
9月21日に発売されたプレミアムバンダイ通販限定ガンプラ
「
UCHG 1/144 RGM-79SP ジムスナイパーⅡ ホワイトディンゴ隊仕様」を
作ってみました~。
このキットは同月一般販売された「
HGUC ジムスナイパーⅡ」の
カラーバリエーションモデルとなりますが、
ただ成型色を変更するだけでなく、完全新規パーツを用いて
本機が登場するゲーム「
機動戦士ガンダム0079 コロニーの落ちた地で」における
ホワイトディンゴ隊仕様を完全再現しています。
またゲーム中で使用した豊富な武器やホバートラックまで付属した
かなり豪華な仕様となっています。
という事で、いつものキットレビュー行ってみようと思います。
なお今回のレビューで掲載している画像は全て、
同日発売になった iPhone 5 にて撮影しています。
同じ日に発売された事を記念しての試みなので、
次回以降のレビューでは普段通り普通にデジカメで撮ります。
…正直iPhoneのカメラはレビューには向かないですね(^^;
↓パッケージと組立説明書です。

ボックスアートはキットの完成品を使用したジオラマ風写真になっています。
組立説明書はジムスナイパーⅡ通常版のものと、
新規パーツ類の為の簡易説明書が付属しています。




このキットも他の通販限定モデルと同様に部品の単品注文ができます。
↓Aランナーです。

Aランナーでは通常版のシールドやスカートアーマー類が無くなり、
ホワイトディンゴ隊用のシールド外装等が追加されています。
成型色は同じではなく、若干紫がかっています。
↓B1ランナーです。

こちらも通常版のシールドが無くなっています。
シールド以外は同じですが、成型色は水色っぽいホワイトになっています。
↓B2ランナーです。

B2ランナーはパーツ構成は同じで、成型色が違うだけです。
↓C1・C2ランナーです。

C1・C2ランナーはどちらも成型色もパーツ構成も全く同じになっています。
↓Dランナーです。

DランナーはジムスナイパーⅡのものではなくて、
HGUCブルーディスティニーのABS製Dランナーに
ホワイトディンゴ隊仕様のパーツを一部追加しているものです。
どうやら100mmマシンガンのためだけに付属したランナーのようで、
マシンガンのパーツ以外は全く使わなかったりします。
↓Fランナーです。

FランナーもジムスナイパーⅡのものではなくて、
UCHG陸戦型ガンダム地上戦セットのFランナーが
成型色を変更して入っています。
ホバートラックはゲームでのサンドブラウンカラーに合わせてベージュ色に。
それ以外は使用しない事になっていますが、
レールキャノンやジム頭も組み立てに必要なパーツは全て付属しています。
ジム頭はわざわざホワイトディンゴ隊仕様のホワイトに合わせた成型色になっています。
↓完全新規ランナーとなるGランナーです。

ホワイトディンゴ隊仕様専用で用意された完全新規ランナーです。
デザインの異なるリアスカートやカラーリング再現用のサイドアーマーの他、
ビームスナイパーライフルのバレル部やバルカンポッド等が配置されています。
↓完全新規ランナーのHランナーです。

こちらもホワイトディンゴ隊仕様専用の完全新規ランナーです。
専用ミドルシールドやビームスナイパーライフル等のパーツが配置されています。
成型色はCランナーと同じグレーになっています。
↓クリアパーツのIランナーの他、ポリキャップ、サーベル刃、マーキングシールです。

メインカメラやバイザーのクリアパーツは通常版と全く同じです。
その他ポリキャップとビームサーベル刃も同じになっています。
マーキングシールはホワイトディンゴ隊専用のものになっていますが、
通常版と同様にテトロンシールでカラーシールも含まれている為、
平面以外の部分に貼るものはすぐに剥がれてしまいます。
ではサクサク組み立てて見ます。
まずはシール類を貼っていない状態です。

非常にシンプルでホワイトの面積が広くてさっぱりした感じがしますね。
シール類を貼って完成させます。
普段は貼らないマーキングシールもせっかくなので今回は貼ってみます。

基本的な形状はほとんど変わっていません。
デザインが異なるのは頭部右側面のバルカンポッドや
リアスカートくらいなものですが、
カラーリングパターンが変わっているので
印象もだいぶ異なって見えますね。
各部のアップをテケトーに。

ベースとなったジムスナイパーⅡのキットそのものの完成度が高かった為、
カラバリのホワイトディンゴ隊仕様でもその完成度の高さは変わりません。
可動範囲はやはり足首がデザインによる制限で狭くなっていて接地性が芳しくないです。
これは通常版と全く同じですね。
新規パーツのバルカンポッドは残念ながら1パーツ成形の為、
砲口は開口されていませんし、裏側の肉抜き穴がちらっと見えてしまいますね。
この辺りは工作も簡単な方なので、初心者でも対策できると思います。
いっぱいある各種装備品です。
↓100mmマシンガンです。

主に08MS小隊に登場した陸戦部隊用のマシンガンですね。
これを付属させる為だけに、ブルーディスティニーのランナーが1枚付いてきちゃいました。
パーツ駄々余りですよ?
ジムスナイパーⅡ付属のハンドパーツで持つ事ができますが、
固定用のピンが無いので、若干グラつきます。
↓ビームスナイパーライフルです。

こちらも第08MS小隊に登場したジムスナイパーが使用していたものと
同じスナイパーライフルですね。
このホワイトディンゴ隊仕様専用設計の為、保持力もバッチリです。
フォアグリップは可動します。
↓ミドルシールドです。

