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2026年05月23日 イイね!

あのクルマの系譜・その49~トヨタスポーツ80年代編~

あのクルマの系譜・その49~トヨタスポーツ80年代編~
あのクルマの系譜~トヨタスポーツ60・70年代編~からの続き…


”あのクルマの系譜”シリーズ、今回はトヨタのスポーツモデルの系譜、80年代編をお届けします!

一口にトヨタスポーツと言ってもその数は膨大、昔も今もTOPメーカーのトヨタさん、これまでリリースしてきたスポーツモデルは数えきれない?と思いますがワタシの記憶にある限り振り返りたいと…



【セリカカムリ1800SX/2000GT(TA51、RA55 1980.8)】
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↑2000GT

1980年1月に新発売されたセリカカムリ、現在にも続くネーミングですが初代はセリカがファーストネームとなるセリカ4ドアという位置付け、元来セリカのセダン版としての立ち位置だったのがカリーナですが販売店政策によりセリカを扱うカローラ店でカローラ上級セダンを扱うにあたりカリーナのFr/Rrをリ・デザインした姉妹車としてセリカカムリとしてデビューしています!

カムリは当初標準ユニットのみのスタートでしたが80/8にカリーナやセリカから3T-EU OHV EFIの『1800SX』と18R-GEU DOHC EFIの『2000GT』をスポーツグレードとして設定、同時に2L SOHCの2000SEと並び3グレード一気に増殖、他のトヨタ車同様にワイドバリェーション化しております。

カムリSX/GTはカリーナ双子ながら足回りはセリカの名前だけありカリーナが後輪リジットだったのに対しセリカ同様に独立懸架、前年セリカGT系のみリジット→独立に改められたモノでそのままセリカから流用しカリーナGTを超える本格スポーツセダンでした。
カリーナには見られないトヨタ2000GT、MA45セリカXXから継承するT字グリルとカムテールが斬新で僅か2年の存在ながらセリカカムリはカリーナを超える注目度がありました…。
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尚カリーナとセリカには2T-GEUの1600GTが存在しましたがカムリは2000GTのみとなっています。


【コロナマークⅡ2000GT及びチェイサー2000GT (RX63 1980.10)】
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↑マークⅡHT2000GT

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↑チェイサーセダン2000GT

1980年10月に4代目となったマークⅡと姉妹車チェイサー、マークⅡは75年廃止のGSS以来の18R-G(EU) DOHCが復活、チェイサーは先代(初代MX31/41)で足回りのみ固めながらエンジンは標準M型だったSGSというグレードがありましたがこのコーナーではスポーツモデルとは断定しませんので初のスポーツモデルである共に『GT』が設定されました!

18R-GEU DOHC EFI 135psは他のトヨタ車2000ツインカムモデルと同一、マークⅡとしては久々のスポーツマインドのモデルでしたしチェイサーは訴求通りのスポーティ性を本格的としたモデルではありましたが両車とも既に先代からクラウンに近い高級車のイメージとなっており評判は芳しくなく僅か2年、前期型のみの存在で高人気のX50系でも非常にレア度が高いグレードでした。

尚先行発売されていた三つ子モデルとなるクレスタにはGTは存在せずマークⅡ、チェイサーGTはセダンと4HTに設定、特にチェイサーセダンGTはまずお目に掛かれない人気モデルばかりのトヨタDOHC搭載車では稀有な存在です…。

【ソアラ2.8GT/2.8GTエクストラ/2.8GT LTD/3.0GT/3.0GT LTD/2.0VRターボ/2.0VⅡターボ/ターボ/2.0GTツインカム24(MZ10/GZ10 1981.2)】
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↑VRターボ(前期)

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↑2.0GTツインカム24(後期)

1981年2月に登場した新車種ソアラ、あのトヨタ2000GT以来のイメージリーダーカーであり全カーマニアから大注目を浴び大人気を呼びました!

新たなジャンルの高級パーソナルクーペの提案はMA45/55セリカXXをよりパーソナルに仕立て先発していた日産レパードを撃沈する高人気、2ドアモデルの高額車ながらもモデルライフの5年で8万台を売り上げるという実績はこの種のモデルとしては異例でした…。

ソアラにはそのイメージに相応しい当時国産最高(ショーファー除く)の170psを発揮する2.8L 5M-GEU型DOHC 6気筒を搭載する『2.8GT』『2.8GTエクストラ』をメインに展開、これ以外は普及版の既存2Lの1Gエンジンの中間~廉価版のラインナップでした。
5M-GEUはクラウンに搭載されていた5M-EU型SOHCを手慣れた手法でDOHC化したもの、170psという大パワー(当時として)はその後の第二次ハイパワーブーム(第一次は1960年代後半~1970年代前半)の火付け役となりました。

ソアラはその高人気から81/7にマークⅡ兄弟やクラウンからM-TEU型2L SOHCターボ145psを移植した『VⅡターボ/VRターボ』を追加、5ナンバーでの高性能は2.8より現実的で市場訴求力が高かったです。
更に82年のMCと同時に1G-GEU型2L DOHC24バルブ160psの『2.0GT』、ターボはVⅡ/VRを統合し『ターボ』とし1985年には5M-GEUをスケールUPし3Lとした6M-GEU型 190psの『3.0GT/3.0GT‐LTD』(GTエクストラは廃盤)と発展し1985年に終売、86年に次期型Z20系がデビューしています。


【セリカXX2.8GT/Gターボ/Sターボ/2.0GTツインカム24(MA、GA61型1981.7)】
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↑2.8GT

先代MA40時代にセリカの高級バージョンとして追加されたXXの2世代目、1981年7月にFMCで登場しました!

先代の”高級”という部分は先発のソアラに移管、ソアラの5M-GEUをTOPに据えスタイリングもリトラクタブルライトを纏うウェッジの効いたスーパースポーツ風のスタイルを採用、高級部分をソアラに任せスポーツの部分に特化したのがA61XXでした。

発売時のハイパワーユニットは2.8L 5M-GEU DOHC直6 170psを搭載した『2.8GT』、82/2にM-TEUターボ SOHC直6 145psの『Gターボ/Sターボ』、82/7に1G-GEU DOHC 24バルブ160psの『2.0GTツインカム24』の布陣でソアラと足並みを揃えますがXXは最後まで2.8Lの5M-Gのまま、ソアラの3L 6Mは搭載されていませんでした。

86年まで存続後次期型は新たにスープラとして生まれ変わります。


【セリカ1600GT/1800GT-T/1800GT-TR、2000GT及びカリーナ1600GT/1600GT-R/1800GT-T/1800GT-TR/2000GT(AA、TA63型 1981.7~9)】
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↑セリカLB1800GT-T(前期)

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↑セリカクーペ1600GT(後期)

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↑カリーナクーペ1800GT-TR(前期)

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↑カリーナセダン1800GT-TR

82/7にセリカ、同年9月にカリーナが第三世代に突入、A60系となります。
当初のスポーツユニットはセリカ/カリーナ共先代から継承した1.6L 2T-GEU DOHA EFI(1600GT)/1.8L 3T-EU OHV EFI(1800SX)/2L 18R-GEU DOHC(2000GT)の布陣でしたが僅か1か月で1.8L 3T-GTEU DOHCターボ160psを搭載する『1800GT-T/1800GT-TR)を追加、同時に3T-EUのSXと18R-GEUの2000GTを廃盤としました!

3T-GTEUは同時搭載のコロナと揃い”鬼に金棒、ツインカムにターボ”のコピーで日本初のDOHCターボ搭載が話題を呼び当時トヨタのDOHCか日産のターボかでハイパワー論争が起きた中、その決着点となったのは3T-GTEUでもありました。

83/5には1600GTが2T-GEU→4A-GEU DOHC16バルブ130psに置き換えられ『1600GT/1600GT‐R』(セリカはGTのみ)とされます、尚-Rについては1800/1600共に豪華装備バージョンでした。

折からのこのクラスFR→FF化により徐々にA60系は次期FFのA150系に移行、標準モデルは84年から既にFFに切り替わりましたが85年にはパワーバージョンも移行されA63系は短命に終わります。


【コロナマークⅡグランデターボ及びチェイサーアバンテターボ及びクレスタスーパールーセントターボ (MX51、61 1981.10)】
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↑クレスタスーパールセント・エクシードターボ

マークⅡ、チェイサーMX51、クレスタMX61として81年10月に最高級グレード『マークⅡグランデ』『チェイサーアバンテ』『クレスタスーパールーセント』に設定されたターボモデル、M-TEU型2L SOHC6気筒ターボ145psというパワーユニットを搭載していました!

