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2025年08月12日 イイね!

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~

あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~
自己満全開の”あのクルマの系譜”も第40弾!キリのいいところで一旦終了となります、但しまた思いついたりしたら気まぐれでシレ~っと復活するかもしれんので宜しくどうぞ💦


今回はほぼ絶滅危惧種となってしまった現在では一強・唯一の小型ボンネントバンであるトヨタプロボックスの系譜を振り返ります…。

かつては各メーカー、大衆モデル~ミディアム、ラージクラスにベースとなるセダンモデルに倣いきめ細かく設定されていたボンネットバン(ボンバン)、今やライバルは日産ADのみとなりそのADも年内生産終了のアナウンスがなされトヨタOEMのマツダファミリアバンを含み実質プロボが唯一のボンバンとなりますネ。

60~90年代は「貨客兼用車」=平日は仕事に、休日はレジャーにとまだ私用商用と分けて維持できなかった貧しい時代には持て囃されたボンバン文化=プロボックスの系譜とも言えますのでその足跡を振り返ります!
※同一ボディのワゴン(スイッチワゴン含む)も時期により存在しますがバンを主題にした記載しとします。


【現行2代目プロボックス(2014~現行)/2代目サクシード(2014~2020NCP160/NLP160系】
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現行プロボックス

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サクシード(2014~2020)

・2002年のプロボ/サクシードデビュー以来12年ぶりのFMC、しかしスタイリングに変更なくMCの認識ながら基本シャーシや型式改定によりFMC2代目扱いとされる。
・先代同様生産はダイハツに委託
初代との主な変更点はFrマスク、インパネ、HV設定、ミッションをトルコン→CVT化し燃費向上
・先代の初代ヴィッツ基本のシャーシからE170系11代目カローラ(フィルダー)ベースに変更
・各安全装備を充実
・先代のワゴンを廃止し4ナンバー商用モデルのみのラインナップ
・ボディは5ドアライトバン400㎏積
・搭載エンジンは1NR-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1NZ-FXE型 1.5L 直4 DOHC+モーター(ハイブリッド=HV)
・駆動はFF/4WD ミッションはガソリンモデル=CVT、ハイブリッドモデル=電気式無段変速機
・トヨタの販売店統合により2020年をもって双子兄弟車のサクシードは廃盤となる、尚初代ではボディ寸法に違いがあったが2代目ではボディもプロボと共通化。
・ライバル=日産AD、マツダファミリアバン(日産OEM/トヨタOEM)、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)


【初代プロボックス(2002~2014)/初代サクシード(2002~2014)NCP50/NLP50型系】
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初代プロボックス

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初代サクシード

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)のFMCとして新たなネーミングで2002年デビュー、これによりのプロボ単独車種としてセダン基本のカローラと決別してライトバン(5ナンバーワゴンも当初設定)専門単独モデルに進化。
・兄弟車種としてサクシードもデビュー、サクシードはプロボのFr/Rrリデザインの双子ながらコロナバン→カルディナバンの継承をさせる意味もあり全長(荷室スペース)を拡大、積載量もプロボの400㎏に対し450㎏積となっていた。
・旧カローラバン/スプリンターバンのSW(スイッチワゴン=4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー)を継承し5ナンバーワゴンも設定。
・ボディは5ドアライトバン400/450㎏積とワゴン
・搭載エンジンは2NZ-FE型 1.3L 直4 DOHC、1NZ-FE型 1.5L 直4 DOHC、1ND-TV型 1.4L 直4 SOHC ディーゼル(~ 2007年をもって廃盤)、1NZ-FNE型 1.5L 直4 DOHC CNG
・駆動はFF/4WD ミッションは5M/4AT
・プロボはカローラバン/スプリンターバンの後続のため販売店はこれを継承、サクシードはカルディナを扱っていたトヨペット/トヨタ店扱い。
・生産はダイハツに委託
・ライバル=日産ADバン、三菱ランサーカーゴ(日産OEM)、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー、三菱ランサーカーゴ(自社)、三菱リベロバン