08小隊等に登場する陸戦型ガンダムやジムが装備しているシールドに、
RX-78ガンダム等の十字無しシールドの下半分を重ね貼りしたものだそうです。
その為表面装甲以外は陸戦シールドと同じデザインになっていて、
可動式バイポッドを展開すれば立てる事もできます。
↓ビームサーベルです。

通常版と同様にリアスカートに2本装備しています。
グリップ、サーベル刃ともに2本あります。
↓90mmブルパップマシンガンです。

ガンダム0080でジムスナイパーⅡが本来装備していたものですね。
連邦軍の多くの部隊で普及しているマシンガンです。
↓スナイパーライフルです。

通常版と同じスナイパーライフルです。
センサー部にシール類が無いのも通常版と同じです。
ビームスナイパーライフルにはあるのにね。
↓レールキャノンです。

この武器は建前上は「使用しないパーツ」になっていますが、
ホバートラックのランナーの都合で、
組み立てに必要な全てのパーツがまるごと付属している為、
組み立てて持たせる事ができます。
グリップ部分は引き出し式になっていて、バズーカを担ぐように持たせられます。
ハンドパーツはジムスナイパーⅡ付属のもので持つ事ができます。
固定用のピンこそありませんが、割と安定して持つ事ができます。
↓おまけのホバートラックです。

UCHG陸戦型ガンダム地上戦セットに付属するものです。
ホバートラックが含まれるFランナーまるごと入っています。
ゲーム中でのカラーリングに合わせてベージュ色で成形されています。
元が08小隊初出のホバートラックですので、
ゲームを知らない人には違和感いっぱいですね。
上部機関砲は台座部分が旋回可動します。
右側面のアンダーグラウンドソナーは収納状態と展開状態の選択式です。
前後の部分は設定通り展開可動します。
後部は2種類のタイプから選べるコンパチ仕様になっています。
仮にもUCハードグラフ枠で商品化されたものなので、
ホバートラックだけディテールがすごく細かくリアルに刻まれています。
UCHGザク地上戦セットの61式戦車と並べると良い感じになりそうですね。
このキットにはホバートラックを付属させる為に、
他にも色んなパーツが付属しています。
↓角度変更が可能な表情付き右平手です。

右の平手そのものが少しめずらしいですが、
手首にスイング可動軸があり角度を変えられます。
HGUCジムシリーズに付属する平手とは表情も異なります。
なかなか面白い表情で、ちょっと気に入りました。
できれば同様の左手も欲しいところです。
他にもレールキャノン用の持ち手もあるのですが、
2種類のハンドパーツに対して手首軸はボールジョイントのものが1つと、
3mm丸軸のものが1つ付属しています。
HGUCではほとんどがボールジョイント接続なので、片方は使えません。
↓ホバートラックランナーに入っている陸戦型ジムの頭部です。

08MS小隊に登場する陸戦型ジムの頭部です。
クリアパーツのゴーグルもその内側のメカモールド部も、
組み立てに必要な全てのパーツが付属しています。
取り付け方法もジムスナイパーⅡと同じなのでそのままポン付けができますが、
デザインの影響か、ジム頭にすると首が長くなった感じになってしまいます。
首のポリキャップも見えてしまうので、使う場合はカバーパーツを自作すると良いかと。
…もっともこの頭部をジムスナイパーⅡに付けて使う人はそう居ないでしょうけれど(^^;
↓ジムスナイパーⅡ通常版の頭部右側面パーツも付属します。

バルカンポッドが装備される頭部右側面も
通常版のパーツがそのまま付属している為、
バルカンポッド無しを選ぶこともできます。
右側面用のカラーシールもちゃんと入っています。
↓通常版ランナーの都合で白い襟周りパーツも付属します。

ランナーのパーツ配置の影響で、
ボディ同色とは異なる襟周りパーツも付属しています。
またバックパックは通常版と同様に
HGUCネモのものがそのまま無加工で取り付けできるようになっています。
↓HGUC ジムスナイパーⅡ ホワイトディンゴ隊仕様 オプション一覧です。

通常版のジムスナイパーⅡでもオプションはかなり豊富だと言えましたが、
ホワイトディンゴ隊仕様はこれだけのオプションが付属しています。
一部建前上使わないものもありますが、装備可能な状態なので
良いおまけと言えますね。
せっかくだから、ジムスナイパーⅡ通常版と比較してみます。

カラーリングパターンが変わるだけで、イメージが大きく異なりますね。
私はゲームの方はやった事が無いので0080版の方のイメージが強いですが、
ホワイトディンゴ隊仕様のカラーリングもすごく良い感じです。
という訳で「
UCHG ジムスナイパーⅡ ホワイトディンゴ隊仕様」でした~。
長く待たされただけあって屈指の完成度となった「
HGUC ジムスナイパーⅡ」。
そのバリエキットであるホワイトディンゴ隊仕様は
通常版をも上回る豪華オプション群で更に商品価値の高い傑作アイテムとなりました。
機体そのものもゲーム世代を中心に高い人気を誇りますが、
これが一般に販売されない限定モデルというのはいささか残念ではありますね。
通販の受注も過去に例を見ない1週間で受注上限に届くという人気で、
急遽10月発送分の追加生産が決まったほどです。
どうにか一般売りして欲しかったところですが、実際の商品仕様を見てみると、
最初から通販限定にするつもりの設計だったとわかります。
最近の通販限定ガンプラは新規パーツが多くなる傾向にあるのですが、
できればもう少し買いやすくなればと個人的には思います。
定価販売や送料まではまだ良いのですが、
期間限定受注で基本的に再販無しというのは辛いところですね。
せめて定期的に再販かけて欲しいところです。
特にこういう人気機体だけでも…と思いますね。

バンダイさん、そろそろHGUCジムキャノンを発売して頂いてもよろしくってよ?
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