました。あとはEV仕様の価格差でスカイXのような拒絶反応が出ないかを気にしています。

確かにボディサイズはもっと小さいほうが観音開きドアを活かせそうな気がしますが、輸出先のドライバーの体格を気にしたのでしょうかね。レンジエクステンダー付EVなのでお洒落でシティコミュータ的要素も強めてR360クーペみたいな小粋な車になったら面白そうです。

コルクの内装は知りませんでした。TMSで粗品としてコルクのコースターが配られていましたのでこれはMX-30の事前予告だったんですね。東洋コルク工業を前身に持つマツダをよく表現した内装アイデアだと思います。ボルボのガラス内装に対抗しうるアイデアだと思います。他車展開にも期待。
コメントへの返答
2020年10月14日 22:48
お疲れ様です。
確かに鮮度は落ちましたが、1年前を思い出すと、新鮮と言うよりは「意表を突かれた」感が強かったので、今回はすんなりと受け入れることができました。
EV仕様ですが、航続距離がそれほど長くなさそうなので、そんなに高くならなそうな気はします。
レンジエクステンダー付きは、高価になりそうですけどね。

まあ、あのくらいのサイズじゃないと、後席でなんて、とても過ごせないような気はしますね。
日本ではでかいMXですが、欧州などではそうでもないのかもしれませんね。

マツダは最近でもコルクコースターを配ったりしてましたからね、MXの予告のようで、100周年記念の一環かもしれません。
コルクが目立ちますが、フィットやホンダeにもみられる直線基調のインパネはすっきりしていて好感触でした。ボルボみたいなフローティングタイプのインパネ周りにもセンスを感じました。コルクの印象が良かったのは、そういった部分との調和がとれていたからだと思います。
外装の奇抜さが目立ちますが、内装の作りこみをぜひ見てもらいたい1台ですね。

バカ売れはしないでしょうけど、マツダにしか作れない車であることは確かですね。
このクルマを自動車評論家さんたちがどのように評するか、楽しみにしてます(笑

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「[整備] #スバル360 スバル360のユーザー車検。令和7年(2025年)7月。 https://minkara.carview.co.jp/userid/309077/car/907411/8313503/note.aspx
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