【6代目カローラバン/2代目スプリンターバンEE/CE100系(1991~2002)】
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EE100カローラバン

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EE100スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバン(スプリンターバン)の最終6代目モデル
・ベースのセダンで3代目70系とこの100系で発売期間が異なり70系が80系時代も70のまま継続されたため5代目80系以降セダンとは代目数えが異なる。
・セダン7代目となる110系から8代目120系までキャリーオーバーされモデルライフは11年
・先代で設定された兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ワゴンブームに伴い米・フォードトーラスに似たテールゲートが大きく傾斜するスタイリングが好評でワゴンと共にバンも人気が高かった。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ(~94)、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ(~94)、3E-F 1.3L 直4 DOHC16バルブハイメカ(94~)4E-FE型 1.5L 直4 DOHC16バルブハイメカ、2E型 2L 直4 SOHC ディーゼル、3C-E型 直4 SOHC ディーゼルEFI
・駆動はFF/4WD ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・燃費/性能向上から94年以降は商用には例の少なかったガソリンモデルをDOHCハイメカツインカム化。
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、マツダファミリアバン(日産OEM)、ホンダパートナー


【5代目カローラバン/初代スプリンターバンEE/CE90系(1987~1991)】
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EE90カローラバン

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EE90スプリンターバン

・長い歴史を持つカローラバンは5代目モデルで1987年登場、1年遅れでセダンモデルに倣い双子兄弟のスプリンターバンも設定(スプリンターバンとしては初代)
・この代よりFR→基本FF化
・ベースのセダンで3代目70系がバン/ワゴンが80系時代も毛キャリーオーバーしていた関係からこの90系でセダンとは代目数えが異なる。
・兄弟車種のスプリンターバンはグリル、エンブレのみ異なる双子モデルでカローラバン=カローラ店、スプリンターバン=オート→ネッツ店扱い
・両モデルに4ナンバーの1年車検を嫌うユーザー向けのバン仕様の5ナンバー=SW(スイッチワゴン)を設定、完全ファミリーモデルの5ナンバーワゴンモデルに較べタイヤ、サスペンション設定をバンと同一としていた。
・ボディは5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは3E型 1.3L 直4 SOHC12バルブ、4E型 1.5L 直4 SOHC12バルブ1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル
・駆動はFF ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT
・ライバル=日産ADバン、三菱リベロバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン(日産OEM/自社)、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【4代目カローラバンKE /TE/CE70系(1979~1987)】
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KE70カローラバン(前期)

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70カローラバン(後期)

・セダンと同時に1979年にFMCし4代目となりこの代がFR最終モデル
・トヨタの小型車FR→FF化の過渡期モデルのためバン(ワゴン)とスポーツモデル(レビン)はFRで残され更にバン(ワゴン)においては次期80系時代も旧70系をMCの上キャリーオーバー、このためモデルライフは8年の長寿。
・83年にセダン系が次期型にFMCした際に大幅MC、一部グレードがハイルーフ化
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積とワゴン
・搭載エンジンは4K-J型 1.3L 直4 OHV、12T-J型 1.6L 直4 OHV、1C型 1.8 直4 SOHC ディーゼル(83~)
・駆動はFR ミッションは4MT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産パルサーバン、日産(サニー/パルサー/ダットサン)ADバン、三菱ランサーバン/ミラージュバン、マツダファミリアバン、ホンダパートナー、スバルレオーネバン、いすゞジェミネットⅡ


【3代目カローラバンKE/TE30系(1974~1979)】
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KE30カローラバン(前期)

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TE30カローラバン(後期)

