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2025年11月21日

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第52弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第52弾!!

納得のマイナー・モデルを振り返る、第52弾はあの頃のマツダ?変態の宝庫であったバブル期輩出のド変態をお届けしようかと…


今回取り上げるのは”クロノスの悲劇”の一員である『MX-6』となります!



マツダMX-6、最近でもCXナンチャラとかマツダ2とか3とかまともな?ペットネームを付けないのがマツダらしいっちゃらしいですがまぁ最近はトヨタでもホンダでもローマ字3文字って多いですからねぇ、ペットネームをこうしたカタチにしたのはマツダが先駆かも!?!?
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MX-6は1992年~97年の5年間のモデルライフ、しかしそれ以前の87~92年まではカペラC2の海外版のネーミングに用いられたので国内では1代限りでしたが海外分と合わせると2代存在した事になります。

海外名初代MX-6は国内では5代目GC型カペラC2(クーペ)
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この流れから92年のカペラFMC時に結果的に一時的となりましたが6代目カペラ→クロノスのネーミングに変更、これが冒頭記載した”クロノスの悲劇”の大元…

1991年にカペラから変わり気合を込めてデビューしたベースのクロノス
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シャーシを新開発しV6エンジン等の採用で高級路線にシフトしたクロノス、この時期マツダはイケイケどんどんの魔の5チャンネル政策を慣行、クロノスをベースとして各販売チャンネルごとに作り替える双子三つ子どころか7つ子?MS-6、MS-8(アンフィニ店)、ユーノス500(ユーノス店)、クレフ(オートザム店)、2代目フォードプローブ/3代目フォードテルスター(オートラマ店)のこのMX-6(〇〇マツダなどマツダブランド店)という無謀さはバブルならでは?と言ってもMX-6が出た92年(平成4年)は既にバブルは終息に向かっており93年以降はバブルが嘘のような不景気(所謂”失われた30年”に突入)となりこのクロノス兄弟は軒並み大失敗、マツダが何度目かの倒産の危機に瀕した事から”クロノス悲劇”と後に言われるようになった訳ですな、あまりの惨状にマツダは慌てて引退させながらも知名度と庶民性ではクロノスを上回るカペラをリーズナブルなセダンモデルとして復活させたりとてんわやんわ(-_-;)

さて、MX-6、5ナンバーボディから拡幅された新シャーシで低く幅広くを実現しクロノスからの流れで曲線基調のファストバッククーペと言う形態、当時はこうしたスペシャリティーカーの需要も高かったのもありマツダの狙いは決して外れてはいなかったと思います、ただ…

このスタイルは欧州ではすこぶる評判が良くイギリスではCOTYを獲った程ながら日本人には受け入れれられないデザイン、個人的感想では伸びやかさを表現しているのだろうけどRrが妙に間延びしてFrとの兼ね合いが何かアンバランス、FrマスクもノペっとしてスポーテイさのかけらもなくRX-7やユーノスロードスターに見られるようにこの類のデザインなら右に出るモノがいないマツダなのにどうした事か!?って感じ、クロノス同様ボリューミーなデザインはグニャグニャするだけで流麗さも感じない、これらが要因となりMX-6も大失敗に終わり結果から先に言えば5年間のモデルライフで5000台という悲劇どころじゃない販売台数に終わりマツダの黒歴史の1ページになっておりますね、長い事業界の端くれにいる身ながらこれの実走行風景は1~2回程度?後はAA会場で3~4回出品車を眺めた程度、まぁこれが広島ならもう少し観れたんじゃろうか!?知らんけどw

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MX-6概要

全長 4610 mm
全幅 1750 mm
全高 1310 mm
車両重量 1180kg
ホイールベース 2610 mm


エンジン
KL-ZE型 2.5L V6 DOHC 200ps

タイプ
2ドアクーペ

駆動方式/ミッション
FF/ 5MT、4AT

サスペンション
前後:ALLストラット

搭載エンジンはクロノスファミリーの最高峰である2.5LのV6を搭載、このエンジンはクロノスで経験ありますが静粛性はトヨタや日産、三菱のV6に較べると少し劣るもののパワーは充分以上、クロノスより幾分軽量なMX-6なので走り的には問題なかったでしょう…

KL-ZE V6エンジン
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室内は高級路線のクロノス兄弟だけ質感は高くマツダらしい上質さは感じましたがインパネは外観同様グニャっとした感じでスポーティさは感じず…
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3ナンバーボディながら背の低いクーペモデルため居住性はよく言えばパーソナリティ、悪く言えば窮屈!?
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年間1000台程度の販売やら旧型の名前を急遽引っ張り出したりといい事なかったMX-6、ピュアスポーツのRX-7、ライトウェイトスポーツで名を馳せたユーノスロードスターと同門に名車揃いの中、多分マツダとしては格上のソアラ、同クラスのプレリュード的パーソナルクーペを目指したのだと想像できますが開発時のバブルの勢いにパイもないのに調子に乗り過ぎた結果でしたねぇ、今では見る事もなくなったMX-6ですが「そんなクルマあったなぁ」と思い出してくれたら幸いです(^^;


態度指数:★★★★★
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Posted at 2025/11/21 23:17:27

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この記事へのコメント

2025年11月22日 0:42
お疲れ様です。
いつもありがとうございます。

MX-6 1〜2年に一回くらいですが、見かけることがあるのは やはりお膝元ならでは なんでしょうね(笑)

プロフィール

「”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第52弾!! http://cvw.jp/b/2682511/48777793/
何シテル?   11/21 23:17
元GureのHNで活動、かつて二拠点生活していた時代や現在の本拠でののクルマ弄り記、また自己満全開の独自の企画モノをUP、企画モノでは記憶に薄い部分等はwiki...

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