
1/144スケール対応の新武器セット第2弾、
「
システムウエポン002」が発売されたので、
昨年末の「
システムウエポン001」に続き
買ってみました。
今回の武器はゲルググ用ビームライフルと
ザク用ヒートホークのセットです。
001のビームガトリングガンのように
過剰に期待はされないモデルですね。
001は一応連邦軍機であるユニコーンガンダム用ビームガトリングガンと
ジオン軍機のザクⅡ用マシンガンのセットでしたが、
今回はどちらもジオン軍機用の装備ですよね。
厳密に言うとビームガトリングガンもネオ・ジオン製なので、
今のところ全部ジオン軍機用の武器しか出てないっていう事に…(^^;
まぁそれは別にどうでもいい事なので、とりあえず商品レビュー行ってみますね。
↓パッケージ外観と梱包内容です。

今回も001と同様のパッケージになっています。
組立説明書がビニールに入っている点も同じ。
ランナー枚数は武器ラックを合わせて4枚と、ちょっと多くなっています。
↓組立説明書です。

パーツ数が多くなっていて組み換えパターンも増えているので、
説明書も項目が少し増えていますね。
ブリスターパッケージに入っている、組み立て済みの武器を取り出してみます。
↓ゲルググ用ビームライフルです。

お馴染みのデザインのビームライフルですね。
マーキング印刷は左側面が2ヶ所、右側面が1箇所になっています。
左右対称ではないのですね。
↓ザクⅡ用ヒートホークです。

ヒートホークの印刷部は、グリップ上下の白いラインと
刃基部の左側面の3箇所です。
右側面には印刷はありませんね。
↓どちらの武器も、ここまで分解できます。

ビームライフルはかなり細かくバラす事ができます。
001のガトリングガンのように、組み換えパーツだけで武器を1つ組む事はできず、
どのタイプのライフルでも必ずこの通常タイプの基部を使用します。
ヒートホークは刃と刃基部が別パーツ化されていて、
塗装派には嬉しい配慮ですね。
この002に入っている3つの刃全てで同じように別パーツ化されています。
また両刃タイプの動力パイプも別パーツ化されています。
001の時にあった、パーツ個体差による嵌め合わせのきつさ・ゆるさは
今回の私の購入した個体では、あまり気になりませんでした。
少しは改善されたのか、偶然良い個体を手にしただけなのか…。
相変わらず中国産ですから、過度の期待はできませんね。
↓ハンドパーツセットのA1ランナーです。

ハンドパーツはてっきり001から流用されるかと思っていましたが、
この002ではハンドパーツだけでひとつのランナーになっています。
ヒートホークを右手で持つ為に、右の武器持ち手も付属しているので、
右の銃持ち手と左の武器持ち手、丸指と角指の6種類付属しています。
今回の武器がどちらもジオン軍機用なのに、連邦軍用のハンドパーツも入ってますね。
親切なのかと思いきや、手甲パーツは4つしか入っていないので、
全部組み立てると手甲が2つ足りなくなります。
せっかくなら付けてくれても…(^^;
どうせハンドパーツをひとつのランナーにまとめるのなら、
左の銃持ち手や左右の添える手(平手指先を少し曲げた手)と
必要分の手甲を付属させたハンドパーツセットを作っちゃえば良かったのに。
↓武器の組み換え用パーツのA2ランナーです。

ランナーの段階で何箇所かに印刷が入っているのは001と同じですね。
ライフルのバレル部分やヒートホークの刃基部等に、
スライド金型が多用されています。
こういうパーツの設計はファンにとってもありがたいですよね。
↓武器ラックのBランナーです。

予想通り武器ラックは001と全く同じものでした。
001の時はランナータグに「システムウエポン001」と書かれていましたが、
今回は「001」の部分が削除されていますね。
001用のパーツはスイッチで分離されていて、
武器ラックのパーツのみで構成されています。
↓武器組み換え用パーツのCランナーです。

このランナーにもスライド金型が多用されていて、
ビームライフルのバレル外装部は1パーツ成形で再現されています。
001の時のガッカリ感があったからか、
この002のランナー構成を見ていると、すごく真面目に作ってあるように見えて
少し嬉しくなりましたね。
001もこれくらい頑張ってくれれば良かったのにとか思いますが、
そもそも001はシールド装備可能なアタッチメントパーツさえ
入っていれば良かっただけなんですよね。
ランナーの組み換えパーツを組み立ててみます。
まずはビームライフルから。
↓通常タイプのフォアグリップ&グレネード装備型。