・セダンと同時に1974年にFMCし3代目となる。
・先代20系バンも一部グレードのみ77年まで併売
・30系では排気量によるグリル/テール差別化が行われバンも1200と1400ではFrマスクが異なるデザイン
・排ガス規制の関係でセダン系は77年に型式を30→50系に変更されるがバンは対策が緩いのもあり30系で継続
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV
、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT/2AT/3AT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、ホンダシビックバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【2代目カローラバンKE/TE20系(1970~1977)】
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KE20カローラバン(前期)

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20カローラバン(後期)

・セダンと同時に1970年にFMCし2代目となる。
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・セダン系と共に74年にはFMCし次期30系バンが登場以降も77年まで一部グレードのみ併売
・ボディは3ドア/5ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンは3K-J型 1.2L 直4 OHV、T-J型 1.4L 直4 OHV
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、日産チェリーバン、三菱ランサーバン、マツダファミリアバン、マツダグランドファミリアバン、スバルレオーネバン、スバルff-1バン


【初代カローラバンKE10系(1967~1970)】
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KE10カローラバン(前期)

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10カローラバン(後期)

・現行プロボックスのルーツがこの初代カローラバン
・新車種カローラ(2ドアセダン)発売後1年遅れの1967年に4ドアセダンと同時にバンを追加発売
・セダン系がイヤーモデル制を採用していたため前期・中期・後期の3モデルが存在
・ボディは3ドアライトバン400㎏積及びワゴン
・搭載エンジンはK型 1.1L 直4 OHV(~69)、3K型 1.2L 直4 OHV(69~)
・駆動はFR ミッションは4MT
・ライバル=日産サニーバン、三菱コルトバン、マツダファミリアバン、ダイハツコンパーノバン、スバル1000/ff-1バン


あのクルマの系譜~トヨタプロボックス…
Posted at 2025/08/12 16:54:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2025年08月10日 イイね!

旧車とキャラクター…VOL.49

旧車とキャラクター…VOL.49
旧車とキャラクター…

ワタシの幼少期である60年代~国産絶頂期とも言える90年代位までの有名芸能人他スターをキャラクターに迎え逞しい商魂を発揮していた各社を振り返ってみたいと思います(^_-)-☆


VOL.49としてはこのクルマ!

A33型スバルレオーネグランダム
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A33=初代レオーネ、先代のスバル1000/ff-1/ff-1 1300Gから1971年にFMCしてデビュー、79年までの8年間をスバル(当時富士重工)の基幹車種を務めました!

1000~1300Gが富士重らしく頑固な技術アピール一辺倒である意味市場反応は考慮せず唯我独尊的なクルマだったのを反省、レオーネとなり市場トレンドも取り入れ富士重独自の技術と融和させ再アピールをしたモデルでした…。

このレオーネは弱小メーカーの性で一つのモデルであらゆる層にアピールするべく当初は2/4ドアセダン、クーペ、バンで発売するも73年以降は当時流行の2ドアHTもラインナップ、グレードやエンジン(排気量)も廉価版~最上級まで細かく幅広く設定しターゲットをサニーやカローラ、ランサー、ファミリア~グランドファミリアに加えその上級であるカリーナ、コロナやバイオレットにブルーバード、ギャラン等まで視野に入れた展開を施します。

さてそんなレオーネ、初期は”また会う日まで”で一世を風靡した尾崎紀世彦氏が唄う ♪~どこから来たのかお前と俺~ が流れるCMが有名ですね(60代以上に限るwww)
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初期型以降は4WDを中心とした質実剛健を最大にアピールする訴求を行いますが当時、70~80年代は各社、俳優女優、時には外タレを起用し凄まじい商魂を発揮、富士重もこれについていかねば!って感じで1977年に最上級モデル『グランダム』を追加時、タレント起用を決断しイメージ戦略に走ります。

