
10月20日に発売されたHGUC最新作「
RMS-179 ジムⅡ」を、多忙の中作ってみました~。
このキットは
夏に発売されたHGUC「ジムⅢ」のバリエーションキットです。
メインボディやスリッパ周りなどをジムⅢと共用しつつ、
他の部分はジムⅡ専用ランナーに置き換えた形になっています。
ジムⅡ、ジムⅢともに間もなく公開されるOVA「
機動戦士ガンダムUC episode4」の
劇中に登場する事がきっかけでのHGUCキット化となった為に、
キットのデザインはZガンダムやガンダムZZ、逆襲のシャアで登場した際とは異なり、
あくまで「
ガンダムUC版」を元にしています。
パッケージにはしっかりと「Zガンダム」「ガンダムZZ」って書いてあるのですが、
誰がどう見てもUC版準拠ですよね。
でもこれが無ければどちらもまずHGUC化される事は無かったでしょうから、
ジム好き、量産機好きにとっては「最新キットとして出てくれるだけで」嬉しいものです。
さて、前置きが長くなりましたので、ここからキットレビューに行きたいと思います。
↑のパッケージ画像に続いて組立説明書です。

ジムⅡの最も印象的なシーンというと、
やっぱりZガンダム第1話でクワトロ達のリック・ディアス3機に
一方的に蹴散らされるシーンですよね。
組立説明書でもその1話のシーンを再現していますね(Mk-Ⅱが…)。
エゥーゴカラーの設定画が載っていますが、
これを見て塗装に挑戦するのは少し難しいかも?
ここからはランナーの紹介ですが、
せっかくなのでバリエキットである「ジムⅢ」の同ランナーとも比較してみます。
各ランナー3枚目の比較画像は、左がジムⅡ、右がジムⅢです。
↓多色成形のAランナーです。

AランナーはジムⅡとジムⅢで共通になるパーツがメインですが、
頭部カメラゴーグル等一部はスイッチでそれぞれ専用になっています。
↓シールド等のBランナーと、ビームサーベル刃のクリアパーツです。

ジムⅡのBランナーはなんと、シールドの1パーツのみ!
ジムⅢではミサイルポッドやコクピットハッチ等がセットされています。
ジムⅡのビームサーベル刃は設定通りのクリアイエローになっています。
何気にHGUCサイズのクリアイエローの汎用サーベル刃は
あまり多くないので、意外と貴重だったりします。
でもサーベルグリップは1本しか付属しません。
↓関節部やバックパック、武装等のC1ランナーです。

ジムⅡ、ジムⅢともに関節部とビームライフルは共通です。
それぞれ専用のバックパックがスイッチでセットされていますね。
↓関節部のC2ランナーです。

ジムⅢでは縦2連のスラスターノズルは別パーツ化されていましたが、
ジムⅡではバックパックサイズの関係か、
2つのノズルが1パーツ成形されています。
↓腕や脚等の外装系D1・D2ランナーです。

DランナーはジムⅡとジムⅢで完全に異なる部分ですので、
ランナーもそれぞれ専用のものになっています。
ホワイトの成形色も結構違っていますね。
↓ポリキャップやシール類です。

ポリキャップは基本的に同じものです。
付属品に大きな違いがありますね。
ジムⅢではテトロンシールとホイルシールに汎用ハンドパーツセットが付属しますが、
ジムⅡではテトロンシールのみです。

ジムⅡの定価は税抜で¥1,400、
ジムⅢは¥1,500です。
しかしジムⅢには肩と腰のミサイルポッド、
Mk-Ⅱと同タイプの大型バックパック、
汎用ハンドパーツセットと
シールが二種類付属するのに、
ジムⅡはそれらが無くてシールも1つで
たった¥100しか安くないという…。
ジムⅢがお買い得な感じもしますが、
やはりジムⅡがちょっと割高に感じますね。
せめてハンドパーツセットくらい欲しかった。
さて、ぼやいていても仕方が無いので、さくっと組み立ててみます。
まずは基本装備で全身の画像から。
今回は久しぶりに自分本来のスタイルである、
素組み・スミイレ・部分塗装で仕上げています。
続いて各部のアップ画像を適当に。
↓ビームライフル、ビームサーベル、シールドです。