しかしクルマの性格上スポーツグレードではなくミッションもATのみ、あくまで走りも上質な高級グレードでした。


【コロナ1600GT/1600GT-R/1800GT-T/1800GT-TR/2000GT(TT、RT140 1982.1)】
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↑HT2000GT

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↑セダン1800GT-TR

1982年1月デビューの7代目コロナはエポックな存在、従来のコロナのイメージとは一転しシャープな若々しいデザインに産まれ替わりセリカやカリーナ同等のスポーティさを訴求、それでいながらセリカ/カリーナより上級車らしい風格も表現しておりある意味コロナらしくないコロナ、固定概念を覆していました!

ハイパワーユニットはセリカ/カリーナ同様に当初は1.8L 3T-EU『SX』と2L DOHC 18R-GEU『2000GT』の2種、同年10月に両機を廃止し3T-GTEU『1800GT‐T/1800GT‐TR』を設定、83/10にはコロナとしては初となる4A-GEU DOHC16バルブ搭載の『1600GT/1600GTスポーツ7』を設定しセリカ/カリーナ同様”2つのGT”をアピールしました。

83年以降、コロナも徐々にFFに移行し85年にはFRのスポーツバージョンは次期FFのST150系に切り替わり140系はやはり短命に終わっています。


【スターレットSi(KP61 1982/8)】
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78年に2代目KP61型に切り替わっていたスターレットは暫く特別なパワーバージョンの設定はなくスポーツグレードのSに於いても標準車と変わりない1.3L 4K-U型を搭載してきました!

そんなKP61に82年から4K-UをEFI化し出力を72→79psとした4K-EU型OHV EFI搭載の『si』を追加、登場以来4年目でのハイパフォーマンスモデルの設定でした。

しかし元々軽量で素性のいいKP61、EFI化によりレスポンスがキャブに較べ劣り3K-U搭載の『S』以下の評価だったのが事実…。


【コロナマークⅡグランデツインカム24及びチェイサーアバンテツインカム24及びクレスタスーパールーセントツインカム24 (GX61 1982.8)】
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↑マークⅡセダングランデツインカム24

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↑マークⅡHTグランデツインカム24

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↑チェイサーHTアバンテツインカム24

マークⅡ3兄弟の82年MCを期に1G-GEU型DOHC 6気筒24バルブ160psを新搭載、これにより18R-GEUのGT(マークⅡ/チェイサーのみ)を廃盤としDOHCエンジンを置き換えました!

このMCにより型式を60系に統一、1G-GEUは最高グレードのそれぞれグランデ、アバンテ、スーパールーセントに設定、旧GTのような走りのHOTモデルの味付けとは異なるターボ同様走りも愉しめる高級車の訴求、しかしツインカム24の性能を最大に生かす5MTも設定されスポーツマニアにも歓迎される仕上がりでした。尚この後期GX61型は稀代の大人気を誇りハイソカーという高級車ブームを確立し次期X70系以後も暫くこのカテゴリーTOPを邁進してゆきます。


【カローラレビン及びスプリンタートレノ2/3ドアGT/GTV/GTアペックス カローラセダンSR-EFI及びスプリンターセダンSR-EFI AE86、AE82 1983.5/10)】
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↑レビン2ドアGTアペックス

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↑トレノ3ドアGTアペックス

83/5に発売された5代目カローラ/スプリンター、この代は異端でセダン系は新たにFF化、新たに2ドアとされたノッチバッククーペと3ドアとされるHBクーペは先代TE71のシャーシを流用したFRとされました!

TE27から伝統のレビン/トレノは元来DOHC搭載のクーペモデルのみに与えられたネーミングでしたがこの代から2/3ドアのDOHCモデル全般に与えられる事となりハイパワーユニットは新開発4A-GEU型1.6L DOHC16バルブ130psを搭載、レビン、トレノそれぞれの『GT』『GTV』『GTアペックス』の3グレードで展開されました。

一方のFFとなったセダン系は旧70時代以降スポーツグレードは廃止されていましたが83/10に標準1.5L3A-LUエンジンを1.6LとしEFI化した4A-ELU SOHC EFI 100ps搭載の『1600SR』を設定しセダンのハードバージョンとして復活しています。
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↑カローラセダン1600SR

AE86、名機4A-Gを搭載しながらの最後のFR、後のアニメによる人気で神格化され現在では名車の名を欲しいままにしプレミア化しながら残存率も高く現在でも見かける頻度が多いですね。


【MR-2 G/Gリミデット/Gリミデットスーパーチャージャー (AW11 1984.6)】
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↑Gリミデット

国産初の市販MR(ミッドシップ)カーとして84/6デビューのMR-2、既存80系カローラのパーツやエンジンを流用しコスト削減しながら本格MRスポーツとして人気を得ました!

搭載するスポーツユニットはAE86から4A-GEUを移植、標準エンジン(3A-U)の1500Sの上に『G』『Gリミデット』をラインナップ、86年には4A-Gにスーパーチャージャーを装着し145psまでスペック上昇した『Gリミデットスーパーチャーシャー』も追加されています。


『カムリXSツインカム/ZXツインカム及びビスタVSツインカム/VXツインカム (SV11 1984.6)】
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↑カムリXSツインカム

82年にセリカファミリーから離れFFとなり2世代目となったカムリ、兄弟車に販売店政策からなるビスタも加えトヨタとしては初の中級モデルのFF化によりスポーツグレード、ユニットは未設定でしたが84年6月に3S-GELU型DOHC 16バルブ 160psのハイパワーユニットを積むカムリ『XS、ZXツインカム』ビスタ『VS、VXツインカム』追加、FFスポーツセダンを提唱しました!

3S-Gはかつての2L DOHCの18R-Gの次世代エンジンとして新設、FFにも対応した設計でカムリ/ビスタ以降のトヨタ2Lスポーツエンジンの主役となっていきます。


【ターセルVS及びコルサSX及びカローラⅡSR(AL21 1984.8)】
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↑カローラⅡ1500SR

82年に第二世代となったトヨタ初FFモデルのターセル/コルサ、この2代目では三つ子となるカローラⅡを追加、各車スポーティグレードも存在するもそれは雰囲気のみの標準エンジンのみのラインナップでした。

そんな折、84年のMCを機にそれらスポーティグレードのターセル『VS』コルサ『VX』カローラⅡ『SR』は従来の3A-Uをツインキャブ付き3A-SU SOHC 90psに換装、従来型が83psだったのに対しパワーアップが図られておりまた排ガス規制以来のツインキャブモデルの復活はこの時代では珍しいもので若い世代には注目を集めました!


【マークⅡグランデツインカム24/グランデターボ/GTツインターボ及びチェイサーアバンテツインカム24/アバンテターボ/GTツインターボ及びクレスタスーパールーセントツインカム24/スーパールーセントターボ/GTツインターボ(GX71 1984.8)】
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↑マークⅡHT2000GTツインターボ

84年8月に5代目マークⅡ、3代目チェイサー、2代目クレスタが登場、マークⅡはこの代からファーストネームのコロナが外れます。

先代GX61でハイソカーブームの火付け役となった3兄弟、その人気、市場での支持はX70系となっても不変でした。

ハイパワーユニットは先代から引き継ぐ2L 1G-GEU(DOHC24バルブ)とM-TEU(SOHCターボ)の2種がラインナップされますが85/10にM-TEUターボに代わり1G-GTE DOHC24バルブ ツインターボ185psを搭載するTOPグレードの『GTツインターボ』を3兄弟各モデルに設定、従来の1G-GEU搭載車が高級グレードのグランデ、アバンテ、スーパールーセントを名乗っていた中でよりスポーツ色を強めたGT名を復活させています。


【カローラセダン1600GT、カローラFX GT (AE82 1984.10)】
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↑カローラセダン1600GT

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↑カローラFX GT

84年10月から80カローラに加わったセダンの『1600GT』と新ボディとなるHBであるFXの『GT』、これらには既存4A-GEUをFF横置き用にした4A-GELU型DOHC16バルブ130psを搭載、これまでFRをスポーツ訴求としてきたトヨタのFF化戦略の一環であるFFライトウェイトモデル第一弾となります。

TE71時代からFRで親しまれてきたセダンGTはFFによる抵抗も強く商業的に芳しくなかったもののFXはサーキットでの活躍もあり”ボーイズレーサー”の火付け役となり若い世代から高い人気を誇りました!


