• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2019年05月03日

あのクルマの系譜・その8 ~マツダキャロル編~

あのクルマの系譜・その8 ~マツダキャロル編~
‟あのクルマの系譜”その8、まだまだ国産車創世記と言ってもいい1962年(S37)に現マツダ、当時の東洋工業4輪車第2弾として発売されたのがキャロル、マツダ及び国産車の中でもかなり歴史を持つモデルとなります。

惜しむべくは現行キャロルはスズキアルトのバッジチェンジ=OEMとなって久しくオリジナリティは皆無ですが発売時は当時の”国民車”スバル360に対向した革新的意欲的モデル、マツダの浸透力が最近まで弱かった東日本でも一定以上の普及がなされ一時廃版になるも知名度は高いクルマです!

それではあのクルマの系譜・マツダキャロルやってみましょう。


【現行7代目キャロル】
alt
(2015~現在)

・8代目アルトのバッジチェンジモデル
・直3 660ccエンジン搭載、駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/CVT
・5ドアHBのみの設定
・ラインナップは一般普及型のみでアルトにラインナップされるI/Cターボエンジン搭載(ターボRSやワークス)は未設定、依ってスポーツモデルのイージー化で話題となったアルトのAMT(AGS)に関してもキャロルには設定なし。
・先代でラインアップされたエコシリーズは統合される。


【6代目キャロル】
alt
(2009~2015)

・7代目アルトのバッジチェンジモデル
・直3 660ccエンジン搭載、駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/4AT/CVT
・5ドアHBのみの設定
・吸排気VVT機構を持つ低燃費仕様の「キャロル・エコ」を2012年より追加。
・2013年、スズキが「エネチャージ」を開発、キャロルエコにも搭載。


【5代目キャロル】
alt
(2004~2009)

・6代目アルトのバッジチェンジモデル
・直3 660ccエンジン搭載、駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/3AT/4AT
・5ドアHBのみの設定
・本家アルト、キャロルに加え日産ピノもスズキ供給として発売され3兄弟化(ピノは2010年迄)


【4代目キャロル】
alt
(1998~2004)

・先代までシャーシはアルトを使いながらマツダオリジナルデザインを通すもこの代からコストダウンの為、アルトとはエンブレムのみの差異という所謂バッジチェンジモデルとなる。
・直3 660ccエンジン搭載、駆動はFF/4WD、ミッションは4MT/5MT/3AT/4AT/CVT。
・VVT機構を持つリーンバーンエンジンモデルも設定。
・3HB/5HBの設定、先代までキャロルの特徴とも言えたキャンバストップやターボモデルは消滅。
・アルトに設定される4ナンバー仕様はキャロルには未設定。
・2000年よりマツダ車共通アイディティとなるペンタゴングリル採用しFrはオリジナル度が高まる。


【3代目キャロル】
alt
(1995~1998)

・19年ぶりに復活した先代の正式名称「オートザム・キャロル」のFMCを機に車名を「マツダキャロル」に戻す。
・シャーシ、エンジンはスズキからの供給を受けマツダ独自のボディを載せる手法は先代と同様ながらコストダウンの為、ドアや一部外板は先代を流用。
・直3 660ccエンジン搭載、駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/3AT。
・3ドアHBのみの設定、5ナンバーモデルのみ、先代で大きな特徴として話題になったキャンバストップモデル、ターボモデルも継続設定。
・やはり先代で人気の丸目2灯ヘッドランプデザインは踏襲される。


【2代目キャロル(オートザム・キャロル)】
alt
(1989~1995)

alt
(ターボ 1990~1995)