その第一弾はこの方=1960年代に”御三家(舟木一夫、三田明、西郷輝彦)”として若い女性に人気を誇った元アイドルの西郷輝彦氏!
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♪~好きなんだけどぉ~ の歌いだしで大HITとなった「星のフラメンコ」で人気者となった西郷氏もグランダムデビューの77年ではもう30歳、歌手活動から役者稼業に舞台を移し「どてらいやつ」「新幹線公安官」や時代劇等で役者としての実力をアピールしておりました。
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ただ当時は三浦友和や草刈正雄が若者層には人気の時代、西郷氏は薩摩隼人、時代劇の影響でどちらかといえば既に年配層の支持が高く先のお二人に較べたら地味な存在、まぁ富士重らしいキャラと言えばピッタリでしたがそれ故にこのレオーネグランダムも西郷氏のアピール空しく鳴かず飛ばずのキライがありましたが…

レオーネグランダム、デビュー時は車格に合わない4つ目でアメリカ版5マイルバンパーや派手な新色、従来型レオーネにはない白基調の豪華な内装でアピール、そのままの”ハロー・アメリカンフェイス”のコピーで大々的に売り出し直後遅れて西郷氏がキャラに登場、79年次期型デビューまでの2年間勤めています。

デビュー時のグランダム
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グランダムのネーミングは米・ポンテアックからのパクリ(?)でアメリカン訴求も完璧w 派手な黄緑は映えるし車格に相応しくない4つ目もコロナやブルを相手にするには必須条件、大型メッキバンパーは元々アメリカの安全基準に適応するため輸出モデルに各社が設定しておりましたがこれがこの時期国内でもその迫力から人気を得ておりトヨタではセリカやコロナ、マークⅡ/チェイサー、日産ではブルーバードやバイオレット(オースター)、三菱ではギャランΛやセレステ等が順次採用し当時のトレンドでもあり市場動向に必死に追いつこうとしていた富士重も追従した訳です。
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グランダムにはレオーネ、というかスバル最大排気量であるEA71型1.6L 水平対抗OHV95psエンジンを搭載、排ガス対策のSEEC-Tでパワーダウンは顕著ながら900㎏程度のボディを走らすには及第点、以前のスバルの特徴であるスバリストが泣いて喜ぶボクサーエンジンの ♪~ドコドコ~も後年のレガシィインプよりも迫力がありスバルらしいと言えばその通りで…

名機EA71エンジン
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尚、グランダムはレオーネの4セダンとHTに設定、当時稀に見かけたのは圧倒的にHTかな!?てか、セダンのグランダムって見た記憶殆どないかも💦

セダングランダム
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グランダムに限らず初代レオーネっていう車、旧スバル1000時代の唯我独尊部分も多分に残りFFの悪癖、キックバックや顕著なアンダーステア等個人的にはとても受け付けるモノではなかったですが一部熱狂的スバリストには未だに信仰されるレオーネ、まぁスバルの名車に数えられてもいいのかな?と。。。

商業的には全3代存在したレオーネは一部スバルマニア以外に見向きもされないクルマでしたがこれが後年飛躍するレガシィやインプレッサの下敷きでもありこれらが富士重→スバルに移り変わる中でスバルを以前の変態的マニアメーカーから目指して止まなかった時代のトレンドを行くメーカーに変貌させた訳ですからレオーネの存在は大きかった、反面西郷輝彦=レオーネを憶えているヒトは数少ないのでしょう、そんなレオーネグランダムを知って頂けたら幸いとかつてのライバル、三菱バカが申しておりますが如何でしたでしょうかwww

Posted at 2025/08/10 13:36:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | キャラクター | クルマ
2025年08月06日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第45弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第45弾!!
納得のマイナー・モデルを振り返る”第45弾、今回の主役は90年代バブル崩壊時の”クロノスの悲劇”の一旦を担った(マツダ)ユーノスプレッソ&オートザムAZ-3を取り上げます!