【スターレットSi/ターボR/ターボS(EP71 1984.10、1986.1)】
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↑ターボS

84年10月にデビューした3代目スターレット、この代からFFに転換しています!

当初設定されたパフォーマンスモデル『Si』は標準モデルの2E-LU型をEFI化した2E-ELU SOHC93psが搭載され旧4K-EUからの大幅に走りの性能を高めています。
86年1月には2E-Eをターボ化した2E-ETエンジンはHiモードで105ps(後期110)Loモード91ps(後期97)の2モードターボをトヨタ初採用、街中と高速でパワーを使い分けれるという利点がありました。
ターボグレードは『ターボR』『ターボS』として設定され”スタタボ”の愛称で親しまれました。


【コロナ、コロナクーペ1.6GT/2.0GT/2.0GT-R及びカリーナ、カリーナED1.6GT/1.6GT-R/2.0GT-R/G/Gリミデット及びセリカ1.6GT/2.0GT/2.0GT-R/2.0GT-FOUR (AT、ST162/165型 1985.8、1986.10)】
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↑コロナセダン2.0GT/GT-R

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↑コロナクーペ2.0GT-R

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↑カリーナ2.0GT-R

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↑カリーナED Gリミデット

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↑セリカ2.02.0GT-R

この代からコロナ、カリーナ、セリカはシャシ共有の3兄弟となります、先代でも徐々にパーツ共有を進めてきた3車でしたがここで完全に統一、型式はコロナの”T”を継承、従来のセリカ/カリーナの"A”はセリカXX→スープラへと引き継がれます!

統一を機に車種編成も大幅に見直しコロナはセダン/HT→セダン/5ドア/クーペとなりカリーナはセダン/クーペ→セダン/4HTのカリーナEDを新設、セリカはそれまでHBクーペのLBとノッチバッククーペだったところをHBクーペに統合、LBのネーミングは廃盤となり単なる”セリカ”名義となります。

84年までスポーツモデルはFRを!で通したトヨタも85年以降は方針変更、コロナ、カリーナ、セリカ、従来のハイパフォーマンスモデルをFR→FFに置き換え『1.6GT』系は4A-GE(カリーナED除く)、『2.0GT系、EDのG/Gリミデット』は3S-GEU DOHC16バルブ160psを搭載、86/10にセリカに加わったラリーウェポンの『GT-FOUR』には3S-GTE DOHC16バルブターボ185psを搭載しています。

3兄弟全てが先代より一転した丸み帯びたデザインとなりセリカでは”流面形”のコピーが有名、また新たに加わったカリーナEDはハイソカーブームの一面となり一時人気を誇った”ファショナブル4ドアHT”の元祖、トヨタとしては初めてのピラーレス4HTという点で高い人気を獲得しています!


ーーーーーーこれ以後はトヨタの標準エンジンはハイメカツインカム&FEIを主にインジェクション化してゆくのでハイパワー/スポーツモデルはスポーツツインカムモデルのみをピックアップします。また、以降は馬力がネット表示(ここまではグロス表示)となります。ーーーーーーーーーーーーー


【ソアラ2.0GT/2.0GTツインターボ/3.0GT/3.0GTリミデット/3.0GTエアロキャビン(GZ、MZ20 1986.1)】
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↑3.0GTリミデット

社会現象まで起こした初代ソアラは86.1にキープコンセプトで2代目Z20系がデビュー、スポーツモデル(グレード)は基本先代を踏襲しますすが新たに2Lツインターボが追加されています、スポーツユニットは2L 6気筒1G-GE DOHC N140psG150ps、1G-GTE DOHCツインターボN185psG210ps、3L 6気筒7M-GTE DOHCインタークーラーターボN230psG240ps(Nはpsネット表示、Gはグロス表示)を搭載、多彩なスポーツエンジンが選択できる点もソアラの魅力でした!


【スープラ2.0GT、2.0GTツインターボ/2.0GTツインターボリミデット/2.5GTツインターボ/2.5GTツインターボR/3.0GTターボ/3.0GTターボリミデット/3.0GTターボS/3.0GTターボA(GA、MA、JZA70 1986.2)】
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↑2.5GTツインターボR

セリカXXから名称変更により1986年2月登場した初代スープラ、スポーツモデルは標準エンジン(2L 1G-E)より数多く設定され前期が『2.0GT/3.0GT』を基本とする構成、3Lモデルは3ナンバーワイドボディだったながら89年に2Lワイドボディ3ナンバーも追加、グループAホモロげ取得用で500台限定270psの『ターボA』を設定し事実上70スープラのTOPモデルとなります。

90年以降最終型では3Lを廃止し新たにマークⅡ系から2.5L 6気筒DOHCツインターボN280psの1JZ-GE型を搭載する『2.5GTツインターボシリーズ』が3.0GT以降のTOPグレードとなります。
1JZ以外の搭載ユニットはソアラ同様で2L 6気筒1G-GE DOHCN140psG150ps、1G-GTE DOHCツインターボN185psG210ps、3L 6気筒7M-GTE DOHCインタークーラーターボN230psG240psとなっています!


【カムリ2.0GT及びビスタ2.0GT(SV20 1986.8)】
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↑ビスタ4HT2.0GT

86年8月にカムリ3代目、ビスタ2代目となるSV20系が登場、カムリはセダンのみ、ビスタはセダンと4HTにて展開、TOPグレードに据えられたのがスポーツグレードの『2.0GT』となります!

お馴染みの3S-GEU型DOHC EFI16バルブ140psを搭載、先代のSV10系の2L DOHCは高級色に重点を置き”GT”を名乗りませんでしたがこの代ではカムリでは初代RA55以来、ビスタでは初のGTグレード設定となっています。

尚カムリはセダン、ビスタはセダン/HTにGTを設定しています。


【ターセルリトラVS-i/VS-iスポーツ/GPターボ及びコルサリトラSX-i/GPターボ及びカローラⅡリトラSR-i/リトラGPターボ(EP30 1986.9~10)】
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↑コルサリトラGPターボ

1986年5月にターセル/コルサは3代目、カローラⅡは2代目となるL30系がデビュー、これらのハイパワースポーツバージョンは標準の1.5L 3E型79psをEFI化した3E-E 88psを設定、HBの2Box車としては異例な当時流行のリトラクタブルライトを採用したスポーティな外観が若い世代に好評でグレードもそれぞれ『VS-i、XS-i、SR-i』とされますがその頭にそのままズバリの『リトラ』が付きました!

EFIにより通常のEL30系よりは俊敏ながら86/9~10には3E-Eをターボ化、下級スターレット同様の2モードターボとした『リトラGP(グランプリ)ターボ』を3車に設定します。
3E-TEはLo97ps、Hi110ps(後期115ps)を持つハイパワーモデルでボーイズレーサーの一角を占めました。


【カローラ1.6GT/カローラレビンGT/レビンGTアペックス/レビンGTアペックスリミデット/レビンGT-Z/及びカローラFX GT/FX GTV及びスプリンター1.6GT/スプリンタートレノGT/トレノGTアペックス/トレノGT/トレノGTアペックス(AE92 1987.5)】
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↑カローラセダン1.6GT

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↑カローラFX GT

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↑カローラレビンGTアペックス

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↑スプリンタートレノGTアペックス

FF2世代目となるカローラ/スプリンター、この代からレビン/トレノもFF化がなされ2ドアノッチバッククーペに統合…
スポーツモデルの基本は全種『1.6GT』で展開、レビントレノのみ高級装備化がなされるGTアペックス、同リミデットを設定します!