ブリスターパッケージに入っている通常タイプに、
フォアグリップとグレネードランチャーを装備したタイプです。
フォアグリップとグレネードランチャーは別々に装備できるので、
どちらか片方だけ装備する事もできますが、
フォアグリップは角度固定式で可動しません。
可動式に改造するのも大変そうです。
↓試作ビームライフルです。

ガトー専用ゲルググや陸戦型ゲルググが装備していた、
試作型のビームライフルですね。
画像ではバイポッドを装備させています。
私はMS-14G陸戦型ゲルググが好きなので、今回はこのライフルが目的でした。
フォアグリップが下側の1箇所にしか取り付けられないのが難点ですね。
動かす事もできないです。
↓ビームマシンガンタイプです。

ゲルググ・イェーガーでお馴染みの、狙撃型ビームマシンガンですね。
造形もかなりしっかりしていて、バレル部中央の穴も開口されています。
バイポッドは001と同様に収納状態と展開状態の差し替えになっています。
続いて、ヒートホークを組み替えたバリエーションを3つ。
左から中距離格闘型のロングスティック、両刃型、格闘戦強化型です。

キットには大型刃1個、通常刃2個付属するので、
組み換え方によっては1商品で2つのヒートホークを作る事ができます。
↓大型刃と通常刃の接続部の比較です。

ヒートホークの刃基部の接続部形状は通常サイズと大型サイズで異なっていて、
刃の大きさを組み替えると、固定力がほとんど無くすぐにポロリしてしまいます。
↓私のオリジナル(笑)として、両刃ロングジャイアントヒートホークを作ってみました。

ヒートホークの組み換え例を見ていて、どうにも大型刃と通常グリップが
アンバランスに見えて仕方が無かったので、
大型刃の両刃ロングを作ってみました。
通常サイズと比較しても結構大きくて、
なかなか迫力のあるヒートホークになった気がします。
1/100スケールにはやや小さいですが、
1/144スケールだと良い感じに迫力が出そうな気がします。
キットには大型刃は1つしか入っていないので、
これをやるには2つ買わないといけません。
…つまり
私は2つ買ってるって事ですね(苦笑
前述の通り、両刃タイプに大型刃はしっかり固定できないので、すぐポロリしてしまいます。
↓ハンドパーツセットを組み立ててみました。

前述の通り手甲が1つ足りませんね。
ジオンの武器セットなのに何故か付属する連邦軍用ハンドパーツ。
組み立ててみて初めて気がついたのですが、
丸指の銃持ち手だけ、手首軸に角度がついていました。
恐らくゲルググ等のキットに装備させる際、
前腕部形状に干渉する為でしょうね。
私はゲルググ系キットを持っていないので、確認はできませんでしたが。
…そういえば711クリアカラー持ってますが作ってないですね。
近くに手頃なジオンMSが無いので、
昨日作ったジムⅡに持たせてみました。

ジムⅡに持たせると、大きくてカコイイ武器も何だか迫力が欠けますね(^^;
ここはHGUCザクF2に持たせるべきだったかもしれませんが、
うちのF2さんは積んだままなので…。
という感じで、「
システムウエポン002」でした~。
武器ラックに関しては001と全く同じなので、
今回は省略しました(つまり作ってないです)。
今回の武器セットはどちらも良い感じに組み換えができますし、
何よりスライド金型を多用し、普段の1/144スケールではそうそうできないような
かなり細かいところまでこだわったパーツ分割や形状再現が行われていて、
個人的にはかなり良い印象を持ちました。
相変わらず価格に対してボリューム不足ではありますが、
中国産&組み立て済み半完成モデルという前提を変えられないというのなら、
その中では頑張ってる方だと思います。
ゲルググ系MSが好きな人やヒートホークバリエーションを作りたい人には
量販店等の安い価格でなら十分オススメできると思います。
次の003ではアンジェロ専用ギラ・ズールがep3で使っていた
ビームショットライフルが入っているらしいので、
どのような組み換えができるのか、今回のようなこだわった設計になってるか、
ちょっと楽しみになってきました。
こういう感じでもうちょっとレベルアップしていってくれると、
案外良い武器セットになるかもしれないですね。
<ろあの~くのガンプラ"システムウェポン"レビュー>
・システムウェポン001
・システムウェポン001(ガトリングへのシールド接続パーツ自作)
・システムウェポン002
・システムウェポン003