プレッソ&AZ-3は下級ファミリアが基本のため”クロノスの悲劇”には直接関係していませんがバブル期に第三極を狙い勝負を掛けたマツダ、既存カペラをベースに幾何学的に兄弟車種を乱発、それらをマツダイメージを薄める「アンフィニ店」「ユーノス店」「オートラマ店」「オートザム店」等に振り分け更にマツダブランド店(マツダオート、〇〇マツダ)でも扱い一気にシェア拡大を狙った”マツダ5チャンネル政策=クロノスの悲劇”って感じでクロノス下級でも似たような車種乱発を行っていました、これらが後にマツダを深刻な状況に追い込んだのは有名なお話…。

プレッソ&AZ-3はこの時代に一定の支持を得ていたスペシャリティクーペとして1991年に発売されました!
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プレッソは多チャンネル政策で唯一?成功したユーノスロードスター(1989年)の販売チャンネルのユーノス店扱いでありデビュー当時はロードスターのクローズドモデルとして提唱されライトウェイトスポーツとして一定の注目度がありました、AZ-3は軽・小型専門店のオートザム販売でありプレッソとの違いはエンブレムのみの完全双子モデル、AZ-3はガルウイング軽スポーツで大きな注目を浴びたAZ-1の兄貴分的立ち位置を与えられています。

オートザムAZ-3
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当初はロンドンで発売、半年遅れで91/6に国内に両モデル発売、マツダの人気モデルであったピュアスポーツのRX-7を小さく凝縮したようなH/Bクーペで2+2的で見かけは挑戦的なスタイリングながらシャーシは当時のファミリアベース、このためロードスターとは別物のFFモデルだった点がその後のこのモデルの運命が決まった感じ…。

アラウンドウィンドを持つ3ドアHBクーペ
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後席はミニマムながらFFの恩恵でサイズの割には広いラゲッジを持つ!
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プレッソで注目されたのが当時世界最小であった1.8L V6エンジン、これは先に発売されたクロノスからの換装で当初世界的にも注目を集めましたが直後、三菱がランサー6/ミラージュ6で1.6L V6をデビューさせ”世界最小V6”の称号はわずかな期間でした。

プレッソに搭載されたK8-AE型1.8L V6エンジン
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尚、AZ-3には小型扱い店というキャラクターからファミリアの直4、1.5Lを搭載、プレッソとAZ-3の最大の違いでしたが93年よりAZ-3にV6、プレッソに直4がラインナップしこの時点で違いはエンブレムのみという事になっています。

ユーノスプレッソ&オートザムAZ-3の概要

全長4215㎜
全幅1695㎜
全高1310㎜
ホイールベース2455㎜

エンジン
K8-ZE型 V型6気筒 1.8L 140→145ps
B5-ZE型 直列4気筒 1.5L 115/120ps

タイプ
3ドアHBクーペ

駆動方式/ミッション
FF/5速MT、4速AT

サスペンション
前:ストラット 後:ストラット(4IRS)

車重 :1030~1160 kg

プレッソ&AZ-3はバブル崩壊以降も1998年までラインナップ、7年間のモデルライフで両モデル併せて22万台(年平均31000台強=月平均約2700台)という決して商業的には成功とは言えずこれはデビュー後時を空けずに急速にスペシャリティクーペ市場の縮小とバブル崩壊、そしてRX-7の如くFRではなかった点が大きかった感じです。

オシャレと利便性を高めた3ドアHBクーペだったものの…
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この時代シルビアを除きスポーツクーペと言えどもセリカ、プレリュード、CR-X等もFFで成功はしていたながらプレッソ&AZ-3はRX-7を寸詰まりにしたようなデザインが不評、ロードスターのような軽快さやリトラも不採用でインパクトがなく最大の売りであったK8-ZE型V6も実際ワタシも経験はあり確かに静粛性は認められるもそもそもスポーツモデルに静粛性を求めるユーザーは少数、パワー的にも驚くようなモノもなく還って多気筒小排気量の部分で低速トルクの不足感が強かった記憶が残ります。
ファッション/デートカー需要としてもシルビアやプレリュードの敵にはならずB5-ZEはややガサツで廉価版丸出しで敢えてプレッソ&AZ-3を選ぶユーザーというのは少なかった訳ですネ。

