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2013年07月11日 イイね!

ピストン解析Ⅱ(ピストン製作)

ピストン解析Ⅱ(ピストン製作)旧車オーナーの皆様!
暑中お見舞い申し上げます。
本日は、トヨタ2TピストンをいすゞG161用へと加工までの経緯を開示申し上げます。
旧車オーナーの皆様につきましては、マイナー車ですと
必ず一度は検討するかと・・・・少しでも参考になれば幸いです。



恥ずかしながら、このスケッチ(図面のつもり)を田○工業(JUN○ート)さんへ提示し
完成まで約半年かかりました。
加工箇所は、
1.ピンハイト39㎜(2T標準)→37㎜に変更。外周より内側へ4.0㎜深さ2.0㎜研磨
2.バルブリセスをいすゞG161Wピストンと同様に研磨。ここで問題発生。1項で既にR部2㎜研磨
更に、リセスをブロック面より約-2.0㎜は貫通の危険性あり。



と言う事で、いすゞG161Wノーマルピストン&カムでのバルブ再接近時のクリアランス測定を
する様、田○工業さんより連絡があり。ノーマルエンジンの仮組開始。
画像の様にリセス部分に粘土を詰めて・・・・



ヘッドを載せてバルタイ測定開始。
結果、中心角IN104°EX111°時に再接近時のクリアランスIN4.8㎜EX3.2㎜の数値。
この値からカムをノーマル264°・252°→280°・272°に変更してもマージンがあるので
ノーマルのリセスより0.5㎜浅く設定しました。

3.ヘッドガスケットはノーマルを使用いたしますのでガスケットボア84㎜、2Tピストン85㎜
-1㎜ですが安全マージンも含めてピストンR部に外周より内周へ2.0㎜深さ3.0㎜研磨



出来上がった2T改ピストンがご覧の通りです。



更にR部分を面取りしてピストン完成です。
尚、いすゞG161Wピストンはフルフローティングですので2Tピストンを圧入式からフルフロ加工しました。
トヨタの2T・2TGのノーマルピストンをご存知の方はリセス部分の形状変化が解ると存じます。



これが加工途中に、田○工業さんから届いた画像IN側完了EX側は加工前です。
上の画像と比較するとリセスの深さが解るかと・・・・・(^^)
大変ですが、作る楽しみもあります。



因みに、G161Wノーマルピストンの形状です。
次回は、加工カム製作について掲載致します。

ご静聴有り難うございました。
Posted at 2013/07/11 09:24:21 | コメント(5) | トラックバック(0) | エンジン | 日記

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