今日は220君のOHエンジンの方の作業を行いました~。
とりあえず、クランクシールを押し込めるだけ押し込むしかないので、
先ずはエンジンブロック側のそれを1時間位(苦笑)、ずっとシコシコ押し込んでいました(苦笑)。
もうこれ以上ムリって所で、余分なシールをカットしてクランクシャフトを取り付け。
クランクシャフトベアリングキャップは8kgm、
コンロッドベアリングキャップは3.75kgmで締め付けとの事でしたので、
それで締め付けました。
肝心なシールの端はこんな感じ。
きっと大丈夫だろうとは思うんですけど、実は怖くてまだ回していないんですよねぇ。
オイルパンを載せる前に回してみて、まだ地盤沈下をするようならやり直しですかね(苦笑)。
まぁ、でもあれ以上やりようないから大丈夫だと思うのですけどねぇ。
先ず大丈夫だろうって事で、オイルポンプも付けちゃう事にしたのですが、
そこでまたOHを任せた倒産した車屋の作業者のミスを発見してしまいました。
ボルト間違いです。
って言っても、私もその後で一度バラしてはいるので、
その時に気付かなかった私にも責任の一端はあるのですけど、
一旦、間違った物に交換されちゃっていれば、気が付かない事もありますもんねぇ。
オイルポンプはエンジンブロックにドライブ部を差し込んだ後で、
この↓画像の赤矢印の2箇所で固定するようになっているのですが、
両方共、同じ長さのボルトが使われていたのですよね。
右はブラケットの固定用、左はポンプ本体のドライブ側の根元の固定用なわけですが、
ボルトで固定する部分の厚みの違いを考えれば、
それらが同じボルトなわけはないわな、、、と思った訳なんですよね。
んで、ブラケット側のボルトの品番を調べてみると304017008016で
これからすると恐らく指定されているボルトはM8の首下16mm位のものだと思われるのに対し、
こちら側は15mmでしたので、正解と思われました。
(後で調べましたが、304017008016の首下は15mmが正解らしいです)
それに対してもう一方は007984008003で、首下3mmという事はあり得ないので、
この場合は品番から首下寸法を大まかにでも知る事が出来ないのですが、
ブラケット側と品番が違う事からして首下寸法が違う事は間違いないだろうと判断しました。
で、ネットでその品番のボルトの画像を探ったら、やっぱり明らかに長い。
このエンジンをOHさせるに当たって、部品は全部私自身が拾って供給したので、
ひょっとしたら使っていない部品の中にそれがあるんじゃないかと思って探しましたが、
ありませんでした。
んじゃ、岐阜から買ったエンジンから外すか~って事にしました。
これは作業終了後にジャッキを降ろす前に画像を撮っておくか、、、
と思って撮影した画像ですが、こんな具合に、、、
左右のエンジンマウントブラケットの端にそれぞれパンタジャッキを掛けて持ち上げ、
その状態でロアオイルパンを外して目的のボルトを外しました。
んで、間違えて取り付けられていたボルト(左)と正しいボルト(右)の比較。
007984008003を古いパーツリストで調べると古い品番は000933008025で
これから行くと、首下25mm前後かと思われる所を、
パーツリスト上ではM8×18と書かれているのですが、
左のボルトはブラケット用のと同じ15mmだという事を考えると、
やっぱりこれは25mm近くありそうですよね。
(この時は古い品番が判らなかったんで長さを測らずに組んじゃいました)
しかしね、今となっては何故奴がこのボルトを交換したのかが判らず、
私もピクチャ中に取り寄せた部品の品番を書き込んで渡してあったので、
それに従って交換したのだとすれば、
部品屋が送ってきたボルトが間違っていたって事になるのですが、
普通はね、整備士ならば私みたいな思考が働くものだと思うので、
こりゃ、交換すべきじゃないなと元の部品を使うと思うんですけどねぇ。
ホント、あんにゃろ、偉そうにしてた癖に、
本当にデキない奴だったんだなァと思います(怒)。
んで、後はアッパーオイルパン側にクランクシールを取り付けて本日の作業は終了。
なんか、オイルパン側の方が入れやすい気がするのですよねぇ。
明日は親戚に新年のあいさつに行く予定なので、作業が出来るかどうか判りませんが、
可能であれば休み中にオイルパンを両方とも付けて、
腰下を終わらせたいなぁと思っています。