搭載エンジンは先代同様の4A-GE型4気筒DOHC16バルブ(前期)G130ps(後期)N140psを搭載、レビントレノに関してはTOPハイパフォーマーとなる4A-GZEスーパーチャージャー付(前期)G145ps(後期)N165~170psの『GT-Z』をラインナップしています。


【コロナ2.0GT(ST170 87.12)】
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↑セダン2.0GT

トヨタスポーツユニットの代名詞=DOHCエンジンの創成期、コロナのボディを使った1600GTを含めると数あるDOHCモデル最古参であるコロナの最後のDOHC(スポーツツインカム)搭載となったのがこのST170の『2.0GT』となります!

170にはセダンと5ドアHBのSFが存在、GTは両種に設定されます、搭載エンジンは2L 3S-GE型DOHC16バルブ、前期が140ps、後期165psとなり尚、従来型140系や先代160クーペで存在した1.6L 4A-Gは廃盤、2L DOHCのみになっています。

一般的イメージで年配層が選ぶコロナというモデルでのGTはある意味玄人好み、いぶし銀の風格がありましたがこの170の最終1992年で『コロナGT』は永遠の眠りにつきました…。


【カリーナ1.6Gリミデット(ST170 88.5)】
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5代目となったカリーナ、これを機に従来から続いていたグレード・GTを廃止し新たにスポーツグレードは『Gリミデット』とされました!

Gリミデットにはお馴染み4A-GE型1.6L DOHC16バルブ、N140psを搭載、従来の2L/1.6Lの二つのDOHCはここで終了、これはコロナと双子(セリカを加えたら三つ子)になった事によりコロナを2L、カリーナを1.6Lと棲み分けたカタチでした。


【マークⅡ2.0グランデツインカム24/2.5グランデ/2.0GTツインターボ/2.5GTツインターボ/2.0スーパーチャージャーグランデG/2.5グランデG/3.0グランデG及びチェイサー2.0アバンテツインカム24/2.5アバンテ/2.0GTツインターボ/2.5GTツインターボ/2.0アバンテG/2.5アバンテG/3.0アバンテG及びクレスタ2.0スーパールーセントツインカム24/2.5スーパールーセント/2.0GTツインターボ/2.5GTツインターボ/2.0スーパールーセントG/2.5スーパールーセントG/3.0スーパールーセントG(GX、JZX81、MX83 88.8)】
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↑クレスタ3.0スーパールーセントG

マークⅡを主体にハイソカーブームの最先端を行く3兄弟、1988年8月デビューのX80系も人気の高いX60,X70の正常進化でキープコンセプト要素が強かった!

80となりバリェーションを整理、4気筒やハイメカの廉価版グレードを”カジュアル系、”スポーツモデルを”GT系”、グランデ/アバンテ/スーパールーセントシリーズの”ラグジュアリー系と分類、スポーツユニットはGT系とラグジュアリー系に搭載、下から順に2L 1G-GE(DOHC24バルブ)、1G-GZE(スーパーチャージャー)1G-GTE(DOHC24ツインターボ)、2.5L 1J-ZGE(DOHC24バルブ)、1J-ZGTE(DOHC24ツインターボ)、3L 7M-GE(DOHC24バルブ)が上記グレード前期/後期で換装が行われたり一部はそのまま通しにて搭載されています。


【セリカGT-R/アクティブスポーツ/GT-FOUR/GT-FOUR A/GT-FOUR RC及びカリーナED Gリミデッド及びコロナエクシヴTR/TR-G(ST182、183、185 89.9)】
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↑セリカGT-R

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↑カリーナED 2.0Gリミデット

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↑コロナエクシヴ2.0TR-G

1989年9月、セリカは5代目、カリーナEDは2代目、コロナはクーペを先代として4HT化し新たにエクシヴとなりました、型式は異なりますが170系コロナ、カリーナ(セダン)とこの3車種は全てシャーシ共有の兄弟である事は先代から継承しています!

搭載ハイパワーユニットは全て3S-G系でありNAの3S-GTE型DOHC16バルブターボ225ps(GT-FUOR Aは235ps)をセリカGT-FOUR系に搭載、エクシヴ、EDとセリカGT-Rに3S-GE 165psが搭載されています。


【スターレットGT/GTリミデット (EP82 1989.12)】
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↑GT

89年12月にデビューの4代目スターレット、TOPに据えられるのが『GT』『GTリミデット』、ライトスポーツが『Gi』『S』をラインナップされてされています!

搭載ユニットはGi/Sに1.3L 4E-FEハイメカDOHC EFI100ps、GT系に4E-FTE型ハイメカDOHCターボ135psを搭載、ターボモデルは先代EP71の2モードは廃止、通常の加給のみに変更されています。


あのクルマの系譜~トヨタスポーツ90年~現代編~ へ続く…

Posted at 2026/05/23 23:15:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2026年05月20日 イイね!

あのクルマの系譜・その49~トヨタスポーツ60・70年代編~

あのクルマの系譜・その49~トヨタスポーツ60・70年代編~”あのクルマの系譜”シリーズ、以前に最も元Gureが贔屓にしているメーカーである”三菱”スポーツを前後編にして取り上げましたが今回はこれの比ではない量💦
頑張って?トヨタのスポーツモデルの系譜を備忘録かねて取り上げたいと思います!

一口にトヨタスポーツと言ってもその数は膨大、昔も今もTOPメーカーのトヨタさん、これまでリリースしてきたスポーツモデルは数えきれない?と思いますがワタシの記憶にある限り振り返りたいと…

その莫大さから今回企画は60~70年代、80年代、90~現在の3つに分けますんで宜しくお願いします<(_ _)>


戦後から発展した日本のモータリゼーションの中で1955年(昭和30年)にトヨタが発売した初代クラウン(RS10)が本格的国産乗用車幕開けとされるのはご承知の通り!勿論これ以前にも国産車は存在しましたが性能、耐久性では海外勢に大きく劣っておりそれらに追いつけ追い越せで各国産メーカーは切磋琢磨、その中でクラウンが純国産技術の賜物として大きく評価を得、支持も伸ばしたのがもう70年近く前の出来事ながら現在のトヨタの地位の礎でしょう…。

1950年代はまだこうした状況でいかに欧米、欧州勢に追いつけるか?がテーマの時代、既に海外では車にスピードやスポーツ性を求める需要が存在するも日本ではまだそういったモデルに目を向ける余裕も技術もなくさすがのトヨタもスポーツモデルには当時眼中にない、そこにようやく目が向いたのが1960年代になってからでありその第一号から辿ります!

※長文です、覚悟願いますw

~1960年代~

【トヨタスポーツ800(UP15 1965.4)】
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1965年、昭和40年4月にトヨタスポーツの原点となる2モデルがデビュー、その一つが既存パブリカをベースとした『スポーツ800』となります!

スポーツ800は1963年、当時新鋭メーカーだったホンダが放ったS500により日本もモータースポーツ、スポーツカーに目が向けられ始めこれに対抗するために開発、61年デビュー以来トヨタのエントリーモデルとして着実に支持を得ていた2ドアセダンのパブリカとパーツはほぼ共用しコストを下げるもボディは専用設計、パブリカベースの空冷2気筒エンジンのアンダーパワーを補う為に空力に優れる流線形ボディとされデタッチャブルトップによりオープンのS500~800に対抗、レースでも大活躍しDOHC4気筒でハイパワーながら重く操縦性も悪いS500にアンダーパワーでも軽量さからなる軽快な走りで互角以上の勝負をサーキットで展開、トヨタのモータースポーツに対する情熱を感じさせるに充分なモデルでした…

しかし2シーターの実用性の低いボディから少量販売に留まり69年、僅か3200台程度で終売となります。


【コロナ1600S(RT40/50 1965.4)】
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1964年に3代目がデビューしたコロナ、王者だったライバル、日産ブルーバード打倒を目指してきながら過去2代では大敗北を喫していました。
そんな中3代目40/50系はブルーバードのスポーティ訴求に対抗し65/4に新グレードとなる『1600S(スポーツ)』を追加、後に続く標準セダンベースのスポーツモデルとしては第一弾となります!

