2016年01月10日
溶接の基本って
素材同士を溶け合わせるのが基本。
電気溶接でもガス溶接でも溶棒は補助よ。
電気溶接でスポットが一番わかりやすい罠。
完全素材同士溶かしてとめてるだけでしょよ。
ガス溶接は元々素材同士の融点見極めて、融点付近まで熱して加熱面つきあわせて
接合するモンよ。
ガスは強度持たせてつなぐのはかなり難しいけど。
オマケにアルミやSUSでは難しい上に強度を持たせることは不可能。
これらは電気溶接有るのみ、アルミは酸化性が高いので酸化防止ガスで周囲を覆って
抵抗値も低いので鉄系素材とは桁違いの電流流す必要もあるけど。
で、電気溶接での話。
「ババはダメ、ジジは良し」
コレ基本。
溶接時アーク出てるときの音のことなんだけど。
ババと言うときは溶接対象から離れたところでアークが飛んでとっちらかってるか
電流流しすぎで温度が上がりすぎてるコトを示す(だいたいこんなところ)
球もいっぱいできるし、火花も派手に飛ぶ。
ちなみにスポット溶接は本来火花が飛ばない。
接合部品の精度が悪くて隙間があると飛ぶんだわ。
昔の自動車組立ラインの映像でばんばん火花が飛んでるの、車体精度が低いからよ。
んで、溶接するときのの字もしくは細かくギザギザに溶接線をなぞるようにと言うのがあるけど
要は素材同士をとけ込ませるためにやるんだ罠。
溶棒で繋ぐんじゃない、素材同士を繋ぐんだから。
盛りはその課程でできる副産物なんだよ。
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Posted at
2016/01/10 01:01:21
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