ジムⅢと共通のビームライフルは、スターク・ジェガン付属のものと
デザインは同じですが、フォアグリップ可動以外にも
各部のサイズ等が全然違ってたりします。
クリアイエローのビームサーベル、サーベル刃は2本付属しますが
サーベルグリップはバックパックの1本のみです。
シールドはジムⅢと共通形状です。
↓適当にポーズをつけてみる。

何をどう頑張っても強そうに見えないのは、ジムらしいですよね。
私はジムⅡを2体購入しているので、サーベル二刀流ができます(笑

出来が良いと評判だったジムⅢベースなのに、
とても大きな残念ポイントが
この肘関節のマルイチパーツ。
ジムⅢと共通の肘関節にジムⅡ専用の
マルイチ一体成型の前腕部なので
肘を曲げるとこんな不自然な形に…。
本来なら肘関節にマルイチパーツを
付けるべきなのでしょうが、
価格面などからこんな形に。
Zガンダム版ジムⅡにするなら、
前腕部とカトキスリッパはHGUCのガンダム
又はジムから移植するのが最良。

「
ガンダムUC episode4」登場時、
連邦軍共通バズーカを装備していたので、
それを再現してみました。
バズーカはジェガン(エコーズ仕様)から。
シールドがカトキシールドじゃないですが、
まぁその辺りは脳内補正で(^^;
ep4後半には陸戦型ジムのシールドを
装備した機体も出てきますが、
私は陸戦型持ってないので再現できず。
HGUC「ジムⅡ」は前述の通りHGUC「ジムⅢ」ベースです。
そしてジムⅡには今回の連邦軍カラーの他に、
グリーンのエゥーゴカラーも存在します。
という事で、積んであったジムⅢの3体目と、ボディやスリッパを交換して
「
ジムⅡなんちゃってエゥーゴカラー」を再現してみました。

設定画と比べると全然カラーが違いますが、
比べて見なければ、意外なほどエゥーゴカラーに見えませんか?
元のデザインからアレンジされている事もあって、
なかなか似合っています。
左はジムⅡとの交換でできた「赤いジムⅢ」(笑
この赤いジムⅢは存在しないカラーですが、
意外とカッコ良くないですか?
ついでに組み立ててみたらえらい良い感じだったので、
ジムⅡなんちゃってエゥーゴカラーと一緒に全身画像を載せてみますね。
なお、どちらも完全素組みでスミイレや部分塗装は施していません。
↓「
ジムⅡ(なんちゃってエゥーゴカラー)」
↓「ジムⅢ(レッドカラー)」※偶然の副産物(笑
という訳で、HGUC「
ジムⅡ」のレビューでした~。
このキット、上述の通りやや残念な部分もありますが、
ベースが良キットと評されたジムⅢでもありますので、
素性自体は悪くないんですよね。
こだわり派の方は肘のマルイチをなんとかしてみたり、
腕やスリッパをHGUCジムorガンダムから移植してみたりして
Zガンダム版を再現してみるのも良いでしょう。
個人的にはハンドパーツセットが付属していない事だけは
本当に残念でなりませんが…。
まぁ前向きに「ジムⅢは実はお買い得モデルなんですよ」とでも
思っておきますかね(苦笑
さて、これで私の所持するジムⅢとジムⅡが5機組みあがった事になりますね。
元が同じキットなので、同じのを5機組んだ事にもなりますか。
G30thポリ採用なのでとても組み易く、説明書要らずでサクサク組めます。
ジム好きさんにはお勧めできるキットだと思います。

ジムⅢ最後の1体はできればepisode4公開前にレビューしたかったのですが、
残念ながら間に合わず。
フロントだけ見れば既に完成状態なんですけどね~。
さすがに時間切れなのでネタだけバラしておきます。
↓
HGUC「ジムⅢ」で「ガンダムUC(原作版)」を作ってみたよ(途中デス)♪

夏にガンダムUC原作版カラーとして作ってたのですが、
その後公開されたOVA版でも全く同じカラーでしたので、
完成時には「UC版」としてUPしようかなって思ってます。
HGUC「ジムⅢ」のランナー編成を見ていると、
デザートカラーはともかく、このUC版は成形色変更では出せないっぽいので、
多分出ないと…思うんですよね…。
まぁ「フラグ立て」でもいいけどね(^^;