
作画崩壊ザクで有名な初代ガンダムの
TV第15話"ククルス・ドアンの島"。
そのオリジン版完全リメイクとして制作された
映画"
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島"が
6月3日(金)の公開まであと半月となりました。
昨年6月11日に公開された"閃光のハサウェイ"と
同じように今回の"ククルス・ドアンの島"も
その公開日より公開劇場にて劇場限定BDが
販売される事が昨日告知されました。
公開日から劇場で販売されるBDは2種類、
公開劇場でのみ販売される劇場限定版と
今後一般販売される通常版BDの先行販売版です。
劇場限定版は毎度の如く豪華な特典が満載で
その詳細は下記公式サイトをご覧下さい。
なお"閃光のハサウェイ"の時も同じでしたが、
映画作品を劇場公開と同時にBD販売やネット配信する場合は
映画館での興行形態が通常の映画とは異なる「特別興行」となり
映画館が用意しているポイントやクーポン、無料鑑賞券、
レイトショー等の割引サービスといったものが使えません。
これは映画の劇場公開からBD発売&ネット配信等の2次使用開始まで
これまでは配給会社と映画館業界との間で
数ヶ月という期間を定めた契約が結ばれていた
いわゆる"シアトリカル・ウィンドウ"というものがありました。
そのおかげで映画館側は利益を出せますから
割引サービス等もできていたのですが
近年のアニメ作品に多い劇場で公開と同時にBDを販売する
興行形態ではこの期間が無いので
通常の映画と同じ料金体系では利益が出せなくなります。
その為にライブビューイング等の特殊な興行形態と同じ
特別興行枠を適用しているのですね。
なお特別興行は配給会社側の都合による場合もあり、
"閃光のハサウェイ"や"ククルス・ドアンの島"は
配給会社が"松竹ODS事業室"という
映画館で上映される映画以外のコンテンツを扱う事業部で
その名の通り最初から映画館での上映以外がメインの作品です。
そういった事もあって、両作品とも特別興行なのですね。
ちなみに劇場公開日に上映館でBDを同時に販売するというのは
"機動戦士ガンダムUC"が始めた新しい興行形態だったりもします。
注目度や収益等で良い成績を収めている事もあり
後のアニメ作品がたくさん続いているのはご承知の通り。
そして今回は劇場限定ガンプラはありません。
実はプレバンで販売されている"ククルス・ドアンの島"の
ガンプラ2種類のうちガンダムの方は
パッケージが過去作品の劇場限定ガンプラと同じデザインになっています。
もしかしたら当初計画ではドアンのザクがプレバンで
アムロのガンダムが劇場限定の予定だったのかもしれませんね。


"ガンダム ジ・オリジン"の原作者でもあり
この映画の監督でもある
安彦良和さんが
制作に参加するガンダム作品はこれで最後となりそうだと
ご本人自らおっしゃっている通り、
ジ・オリジンの一年戦争本編のアニメ化は今のところありませんが、
アムロ・レイ役の古谷徹さんは是非とも実現したいと
昨夜の先行上映会での舞台挨拶でも仰っていましたね。
先行上映会では多くの方から好評の感想が出ている本作。
公開を楽しみにしつつ、ジ・オリジンの続きが実現するよう
応援して行きたいですね。
Posted at 2022/05/19 02:09:54 | |
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