ドイツの車屋さんで面白い車を見付けました。
一見すると普通の230SL
でも後ろに回るとタイトル通り、230SL3.5の文字が。
で、エンジンルームを覗いて見ますと、、、
あちゃー、やっぱし3.5のエンジンが載っていますな(笑)。
良く収まるものだなァと感心しますが、
113はベースが111ですから、
基本的に111とシャシーが共通な108や109に載っているエンジンなら、
エンジンルームに収まる筈ですわよね。
現在公表されている昔の図面を見ると、MBも半分おふざけの積りだったのか、
113にM100が載るかの検討もしていたみたいですしねぇ。
バッテリー位置はオリジナルでこの位置だったら良かったのに、、、という感じ(苦笑)。
元々の位置って本当にバッテリーを取り出すのがキツイですよね。
エンジンが綺麗に収まっている一方で、
トランスミッショントンネルはそのままでは無理だったようで、
室内を見ると、、、
多分、私の勘違いではないと思うのですが、トンネルの角度が緩いみたいで、
ウッドトレイのところでつじつまを合わせているように見えるんですよね。
3.5クーペにもマニュアルの設定がありますが、
ミッションはそれを使ったのでしょうかねぇ。
シフトレバーの棒が嫌に太く見えるのも気になるなァ(笑)。
エンジンルームの方を見て、A/C用の配管があるようには見えなかったので、
まさか、と思いましたが、やっぱりクーラーは付いていないみたいですね。
折角余裕のあるエンジンを搭載したのだから、それは一寸欲しかったかもですね。
メーターは、、、
速度計は220キロスケールのやつなので、恐らく230SLのまま、
タコは230SL用はワイヤーだと思うし、電気式はL6用とV8用が違う筈だから、
3.5用を使っているのでしょうね。
速度計が230SL用だとするとリアアクスルも230SLのままかなぁ。
だとすると3.5の3.69に対して3.75と若干ローギヤードで
(その程度のファイナルの違いでどんだけ違うか判りませんけど)
オマケに若干こっちの方が軽い
(恐らくハードトップ込みならせいぜい100キロ程度の重量差かと)でしょうから、
若干じゃじゃ馬気味になっているかもですね(笑)。
そんな車ではありますが、
車は画像で見る限り、本当に綺麗に仕上がっているようですし、
改造箇所もなかなか自然に仕上がっている様子で、
知らない人に見せたら、こんなエンジンを載せたモデルがあったのですね、、、
と言われそうな感じですよね。
お値段の方は165000ユーロ、現在のレートで2030万チョイという感じのようです。
細かいことを言うと、ほんのちょっとだけ時代がズレているのですが、
(280SL3.5だったら完璧)
113に色んなエンジンを載せている業者のある中、
時代が近い113には搭載されなかったエンジンを積んでいる所が魅力かな、、、と思います。
この車がどんな走りを見せるのか、興味がある所ですよね(笑)。
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Posted at
2020/11/21 22:54:59