お水汲み当番(30A→20A)のブログ一覧

日経平均は、とてもイビツな計算方法を採用する指数で、すでに前世紀の終わり頃には、おおいに批判を集めていました。(『株式相場を反映できない日経平均は生きた化石だ』水澤潤・週刊文春1999年12月2日号)

いまやそのイビツさは頂点に達したようです。
イビツな株式指数なので、ひょっとすると日経平均は半年以内に7万円になっても不思議はないと思います。
だからと言って、それは日本経済の強さとは、なんの関係もありませんが。
そのことを、以下で述べたいと思います。

日経225種平均に占めるソフトバンク、アドバンテスト、東京エレクトロンの株価の寄与分は、昨年末と昨日(10月31日)で、2478円→6232円、1855円→5466円、2444円→3454円に相当し、残りの日経222社分が32795円→37259円になりました。


つまり、日経225が年初来で32.4％値上がりしたと言いながら、その内訳を見てみると、日経3が223.6％も値上がりしたのに対し、残りの日経222は13.6％ポッチ値上がりしただけなのです。

225種平均に占める3社の寄与率は、いまや、なんと28.9％にも達しています。
この3社の株価が、さらに2倍に吹き上がるだけで、日経平均は6万7000円を突破する仕組みです。
他の222社が、まったく値上がりしなくとも、です。

計算方法が狂っているから発生しているエラー数字と言うしかありません。
すでに上記3社の株価とも、バブルの領域に入っていると、私は思っています。
バブルである以上、どこまで値上がりするかは神のみぞ知る世界です。
だから、日経平均が半年以内に7万円になる可能性だって、大いにあると思います。
とはいえ、ここからのサーフィンは、私には、とてもできません。
怖すぎて。

また、まったく類似の仕組みが、米国でも株価を動かしています。