稼働停止が1ヶ月を超過。トヨタ不正の影響続く。

豊田自動織機によるディーゼルエンジン認証の
不正が発覚してから1ヶ月が過ぎ、
今でもトヨタ車体いなべ工場と岐阜車体工業の
ハイエースを生産している生産ラインが
稼働停止したままとなっています。

海外向けモデルは海外での受け入れOKが
出た事から2月13日(月)から稼働を再開しましたが
より厳しい国内向けは止まったままとなっています。
生産が今でも停止したままとなっているのは
不正のあったディーゼルエンジンを搭載する"ハイエース"を生産するラインですが、
同じ生産ラインで混流生産している別車種も
生産ラインを稼働させる事ができない為、止まったままとなっています。
その中には、トヨタの超人気車種の"アルファード"と"ヴェルファイア"も。

これらはトヨタ車体いなべ工場がメイン生産ラインとなっている為
ハイエースに巻き込まれる形でこの2車種も同工場での生産が止まっていますが、
この2車種はトヨタ車体富士松工場でも一部が生産されている為、
完全に生産が停止している訳ではありません。
もっとも生産のメインがいなべ工場の為、
生産量が大幅に減っている状態となっていますが…。

ただでさえ受注残が多く納期まで長い時間がかかるトヨタ車の中でも
特に人気のあるこの2車種が生産遅延となるのは大きな影響がありますね。
注文した人にとっては、たまったものでは無いでしょう。

豊田自動織機の不正の中で農業用エンジンは型式認定が取り消されました。
乗用車用エンジンは取り消しまでは行かないと思われますが…。
しっかりと対策し二度と不正が起きないように徹底して欲しいところですね。