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2015年02月15日

保存版・ 珍車PART508

保存版・ 珍車PART508 珍車シリーズ、直近がギャラン、ランサーと来れば今回はこれにご登場願うしかないでしょ(*^^)v


今や菱ファン以外でもその威風堂々のオールドスタイルでマニア人気の高いこのクルマ、現役時は“走るシーラカンス”とか“三菱グループ重役専用車”とか決していい意味では語られなかったのですがその揶揄の元となる長年FMCしなかった事が後年にはウケ60年代アメ車の雰囲気を持つ事から単に旧車マニアだけでもなくアメグラ系マニアにも注目されるようになりその存在感は現役時よりも凄い!

⇒『昭和53年(1978)A33型初代デボネアエグゼグティブ』!!

1964年のデビューから1度もFMCせず22年間生きた事から現在“シーラカンズ”のニックネームで親しまれる初代デボネア、長いモデルライフで小変更、改良は幾度となく施されていますが20年超えで造られたモデルはこのデボネア以前にはがなく(以後であればY31セドリックセダンやボンゴ、サニトラ等が存在)現役時代はむしろデボネアというクルマ、一生このままと思い込んでいたので2代目のデボネアVに変わった時は驚きを通り越して青天の霹靂って感じでした(笑)

現存するのは出品車同様の最終型が多いですね、初期モノなんてのは博物館レベル、まぁ、熱狂的マニアさんが隠し持っている固体や部品取りで余生を送るモノもあるでしょう、しかし実働固体なんてイベントでしかもう見れないでしょう…

↓初期型デボネア、○スリーダイヤが特徴で後にも先にも唯一の三菱縦6を搭載していました!


↓Lテール、デュアドロップ型Rrサイドマーカーは中期まで継続!


そこ行くと最終期のA33は比較的近年(と言ってももう30年近く前)まで造っており上記の通り製廃後にマニア人気が盛り上がった事により潰されず多く残っている感じ、同時期のクラウンセダンやセドグロセダン(S110~120、Y30~Y31初期モノ)なんてもう死に絶えたも同然で見ませんしね、如何にデボネア人気が凄かったかがこの事が証明しています!

さて、出品車ですが検残りの実走9万km台!不安なく?即乗り出し可能な様子、エンジン異音とマフラーは要点検ですがG54Bは頑丈なエンジンですしね、JETバルブがよくイカれるようでパーツ供給はとっくに途絶えデボネアユーザーを悩ますようですが大事に至らぬ異音であればと願います。

↓R点、内外C評価ですがこのクルマもそんなのを気にするモノではないです!


初代デボネアはあまりに改暦があるので単に前期とか後期とか区切るのも長くなりますので簡単に分けると前・前期(上記写真)がA30型KE64型OHV 2000cc6気筒搭載→前・後期がグリルバッジ変更とインパネ新デザイン、中期がA31型となりエンジンを新開発6G34型サターン6 OHC 2000cc6気筒に換装、後・前期が三角窓を廃止しLテール→サイコロテールへ変更、後・後期がA32型となり6気筒→アストロン80 MCA(51年規制適合)のG54B2600ccに換装→そして最終型が出品車のA33型でこれはG54BがMCA-JETにより53年規制モデルになったモノと整理できます。

↓前・後期型!とても5ナンバーサイズとは思えない風格あるスタイルが今見ると非常にイイ!


この堂々としたスタイリングは有名な元ゼネラル・モーターズのデザイナーであるハンス・ブレッツナー、デボネア以前にもコルト1000でデザインを担当、1L級のコルトながら車格はこちらも堂々1.5L級の上質さを表現し三菱の「いかにも頑強そう」なデザインのルーツだと思います。

↓出品車の室内、70年代後半でも既に乗用車ではこれ以外になかった横長メーターがシブい!


C評価の内装の割りに画像の限り内張りの汚れやダッシュ割れは見受けられず木目もいい状態、外色がシルバーなのでハイヤー上がりはないでしょうが三菱グループ内の社用車上がりでしょうか!?
程度の良さはこれを受け継いだ歴代オーナーさんの努力の賜物ですネ。

↓Rrビューも至って綺麗!Lテールには及びませんがサイコロテールも個性的!


73年のMCでこのサイコロになったのが初代デボネアの外観上での大変身でしたね、三角窓にLテールのイメージが染み付いていた幼少時代のデボネアのイメージがここで大変革したのは子供心に驚きました(笑)

↓カスタマイズされまくりの固体が多い中、マニアさんの保護でノーマル状態を保つ出品車!


初代デボネアは少ないながらもちょびちょびと業オクにも出てきますが現車のようにドノーマルはかなり珍しい、多かれ少なかれカスタマイズされた固体ばかりの中、ホイールキャップやフェンダーミラーがオリジナルという固体、久しぶりに見た気がします。

出品は西、ここまでの美品なので落札額はかなり高い、エンジンやマフラー他加修にもよりますが店では軽く100のボードが出る金額に間違いないですねー…

現役時、これもかなりバカにしていましたが今見るとやはり萌え萌えです、例え何十年FMCせず周りからバカにされようが黙々とこれを造り続けていた三菱、他所の高級車にスリーダイヤを貼らせて自己満している現首脳陣に当時の三菱、初代デボネアの生き方を学んで欲しいモノですわ(-_-;)
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Posted at 2017/12/10 22:49:11

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