
今年3月8日(土)に半世紀の悲願達成となる
全線開通を迎えた国道23号線"名豊道路"。
その全線開通による交通量増加で
以前から混雑していた道の駅筆柿の里幸田が
平日休日を問わず常時満車状態になり
豊橋から名古屋まで下り線には休憩施設が
他に無い事もあって、駐車場の増設を
計画している事が明らかになりました。
名豊道路は静岡県浜松市の浜名バイパス手前の道の駅潮見坂から
名豊道路終点となる愛知県豊明市の豊明ICまでの区間には
名豊道路の休憩施設を担う道の駅が4個所あります。
このうち豊橋市にある道の駅とよはしと浜松市の道の駅潮見坂は
上下線集約型PAと同じように上下線どちらからでも利用できますが、
蒲郡バイパスの西にある道の駅筆柿の里幸田と道の駅にしお岡ノ山の2駅は
道の駅筆柿の里幸田は下り線のみ、道の駅にしの岡ノ山は上り線のみと、
片側からのアクセスしかできない構造となっています。
乗用車は隣接するICからの乗り降りで無理やり反対車線からも利用はできますが
最も重要な大型車ではそれもできません。

この2駅は暫定2車線区間にある道の駅である事も影響しています。
このため、道の駅とよはしを過ぎてしまうと、
大型車は豊明市を過ぎてさらに名古屋市の港区までろくな休憩施設がありません。
特に道の駅筆柿の里幸田を過ぎた直後の西尾市から刈谷市、豊明市と
頻繁に渋滞する区間が続く事もあって、
下り線で唯一の道の駅筆柿の里幸田の重要性がより高くなっています。
上り線は道の駅にしの岡ノ山を過ぎても豊橋市と浜松市で休憩できますが、
下り線は道の駅筆柿の里幸田を最後に数時間休憩不可能になるので
道の駅筆柿の里幸田の駐車場増設は必須となりますね。
一応、豊明ICで一度降りればスパークシティポルト豊明という
昔伊勢湾岸道が作られるよりもずっと昔の、国道23号線がまだ平面交差だった頃から
この豊明交差点に存在していた大きなドライブインが
伊勢湾岸道建設の際に南側へ移転し大きくなって今も営業してはいますが、
豊明ICで降りてまた乗る際にものすごく手間がかかりますしここは大渋滞のメッカ…。
大型車が休憩のために利用するのはかなり大変なのです。
道の駅筆柿の里幸田の改良工事に関して、
計画では駐車場容量を倍増させる方向で考えているようですが
これから計画を煮詰めて工事開始となると、まだまだ実現までは時間がかかりますね。
将来的にはこの道の駅筆柿の里幸田に隣接する幸田桐山ICに
知多半島から続く高規格道路の名浜道路が接続する予定があるので
名豊道路の完成4車線化と合わせてのアップデートが必要になってきますね。
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Posted at
2025/05/31 06:00:00