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2025年09月27日

旧車とキャラクター…VOL.51

旧車とキャラクター…VOL.51
旧車とキャラクター…


ワタシの幼少期である60年代~国産絶頂期とも言える90年代位までの有名芸能人他スターをキャラクターに迎え逞しい商魂を発揮していた各社を振り返ってみたいと思います(^_-)-☆


VOL.51としてはこのクルマ!




『A73/A140系三菱ランサー』


1973年にファミリーカーとして君臨する二大巨頭であるトヨタカローラ、日産サニーに挑んで新車種としてデビューした初代A70系ランサー、74年に中期型、76年に後期(最終)型となりますが前期~中期がイメージ的CMだったのに対し後期では三菱では珍しく芸能人キャラクターを採用しました…

そのランサー初のキャラクターは当時時代劇やホームドラマで活躍していた俳優の竹脇無我氏!
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二十歳そこそこで銀幕デビューした竹脇氏、後期ランサーの時代は役者としては脂に乗る30チョイ過ぎの時期、特に年配層には人気だった時代劇「大岡越前」では名脇役を演じ人気となり30前後になると「日曜劇場」等ホームドラマでお父さん役が好評”理想の父親像”と巷では言われていましたね~。

亡くなった祖母がよく観ていた「大岡越前」
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そんな竹脇氏を起用したランサー、そのイメージを活かし~♪パパが選んだランサー~のCMソングで子役と共演、ドラマそのままの優しく頼もしい父親と子供、そしてファミリー訴求を強めるランサー、CMソングと共に強く印象に残っています!
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初代ランサーと言えばWRCを始めとした世界的その活躍が有名でモータースポーツの印象が強くカローラやサニーに対しファミリー層への訴求が若干弱い、そこで76年のMCにて当時、排ガス規制で性能ダウンも鑑み本来のファミリーセダンとしての訴求を強め竹脇氏がキャラに抜擢されたって感じです。
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前~中期型ではサファリ、サザンクロスでの総合優勝など国際ラリーでの実績を強調したA73型ランサー1600GSRが最大のアピール!
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全体的にスポーティ度を落とし高級意匠に鞍替えした最終型
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1976年、マスキー法と言われた世界一厳しい昭和51~53年排ガス規制が実施されランサーもこの魔の手から逃れる事ができず1200~1600エンジンを搭載する全モデルが軒並みパワーダウン、この影響もありスポーテイ路線は影を薄める訳ですがGSR(A73)のみはそれでもツインキャブを維持(51年規制のみ、53年規制ではカタログ落ち)、GSR以下(53年規制パスのA140系=77年以降、51年規制モデルはA70系)は高級&ファミリー路線に変貌、スポ車好きとしてはややランサーの魅力は低減した印象?ながらそこは竹脇氏起用で新たなランサー像を提唱した訳ですネ!

MCA-JET方式で53年排ガス規制をパスした最終モデル(77~79年)
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カタログ表紙も竹脇氏が飾る、隣の女の子は今還暦手前のオバサンwww
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53年規制の1600は後年の三菱エンジン象徴であるサイレントシャフト内蔵のG32B型を搭載
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しかし最終型ランサー、発売から3年を経過し既に陳腐化、キャラが強いカローラのジェリー藤尾氏、サニーの関口宏氏程の訴求力は竹脇氏にはなくそこが三菱らしいっちゃ三菱らしいですがやはりラリーでの活躍の印象は79年の2代目ランサー(EX)まで強く竹脇氏が提唱したファミリー派のランサーは定着せずに7年のロングランを完走しました。

当時、第三極の地位を得ていたながらまだ地味だった三菱、竹脇氏もどちらかと言えば地味な印象でしたのでランサー浮揚の足掛かりにはならずでしたが三菱が芸能人、タレント起用の草分け的キャラとして歴史に刻みたい、そんな風に思います(^^)/
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Posted at 2025/09/27 00:00:11

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この記事へのコメント

2025年9月27日 4:23
このランサーに、良く乗ってました、私が乗ったのは1400SL-5、
兎に角、車体が軽くて、抜群のハンドリング、剛性のある車体。
当時のトヨタ車や他と比較して、三菱車はこんなにハンドリングが良いんだと思いました。
後から考えると、ボディー剛性と軽量化の賜物。
ゼロ戦の技術者が未だ居たんですよw。
オリオンエンジンは、バランサー・シャフトのおかげで低振動でした、後にポルシェとクロスライセンスを結びますが、何と言ってもラリーの活躍は、ボディー剛性ですね。
リコール隠しや燃費の偽装など馬鹿な事をしなければと悔やまれます。
コメントへの返答
2025年9月27日 10:06
コメント有難うございます。

ワタシもかつて1400SL-5,1600GSRも経験しましたがこの頃まだまだグニャっとするボールナットの悪癖が目立つハンドリングが主だった日本車がほぼの頃、ランサー、ギャランのハンドリングは秀逸、パワー装置がなくても軽快でシャープさが魅力的でした。
おっしゃる通り航空機技術を活かした軽量ながらのしっかりしたボディ剛性とパンチあるユニットでツインキャブの4G32サターンエンジンはDOHCの2T-Gに引けを取らない俊敏さは舌を巻きましたね〜。

バカなやらかしがなければ卓越した技術力を持つ三菱が現在想像を超える発展があったと思うので今更ながら残念で仕方ありません…

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何シテル?   10/18 20:01
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP! 社会に出てディーラーメカ→営業...

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