OVA"ガンダム THE ORIGIN"、劇場3部作に再編されて9月13日より順次公開！

ガンダム35周年の記念作品のひとつとして
映像化された安彦良和さん原作の
"機動戦士ガンダム THE ORIGIN"。

2015年からOVAの劇場イベント上映形式として
全6本が公開され、その後ガンダム40周年の
2019年にはそのOVA版が再編集されて
TVシリーズとして放送されました。
そしてガンダム45周年の今年、再び再編集されて
劇場3部作として映画館で公開される事になりました。
…なんだかややこしいですね。

ジ・オリジンの劇場公開と言われると
「前も劇場公開したじゃん」と思われる方も居ると思いますが、
以前のものはあくまで「OVAの劇場イベント上映」方式での公開で
今回は再編集したものを映画というスタイルで公開するという事ですね。

以前のOVAでは"シャア・セイラ編"として4本制作された後、
好評だったので"開戦編"と"ルウム編"が各1本追加制作されたものです。
今回の劇場3部作再編集ではこれらを3本にまとめる訳ですが
全6話を3本の映画に再構成するのではなくて、
最初の"シャア・セイラ編"全4話で1本、
"開戦編"と"ルウム編"でそれぞれ1本となるという事です。

つまり"シャア・セイラ編"は4本を短く繋いで1本にまとめるのですが
"開戦編"と"ルウム編"はOVAの劇場イベント上映の時と同じく
それぞれが単独で上映されるという事になり
「それって以前と何が違うの？」とちょっと疑問が湧いてきますよね。
しかも公式サイトでは「新規カット・映像はございません」とあるので
余計にその辺りが気になってしまいます。


個人的な意見ですが、ガンダムは30周年や35周年では
映像作品展開は新しい事もたくさんやって盛り上がりましたが
40周年や45周年はどうにも煮えきらない手抜き感があるように思えます。

放送当時にあれだけ一般層を巻き込んで盛り上がった"水星の魔女"は
2年経たずに賞味期限が切れたかのようにもう完全に下火になっていますし
盛り上がっているのは劇場版"ガンダムSEED FREEDOM"だけで
その後に続くものがまだ何も情報が出てきてませんよね。

"閃光のハサウェイ"は第2部の続報も一切無くて、
まるで"ガルパン"や"エヴァ新劇場版"みたいに
本当に作ってるのかどうかさえ疑わしくなるくらいに情報がありません。

仮にも今が"ガンダム45周年"から"ガンプラ45周年"の
ちょうど真っ只中で一番盛り上がってくるタイミングなはずなのに…。
なんだかちょっと寂しい気がしますが…。