内装デザインには当時から定評のあるマツダでしたが特別感はなくインパネもスポーティさ&オシャレさは感じず大衆車ファミリアの延長線って感じでスペシャリティモデルのイメージは皆無

91~96年モデルのインパネ
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96年以降エアバック搭載モデル
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まぁ振り返ればトチ狂った時代、パイもないのにやたら車種乱発を行い深刻な状況に陥ったマツダはこれを糧にイメージ一新で現在では主に意識高い系には好評なメーカーに変貌、その意味ではクロノスもこのプレッソ&AZ-3の存在も無駄ではなかった?とも思えます、まず往時でもなかなか観れなかったプレッソ&AZ-3も間違いなく変態車の一角に数えてもおかしくない、そんな風に思います!!

変態度指数:★★★☆☆
Posted at 2025/08/06 15:57:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ
2025年08月04日 イイね!

盛夏の家族旅行(^^♪

盛夏の家族旅行(^^♪

連日体温並み~体温超えの酷暑が続くこの夏、久しぶりに娘夫婦と共に1泊にて海(海水浴)に行ってきた♪

行く先は学歴詐称市長で話題の静岡・伊東、ココに娘婿の会社保養所があるので2022年以来の3年ぶりにこの土日(8/2~3)に来訪!


当日は泳がず宿に行くだけなんで昼前に倅二人と娘一家でウチに集合してセレナで出発、この時間に出ればR134~西湘BP~熱海ビーチライン~R135と渋滞王道コースも比較的順調に進む…

道中の西湘BPからの青い海と空!
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小田原辺りから伊豆方面を見ると暑すぎて?少しモヤってる…
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14時過ぎに伊東の道の駅・伊東マリンタウンに到着、ココで遅い昼食!
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マリンタウン内は凄い客!
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ワタシは駿河湾の桜エビと我が(?)湘南のシラスのコンビ丼を戴く!
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マリンタウンでゆっくりして宿に16時に到着、チェックイン後に少しゆっくりしてから温泉三昧、この保養所は露天風呂はないながら温泉には違いないので夏場はシャワーで過ごす元Gure、久々の入浴…

風呂の後は最初のお楽しみ?宿なので仕方ないが18時という早めの夕食
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懐石っぽいお上品な料理に舌鼓!
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孫チャン二人、子供は別メニュー
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珍しく運転ないので久々のビールでハイテンションブギ!?


夕食後はプレイルームで叔父さん二人が孫チャン達に遊んでもらいw
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夕食後は本日のメインイベントw 伊東の花火大会
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伊東市があんなだから開催するのか?と思うも30分ながら見事な花火、海辺で打ち上げるも宿の玄関から凄く良く見え特等席で楽しむ♪

綺麗だなーと孫チャンも呟く夜空のショーに皆して釘付け!
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花火後は最終23時まで1Hまた風呂三昧し普段ではあり得ない0時過ぎに就寝Zzz・・・

翌朝、早寝早起きとワタシの辞書にはない7時半という早朝w に起床し朝食に!
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若者(って言っても31と29)は遊ぶゼ!と朝からモリモリw
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10時になりチェックアウト、宿前に記念撮影!
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この後は海水浴場・伊東オレンジビーチに直行♪

駐車場は満杯なので至近のコインパに駐車(1日1600円)
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オレンジビーチ、34度の日差しがキツい💦
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カミさんはずっとパラソル下ながら大人も子供も10時半~14時半まで3年ぶりの海を愉しむ♪
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とにかく日差しが強くてTシャツ着てても日焼けが…倅らは素っ裸なんで帰路クルマのシートに座るのも苦労してる感じでwww

海水浴後はP近くの立ち寄り湯で潮を流してから16時、神奈川へ向けて出発!

