昨日、会社の組合関係の若者たちと一緒にスノーボードをしに飛騨流葉スキー場まで行って来ました。
人数が多かったため、急遽レンタカーを借りることに。大人数で乗るなら間違いなくアルファード/ヴェルファイヤで決まりですね。以前、ニューイヤーミーティングに行く際に、N兄さんにこの車のレンタカーを借りていただき、その余りの快適性にすっかり魅力を感じてしまったのです。今回はスタッドレス+キャリアつきの4駆をセレクト!
みんカラ見てる皆さんはワックスをかけてもらった私の板の驚愕の滑りっぷりにはご興味は無いと思いますので(笑)車の話題オンリーでいきます!
ヴェルファイア 2400X 4WD(レンタカー24時間13800円仕様)
~そのトーションビームは強い~
●外観意匠
威圧感がある。300万円スタートの車なので見栄えに対する配慮もなされており、高級車を買ったと言う満足感がありそうなエクステリア。ハイエースの圧倒的なスペースにはかなわないと思うが、まぁいわゆる「厳つい」車が好きな方には納得のスタイリングだと思われる。スタート価格も300万円を超えるモデルゆえ、最廉価グレードのXですらアルミホイールが着いているというのは中々充実している。
ま、コンパクトカーが大好物の私なので正直かっこいいとは思いません。でも一緒に出かけた若者(20歳~24歳)曰くかっこいいらしいです。じゃあかっこいいです。
●内装意匠
最廉価グレードなのでステアリングがウレタンであること以外に、特に質感の低さを感じる要素は無し。木目とシルバー加飾とソフトパッドのIPアッパーなど、安物感はまぁない。価値観としては比較的俗っぽい感覚だ。特にインパネベゼルのパターンが嫌味だ。
●市街地ドライブフィール
市街地走行では、とにかく幅の広さが際立っている。すれ違いでは気を使う。ま、
相手が大体避けてくれるのだが。
乗り味もとてもソフト。高級車だとメーカーが言っているが、普段、堅い足回りの車に乗っている私からすれば確かに違いを感じる。2.4LCVTの走りはまぁ特筆すべきところは無い。遅くはないし速くも無い。
●高速道路ドライブフィール
名古屋高速道路と東海北陸道を走行。高速道路はヴェルファイアの得意科目。100km/h程度で走るのに何のストレスも無い。CVTの空走感も排気量に余裕があるためか気にならない。
後席のパッセンジャーとの会話もワイヤレス無線装置が無くても大丈夫なほど静粛性も不満が出るほどのものではない。高速コーナリングもロールが抑えられて無茶をしない限り全く破綻する兆しを見せない。トレッドが広いというのも安定感の秘訣だろう。馬鹿でかい外寸は安定感を確かにもたらしている。
ブレーキは多人数乗車をすることを考えると、少し甘いがCVTの擬似7段ギアを活用してやればエンジンブレーキは良く聞くほうだと思うし、シフトショックも少ない。
多人数乗車をして東海北陸道の上り坂を登る。日本の高速道路で最も標高が高い地点までの上りは2Lクラスのミニバンでは制限速度を維持するために相当エンジンを回さないと辛いシチュエーションだろうが、
ヴェルファイアは不満のない登坂性能がある。
さらに、2Lミニバンに無いものとしてシートの良さが挙げられる。FR席のシートはしっかり肩甲骨を押さえる形状が織り込まれている。こういうシート形状の方が上体の動きが抑制されて疲れにくい。RR席もきちんとした寸法のシートが奢られており、これはとても良かった。
●雪道ドライブフィール
スキー場へ行くため、高速を降りて山道を走ることになった。インパネのAUTOスイッチをオンにすると4WDがスタンバイ状態になる。ヴェルファイアの4WDはアクティブトルクコントロール4WD制御というのがついているらしい。そのロジックはさっぱり分からないが、ONとOFFで発進性能や旋回性能は確かに異なる。VSCがついているので
雪上でアクセル全開で8の字走行はいとも簡単にこなす。よほど速度を出し過ぎない限りこの車でコントロール不能になる事は無いだろう。下りのヘアピンカーブでは多少滑りを感じたものの、恐怖は感じない。
4WDであることを一切主張しないヴェルファイアの4WDは有り難味がないが、ドライバーの私にとっては違いがよく理解できた。少なくとも今回のドライブで立ち往生することは無かった。
●たまのレジャーに使うには最適な一台
24時間借りてヴェルファイアのオーナー気分を味わってみたわけだが、仲間と長距離ドライブで旅行するような使い方がメインの人ならうってつけだと思った。
このクルマ、いわゆる運転が楽しいクルマ好きやヒョーロンカの人たちなら酷評を浴びせるかもれないが、私は今回の
レジャーの相棒にヴェルファイアを選んでよかったと自信を持っていえる。
ワルそうな見た目なんて乗ってしまえば分からない。ケバい内装も目に入らず、数多い収納の多さとスペースに満足する。
Vクラスやエスパス、ヴォイジャーと比べたら走りはダメかもしれないが、少なくとも私のような一般的ドライバーが仲間とわいわいお喋りしながら、彼らと安全な旅行(全席シートベルトが3点式)を楽しむのに不便は無かった。
じゃあ、私がこの車を買うかといわれると明確にノーと言える。私の趣味ではないからだ。毎週多人数乗車でレジャーに出かけるわけでもないし、一人でクルマに乗ることが多い私はクルマの運転そのものを楽しみたいからだ。
ヴェルファイアは、このクルマそのものに楽しさがあるわけではなく(失礼)、このクルマの利用目的、一緒に出かける仲間と過ごす時間が楽しいのだ。
だから私はヴェルファイヤはレンタカーで楽しみたい。仲間と楽しく出かけるなら、ヴェルファイアをはじめとするLクラスミニバンで間違いなしだと思う。
普通の家族が普段使いもするなら、動力性能とスペースは劣るものの、扱いやすい5ナンバーのミニバンが絶対お勧め。ヴェルファイアで狭い駐車場に止めるのは非常にストレスが溜まった。普段使いのシーンでは狭い道を良く走行するのでストレスのたまらないコンパクトカーが良い。
レンタカーを返し終え、シトロエンに乗った。とても疲れていたのに帰りの道中はつい運転を楽しんでしまった。
実は全く私の趣味ではないヴェルファイアだが、そのクルマの得意なシチュエーションでそのクルマに乗ることができ、魅力を再発見することができた。開発陣はまさに、そのためにその性能をブラッシュアップさせたのだろう。
これからも、クルマに乗るときはその車がもっとも得意なシチュエーションで乗ってみたいと思う。
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感想文_トヨタ・レクサス | 日記
Posted at
2013/02/17 17:18:19