Sは標準コロナの1200/1500より排気量の大きい1600cc 4R型OHVツインキャブエンジンを搭載、標準車の50~60ps台から90psと大幅にパワーアップ、当時まだ珍しかったディスクブレーキやフロアシフト、リクラインニング機構のあるバケットタイプシートを採用、タコメーター装備により横バー式メーターを丸形の連続メーターとして雰囲気を高める、グリルも差別化されエンブレムも『S』と記されるなど一目で格の違うコロナというのが分別でき内外装をドレスアップし機構、ハイパワーエンジンを載せてスポーツモデルを仕立てるこの施策が今後のトヨタスポーツに踏襲されていきます。

65/7、日本初のHTを追加したコロナHTのもSを設定(RT50)
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コロナSはその後HTボディを使ったよりハードな1600GT(67年)やコロナマークⅡ1900GSS(68年)のデビューもあり1968年には標準モデルを残して廃盤になっています。

このように標準セダンベースのスポーツモデルに一矢を放ったトヨタはここから矢継ぎ早に続々他モデルにも同様のスポーツグレードを追加していきます、その第二弾となるのが1965年11月追加の『クラウンS』です!


【クラウンS(MS40系 1965.11)】
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62年に2代目に切り替わっているクラウン、ここまで法人需要や公用車などの需要がほぼ、一般オーナー向け訴求はありませんでしたがクラウンが初めて個人向けとしたのがクラウンS!

コロナSと同手法でこの代から採用された2L 6気筒M型エンジンをツインキャブ化し125psとパワーアップ、フロアシフト、セパレートリクライニング機構、『S』エンブレムにタコメーター付き丸形連続メーターを採用しこれは国産ラグジュアリーモデルスポーツ仕様の元祖になります。

大型メーターフードに4連メーターそ装備したクラウンSのインパネ
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クラウンSは次期型3代目MS50デビュー後も継承されています。


【トヨタ2000GT(MF10 1967.5)】
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トヨタスポーツの原点がスポーツ800ならトヨタハードスポーツ、グランドツーリングカーの原点となるのが今や伝説的存在、今も昔も揺るぎないトヨタのイメージリーダーである2000GT、Xボーンフレームの専用設計、ヤマハと共同開発のクラウンM型エンジンをベースとしたトヨタ初のDOHC 3M型エンジン(ソレックス3キャブ150ps)、5速ミッション、4輪ディスク等当時として考えられる高水準のスポーツカーとしての装備を持ち海外スポーツカーに唯一対抗できる国産モデルとして大人気を得ます!

”日本のスーパーカー”として海外でも知名度は高く名車の名を欲しいままにしているも発売時は238万円という高価格から一部富裕層にしか手に渡らず67年~70年の3年で僅か200台強(国内)で終売、幻の名車と言われる所以がこれにあります…。

【トヨタ1600GT(RT55 1967.8)】
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あまりにも高嶺の花であったトヨタ2000GT、DOHCエンジンの豪快さを庶民にも広く味わって欲しいという思いから弟分としてデビューしたのが1600GT!

既存コロナHTのボディを使い開発費、コストを低減、そこに2000GTと同一のバケットシート、コロナSの1.6L 4R型エンジンをベースにやはりヤマハと共同開発の9R型DOHCエンジン(ソレックス×2 110ps)を搭載、4速と5速が選べ4速のGT-4なら100万円を切る価格でリリースされました。

1600GTはそのリーズナブルさからサーキットでも活躍、スカイラインGT-B/GT-RやブルーバードSSS、いすゞベレットGTを好敵手として創成期のレースシーンを盛り上げましたが僅か1年で後続となるコロナマークⅡGSSにその立ち位置を譲ります。

【パブリカスーパー/コンバーチブル(UP20 1967.10)】
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↑コンバーチブル

コロナ、クラウンの次を飾るスポーツモデルはエントリーカーのパブリカに設定されまました。

パブリカのグレード名は『スーパー』と既存のオーオプンモデルのコンバーチブルが選ばれています。

コロナ、クラウンに手の届かない庶民にもスポーツマインドを提供、上級2車と較べ大幅に廉価ながらフロアシフト、セパレートシート、タコメーター等上級スポーツに劣らない装備が奢られます、エンジンは従来型が700ccだったところスポーツ800から移植したツインキャブで武装したスポーツ800と同一の2U型45psを搭載、またコンバーチブルも従来型は標準700ccだったところ2Uに換装、それまで雰囲気のみのスポーツ性が進化しております!

パブリカスーパーのインパネ
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【カローラSL/カローラスプリンターSL(KE15/17 1968.3)】
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↑カローラ1100SL

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↑カローラスプリンター1100SL

1966年に発売された新モデルであるカローラ、”プラス100ccの余裕”があまりにも有名なキャッチフレーズで先発のライバル、日産サニーを撃沈し爆発的ヒット、その売り上げから”マイカー元年”の言語はこのカローラを指します!

従来のエントリーモデル、パブリカから変わってトヨタのエントリー、いや、屋台骨を支える存在となったカローラにもトヨタは抜け目なくスポーツモデルを68年から追加、標準K型OHV1.1Lエンジン68psをツインキャブで武装し73psまでパワーアップ、内外装、機構を手慣れた手法でスポーツモデルに仕立てたモノでした。

尚この時にそれまで2/4ドアセダン、バンだったカローラにクーペモデルを追加『カローラスプリンター』のネーミングとなり若者層にアピール。

69年にSLを含むカローラ全種が排気量1.1→1.2Lに拡大されそれぞれカローラ1200SL、カローラスプリンター1200SLと発展し70年、2代目KE/TE20へ継承されました。


【コロナマークⅡ1600SL/1900SL、GSS(RT63 1968.9)】
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当初RT40/50コロナの次期型4代目コロナとして企画されながらライバルである日産ローレルの発売もありコロナをそのままにその上級モデルとして68年にデビューしたのがコロナマークⅡ、スポーツモデルはセダン/HTに設定された1.6L(6R-Bツインキャブ)と1.9L(8R-Bツイン)の『SL』、後期では豪華版『GSL』も追加、TOPには1年後にトヨタ1600GTの後継となるDOHCエンジン搭載のTOPモデル『1900GSS』(HTのみ)が追加されます!

GSSはマークⅡ1900標準の10R型エンジン(後に8R-Gに改称)をベースとして2000GTの3M、1600GTの9R同様にヤマハのDOHCヘッド、ソレックス2連で武装し140psのパワーを縛り出すGSS、従来の『GT』グレードとは異なるネーミング訴求は新たな試みでした。


【クラウンHT2000SL(MS50 1968.10)】
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68年にMS50クラウンにHTが追加されたのを機にスポーツモデルはHTに移管、先代から引き継ぐ『S』はMS50時代でもラインナップされますがHTデビューにより『クラウンHT2000SL』としHT化により新たなスポーティオーナー訴求がなされます!


【パブリカSL/S/SR/ST(KP30 1969.4)】
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↑前期SL

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↑後期ST

1969年に2代目30型にFMCしたパブリカにもスポーツモデルを設定、初期はカローラSLから移植した1.1LOHVツインキャブの『SL』でしたが同年中にはカローラが1100→1200SLになった事によりパブリカも3K-Bツインキャブに換装、『1200SL』となっています、更に1972年のBigマイナーを期にSLは3分割化され廉価版の『S』、豪華装備の『ST』、ハードモデルの『SR』としこれらをヤングシリーズ、標準モデルをファミリーシリーズと別け若者訴求を強めています。

しかしツインキャブモデルは後述する1973年デビューのパブリカスターレットにハードバージョンを移管、1974年早々にUP20から継承してきたパブリカのスポーツモデルは消失しています。


~1970年代~

【コロナSL(RT80/90 1970.2)】
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↑RT80セダンSL(前期)

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↑RT90 HT SL(中期)

コロナファミリーで1600GTやマークⅡGSSがハードスポーツのDOHCを訴求する中、素のコロナはミディアムスポーツ的にRT40時代同様に標準エンジン+ツインキャブレターといったライトなスポーツモデルを4代目でもラインナップ、セダン系では1700、HT系は当初1900でツインキャブモデルの『SL』を設定、後期ではHTは2Lまで格上げされSLの装備を簡略化しサスを固めるハードバージョンである『SR』も新設定、HT2000SL/SRには18R-B型ツインキャブと18R-E型EFIの2種類が選べコロナ初のFIモデルでもありました。


【カローラSL/SR/レビンJ/レビン及びスプリンターSL/SR/トレノJ/トレノ(KE/TE25,27 1970.5)】
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↑カローラレビン(後期)

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↑スプリンタークーペSL(前期)

手軽にリーズナブルにスポーツマインドが楽しめると人気のカローラ/同スプリンターSLは1970年に次世代となる20系にFMC、この時スプリンターは別車種として独立、兄弟車として今後長く歩む事となります。

Fr/Rrをリ・デザイン、セダンでは一部外板も異なるデザインとなったカローラとスプリンターですが基本同じクルマ、スポーツグレードは親しまれた『SL』に加え装備を簡略化しながら足回りを強化した『SR』を設定します。
SL/SRとも従来の1.2L 3K-Bツインキャブに加えこの代から新設された1.4LT型OHVエンジンの1400シリーズにも設定されT-B型ツインキャブを搭載する1200/1400SL、SRの布陣となります!

