
メカデザイナーのカトキハジメ氏が、
自身の好きなものをGFFNクォリティで商品化していくシリーズ、
「
COMPOSITE Ver.Ka」の第3弾、電脳戦機バーチャロンより「
MBV-04テムジン」です。
事前に予約していた為、発売日には届いていましたが、
前回のランスロットの時と同様に、
今回もうpするのを忘れていたので、2週間も経った今頃になってのうpです。
「電脳戦機バーチャロン」はカトキハジメ氏がデザインした
巨大戦闘用ロボットによる対戦型アクションゲームで、
1995年に業務用としてデビューし、その後度々新作が投入されると共に、
何度か家庭用にも移植されています。
これまでにもコトブキヤなどの模型ディーラーによって、バーチャロンに登場するロボット
「バーチャロイド」は何度も立体化されてきていますが、
そのほとんどは2作目「オラトリオ・タングラム」以降のモデルでした。
オラトリオ・タングラム以降のデザインは非常に派手になっていて
個人的に好みでは無いのですが、
今回のCOMPOSITE Ver.Kaでは珍しく、
バーチャロン第1作目のテムジンが商品化という事で、
ついつい惹かれるように購入してしまいました。
やはりバーチャロンのデザインは第1作目が一番カッコイイです。
バーチャロンというと、「
けいおん!」の平沢唯役の声優、
豊崎愛生さんが熱狂的なファンだそうで、
1台3万円するツインスティックEXを2台所有しているそうですね。
少し意外でした(^^;
という訳で、いつも通りにパッケージから。

今回のテムジンはパーツ数が少ない為、ブリスターパッケージも1段になっています。
ランスロット・アルビオン、グレン・ラガンに続き
テムジンもちゃんとイラストカードが入ってます。
ランスロット・アルビオンではエナジーウイングの一部が欠けていたりしましたが、
今回のテムジンではそういった繊細な部分はあまりない為、
最初から破損している部分はさすがにありませんでしたね。
では、テムジンを取り出してみます。
ボディ周辺をアップで。

塗装はほとんどの部分がメタリック塗装となっていて、とても綺麗です。
コバルトブルーのメタリックとホワイトパールに、ガンメタのメカ色と、
シルバーのマーキングが良い感じに合わさっています。
オレンジイエローだけはメタリックではありませんが、
色の濃さが控えめでバランスが取れています。
頭部バイザーや各部にあるセンサー類は全て
エメラルドグリーンのクリアパーツになっています。
バーチャロイドといえば、背部のVコンバータ(セガサターン)ですよね。

バーチャロイドのメインジェネレータともいえるVコンバータも、ちゃんと再現されています。
かなり細かく塗り分けられていて、一目見ただけでセガサターンだとわかりますね。
Vコンバータはもちろん開閉します。
左右のスラスターは基部がボールジョイントになっていて、見た目以上によく動きます。
サターン内部はディスクホルダーがせり上がり、付属のディスクを取り付けられます。
ディスクをつけたままVコンバータを閉じて格納する事もできます。
私の購入したものは、サターン表面に
マーキングか何かのシルバーが付着していて、ちょっと残念でした。
装備品は基本的なもののみになっているので、
機体デザインと相まって、今回はかなりシンプルな印象です。
まずは標準型のビームライフル。

もちろんサイドのセンサーはクリアパーツになっています。
おまけでテムジンの簡易量産型「10/80(テンエイティ)」のオプションの
旧型ビームランチャーも付属しています。

このビームランチャーは旧型という事で、ビームソード形成機能が無いそうですね。
個人的にはこちらの方がデザインは好みです。
なんとなく宇宙世紀モビルスーツ用の武器っぽくて…(笑
GFFシリーズではほとんどのモデルに、
交換用ハンドパーツの中に左の銃持ち手も入っています。
このテムジンも例外無く入っているので、
それを利用してライフル2丁なんていう遊びもできますね。
パワーボムももちろん付属しています(1個だけですが)

ボムには接続用ピンがあり、左右の平手の穴に差し込む事で、手に持つ事ができます。
テムジンといえばビームソード。
あの長大なビームソードもちゃんとクリアパーツで付属しています。

ビームソードは標準型ビームライフルに挿し込むようになっています。
ソード部分はかなり重く、これを付けると
テムジンの腕の関節では保持する事ができません。
台座はランスロットと同じものです。
テムジンには背中と腰部に3箇所、スタンド用の穴が開いていて、
別売りの魂STAGEのスタンドが取り付けられるようになっています。
私は持っていないので試す事はできませんがっ。
可動に関しては、結構よく動きます。
デザイン上、足首はアンクルガードが大きすぎて可動範囲が狭目ですが、
ブーツの接地面積が広く接地性は悪くありません。
ブーツはかかと部分が独立可動する為、
ゲーム中のように歩き・走り時のポーズが再現できます。
股関節は左右独立可動の1軸上下動+ボールジョイント接続に加え、
大腿部にもロール軸がありスイングできます。
このデザインでなぜかフロントスカートがボールジョイント接続で可動します。
サイドアーマーもボールジョイント接続ですが、見た目通りほとんど動きません。
リアアーマーは完全に固定されています。
ボディも2箇所で(恐らくボールジョイント)動きますが、デザイン上可動範囲は狭いです。
頭部は恐らくボールジョイント1つのみですが、それなりに表情付けができます。
肩は肩アーマーが独立可動、肩関節に1軸スイング+ボールジョイント。
膝は2重関節で膝アーマーが独立稼動します。
肘は1軸関節になっていますが、
↓画像のようにデザイン上上腕と下腕が接触する部分があり、
動かしていると接触している部分の塗装が削れてしまいます。

この画像ではまだ2~3回動かしただけですが、既に塗装が剥がれ始めています。
他の部分でも同様に干渉する部分は簡単に塗装が剥がれてしまいます。
アクションフィギュアなのに、動かすと簡単に塗装が剥がれるのはちょっと悲しいかな。
まぁその分造形はとてもよくできていますし、エッジもディテールもしっかりしているので、
ガシガシ動かさずにディスプレイモデルとして見れば、過去最も完成度の高いテムジンだと
言い切ることもできるかと思います。
他にGFFでは当たり前の塗装のはみ出しですが、
前回のランスロットの時よりも
このテムジンの方がちょっとはみ出しが多いかなと思います。
少し遊んでた間に見つけたものをいくつか貼っておきます。
細かい部分まで見ればもっとたくさんありますが、
まぁ飾っていれば気にならないと思います。

下段3つ目の画像は塗装のはみ出しでは無いのですが、
クリアパーツの横にヤスリで削った跡がはっきりと…orz
細かい事だけど、他がかなりよくできているだけに、小さい部分が目立ってしまいます。
とまぁそんな感じで、COMPOSITE Ver.Ka第3弾「テムジン」でした~。
とてもよくできているので、初期のテムジンが好きな方は
買って後悔はしないと思います。
ここに載せた以外にも
My掲示板(画像48枚)に画像がありますので、
ご興味のある方はそちらもご覧下さい~。
さて、次の第4弾はあの「
涼宮ハルヒ」ですので、さすがに私はスルー確定です。

…グライディングラムを再現するのは、やはり難しいかな(^^;