海沿いは大渋滞なので伊東~亀石峠~アネスト岩田箱根大観山~西湘にて向かう…

途中箱根大観山で小休止、卒アル校長先生スタイルにてw
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西湘はお約束の大磯出口→R134が大渋滞なので手前大磯港~平塚市内~R129で遠回りしながらも19時過ぎに無事帰宅、娘夫婦はここで解散、この後倅2人と夕食に出て旅の締めくくり!

いやいや、3年ぶりの海水浴、還暦過ぎてから初めての泳ぎながらまだまだ”横浜のトビウオ”は健在でしたゼ~www

(^^)/
Posted at 2025/08/04 15:03:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 家族 | 日記
2025年08月01日 イイね!

あのクルマの系譜・その39~日産キャラバン編~

あのクルマの系譜・その39~日産キャラバン編~

自己満全開の”あのクルマの系譜”も第39弾となりました、一応40で終了と思ってますんでコレ入れて後2回程我慢してお付き合い下さいませ💦


今回は1BOX横綱的存在のトヨタハイエースの唯一のライバル、日産キャラバンを取り上げます!


かつてはvsトヨタ戦略でトヨタ車のラインナップに全てのモデルでぶつけてきていた日産、しかし今やその凋落度合いは悲惨でかつてのお株はホンダに奪われた感はあるも唯一、トヨタvs日産の激戦を現代でも残すのがこのキャラバンですね!

まぁ現在ではハイエース一強状態ながらかつてはハイエースを上回る存在感を見せていたキャラバン、早速その足跡を振り返ります…。

【5代目キャラバンE26型(2012~現行)】
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・6代目キャラバンとして2012年に11年ぶりのFMCにてデビュー
・デビュー時は基本『NV350キャラバン』を名乗る
・車型によりNV350キャラバン、NV350アーバン、NV350パネルバン、パラメディック(救急車)とされる、2021年~はディーゼルを除き『日産キャラバン』へ回帰
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング
・搭載エンジンは直4 2L QR20DE、同2.5L QR25DE、YD25DDTi(ディーゼル)にて発売、2022年以降はディーゼルも”キャラバン”名義となりエンジンを三菱製直4 2.4L 4N16に換装
・タイプ、グレードにより小型車幅(4/5ナンバー)と普通車枠(1/3ナンバー)が設定される。
・ミリ波レーダー、インテリジェントエマージェンシーブレーキ等安全装備充実
・ミッションは当初5MT/5AT、2021~は7ATのみ
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・基本は商用モデルながら乗用の「コーチ」「マイクロバス」もラインナップ
・いすゞ自動車に『コモ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、いすゞコモ


【4代目キャラバンE25型(2001~2012)】
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・先代より15年ぶりにFMC、エルグランド発売によりホーミーは廃盤となる。
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング、ナンバーはボディは5ナンバーながら排気量により3ナンバー
・搭載エンジンは直4 2.4L KA24DE、同 2L KA20DE、同 2L QR20DE、同 2.5L QR25DE、同 3L ZD30DD/ZD30DDTi(ディーゼル)
・バンにオーテック改造によるCNG仕様を設定
・ミッションは5MT/4AT/5AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・いすゞ自動車に『コモ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、マツダボンゴブローニ、いすゞコモ

※この代より純粋な乗用ワゴンモデル『エルグランドE50型(発売時はキャラバンエルグランド、ホーミーエルグランド)』を新発売しこれに移管分離、キャラバンは基本商用モデル(多人数乗車の業務用乗用は存在)としてラインナップ。

E50エルグランド
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【3代目キャラバン/4代目ホーミーE24型(1986~2001)】
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E24キャラバンコーチ後期