72年からセリカやカリーナの1600GT 2T-G DOHCを移植したカローラレビン、スプリンタートレノ、同様に1600OHVツインキャブの1600SL/SR、レビンJ/トレノJも追加されスポーツモデルですらカローラの華である”ワイドバリエーション”を誇り他社の追従を許しませんでした。


【セリカST/GTV/GT及びカリーナST/SR/GT(TA、RA10/20 1970.11)】
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↑カリーナ1600GT(前期)

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↑セリカ1600GT(前期)

1970年にトヨタは歴史に残るスポーツモデルであるセリカとそれのファミリーバージョンであるカリーナを発売、当然これらにもミディアムスポーツとハードスポーツを設定し大きな支持を得ます!

ファミリー層を中心に大幅な販売増が見込まれるコンサバなセダンのカリーナとシャーシを共有しおよそ高性能スポーツモデルとは思えないリーズナブルな価格で他社ライバルを圧倒したセリカ、またカリーナはコロナのジジ臭さとカローラの安物という悪いイメージの中間に位置しコロナより若々しい、カローラより高級、セリカ程尖っていないという点で高人気を維持、これにより2ドアモデルでオーナー限定されるセリカのコストを吸収し大成功となります。

セリカ/カリーナにはT型エンジンが基本載りスポーツバージョンには1.6L 2T-B型OHVツインキャブ『セリカ1600ST、カリーナ1600ST』と1.6L 2T-G型DOHCソレックスツインのセリカ『1600GT、カリーナ1600GT』を設定、尚セリカの場合フルチョイスシステムを採用しており2T-GはGT専用ながら2T-BはSTに限らず低グレードのLT/ETでも選択できました。

発売以来高人気を誇る両車はバリェーションも順次拡大、セリカはハードバージョンの『1600GTV』、73年にはHBクーペのLB(リフトバック)を設定、カリーナも72年からそれまで2/4ドアセダンだったところにHTを追加、この時に2T-Bツインキャブの『HT1600SR』も設定、73年以降はマークⅡGSSから移植した18R-G型2L DOHCソレックスツイン145ps、コロナから移植の18R-E型OHV EFI130ps、18R-B型OHVツインキャブの2000シリーズも登場、両車2000GTをTOPにしセリカ/同LBカリーナ共に『2000STツインキャブ/EFI』を設定しています。

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↑カリーナHT2000GT(前期)

尚セリカ/カリーナ共に1975年のマスキー法による排ガス規制によりスポーツユニットである2T-B/2T-G/18R-B/18R-Eは全て廃盤となりグレードは残るものの内外のみのスポーツグレードになります、唯一残った2000GTの18R-GはTTCによる排ガス規制で130psにパワーダウンしていますがDOHCソレックスで生き残った『2000GT』はトヨタの意地を感じさせました。

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↑セリカLB2000GT


【クラウン2000SL(MS600/70 1971.2)】
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↑HT2000SL(前期)

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↑セダン2000SL(後期のみ)

先代50系でHTに集約したツインキャブ付きスポーツモデル『SL』、4代目でもこれを継続し引き続きM-B型OHC 6気筒ツイン125psを搭載しよりオーナー訴求を行います、しかしこの4代目は通称”クジラ”と言われたスピンドルシェイプなるデザインが大不評、クラウン史上で唯一ライバルのセドグロ(230型)の後塵を仰ぐ結果となってしまったのは有名な話ですね…。

このため73年にMCを行い意匠変更によりかつてのイメージに寄せるなど改善がなされこの時にセダンにもSLを復活させ販路拡大を目指しました。

尚不評の”クジラ”は3年で終売、74年の5代目以降はより高級車に特化させるためツインキャブのスポーツモデルはカタログ落ちとなりその後しばらくはクラウンにスポーツグレードは存在しておりません。


【コロナマークⅡ2000SL/GSL/GSS(RX20 1972.1)】
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↑HT2000GSL(前期)

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↑2000GSS(後期)

1972年に第二世代となったマークⅡもスポーツグレードは先代を継承して『SL』『GSL』『GSS』の3モデル体制、GSSのみHT専用で他はセダンとHTに設定されています。

搭載ユニットは全て2Lに格上げ、SL/GSLに18R-Bツインキャブ、GSSに18R-G DOHCソレックス145psとなりますが1975年のマスキー法による排ガス規制により全て廃盤、SL/GSLはグレード名を残すもエンジンは標準1キャブの18R-Uとされ装備のみのスポーツモデルになりEFIも6気筒モデルに集約、GSSはグレードごと廃盤となりこの時点でマークⅡからスポーツモデルは消失、同時に非GTグレードのDOHCとしては異例だったGSSのネーミングも消えました。


【パブリカスターレットSR/ST(KP47 1973.4)】
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73年にKP30型パブリカのクーペバージョンとしてデビューしたのがスターレット、正式名称はパブリカスターレットでありエンブレムにも謳われておりましたがCM他訴求では”トヨタスターレット”とされ一般理解、浸透もそれでした。

トヨタ最下層のミニマムクーペでしたが本格的スポーツクーペはパブリカヤングシリーズから継承、豪華版の『ST』、ハードバージョン『SR』で構成されエンジンはKP30から継承する1.2L 3K-B OHVツインキャブを搭載!

このスターレットも75年の排ガス規制でユニットはTTCによる排ガス規制エンジンである3K-U型に換装、グレードはそのまま残るも標準モデルと同一エンジンとなりスターレットのスポーツモデルと言えるのは僅か2年のみの未対策ツインキャブモデルのみと断定できるでしょう、しかしその2年がKP47にとっては偉大、TSレースではライバルのB110サニーとの激闘を繰り広げた姿はOLDマニアにはそのシーン、印象に残りますね。

TSスターレット
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【コロナ1800SL/SR、2000SL/GT(RT100 1973.8)】
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↑セダン2000GT

1973年、先代のT80/90系コロナ(通称ブラボーコロナ)が人気の面でイマイチだった為モデルライフは僅か3年で次期型5代目に切り替わります、5代目はCMイメージから通称”安全コロナ”として高い人気と普及がなされます。

スポーツユニットはRX20マークⅡと同一の1.8L 16R-Bツイン、2L 18R-Bツイン、同18R-E EFIとDOHCソレックスの18R-Gの3ユニットでそれぞれ『SL』『SR』『GT』のスポーツグレードに搭載されました。
TOPの2000GT、意外にもコロナ名でDOHCを積んだのはこのRT100が初めて、1600GTがコロナを名乗らなかったため同型ボディでありながらDOHC攻勢が激しいこの時期のトヨタとしては最後発、またセリカ/カリーナの1600DOHCはこれらより格上のコロナには搭載されていません!

