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2021年05月27日

珍車PART908

珍車PART908
ヒョェ~、よく残ってたなぁ(*_*;

って事で今回のお題はコレ↓、そうアラフィフには懐かしい”白い稲妻”ってヤツ、往時はベースモデルこそ結構人気もあり街角でもよく見かけましたがねぇ、親分の?R30スカイラインに較べると残存率はかなり少ないでしょう、この10年位は目撃皆無っす…

⇒『昭和57年(1982)3代目S110型シルビアRS』!!

1981年、ケンメリGT-R以来久々の4バルブDOHCとして大きな注目を集めてデビューしたFJ20E型エンジン、R30スカイラインに漢の『RS』グレードに搭載してお目見え、このスカイラインRSはご存じの通り大人気アクションドラマ「西部警察」で劇用車として使われ今でも有名なモデル、発売時もそりゃ注目を集め当時免許取り立てだったワタシ、トヨタ/三菱派ながらにDR30(スカイラインRS)の発表展示会には駆け付けた想い出があります…

当時でもトヨタがレーザー、日産はプラズマ、三菱がサイクロン、マツダはマグナム等新開発軽量エンジンを次々とデビューさせる中、FJ20は旧式の頑強鋳鉄ブロックの小型トラック用ジュニアに搭載するH20型エンジンをベースに4バルブDOHC化、時代の波に逆らうようなカムはチェーン駆動という重量的には不利ながらもそのパフォーマンスは当時の2LNAとしては跳び抜けた性能を持ち従来のトヨタ/いすゞの2LDOHC(2バルブ)の135psを大きく超える150ps(いずれもグロス表示)という当時としては信じられないスペックでスポ車ファンを一瞬にして虜にしたものでした。

日産はスカイラインの次に小型スペシャリティのS110シルビアと兄弟車ガゼールにも82年搭載、当初はスカイラインより軽量でボディサイズも小柄なS110への搭載は非常に歓迎されるもS110はA10型バイオレットベースの弱いシャシ、そしてDR30のセミトレに対しリジットの足回りという点が不評でスカイラインRS程のメージャー人気は得られずそれの影に隠れたような印象、元来のS110は雰囲気重視で大人しいZ18/20型を搭載した鈍重スペシャリティでしたが日産はそんなS110のメイン化していたより開口部が大きくボディの弱いHBには搭載せず標準ボディ(HTノッチバック)のみのRS設定と気合入れて出した割に酷評されたのが惜しいところ、しかしFJ20はWRC参戦の240RS(FJ24型エンジン)にも発展するなど一定の功績を残しました!

三菱党のウチのオヤジも買いかけた?ガゼールのHBモデル、遅いけどマジにカッコ良かった!!小暮課長のオープンでその名は有名ですわなw
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しかしFJはあくまで旧態化したL系エンジンと新開発RB系エンジンの繋的役割であり4バルブ6気筒の新開発RB20DE型のデビューと置き換わるように廃盤、スカイラインはR30のみ、シルビア/ガゼールは次期型S12型の途中まで(1986)で5年間という短いスパンでした、FJはH20ベースの急造という事もあり生産性の悪さ、エアフロの弱さ等色々問題点もありましたが70年代と80年代の良さを採り入れた本格的スポーツエンジン、言うなれば最後の野性味溢れるモノでワタシもかつてこれには惚れて4年乗りましたがトラブルも確かにあるも野太いサウンドに胸のすく回転の上がり方は未だ1級品だったと思います、足がスカイライン同様の4独でサイズはそれよりも小さい910ブルにも積まれるなんていう噂もありましたが実現せず、しかし910にRSとして発売されたとしたらS110を超える人気を得たと思うのはワタシだけでしょうか…!?

名器FJ20Eエンジン!トヨタ18R-GEUのような重々しさがなく排ガス規制期にDOHCを持たない事からトヨタから散々揶揄された日産はこのFJから逆襲に転じました!
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S110シルビア/ガゼールのRSは僅か1年と4か月程のラインナップ、標準のRSとスカイラインにはまだ設定なかった豪華版RSエクストラが存在!
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DR30と異なり発売期間も少なく圧倒的に出た数も少ないS110のRS、現車、よくぞ出て来たモノと感動です!(^^)!
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R点、内装評価ナシで外装C、約17万㎞走りA/C不良等年式や事故落ちなりの不具合はありますがとにかく滅多に残ってない個体、いかにこれを維持して行く事に情熱を燃やせる方の手に渡って欲しい、昨今の投機目的とかに間違っても巻き込まれないで欲しいと思いますが果たして…。

ダッシュにも痛みがそれなりに出ていますが不快レベルではなし、シートが気になりますねぇ、カバーで隠してる分!?
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かつてDR30は愛車でしたし友人も一時S110のRS乗ってたのでよく乗り較べたんですが”電車トレッド”と当時よくバカにされた足回りの安定感のなさはやはりDRと較べるとかなり頼りない、超扁平ワイドタイヤ(と言ってもこの当時ですからせいぜい50ダンペ)にしてようやくって感じ、下級のバイオレットシャーシなので電車トレッドながらホイールハウスはかなり容量大きくタイヤも225とか普通に履けたのがS110の醍醐味w DRより軽量だしサイズも小柄なんで足さえ固めれば峠では扱い易くオモロイ車だったです、ハイ。

外装は40年レベルとしてはかなりイイ感じ、ホイール/タイヤ、ミラー、エンブレムレス、車高以外オリジナリティを残しているのもポイント高し!
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出品は九州地区、何度も言いますがS110自体少ないのにその中でもRSってのがよく出てきました、これがよりレアなガゼールだったら発狂モノですナ~(笑)

気になる落札額、思っていたほどのビックリ金額ではなく現在の旧車シーンではS13の状態のいいもの、S15のスペックRの急騰にはとうてい追いつきませんがそれでもお店並ぶ時は200以上は付けてくるでしょうねぇ、しかしS110マニアなら決して高い金額ではないと感じます、しつこいですがRSですから(^^)/
ブログ一覧 | 日産 | クルマ
Posted at 2021/05/27 21:45:49

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この記事へのコメント

2021年5月28日 7:14
お世話になっております。
サニーのシャーシだからノーマルタイヤは随分引っ込んでいて
ワタナベや定番ホシノインパルはかなり深リムのホイルがすんなり
入りましたね。DR30乗りでしたがスカイラインはリアフェンダーで
逆にプラスオフセットでBBSとか入れてた記憶があります。
コメントへの返答
2021年5月28日 12:10
こんにちは。
このシルガゼやランサーセレステの電車トレッドはスタイルが良かった分残念でした、シルガゼはサニーやバイオレットでなく910ブル、セレステはランサーではなくギャランのシャシでしたらより名作になれたのでは?と思います。

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「大化けした往年のNICE MODEL VOL.15~3代目A30型日産プリンスグロリア http://cvw.jp/b/2682511/48509525/
何シテル?   06/26 19:01
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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