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E24ホーミーコーチ前期

・先代同様日産モーター店扱いの『キャラバン』、プリンス扱いの『ホーミー』の双子兄弟政策を継承
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング/スーパーロング、ナンバーはボディは5ナンバーながら排気量により3ナンバー
・搭載エンジンは直4 2L Z20 同NA20S 同KA20DE、同2.4L KA24DE V6 VG30E
直4 2L LD20T·II(ディーゼル) 同2.3L TD23(同) 同2.7L TD27(同)、TD27T(ターボディーゼル)、TD27Ti(同FI)、TD27ETi(同)
・ガソリンVGエンジン、ディーゼルTD27搭載モデルは”」GTクルーズ”として1BOXとしては異例の走り重視と高級仕様でハイエースを上回る人気と支持を得る。
・コーチにオーテック改造によるRVモデル「フウライボウ」を一時設定しRVブームに対応
・ミッションは5MT/4AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・いすゞ自動車に95年~『ファーゴ』としてOEM供給
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ、マツダボンゴブローニ/ボンゴボンディ、いすゞファーゴ


【2代目キャラバン/3代目ホーミーE23型(1980~1986)】
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E23キャラバンハイルーフバン

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E23キャラバンコーチ後期

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E23ホーミーバン

・先代同様日産モーター店扱いの『キャラバン』、プリンス扱いの『ホーミー』の双子兄弟政策を継承
・ボディは伝統的なキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング、ナンバーはボディは4/5ナンバー、尚ドアパネルやインパネは当時の小型トラック「アトラス」と共有
・搭載エンジンは乗用に直4 2L Z20、同OHV・SD22(ディーゼル)、LD20T(ターボディーゼル)、商用に直4OHV・J16 同H20、同Z18S/Z20S、 同SD22/SD23(ディーゼル)
・ミッションは5MT/3AT
・駆動はFR/4WD、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ、マツダボンゴボンディ、いすゞファーゴ


【初代キャラバン(1973~1980)/2代目ホーミーE20型(1976~1980)】
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E20キャラバン

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E20ホーミー

・日産が新たに発売したのが初代キャラバン、従来1BOXバンはキャブスター(格下)やキャブオールルートバン(格上)、ホーマーバンを設定していたがこれらを統合しハイエースの対抗馬としたモデルで1973年日産モーター店扱いで新発売
・76年から従来型ホーミーをキャラバンと双子兄弟化、グリルをリ・デザインしてプリンス店扱いとする。
・ホーミーは元々は旧プリンスの小型トラック/ルートバンの「ホーマー」のマイクロバス版の名称、これをキャラバンと統一し新車種としてスタート。
・ボディはキャブオーバー1BOXで標準/ハイルーフ、標準/ロング、ナンバーはボディは4/5ナンバー
・搭載エンジンは乗用に直4 1.5L J15、同1.6L J16、同2L H20、同Z20
・ミッションは4MTコラム
・駆動はFR、足回りはFrダブルウイッシュボーン/Rrリーフリジット
・ライバル=トヨタハイエース、三菱デリカバン/コーチ


【初代ホーミー B640/T20型(1965~1976)】
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・現行キャラバンの元祖となるのが初代ホーミー
・ボディは1BOXキャブオーバーマイクロバスで標準ルーフのみ
・1965年に旧プリンス自動車より15人乗りマイクロバス、B640型「ホーミー」として発表。
・ホーミーは1964年発表のT640型「ホーマー」のバンモデルV640型「ホーマーバン」を多人数乗車マイクロバス版であり5ナンバー乗用車モデル。
・搭載エンジンは直4 R型1.6L ミッションは4MTコラム
・1966年の日産との合併により車名を「ニッサン・プリンス・ホーミー」へと改める。
・1970年に道交法改正により15人乗りマイクロバスは2ナンバーとなる。
・1972年MCと同時に型式改定によりT20型となる。
・ライバル=トヨタハイエースコミュター



あのクルマの系譜~日産キャラバン…
Posted at 2025/08/01 14:44:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

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「あのクルマの系譜・その40~トヨタプロボックス編~ http://cvw.jp/b/2682511/48595652/
何シテル?   08/12 16:54
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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