コロナも1975年の排ガス規制により本来の意味でのスポーツグレードは2000GTのみ、他モデル同様TTCにより排ガス規制適合により18R-GUに換装され145→130psにパワーダウンを余儀なくされましたがマークⅡGSSが廃盤となった当時、トヨタスポーツモデルの頂点となりました。


【カローラ1200SL、SR/1400SL/1600GSL/1600GT/レビン/レビンGT/LB1600GT、スプリンタートレノ1200SR/1400ST/1600GS/1600GT/トレノ/トレノGT/LB1600GT(TE51/55/61/65 1974.4)】
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↑カローラレビン(前期)

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↑スプリンタートレノGT

1974年に3代目となったカローラ/スプリンターはそれぞれがオリジナルデザインとなりながらも兄弟車である事に変わりなく設定されたスポーツモデルは両モデル、カローラが『SR』『SL』『GSL』『レビン』、スプリンターに『ST』『GS』『トレノ』『トレノGT』とされます。

パワーユニットは先代から継承する1.2L 3K-Bツイン、1.4L T-Bツイン、1.6L 2T-Bツイン、1.6LDOHCソレックスの2T-Gとなりますがデビュー翌年1975年にはこれらは排ガス対応不可能により全て廃止、レビン/トレノ以外は標準エンジンのネーミングのみとなってしまいスポーツグレードでもワイドバリェーションを誇る象徴だったカローラ/スプリンターからは一旦全てが消失…

そんな中1977年、2T-Gがソレックス→EFIにより排ガス規制に適合により2T-GEUとして復活、51年規制となり出力は5psダウンの110psとなりますが2年ぶりにレビン/トレノが復活します!

ただレビンは未対策時代はHTボディでしたが不評でこの代から異なるボディだったトレノのクーペモデルに評価が高かったのもありカローラにスプリンタークーペのFr/Rrをリ・デザインしたカローラクーペを設定しレビンはこちらに切り替わっています、また前年に新ボディとして両車に加わっていたLBにも『1600GT』として設定、未対策時代にはレビンには設定のなかった豪華版の『レビンGT』もラインナップ、トレノには未対策時も『トレノGT』が存在していたのでその焼き直しでした。

相変わらずSTやSRなどのグレードは存在するも真のスポーツモデルはDOHC搭載のみと言う内容、78年には53年規制に適合し出力を未対策時代と同等の115psまで2T-GEUは高められています。

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↑カローラレビン(後期)

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↑スプリンターLB1600GT


【セリカ/カリーナ1800ST-EFI、1600GT/2000GT(TA/RA40 1977.8)】
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↑セリカクーペ1600GT(前期)

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↑セリカLB2000GT(後期)

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↑カリーナHT2000GT(前期)

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↑カリーナセダン2000GT(後期)

初代があまりの人気で排ガス規制のゴタゴタがあったにせよこの時期のクルマとしては異例である 7年のモデルライフをまっとうした初代セリカ/カリーナは1977年(昭和52年)にFMC、第二世代に移行します!

セリカはアメリカンナイズされFrスクリーン~サイドグラス、ドアノブにトヨタ2000GTをモチーフしたりでガラリと変わりましたがカリーナは保守層に考慮しキープコンセプト、両車ともサイズ拡大がなされています。

スポーツユニットは両車先代を基本継承して2L 18R-GU DOHCの『2000GT』と復活の『1600GT』にEFI化により排ガス適合した1.6L 2T-GEU DOHC 110psでスタート、翌78年には53年規制適合により18R-GもEFI化し135psに出力上昇、2T-GEUも115psにUPします。また、この時に1.8L OHVをEFI化した3T-EU 105psを設定したセリカST-EFI、カリーナST-EFI/SR-EFI等を追加しこの代のセリカ/カリーナは3種のスポーツモデルが揃ったカタチとなり後期型セリカの時代、まだ日産がターボ攻勢をしかける前夜なのでセリカのCMでスカイラインをディする”名ばかりのGTは道を空ける”は伝説的キャッチコピーとなりセリカの優位性を徹底アピールしました。


【コロナ1800SL-EFI/2000GT(TT、RT130 1978.9)】
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↑セダン2000GT(前期)

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↑HT2000GT(前期)

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↑LB2000GT

先代の”安全コロナ”の人気から6代目はほぼキープコンセプト、スポーツユニットはEFI化された18R-GEU DOHC135psと新たに3T-EU OHV EFI105psがスポーツユニットとしてラインナップ、DOHCが2000GT、3TはSL-EFIに搭載されました。

ボディは従来のセダン、HTに加え5ドアセダンとなるLBも設定、それぞれで上記スポーツグレードがチョイスできました!


【カローラレビン/1600GT、スプリンタートレノ/1600GT(TE71 1979.3)】
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↑カローラレビン(前期)

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↑カローラセダン1600GT(前期)

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↑スプリンターLB1600GT(前期)

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↑スプリンターセダン1600GT(後期)

1979年にデビューした4代目70系カローラ/スプリンター、5年ぶりにデザイン刷新しウェッジの効いた80年代を目指す直線美で高い人気を誇りました!

ボディバリェーションは先代を継承してセダン、HT、クーペ、LBとなりこれらの頂点に2T-GEU DOHC EFI115psを搭載、クーペのみ伝統のレビン/トレノを名乗り他が1600GTという布陣。

セダンに関しては最後のFRモデルとなり後年走り屋を中心にプレミア化しましたがレビン/トレノやHT、LBのGTはよりボディが大型化し走りは若干スポイルされながらもFR時代のカローラの名作として現在数えられています。


スポーツモデル創成期であった60年代、そしてトヨタスポーツが一気に花開く70年代前半は各モデルに標準エンジンにツインキャブ+したライトスポーツとヤマハの協力を得てヘッドをDOHC化しソレックスキャブで大パワーで他社を圧倒したハードスポーツの2体制(排気量により3体制、4体制もあり)によりスポーティユーザーを虜にするも70年代中盤以降に襲った排ガス規制の嵐から隆盛を誇るトヨタスポーツユニットは縮小せざるを得ずスポ車好きにとっては冬の時代となります。

排ガス対策が一段落ついた70年代後半から再びスポーツモデル復活に賭けるトヨタは80年代に入り一気に”第二次ハイパワーブーム”の火付け役となり再びスポ車マニアは夢見る季節へとなって行きます!!



あのクルマの系譜~トヨタスポーツ80年代編~ へ続く…
Posted at 2026/05/20 15:40:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ
2026年05月17日 イイね!

モニターキャンペーン【モンスターフューエルリフレッシュ】

モニターキャンペーン【モンスターフューエルリフレッシュ】

みんカラ:モニターキャンペーン【モンスターフューエルリフレッシュ】が届いた!




このテの製品は過去に何度か使用、正直製品の特性上、手によるような効果の実感はないものの注入した安心感は確かにある、ウチはエボが15万㎞、ekも6万㎞なんで効果は絶対ある筈!と信じる事が肝心w




普通車で満タンで1本、軽で半分を注入
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とりあえず毎日酷使のekに半分注入、明日ソコソコ走るんで効果を吟味しましょー♪
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送ってくれたPRO-STAFFさんに感謝です<(_ _)>
Posted at 2026/05/17 14:03:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2026年05月16日 イイね!

旧車とキャラクター…VOL.62

旧車とキャラクター…VOL.62旧車とキャラクター…


ワタシの幼少期である60年代~国産絶頂期とも言える90年代位までの有名芸能人他スターをキャラクターに迎え逞しい商魂を発揮していた各社を振り返ってみたいと思います(^_-)-☆


VOL.62としてはこのクルマ!

『初代BC/BF型及び4代目BL/BP型スバルレガシー』
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↑初代レガシーツーリングワゴン

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↑4代目レガシーツーリングワゴン

現在のスバルの地位を揺るぎないモノとしたレガシー、その功労車も晩年はぞんざいな扱いがなされ終売となり生粋のスバリストはさぞかし腹立だしい名車レガシーの立ち位置、にわかスバリストはどうでもいいですが生粋の菱ヲタ元Gure、その気持ちは痛いほど解ったりしますw

さて、経営危機、倒産も噂されていた1980年代後半のスバル(当時富士重工)、唯我独尊の「ウチを解ってくれるヒトだけ乗ってくれればいい」的経営は変わり者変人ばかり選ぶスバルという印象が強く一般には決して受け入れられないメーカーでしたがそんな現状に風穴を開けメーカーやクルマそのもののイメージをガラリと変えたのが1989年にデビューした初代レガシーでした!

