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2025年09月07日

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第47弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第47弾!!
納得のマイナー・モデルを振り返る”第47弾、今回はまだまだ若者にスタイリッシュなクーペやHTが人気があった時代にリーズナブルにスタイリッシュクーペを提唱しながら2代目までは無事存続するも前回のコロナExiv同様、時代の急激変化で市場反応も空しくひっそり消えた2代目トヨタ・サイノスを取り上げます!


サイノスもご同輩ならば「あぁ、そんなクルマあったなぁ~」って感じじゃないですか!?

スマホでもゲームでもなくまだまだ若者がクルマに憧れやステイタスを見出していたバブル時代の1991年、トヨタボトムのスターレットの一つ上のクラスで一定の支持を得ていたコンパクトカーのタコⅡ(ターセル/コルサ/カローラⅡ)をベースにしたコンパクトクーペとしてデビューしました!

初代EL40系サイノス(1991~1995)
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サイノスは元々アメリカのティーンエージャーや若者向け、セカンド需要に対応、ベースを既存タコⅡとし価格を抑えながらせいぜい1人か2人の乗車を想定した背の低いスタイリッシュなクーペスタイルであり日本でもバブル期までは非常に人気の高かったカテゴリー、これを反映して初代は国内でもこの種のモデルとしては4年間で約8万台を売り上げる佳作でもありました。

このように初代サイノス、コストダウンと派手なコンバーチブル設定やお手軽ハイメカツインカムっでの高性能さ、αとβという名のグレード展開も新鮮で大成功までは行かずとも若者の心をある程度捉え往時はそれなりに見かけたモノでした…。

そんな状況に気を良くした?トヨタは1995年にサイノスをFMCし2代目がデビューします!

2代目EL50型サイノス(1995~1999)
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EL50もその型式から分かるように初代同様タコⅡがベース、タコⅡのEL40→50へのFMCとほぼ同時に2代目となった訳ですね、サイノスだけではとても元が取れる販売成績ではなかったにも関わらず無事2代目がデビューできたのはやはりベースモデルの好調さの賜物、CMには当時人気絶頂のミュージシャン=globeを起用し大々的にFMCをアピールしました!

ベースとなったEL50タコⅡ(画像はカローラⅡ)
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EL50も初代とコンセプトは不変、ベースそのものがシャーシはキャリーオーバーした着せ替えモデルであったのでサイノスも同様で初代から継承する独特なグレード(α、β)に加え1.3Lの廉価モデルのαながらβとほぼ同一装備としたα Juno(ジュノ)も加え選択肢を広げ96年には先代に続いてコンバーチブルもラインナップしています。

コンバーチブル
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EL50系サイノスの概要

全長 4,155mm
全幅 1,660mm
全高 1,295mm
ホイールベース2380㎜

エンジン
4E-FE型 1.3L 直4ハイメカツインカムDOHC 85ps
5E-FHE型 1.5L 直4ハイメカツインカムDOHC 110ps

タイプ
2ドアクーペ/コンバーチブル

駆動方式/ミッション
FF/5速MT、4速AT

サスペンション
前:ストラット 
後:ツイストビームトレーディング

車重 :910~1000 kg

EL50サイノスは当時勤めていた会社の若い女の子(事務員)が乗っており非常に似合っていた感があったかな!?まぁ男でも乗れない事はないけどその個体は赤かったし小ぶりなクーペに乗る女の子は実物以上に可愛く見えたりでwww

これも2~3度転がした経験があるも軽量なので1.3Lでも元気のいいE型エンジンはビュンビュン廻り速いまでは言えなくとも俊敏さは感じられストレスない走りができた、本命がアメリカだけあり足は見かけよりは柔い感じながら背の低さもありコーナーでも快適に曲がる、しかし室内は窮屈以外なにものでもなく穴蔵に押し込められた感じでそれがクーペとしてムーディではあったながら快適性にはご想像の通りほど遠い、コンバーチブルならオープンにすればそんな事はなかったでしょうが経験ないので語れません…

タイトな室内は先代よりスポーツ風味は増す
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先代ではタコⅡとほぼ変わらないファミリーカー然のインパネながら2代目ではスポーティな印象を深める
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最上級のβに搭載された110psを誇る5E-FHEエンジン、パワーウェイトレシオも優秀で1.5Lならば街中では瞬足の部類!
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初代に較べ低く長くサイズ拡大されたスタイルは上級のレビン/トレノ(E110系)とも負けず劣らずの流麗さを得ており寸詰まりな印象のあった先代より個人的には”華麗なクーペ”感がありデザイン的には嫌いじゃなかったですね~、Frやテールランプの処理など細かな部分にお気に召さない部分もありましたがw
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しかしEL50がデビューの頃は前回Exivの項でも述べましたが市場の要求は急激に変化、バブル期を主に席巻していたクーペやHTの時代は終わり世はRVやミニバンブームに移り変わります、サイノスも初代は時代の流れにも乗り8万台の実績を上げながら2代目は初代のおおよそ半分、99年までの4年間で4万台強という数字しか残せずサイノスは全2代で消滅、その後ベースのタコⅡもistにその役目を引き継ぐカタチで廃盤となりトヨタコンパクトの転換期でもあった訳ですね。

その販売台数が示すように初代に較べ2代目は往時もほぼ見かける事が少なかったクルマ、ベースすら消滅し今やこの名を憶えている年配層もほぼ忘却の彼方に旅立ち”変態”の称号も似合ってる!?

トヨタだからこそRV全盛期でも時代遅れながら存続した2代目サイノス、これを機会に思い出して頂けたら幸いです(^^;

変態度指数:★★★☆☆
ブログ一覧 | 変態車 | クルマ
Posted at 2025/09/07 16:26:02

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この記事へのコメント

2025年9月8日 21:23
「じょ〜ぃじょ〜ぃ」(爆)
当時人気だったglobeを採用したTVCM…
途中でオープンまで用意して、
カタチからしてミニセリカw

このクルマが底値だった2000年台初頭。
クルマ屋の真似ごとをしていた私、
ダサイノス(失礼)含めタコⅡにスターレット、
初代ラウムとこのユニットを積んだクルマたちには
散々乗らせていただきました。

ひとつ言えるのは
どれも案外運転していてイヤな感じが無かったこと。
中低速トルクしっかりあり、トロくない!
シャープなステアフィール…
ではありませんでしたが、そこそこの直進性。
少なくともイマドキの
ハンドルどっちに切ってるか分からなくなるような事はありませんでしたねぇ^_^
コメントへの返答
2025年9月8日 22:37
そうですね〜、ハイメカはナンチャッテDOHCながら明らかにシングルカムとは違うフィーリング、当時の4A-Gや3S-Gと較べると如何にもショボかったながらそれまで一部のスポーツモデルの特権だったツインカムをバンや軽まで広めたきっかけを作ったのはトヨタの功績に思います!

今の電スロ電パワステは思い通りのドライブフィーリングが得られませんからまだこの時代はその辺原始的?ワタシら世代には自然さが好感持てますねー。

プロフィール

「旧車とキャラクター…VOL.51 http://cvw.jp/b/2682511/48679040/
何シテル?   09/27 00:00
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP! 社会に出てディーラーメカ→営業...

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