
2025年3月8日(土)に半世紀の悲願を成し遂げ全線開通を迎えた名豊道路。
その最後の開通区間となった蒲郡バイパスの蒲郡IC~豊川為当IC間にある
御津金野ICには、今回の開通の記念碑が建てられています。
この開通記念碑を建てたのは、実は地元の個人の方だったそうです。
名豊道路最後の新規開通区間の中にある
唯一のインターチェンジである御津金野IC。
そのアクセス道路との交差点の角には
開通に合わせて作られた小さな公園があります。

公園の名前は"かねひら園"で、豊川市御津町金野に住む平松清一郎さんが自費で
ご自身が所有されていた畑を庭園風に改築し、五葉松やクロガネモチの木を植え
周囲には河津桜やしだれ桜等も植えて東屋といっしょに整備したそうです。
"かねひら園"という名前も"金野に住む平松さん"から付けられたのでしょうね。
この小さな公園に、蒲郡バイパス開通記念碑が建てられています。
しかし、この公園へ行くには狭い道路を通らなければなりません。

西側の道はとても狭く、軽トラックがギリギリ通れるくらいの道幅なので
普通車で来るのは避けたほうが無難。
東側の道は普通車でも一応通れますがとても狭く、
場合によっては一部区間が通行止めになっている事があるようです。
また、駐車場はありませんが公園の前に
1台だけ停められるくらいのスペースはあります。


将来的には駐車場も整備したいそうですが、どこに作るのかはまだ不明です。
地元の方以外はまず知らない、ほぼ誰も通らない道ではありますが、
できれば徒歩や二輪車以外でのアクセスは今は避けたほうが良いかもしれません。
また、駐車場以外にもトイレやゴミ箱等もありませんので
訪れる際はその辺りも気をつけておく必要があります。




この公園は元々平松清一郎さん個人所有のみかん畑だったそうですが、
息子さんが引き継ぐ予定が無かった事や
新設のインターチェンジの角という好立地だった事もあって
個人で記念碑を建てて公園にしたいと国土交通省に申し出たそうで、
個人で道路の開通記念碑を建てるという事自体が前例が無かったそうです。
そして豊川市長の筆跡を記念碑にレーザーで刻印され完成しました。


個人で記念碑を建てるなんてすごいですね。
半世紀の悲願成就に相応しいと思います。
車で来るには難しい場所ではありますが、
地元の方に愛される憩いの場になると良いですね。
という訳で、名豊道路全線開通の記念碑のお話でした。

Posted at 2025/03/30 00:00:36 | |
トラックバック(0) |
道路のお話とか。 | 日記