いわゆる｢ホワイト国｣論争とか。

計算してみたのですが、実に面白い結果が出ました。

＞　財務省が29日に発表した7月の品目別の貿易統計によると、
＞　半導体の洗浄に使う「フッ化水素」の韓国向け輸出量は
＞　479トンで前月比83.7%減少した。
＞　輸出額は32.6%減の4億円だった。(サンケイBIZ 190830付)

この記事から、輸出できたもの(ホワイト品)と、輸出を止められたもの(ブラック品)の数量比は16.3対83.7であることがわかります。

輸出額から逆算すると、ホワイト品の単価は、トンあたり83万5千円、ブラック品は7万6千円だったということです。
単価に11倍もの差があります。

｢核の濃縮に必要な、品位の低いフッ化水素だけが差し止めになった｣という説は、上記の計算からも傍証できるように思います。

で、最近、韓国が、｢中国から手当てしているから大丈夫｣と言っているフッ化水素というのも、ブラック品の補充ではなかろうかと思うのでした。

(写真はウランの精製仕掛品｢イエローケーキ｣(wikipediaから)。これをフッ化水素によって気体化し、遠心分離機で｢ウラン238｣と｢ウラン235｣を分離・精製し、原子爆弾の材料を作るわけです)