そのレガシーのキャラに起用されたのが88年に日本でも大ヒットを飛ばしたハリウッド映画の『ダイ・ハード』で主演したブルース・ウィルス(Bウィルス)氏、倒産まで言われていたスバルがこんな大物起用、ギャラ大丈夫なんか!?と心配しましたがwww

『ダイ・ハード』で一躍ハリウッドスターに躍り出たまだ30代の若かりし頃のBウィルス!
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こんな大スターの起用ですから当然?CMでもカタログもクルマよりBウィルスがメインって感じの展開、CMではウィルスが英語で何かぶつぶつ語り掛けながら(英語だからチョット何言ってるか解らないw)レガシーを転がす的なシュチェーション、操る人間の野性味溢れるカッコ良さとレガシーはとても良く似合いクルマもCMも大ヒットとなります!

CMもカタログもBウィルスの方が目立つ!?
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特に先代となるレオーネから静かな人気を誇っていたツーリングワゴンをメインに発展継承し大ヒット、それまでも各社ステーションワゴンは存在するも殆どが商用バンとボディを兼用(例外は1985年のR31スカイラインワゴン)し市場でのイメージもバンと混同される等で注目される事はありませんでしたがワゴン専用設計でセールス的にもワゴンを全面推しした点とBウィルス効果もありレガシーツーリングワゴンは史上空前のヒットを飛ばしだけでなくその後のワゴンブームの火付け役となり各社レガシーに刺客を送る(トヨタカルディナ、日産アベニールサリュー、三菱レグナム、ホンダアコードワゴン等)もことごとく撃沈、あのトヨタですら敵わずにレガシーの軍門に下りステーションワゴンから撤退させるという快挙を達成しています…。

カタログでもワゴン全面推し
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レガシーのヒットはスバル1000から始まる頑固な水平対向エンジンを採用し古典的スバリストの支持をガッチリ掴みながらもレジャーにどん欲になり始めた80~90年代の世相をうまく捕らえたステーションワゴンというカテゴリーで新たなファンも獲得したのが大成功の基礎、ここにウィルス氏効果も相まっておりこれがコケたら倒産間違いなしだった富士重の文字通り救世主だった訳です!

カタログ表紙は映画の宣伝?クルマの影はなくウィルス氏一色って感じのヤツもw
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安心して下さい、中身はきちんとレガシーが載ってますヨwww
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このような初代レガシー1989~1993年の4年で約27万台という好成績を残し2代目にFMC、98年に3代目もデビュー、初代からのステーションワゴン=レガシーが定番化するもBウィルスは初代のみで降板していた影響?があるのか3代目時代ではかなり人気を落としたのもあり2003年のBL/BP型4代目でウィルス氏再登場”ブルースが帰って来た!”のコピーで大々的セールスがなされ再び高人気を獲得!
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50代になりスキンヘッド化したBウィルス再起用が大成功のBL/BP型
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4代目の特徴は先代から4ドアセダンを『レガシーB4』としてワゴン並みにセールスに力を入れていたのをより強化、スポーツマインドでは下級インプレッサに持っていかれていましたがプレミアムなスポーツセダンとして訴求し一定の人気を得ていました。
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この4代目も大成功、アウトバックやランカスター等の派生モデルも追加し2003~2009年という6年のモデルライフ、初代に続いてBウィルス効果は高かったのでは!?と感じます…。
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この後5代目からレガシーは国内軽視のアメリカ志向に変貌しレガシー神話は凋落、ウィルス氏も降板し2011年には何と!ダイハツミライースのCMに出演したりしてレガシー=Bウィルス神話は終焉を迎えます、インプやレヴォーグにスバルの屋台骨を譲ってしまいますが初代デビューから37年、未だにBウィルスが印象に残るレガシーというネーミングには反スバルのワタクシでも素直に認める名車だと思いますよ、えぇw

そのBウィルスも失語症からの認知症で現在は俳優業引退とレガシー同様な哀しい今ですがこのクルマと役者の残した足跡はあまりに大きかったですネ(^^)v
Posted at 2026/05/16 15:03:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | キャラクター | クルマ
2026年05月15日 イイね!

今日(今週)の捕獲

今日(今週)の捕獲
GW明けの5月病になりかけながらも何とか頑張っちょる元Gureっす💦


今週から自宅の塗装工事入ってるので職人さんが朝から入り得意の朝寝がなかなかできなくて寝不足気味、まぁそれでもカタギさんが起きるよりは相変わらずノンビリなんだけんど…


てな訳で今週もあまり捕獲できんかったけどそこそこ捕まえた?んでご紹介!

まずはコレ↓、初めて行く納車地で路地裏に入ったところに待ち構えていた超レア品、菱ヲタ発狂です(^^;
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路地曲がって視界に飛び込んできた時には思わず声出たH22のミニカウオークスルーだもんねぇ、これも目撃は20年ぶり位かも…

往時はキッチンカーや移動販売車、こういった需要に応えこの頃(1990年代)ってアルトやミラにもウオークスルーが一時流行っていたっけなぁ、もうかれこれ35年位前、一時はそれなりに見かながらミラが最後までラインナップしていたけど今やすっかり廃れた軽ウオークスルー。
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一部マニアにはミニカだとダンガン顔、ミラだとTR-XX、アルトはワークス顔にしたりとカスタマイズされた個体もあったし強者はミニカの場合ダンガンの伝説である3G83DOHC5バルブターボに換装したモデルなんかもありこれこそが羊の皮を被った狼?って感じ、知り合いの知り合いが弄ってたのがいて一度シゲシゲ眺めたけど内装(メーターパネル、シートやハンドル等)もダンガンから移植してあり恐れ入ったのを思い出すw

ダンガン顔のミニカウオークスルーバン
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H2系ミニカ、どんなに新しくても最終が93年、もう32年前だし当時でも数少なかったウオークスルーバンがまさか実働で現存するとはただただ驚いたってこんで…。

お次はコレ↓
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駐車場から変質者wを呼ぶ声がして渋滞中をいい事に振り向くと居た~!

610ブルーバードU前期DXorGL(1971~1973)
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↑グリルがそのままだと低グレードのDXかGL、つまりは非SSSではないセダン、SSSはこの旧車高騰にかこつけて?たまにとんでもない金額で売りに出てたりするけどDX/GLがまだ現存していたとは驚き!これ、子供時代に亡父が専用社用車で乗ってたんで想い出深いクルマなんだよな~
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ブルUと言えばバンモデルながらパニック映画の金字塔である”元祖”新幹線大爆破(東映)で犯人役の健さんが乗り回していたのも鮮明に頭に残ってる、そんな”名車”の現存に心躍ったのは言うまでもナイ😍
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映画内で健さんの操るブルUバン
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そしてコレ↓これも遠くからやはり変質者wを呼ぶ声で振り向いて捕獲!
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30年前なら腐る程いたGX81マークⅡ、現車は88~90年の前期型、さすがに最近は見なくなったなぁ と。
ワタシ的にはより古いGX71の方が少ないとは言えまだ現役が多い感覚、あれだけ溢れてた81や90ってまるで見なくなったモンなぁ、90年代で一番売れたんではないの?って気もするけどねー…


現車は全体的意匠から2000グランデ、所謂”タダグラ”、このタダグラが一番見かけた懐かしい20~30年前、セダン(4HT)が王者だったあの頃が懐かしいっすわ。。。


最後はコレ↓
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もしかしたら前に取り上げたかもしれないけど時々行くショップの好きモノ社長の愛機、ここ暫く見なかったから売ったのかと思いきや工場の隅でエンジンのO/Hしていたとか!そりゃ50年前のNⅢ360、O/Hもするわなぁ…ってパーツ出る訳ないから聞いてみると一部はアメリカのN600E用を使い後はワンオフで作成したりエンジンパーツはバイク用を流用したりで3年位かけてO/Hしたとか、この方に較べたら変態だの変質者だの自分で言うワタシなんぞお恥ずかしい限り(*_*;

N360の最終版NⅢはホンダZ顔になり人気を落としたけど名車には違いない!
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今週はこれにて!おしまーぃ(^^)/
Posted at 2026/05/16 02:05:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 捕獲 | クルマ

プロフィール

「あのクルマの系譜・その49~トヨタスポーツ80年代編~ http://cvw.jp/b/2682511/49105810/
何シテル?   05/23 23:15
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP、企画モノでは記憶に薄い部分等はwiki...

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2026/02/19 13:40:13
あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
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