・1970年のキャロル廃版以来の19年ぶりの復活。
・バブル景気時に設立したマツダ「オートザム店」のメインモデルであり正式名称=「オートザム・キャロル」
・スズキとの提携により3代目アルトのシャーシ、エンジンを使いマツダオリジナル設計のボディを載せたモデル。
・当初直3 550ccエンジン搭載、軽規格改正により90年~は660ccにスケールアップ、ボディ(バンパー)もこれに併せて大型化。
・駆動はFF/4WD、ミッションは5MT/3AT/4AT。
・3ドアHBのみの設定、5ナンバーモデルのみ、全体に丸味帯びたスタイリング、パステルカラーのメイン化、キャンバストップや丸目2灯と女性訴求要素が強く愛らしい出で立ちから人気を博す。
・90年~ターボモデルも追加、オリジナルグリル、ブラックのイメージカラー、挑戦的なエアロパーツでこちらは男性&スポーティ訴求が強い。


【シャンテ】
alt
(1972~1976)

・初代キャロル廃版の2年後にデビューしたマツダの乗用軽4輪でありキャロルの代替えユーザーを狙ったモデル、実質的に2代目キャロルと言える存在。
・直2 360ccエンジン搭載。
・駆動はFR、ミッションは4MT。
・2ドアセダン(2BOX)モデルのみ。
・ロータリー(RE)エンジン搭載前提で開発されるもOILショックによるREの失墜、排気量面での問題からなる不認可もあり商用の「ポーター」のエンジンをやむなく搭載した経緯がある。
・チューンショップ製作のREエンジン搭載である「雨宮シャンテ」が有名な存在。
・76年、軽自動車新規格化、排ガス規制を前に改良開発を断念しこのシャンテを最後にマツダは軽乗用市場から約20年撤退状況となる。


【初代キャロル】
alt
(600 1962~1964)

alt
(360 1962~1970)

・マツダ(東洋工業)4輪初進出であったR360クーペの居住性を改良、国民車スバル360に対向できる完全4座モデルのセダンとしてデビュー。
・直4 360ccエンジンの軽規格キャロルと後追加の普通車版になる直4 600ccエンジン搭載のキャロル600をラインナップ、600はボディは360と共有、バンパーの大型化のみで普通車枠とされていた。
・駆動はR360クーペを踏襲するRR、ミッションは4MT。
・当初2ドアセダンでデビュー、1963年以降は当時の軽には存在しなかった4ドアセダンを設定し人気を博す。
・普通車同様の3BOXスタイルを採用、後席乗員のヘッドクリアランス確保の為、特徴的なクリフカットスタイルが採用される。
・直4 水冷 アルミ合金OHV機構という当時の軽自動車としては高度な設計思想が受け入れられスバル一強の牙城を崩しホンダN360登場(1967)までは高い販売成績を残す。
・600はエンジンをスケールアップした800ccとし「ファミリア」に移行し2年で廃盤
・REに注力していたマツダはキャロルにも2ドアHBクーペボディの1ローターモデルを製作するも認可が下りず試作に終わった経緯あり。



あのクルマの系譜・マツダキャロル…
ブログ一覧 | 系譜 | クルマ
Posted at 2019/05/03 15:56:44

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

シトロエン2CVの虫干しをしてみま ...
新兵衛さん

♦️Y's Club♦️vol. ...
taka4348さん

4/28
R_35さん

深夜徘徊。真ん中編です。(*´▽` ...
KimuKouさん

備忘録雑記😅
S4アンクルさん

2025 北海道 二十間道路の桜 ...
hokutinさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「若気の至り…にしては痛まし過ぎる(+_+) http://cvw.jp/b/2682511/48392281/
何シテル?   04/26 16:09
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

  1 2345
67 891011 12
13 1415 16 1718 19
20 21222324 25 26
27282930   

リンク・クリップ

あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
2015年導入、当時凝っていた菱旧車集めの1台で一時息子に乗らせながら共同所有、2022 ...
三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
2023年11月より愛用、常に2~3周遅れで三菱軽を愉しむワタクシ、パジェロミニVR-Ⅱ ...
ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
単車らしいオーソドックスな80年代風ネイキッドスタイルはやはりワタシの年代には刺さる!! ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れ! 次男 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation