2020年07月26日
近年、ヨーロッパではW111/112やW108/109に
丸型4灯のヘッドランプユニットを付けるのが流行っているようで、
あちらの物件を見ると半数以上がそれになっているように見えるんですよね。
当時のオプションだから(もしくはその方が明るいから?)、、、
という所があるようなんですけれども、
今日、オリジナルのパーツリストとEPCを眺めていて、ひとつ気付いてしまいました。
その丸型4灯にはシールドビームと
H1バルブ(だと思う)を使用するセミシールドビームの2種類があり、
前者は主にUS仕様や1969年頃までの日本仕様に使用されていたものですが、
どうやらうちの220君を含むW111の220系にはセミシールドビームの設定が無かったらしい、、、
という事が判ったんですよね。
(因みにうちの220君も日本仕様だから、出荷時はシールドビームの丸型4灯でした)
元々、丸型4灯のセミシールドビームは
白熱球のノーマルユニットに対するハロゲン球のオプションユニットという形だったようなのですが、
それに使われている(らしい)、H1バルブが登場するのが1964年の事らしいので、
タイミングとしては250時代からの設定という事とも、バッチリ嵌って来るんですよねぇ。
100%自信があるかと言われると微妙なものの(笑)、
セミシールドビームとシールドビームは大体見分けが効くのですが、
ヨーロッパの物件のW111の220系に前者を装着している車は結構多いと思います(笑)。
オリジナルパーツリストには丸型4灯のシールドビームユニットに関しても、
Special request, for Cars Exported to the U.S.A.
と書いてありますので、ヨーロッパ仕様で
最初から丸型4灯のヘッドランプを装備していたW111の220系は
殆ど無かったのでしょうね。
私はノーマルの流線型レンズのランプユニットの方が好きですし、
流行りとなれば、なんでもかんでも丸型4灯にすればいいという姿勢に対して
少々苦々しく思っていたのですが、
それはまだイイとして、
最近では(300Sのような車種にまで)純正でないヘッドレストを
無理やり付けるのが流行って来たりしていて、
なんだかヨーロッパの人達のセンスに疑問を感じるようになってきてしまいました(苦笑)。
Posted at 2020/07/26 22:30:42 | |
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