昨年4月の開業以来、ほぼ毎月新商品が発売される
ガンダムパーク福岡 GUNDAM SIDE-F の限定ガンプラ。
実物大νガンダム立像がある事もあり
逆襲のシャアの関連アイテムが集中してリリースされますが
昨年末のHGサイコ・ドーガに続き今月は
HGギラ・ドーガ(ヴィンセント機)が発売になります。
この青いギラ・ドーガは逆襲のシャア本編にて
レズン機と一緒に写っていたもう1機の
青い機体となります。
【 1月21日(土)発売 GUNDAM SIDE-F限定ガンプラ 新商品 】
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HG 1/144 ギラ・ドーガ(ヴィンセント・グライスナー専用機) ¥2,420


逆襲のシャア前半でアムロがνガンダムに乗ってアナハイムから戻ってくる前、
レズン・シュナイダー率いるギラ・ドーガ部隊が
ラー・カイラムからの弾幕を回避しているシーンに
青いギラ・ドーガが2機映っています。
もちろん制作当時のただの彩色ミスによるものなのですが
後年制作されたゲーム作品"ガンダムサイドストーリーズ"の
"機動戦士ガンダム外伝ブルーデスティニー"で後付で公式設定化されました。
今では人気キットとなっているHGペイルライダーが
最初に商品化されて付属したゲームですね。
私も当時レビューしていたのですがキット目的での購入だった為、
ゲーム本編はやっておらずヴィンセントのギラ・ドーガが載っていた
設定資料集もチラ見程度でじっくり読んでいなかったので
先日の発売告知の際には綺麗さっぱりすっぽりこってり忘れていました。
という訳で、外伝ゲーム付属の設定資料集とレズン機と並べて比較してみます。


こうして見るとせっかく後付で公式設定化されたゲーム版から
青が水色に近づいてしまいだいぶかけ離れてしまった感じがしますね。
ゲーム版寄りだと通常のレズン機そっくりな雰囲気になってしまいますし
元が作画ミスだから大きく変えられないというのあるのでしょうけれど
本編でも大きく映っている訳ではないのでそれを活用して
実はもっと違うカラーリングでしたってやれば良かった気もしますね。
青が水色に近づいたのもそういう感じで調整していたからなのかも?
もうちょっと紫寄りだったらなおカッコ良かったのかもしれませんが
パーソナルカラーの設定の流れもあっての事かもしれませんね。
さて、このギラ・ドーガ(ヴィンセント機)、
今回のキット化にあたって実は大きな問題があります。
というのも、このキットは一般販売されているレズン機の
成形色とマーキングシールを変更しただけのキットなのですが、
バンダイプラモではそういう場合は価格は据え置きになるのが基本でしたが
レズン機は¥1,800(税抜)だった価格が
ヴィンセント機は¥2,200(税抜)となんと¥400(税抜)もアップしています。
キットの説明文やSIDE-Fで展示されているサンプルでは
新規パーツや色替えランナー、水転写デカール等は見当たりません。
先日の
ガンダムベース限定ガンプラMGキュリオス[クリアカラー]でも
成形色変更のみで価格が¥300(税抜)アップしていましたが
HGでMGよりも価格アップしているという点も踏まえて
これまでに無かった価格アップがされているという問題点があります。
周知の通り世界的な物価高、原材料高騰が長く続いており
ありとあらゆる商品やサービスが続々と値上げされ続けていますが
バンダイプラモは旧商品の再販も含めて原則として値上げが行われていません。
新規ランナー等による完全な新商品はやや価格が上がってきていますが
既存商品の色替えだけでは値段は据え置きのままで
それは恐らくバンダイさんの企業努力によるものだったと思われます。
もしかしたらそれももう限界に来ていて
ただのカラバリでも新商品なら価格を情勢に合わせて更新していく
という姿勢が現れてきているのかもしれませんね。
当然公式からのそれに関する告知はありませんので、
実はもしかしたら価格アップの新要素があるのかもしれません。
私はキュリオスも含めて買う予定が無いので確認できませんし。
もしも新規要素が無い値上げだったとしても
それはメーカーの責任ではないので仕方がありませんね。
ちなみにこのキットはSIDE-Fでは通常販売となります。
昨年末のサイコ・ドーガは新規要素てんこ盛りの新商品だったので
抽選販売が行われましたが、ただの色替えだからかそれもありません。
またガンダムベース各店やプレバンでの後日販売の告知も出ていませんので、
ジェガン(ユウ・カジマ専用機)のようにSIDE-F専売になりそうですね。