
夏のイベントで発表された
"MGナラティブガンダムC装備Ver.Ka"
"ナラティブガンダムC装備"のサイコフレーム外装は
MGユニコーンガンダムのサイコフレームパーツを
そのまま当てはめてデザインしたと映画公開当時に
カトキハジメ氏が明らかにしていましたが、
イベント会場に展示されていたサイコフレームの
ランナーを見た時にMGユニコーンのものとは
異なる新規ランナーだった事から
さすがにMGでは互換性は無いものと思っていました。
先の新商品発表オンラインイベントで
"MGシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)Ver.Ka"公開に合わせて
追加情報が開示され、そこでなんとサイコフレームパーツが全て
16年前に発売された"MGユニコーンガンダムVer.Ka"と完全互換である事が
明かされました。

互換性なんて持たせたらプロポーションや可動機構が犠牲になりそうだと
個人的には思っていただけに、それらを犠牲にせずに実現した
バンダイスピリッツの技術力には改めて驚かされましたね。
ではなぜナラティブの方のサイコフレームが新規ランナーなのかというと、
サイコフレームパーツの厚みやディテール造形をさらに拘り
発光表現をより豊かに美しくしているのだそうです。
公式サイトでも書かれている通り"MGユニコーンガンダム"シリーズと
完全互換なのでそれぞれのサイコフレームパーツを
入れ替える遊びもできますね。
つまり、映画劇中で登場した青く発光する"共鳴仕様"は
"MGフェネクス"から流用すれば即出来上がりますし
設定の無い緑の覚醒状態やバンシィと同じ金色の発光状態も
プラモオリジナルで作れたりしますね。
さらに美味しいところに、"MGナラティブガンダムC装備Ver.Ka"は
グレー成形の非発動状態のサイコフレームランナーが2枚付属します。
これはナラティブの新規ランナーではなく"MGユニコーンガンダム"の
金型で作られるものでディテールが少し違いますが
これでナラティブとユニコーンの非発動状態も再現できます。
サイコフレームパーツは新規ランナー流用ランナーどちらも
ABS成形なので塗装で非発動状態を再現するのは割れ等の問題もありましたが
これで気軽に作れるようになりますね。
他にも、ライフルはジェガン用のものに
ビームマグナムのマズルとセンサーを取り付けた設定も再現されており
パーツ選択でカトキデザインのジェガン用ライフルも作れますね。
もっとも"MGジェガン"シリーズのライフルは元々カトキデザインですが。
ちなみに組み立て方も設定を再現しており、商品名が"C装備"なのに
最初に素体状態を組み立てて、そこからサイコフレーム外装を
取り付けていくスタイルになるという。
16年前のキットの可動機構も含めてサイコフレームを完全互換にしておきながら
スタイルや可動範囲に悪影響を与えず設定通りの組立工程も再現する。
どこまで凄い事をやるのでしょうかね(^^;
何はともあれ商品仕様に大きな驚きがあった"MGナラティブガンダムC装備Ver.Ka"。
相変わらずカトキハジメ氏の拘りとそれを量産品で再現してしまう
バンダイスピリッツの技術力の高さに改めて驚かされます。
ブログ一覧 |
ガンプラの話。 | 日記
Posted at
2023/12/30 00:00:01