
全世界の自動車メーカーが電動化時代へ向けて
高級車すらFFプラットフォームにしてまで
一斉に舵を切って突き進む中、ひとり時代に
逆行するかのようにエンジン開発に勤しんだり
縦置き直6エンジンやFRプラットフォームを
完全新規で作ってしまったりするマツダ。
そのFRプラットフォームを採用するラージ商品群のうち
主に海外でメインに展開される"CX-90"と"CX-70"の2モデルのうちの
未発売だった2列シートバージョン"CX-70"がついに正式発表されました。
マツダの新規開発FRラージ商品群は
基本的には同一車種のボディバリエーションで
2列シートモデルと3列シートモデルをそれぞれ
海外メインの幅広なワイドボディと国内メインの標準幅のモデルとで展開する
4種類のモデル"CX-60"、"CX-70"、"CX-80"、"CX-90"があります。
・ワイドボディ2列シート:"CX-70" ※今回発表モデル
・ワイドボディ3列シート:"CX-90" ※発売済み
・標準ボディ2列シート:"CX-60" ※発売済み
・標準ボディ3列シート:"CX-80" ※未発表モデル(2024年発売予定)
搭載されるエンジンも基本的には共通しており、
販売される地域によってラインナップが異なっています。
国内では販売予定が無い"SKYACTIV-X3.0"も
海外のワイドボディモデルには設定されていますね。
このラージ商品群はあくまで同一車種のボディバリエーションなので
それ故に4車種全てが基本的に内外装デザインを共有しています。
今回3車種が揃った事になるので、比較してみますね。

最も目にするであろうフロントデザインを載せてみましたが、
ご覧の通りほとんど同じですね。
ひと目で判別できるポイントは、ヘッドライト下にある縦長ダクト。
エクボの部分が違いがわかりやすくなっています。
"CX-70"は上下左右に広いメッシュグリルですが
"CX-90"は縦長でスリット付き、"CX-60"はL字型になっていますね。
他にも細部は形状が異なるものの、最もわかりやすい違いがここだと思います。
また、ワイドボディと標準ボディでDピラーの形状が異なっている感じですね。
ワイドボディはクォーターウインドウ下端が後方へ緩やかに伸びていますが、
標準ボディはMAZDA3のように前方へ折返しピラー根本が太くなっています。
リアのデザインや内装もほとんど同じ感じになっていて
その違いはもはや間違い探しレベルでしかありません。
またボディサイズは"CX-90"と"CX-70"はほぼ同じとなっているので
2列シートの"CX-70"は前後によりゆとりがあるという事でしょうか。
・
Mazda CX-70 First Look | MotorTrend
・
Up Close With the 2025 Mazda CX-70: Look Familiar?
今回で4バリエーションのうちの3モデルが揃った事で、
これから日本や欧州で発売される最後の"CX-80"の
方向性がだいぶわかってきた感じですね。
基本的に内外装デザインを共有しつつ
シートを1列増やす事になりそうですね。
あとは全長が変わるかどうか、で。
海外メインのワイドボディでは2列と3列でほぼ同じ全長という事でしたが
標準ボディの"CX-80"ではどうなるのか…。
室内幅が狭いぶん前後に少し伸ばして室内空間を広げるかもしれませんね。
今夏発表予定という事ですので、今から楽しみですね。
デザインに関しての詳細は、下記動画をご覧下さい。
・
マツダ CX-70 [最速解説] ラージ商品群で一番〇〇! 新型CX-70 の内外装デザインをクルマ好きデザイナーが解説シマス [ 2024 Mazda CX-70 ]
そして、このラージ商品群が4車種全て出揃った後は、
第7世代の先陣を切ったFFプラットフォームの
スモール商品群で次の展開が待っています。
"CX-5"以外のCX-◯系(1桁数字)のSUVが全て販売終了となり、
MAZDA6販売終了に続いてMAZDA2もヤリスOEMへと切り替わり、
その後は"CX-30"のフルモデルチェンジと"MAZDA3"のBMCが来る。
というのが今の私の予想という名の妄想ですが、果たして…?
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MAZDA♪ | 日記
Posted at
2024/02/02 02:26:23