

昨日7月30日(水)午前8時25分頃、ロシアのカムチャツカ半島付近で
マグニチュード8.8という東日本大震災に匹敵する巨大地震が発生、
直後に日本全国に津波注意報が発令されましたが、
発令1時間後に津波警報へと切り替えられました。


カムチャツカ半島では1900年以降度々巨大地震が発生してきていますが、
今回ものもは1952年のM9.0に次ぐ大きさ。


地震発生当時はマグニチュード8.0とされていましたが、
その後規模がM8.7、M8.8へと修正されました。
今回の地震の余震域は2011年の東日本大震災よりも広いそうです。
この引き上げにともない、今回のカムチャツカ半島の地震は
1900年以降に発生した地震の6番目の大きさになったという事です。
日本では太平洋側に津波警報が発令され、
多くの地域で避難指示が出されています。
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【速報】津波警報と注意報を受け全国200万人超に避難指示
日産自動車の追浜工場や
トヨタ自動車の8つの工場といった
太平洋側にある様々な工場や商業施設等が稼働を停止し避難した他、
北海道や東北の太平洋側に近い場所を通る高速道路や国道も通行止めになったり
鉄道の運休といった交通機関の麻痺による帰宅困難者も続出し
日本全国に影響が及んでいます。

東日本大震災で深刻な津波被害を受けた茨城県大洗町では
津波警報発令と同時に海沿いの商業施設が臨時休業となり
津波も0.6mが観測されました。
震源地から約3,000kmも離れている紀伊半島の
和歌山県でも
1952年のM9.0の地震の時と同じ0.3mを超える津波が観測されています。
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【震源“遠くても”「津波警報」】理由は地震規模が“東日本大震災レベル”だったから 津波長期化”1日以上”続くおそれも|専門家解説〈カンテレNEWS〉
大阪湾で開催されている大阪万博は
南海トラフ巨大地震の巨大津波を想定して作られており
問題は無いという事で通常営業しているそうです。
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「もっと早く安全という情報が欲しかった」万博は通常営業 約8m高く 安全と判断 大阪も津波注意報
震源に近いカムチャツカ半島では5mに達するような高い津波が押し寄せて
東日本を思い出させるような、沿岸の建物を飲み込む映像も見られました。
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ロシア・カムチャツカ半島の周辺 最大5メートルの津波観測 現地報道 ハワイ・マウイ島では約1.74メートルの津波観測|TBS NEWS DIG
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【速報】ロシアのカムチャツカ半島の一部地域では3~4mの津波を記録 地震によるけが人も
津波警報はハワイ等でも発令されているそうで、
日本で観測された津波は最大で1.3mに届くものもあり
この記事を書いている30日17時半の時点でも
津波は押し寄せてきています。
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【解説】太平洋沿岸に津波警報 過去の巨大地震からわかること【スーパーJチャンネル】(2025年7月30日)
津波は最初の第1波よりも第2波以降の方が高くなる事が多く
津波警報が解除されるまでは気が抜けません。
その津波警報は20時46分に解除され津波注意報となりましたが
7月31日も津波に対する警戒が必要との事で
実際に31日になっても0.5mを超える津波が各地に押し寄せてきているようです。
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【津波注意報が継続中】きのうから朝にかけて根室市花咲で“最大80センチの津波”を観測_道内は最大でおよそ3万5千人が避難_各地の避難所でけが人も…
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31日も各地で津波観測相次ぐ… 避難中の熱中症による搬送も 津波警報を受けた死傷者は11人
遠く離れたカムチャツカ半島の地震なのに
日本でなかなか津波注意報が解除されないのには、それなりの理由があるそうです。

カムチャツカ半島の南東の海底には4,000m~5,000mほどの山が
南北に2,000kmも連なる"天皇海山列"という地形があり
これが津波を跳ね返して、より大きな津波になるのだそうです。
そのため30日の地震発生当日よりも31日に到達した津波の方が
波が高くなる観測点が多かったのですね。
そして丸一日半が経過した31日16時31分に
国内全ての津波注意報が解除されました。
東日本大震災に匹敵する程の規模の巨大地震の発生に
自然の脅威をまた思い知る事になりましたね。
自然の脅威と言えば、同じ7月30日は
ついに最高気温が観測史上最高の41.2℃を記録してしまいました。

これまでの最高気温の41.1℃をついに越えてしまいました。

恐らくこれからも毎年40℃を超える日が増えていき
どんどんと最高気温の記録も塗り替えられていくのでしょうね。
2100年には名古屋で44℃、東京で43℃になるのではないかという予測も。
冬でも夏日とか、もうまともに暮らせない環境になってきていますね。
冬にも夏日になるほど常夏と言えば"新世紀エヴァンゲリオン"ですね。
"新世紀エヴァンゲリオン"の劇中では、日本から季節が無くなり常夏になっています。
これは"セカンドインパクト"と呼ばれる災害によりポールシフト(地軸のズレ)が起き
日本が一年中常に太陽が当たる常夏になってしまったという設定ですが
2004年に起きたスマトラ沖地震でも地軸がズレたと言われていますので、
もしかしたら東日本大震災や今回のカムチャツカ半島地震のような
巨大地震が度々起きる事も、暑くなっていく要因のひとつなのかもしれませんね。
Posted at 2025/07/31 04:00:01 | |
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