
日本を代表する自動車メーカーとして
かつてはトヨタ自動車のライバルメーカーだった
日産自動車が世界で9,000人をリストラする事を
11月7日に明らかにしました。
生産能力も2割削減し経営再建に望むという事です。
国内外で同業他社に対し一方的に負け続け
今では売れる車が無いと社内でまで言われるほど
どん底まで落ちぶれた日産自動車の未来は暗い…。
・
なぜ追い込まれた?日産9000人のリストラ 社内から「売れる車がない」|TBS NEWS DIG
昔はトヨタ自動車よりも大きな会社で技術力でも勝っていた日産自動車は
1980年代から1990年代にはライバルのトヨタ自動車と競い合いながら
R32スカイラインやP10プリメーラ、S13シルビアといった
クルマ好きに絶大な支持を受けた車を多数生み出しながらも
マーチやサニー、ブルーバードといった一般層向けの車でも人気車種が多く
シーマ等の高級車も含めて技術力でも販売力でも優れた
本当に日本を代表する自動車メーカーでしたね。
そんな日産自動車ですが、令和の現代では全世界の自動車メーカーの中でも
負け組連合代表格とも呼べるほど落ちぶれてしまっています。
かつての輝きはどこにも残っておらず、今や絞りカスの乾いた雑巾ような状態で
11月7日に発表された4~6月決算においては営業利益が99%減少という
大企業として到底信じられない数字を叩き出しました。
日産がここまで落ちぶれた理由に「カルロス・ゴーン」と「コロナ禍」を
挙げる人が結構いますが、私はもっと昔からだと思います。
1990年代後半のエアロRVやハイウェイスターの乱発の時点で
既にその兆候が出ており、カルロス・ゴーン氏が居なくなった現代でも
同じように市場を全く見ていない薄っぺらい中身空っぽな車ばかり作っていますね。
昨年のジャパンモビリティショーに出展したコンセプトカーは
どれもこれも魅力の欠片もないゴミレベルのものばかりで
他社との明暗を自ら示したようなものでした。
夢を語る事すらできないのだから、そりゃ誰も見向きもしなくなりますよ…。
今の市場を見れないのだから未来も見えない。
だからまだまだ時期尚早なEVに傾倒して大失敗していますね。
トヨタ自動車は「EVの未来はまだまだ来ない」事を知っているので
欧州や中国の異常なEV傾倒に背を向けて新しいエンジンを開発したりと
「今もこれからもしっかり見据えている」事が成功の要因のひとつとなっていますね。
今回発表された経営再建策も失笑ものでした。
人を減らす事をコストダウンだと思っている会社は必ず潰れます。
それはこれまでに多くの会社が証明してきた事ですし
この状況になってもまだ社長や役員が億を越える報酬を貰い続ける事自体が
何も見えていない証拠ですよね。
この規模の会社で報酬が業績を反映したものにならないなんて
まるで自分たちには責任が無く現場が悪いと言っているようなもの。
こんな考え方のヤツが社長を続けている時点で未来が無いのは明白ですよね。
それこそどこぞのビ◯グモ◯ターと同じです。
トヨタ自動車はいつの時代も人を大切にして人を育ててきました。
その結果、市場で求められる売れる車を作り続ける事ができ
人気車種は納車待ち半年~1年、それ以上のものもあるくらいです。
それが今の成功を支えている事は疑いようがありません。
安易に人を減らしてコストダウンとかしていると
大切な人も居なくなって中身空っぽの会社になるだけです。
まさにそれが今の日産自動車ですよね。それがさらに加速するという…。
だから、日産自動車はお先真っ暗です。
不正でドン底に落ちた三菱自動車がその後復活しなかったように、
非現実的な経営再建策で復権を臨む日産自動車が
今後息を吹き返しかつての栄光を取り戻す事は絶対に有り得ません。
可能性を数字で書くなら0%です。
ありがとう、日産。…そして、さようならだ。
こんな事を書いていると「こいつどんだけ日産嫌いなんだ」と思われるかもしれませんが、
私が最も好きな車は今も昔も変わらず「日産BNR32スカイラインGT-R」です。
車に微塵も興味の無かった中学生当時の私が
本屋さんで一目惚れしてクルマ好きになった直接のきっかけの車種で
最もカッコ良いクルマだと思う気持ちは今でも変わりません。
今こんな事を言っても何の意味もありませんけどね(^^;
私が知っている日産自動車は、本当に死んだな…。
ブログ一覧 |
クルマの話とか。 | 日記
Posted at
2024/11/13 05:23:41