
もはや利用した事が無い人の方が珍しいとも言える、通信販売大手のAmazon。
様々なジャンルの多種多様な商品を扱うだけでなく、
Amazonの通販サイトをショッピングモールとしてスペースを貸し出し
個人から小規模販売店、大手企業等がAmazonでお店を構えて
そのシステムを利用して販売を行うマーケットプレイスもありますが、
近年ではそのマーケットプレイスのシステムを悪用した
高額転売業者問題や返品システムを悪用した詐欺業者も居たりと
Amazonでの通販トラブルは増加の一途を辿っていますね。
そんな中、マケプレの問題ではなく
Amazon本体の通販でも大きな問題がここ数年利用者を苦しめています。
いくつかある問題のうちのひとつ、過剰受注による強制キャンセル問題。
これは、一般販売商品でAmazonが小売店として受注販売するものの中で
メーカーに発注する数以上の数を予約受付し、
発売日にその数が入荷できずに足りなかった分を強制キャンセルするというもので、
ここ数年特に被害が目立っている問題となっています。
特にホビー商品に多く見られる問題で、
ホビー大手メーカーのひとつグッドスマイルカンパニーでは
今年の1月にAmazonをパートナーショップから解除するという措置までしています。
グッドスマイルカンパニーではAmazonを含む小売店から
発注された数量は全数出荷しているのに
Amazonでは発売日を過ぎても予約した人に商品が届かず、
後日「商品が用意できなかった」として強制キャンセルされてしまう問題で、
この原因はAmazonが受注締切後にメーカーに発注したあとも、
予約受付を止めず予約を受け付け続けていて、
その発注数を越えた分が発売後に勝手にキャンセルされる訳です。
Amazonサイトで予約する際は売り切れ等の表示が出ていない為、
通常状態で予約注文ができる事から利用者は気付く方法が無く
発売後に届かなくて半ば騙されたような形になってしまうのですね。
実はこの問題は昔からあったもので
ネット上では「konozama」という名で呼ばれていました。
この問題は年々酷くなっていき、
近年では遂に各メーカーがAmazonでの販売を辞めたり
Amazonでの注文は保証しない等の措置を取るようになってきていました。
特にグッドスマイルカンパニーでは1月のパートナーショップ解除以降も
Amazon側の改善が全く見られないという事から、
遂にこの夏頃からAmazonへの販売を行わないようになっていると
この件に詳しい方から情報が上がっていますね。
現時点では公式情報が上がっていないので断定はできませんが、
グッドスマイルカンパニーの広報担当も9月にこの件に再度触れたりしていますし、
グッドスマイルカンパニーの新商品や再販商品が予約解禁後も
Amazonで受注が行われていないものが増えているようで
状況が次の段階に移っているのかもしれませんね。
Amazonでは他にも、
3万円もするキャラクターフィギュアのパッケージに
一切の梱包を行わず直接送り状ラベルを貼り付けて
裸のまま注文者の自宅まで配送する事も増えているようです。
私も先日久しぶりにAmazonで小型家電を買いましたが、
商品受取の10日後に発送予定通知が来るという
訳のわからない出来事がありました。
公式からは配送スケジュールがどうこうという言い訳がありましたが、
そんなもんじゃ無いのはひと目でわかるお話で、信頼性の低さを改めて実感しました。
近年は配達ドライバーによるネコババや置き配トラブルも増えていますし、
もはやAmazonでは「本当にやむを得ない」場合以外は
買い物をしない方が良いのかもしれませんね。
上から下まで、企業として問題が多そうですね。
PrimeVideoとかは、本当に便利なのですけどね…。
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Posted at
2024/10/04 03:00:29