
かねてから噂があった通りに
MAZDA6の2022改良モデルが昨日正式に発表になりました。
情報通り今回はあくまで小改良に留まっており大きな変更は少ないです。
先日公開されたマツダの美しいボディカラー"匠塗"の10周年に合わせた新色
第4弾"アーティザンレッドプレミアムメタリック"が採用されています。
合わせてMAZDA6は前モデルのアテンザから数えて20周年となる事から、
特別仕様車"MAZDA6 20th Anniversary Edition"を設定。
また昨年追加されたグレード"Black Tone Edition"は
"Sports Appearance"へと進化し、前後シグネチャーウイングや
バンパーロア、ルーフレール等がブラック塗装となりました。
ちなみに現行GJ型MAZDA6がアテンザの名で2012年にデビューしてから
今年でちょうど10年になりますね。
初代は6年、二代目が5年となるので未だにFMC予定が無い現行型が
どれだけ長いモデルライフなのかがわかりますね。
ボディカラーは全9色でこのうち4色が匠塗となります。


これまでの匠塗全4色全てが選択可能となるのは
特別仕様車"MAZDA6 20th Anniversary Edition"のみとなります。
"アーティザンレッドプレミアムメタリック"がこの特別仕様車のみの設定なので
仕方がありませんが、今回の改良からして販売はこの特別仕様車と
"Sports Appearance"に集中する事になりますし仕方がありませんね。
そしてマツダコネクトは相変わらず初代モデルのままとなりますが、
一部グレードにはワイヤレス接続が設定されています。
またQi充電にも対応しています。
せめてマツダコネクトだけでも新世代に変えて欲しかったところですが
その場合ダッシュボード周りが新設計になるので
コスト的にも辛かったのかもしれませんね。
そしてこちらも既報の通りなのですが、
今回の改良をもってMAZDA6からMTが完全廃止となりました。


モデルラインナップにも6MTは一切記載されていません。
↓こちらが今回の改良モデルの諸元表です。


MTの記載はありませんね。
↓100周年記念車が発売された2020年末モデルの諸元表です。


この頃にはまだちゃんと6MTがありました…。
私が最も望んだディーゼル/AWD/6MTが唯一選べるモデルでもありました。
MAZDA3からの第7世代ではそもそもディーゼルにMTの設定が一切無いので
もうマツダのディーゼルでMTを駆るのはできないのかもしれませんね…。
また上記諸元表でもわかる事ですが、
SKYACTIV-G2.5Tも廃止されています。
モデル末期ですし販売を特別仕様車と新グレードに集中させたいのかも。
最後に、前述の通り新グレード"Sports Appearance"では
前後のメッキモール等がブラックになっています。



フロントのシグネチャーウイングがブラックになるのは
MAZDA3のファストバックと同じでカッコいいですね♪
従来モデルに乗っている人が部品注文で取り付けたりするのかも?
形状の変更が無ければポン付けできるかもしれませんが、
マツダは見た目が同じでも裏側がガラッと変わる事がよくあるので
詳細を調べてからにしないと大変な事になりそうですね。
今回MAZDA6からMTが廃止になったのは
もちろん世界的にMT需要が減少しているからというのもありますし、
特に国内ではスポーティで価格も安いMAZDA3FBでさえ
MT比率はわずか5%程度という事もあり(SKY-Xの比率よりも低い!)
ラージクラスでMTはほとんど売れないというのもあると思います。
ただ純ガソリン車は間もなく絶滅を迎える事もあり
最後にもう一度大きな需要が来るタイミングがあるのですが
アテンザクラスだとそれでも難しいのかもしれませんね。
そして、第7世代以降のマツダは恐らく、
FRのラージクラスにはMTを設定しない方針なのではないかなと。
MTはFFのスモールクラスのみで一部にしか設定されなくなりそうですね。
MAZDA6は今後"MAZDA6としてFF最大モデルでFMC"するのか
新世代FRセダンとして後継モデルがラインナップされるのか。
現在のCX-60からのFRプラットフォームはSUV専用設計で
セダン/ワゴンのような地上高の低いモデルには対応していないらしいので
まだしばらくは動きは無さそうですね。
トヨタが開発したEV用のMTもちゃんとしたMTではなく
電気的にMTっぽさを再現しただけですし、
車好きには寂しい流れが続いていますね。
改良型MAZDA6をさっそく五味やすたかさんが動画で紹介してくれました。


ソウルレッドクリスタルメタリックと
アーティザンレッドプレミアムメタリックを並べて見られるのは貴重ですね。
特別仕様車"MAZDA6 20th Anniversary Edition"には
サイドに専用のエンブレムが付きます。
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マツダ MAZDA6【改良&特別仕様車追加】シブさが光る熟成に加えて上質な20周年記念モデルが登場!! E-CarLife with 五味やすたか
五味やすたかさんも動画内でマツダコネクトは
新世代にするとコストがかかりすぎてセダン系では難しいだろうと
"Sports Appearance"のやや中途半端さと合わせて仰っていますね。
それとアーティザンレッドプレミアムメタリック褒め過ぎ(笑
今回の改良で失われた
2.5Tの1年前の動画もあります。
さらに五味やすたかさんと仲の良い河口まなぶさんも動画を上げています。


河口まなぶさんの動画では内装のフロアマットや
ヘッドレストの特別仕様もよく見えますね。


同じ場所で黄色の初代アテンザが並べられている事からも
収録は同日っぽいですね。
恐らくモータージャーナリストさんらを招いての
内覧会なんかをやってたのでしょうね。
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