
画像は「ガンダムUC」で個人的に
一番グロイと思ったカットです(笑
※リゼルに滅多打ちにされたギラ・ズールです。首がもげてます(涙
劇場で先行販売された「ガンダムUC」のBDを
繰り返し見ていて、思いの他細かい描写が
されている事に気付きました。
原作にあったシーンをできるだけ再現した場面、
原作に無かった場面など、色々あったので、
個人的に気に入った場面をいくつかご紹介してみます。
ストーリー上のネタバレにはならない場面を選んでいますが、
自分で見るまで見たくないよっていう方は、この先は見ないように願います。
まずは個人的に最も驚いた部分。
それは
背景作画の美しさですっ!
ガンダムUCの背景美術担当は
アトリエ・ムサの池田繁美さん。
池田さんはガンダムシリーズの背景美術を担当されている方で、逆襲のシャアやF91でも
美しい背景画を披露して下さっていて、過去何度も感動したものです。
そして今回のガンダムUCの背景画は過去最大級と言っても過言ではないと思います。
ほんとに、映画館で見てBDで見て、心からそう思います。
デジカメで撮った画像じゃほとんど伝わりませんが(PCにBDドライブ無いのデス)
少しだけご紹介。ぜひ劇場で、PS3やBDでご確認ください。ほんっと綺麗ですっ!

この細かく美しい描き込みが、全編続きます。
普通アニメ作品というと背景画は細かい場面とそうでない場面がありますが、
ガンダムUCでは最初から最後まで背景はこの密度で描かれています。
劇場クォリティを名乗るだけはありますね。
続いてクシャトリヤの隠し腕大活躍(笑
↓左からジェガンを撃破した後、隠し腕でファンネルを回収しています。
バルカンの間隙を縫って隠し腕でリゼルの頭部カメラを粉砕した後ビームサーベルを奪います。

↓
左からサーベルで斬りかかって来たリゼルをサーベルで受け止めつつ隠し腕を展開するクシャトリヤ、
そのまま隠し腕でリゼルを捕縛します。よく見るとサーベルを持っていない左手でリゼルの頭を抑え、
2本の隠し腕でリゼルの両腕を抑えて反撃不能にしていますね。

↓そのままリゼルをコロニーの河にあたるガラス面に叩きつけ、ファンネルで一斉射。
そして最後に、昨日書きたかったけどMy掲示板の投稿制限で書けなかった、
マリーダに関する細かい描写の数々を。
原作にあったシーン、無かったシーンと色々ありますが
マリーダの優しさがうまく描かれていて、これを見た時ちょっと嬉しかったです。
彼女の過去と最期を知る者としては…涙無くして見れない…(涙
という訳で題して「マリーダは優しい娘」(何
逃走したミネバを捕まえる為に先回りしたマリーダたちでしたが、
民間人のバナージに予想外の反撃を受け取り逃した一連のシーンです。
↓バナージに頭突きで突き落とされる仲間が床に激突するのを受け止めてあげるマリーダ。
↓ちなみに、この男性、サングラスを取ると昔のマンガのキャラのような「3」の目してます(笑
↓外れたサングラスをキャッチして、ちゃんと彼の目にかけてあげるマリーダ。

この後マリーダは彼を踏み台にして上の段に飛び乗りますが、
その時も強い力で彼を踏むのではなく、優しくふわっと飛び上がる感じで
仲間を労わっている事がわかります。
その為に逃げるバナージたちに距離を開けられてしまいましたが、
鍛え抜かれた強化人間のマリーダの足の速さがあるので問題なく追いつきます。
このシーン、気付いた方居ますか?
私は気付いた時、妙に嬉しかったですよ^^
同じシーンからもうひとつ。
ミネバたちを待ち伏せする場所にいた建設現場の作業員たちに、
ネオ・ジオンの者とばれないように、マリーダたちは作業員たちを気絶させています。
しかしバナージたちに逃げられた後、放っておいてもいいのにマリーダは
作業員たちを回復させて立ち去ります。
↓
左から、作業員を回復させるマリーダ。意識が朦朧としている作業員たち。その作業員の目に映る立ち去るマリーダ。

ていうか機密保持の為に殺しても良かったのに、
マリーダは連邦兵士以外にはとにかく無駄な殺生を避けようとしています。
この一連のシーンは原作には無かった場面です。
原作ではマリーダはバナージの腕を抑えミネバの行くえを問い質し、
へタレなバナージは簡単に話してしまうのですが、アニメでのバナージは
ハロを巧みに使いプロの軍人のマリーダたち3人を出し抜いてます。
何このカッコイイバナージ(笑
お次は仲間が撃墜されたのを母艦の中で感じ取り身体を震えさせるマリーダ。
↓リゼルのビームで撃墜される味方のギラ・ズールとそれを感じ取り苦悩するマリーダ。

これは原作にもあったシーンです。
サボア(ギラ・ズールのパイロット)が迂闊なのですが、
助けられなかった事を悔やむマリーダの苦悩が見て取れます。
原作ではサボアの死に気付かなかった母艦の仲間を怒鳴りつけたりしてます。
最後に、自身で撃墜したジェガンの残骸が市街地に降り注ぎ、
民間人に犠牲者が出た事に苦しむマリーダ。
↓
左から、地面に激突し逃げ惑う人々を巻き込むジェガンの残骸(画像がブレているのは手ブレではなく演出です)
それを感じ取って苦しむマリーダ。

このシーンは原作にも少し描写があったものの、マリーダが苦しむシーンが
あまり詳しく書かれていなかったような気がします。
とりあえず、いくつかピックアップして書いてみましたが、
他にも細かい描写はたくさんあります。
マリーダとクシャトリヤはストーリー上、途中で一時期出番が無くなります。
その鬱憤を晴らす為か、第1話ではこのペアの活躍がとにかく目立っていますね。
一部で「クシャトリヤ無双」などと言われるように、クシャトリヤが大活躍です。
やはり最初と最後しか出番が無い機体ですから、
少ない出番を大切に描いてくれたんですね。
クシャトリヤがガンダムUCで最も好きな私としては、感無量といったところでしょうか。
他にもコリオリ気流に流されて、コロニーの地表すれすれでは
ファンネルの姿勢を安定させる事が難しいという原作のシーンを描いた場面もありましたね。
ほんと、原作を読んだファンをも唸らせる細かい描写の数々に恐れ入りました。
まだ気付いていないシーンもたくさんありそうなので、
これからの発見がまた楽しみでもあります。
改めてこの第1話、スタッフ全員が本当に一生懸命作ってくれている事が実感できました。
原作からのファンとしてこれほど嬉しい事は無いですよね。
残念ながらカットされてしまった場面などもありますが、
今回の第1話はそれを補って余りある完成度だったと、改めてそう思います。
続く第2話にも、同等以上の完成度を期待したいですね~。
これらの画像は、My掲示板(
その1)と(
その2)にたくさんありますので、
興味のある方はそちらも覗いてみて下さい。
以上、長々とまた書いてしまいましたが、
読んで下さった方、いつもほんとうにほんっとうにありがとうございます。