
今週の山口は雪が降ったり雨が降ったりでアコードは真っ黒。ダンクは奥様の通勤距離が短い上に金曜日が車検だったのでそれほど汚れていないんですけどね・・・。
今日は第二土曜日ということで私が休みなので洗車をしたかったのですが、奥様が仕事なので私が掃除や子供達の食事の用意をし、さらには娘のクッキー作りにつき合わされ、自由時間が出来たのは15時過ぎ・・・。洗車なんてしてたらそれこそ何もせずに一日が終わるので今日はやめときました。
その代わり、倉庫の中に不要なものが随分とあるのでその片付けをしようと思いました。
しかし片付けを始めて1分、手が止まってしまいました。

倉庫の奥の方に眠らせてあったこのケース。捨てようと思っていた物の中の一つでして、私が中学生の時から聴いていたカセットテープの収納ケースです。本当はこれがもう2段あったのですが、さすがにもう聴かないというものだけを結婚時に捨て、残っていたのがこの2段分。それでもその後この中のテープを聴くことはありませんでした。

捨てる前にちょっとだけどんなものが残っているか見てみようと思い、室内に持って入りました。
当然ですが、こんなことをしていたら完全に片付けモードが失せてしまったのは言うまでもありません。
それにしても凄く懐かしいインデックス・・・。30年前に文房具店でデカールを買って上からエンピツで押さえつけながら作っていたのを思い出しました・・・。同時に私が中学高校生の頃の音楽生活は、ほとんどがシャカタクとカシオペアで埋め尽くされていたのがよく分かります・・・。
でも、それ以上に懐かしいと思ったのが録音していたテープの銘柄です。
ということで、いつもは「懐かしみシリーズ」で旧車のカタログをアップしていましたが、今回は番外編で懐かしいカセットテープをアップしてみます。
懐かしい!って思った方は昭和40年代生まれの方でしょうね(笑)。
ちょっとマニアックなネタかもしれないので、興味のない方はスルーで・・(~-~;)

こつはSONYのBHF。ご存知な方はオッサンですよ(笑)。
メタリックグリーンのラベルは後期モデルですね。

これはBHFの上級モデルであるAHF。これもメタリックラベルなので後期モデルです。
松岡直也さんを録音したテープのようです。もちろんインストゥルメンタルナンバーです。

これは最初に紹介したBHFですが、ラベルがソリッドグリーンの初期モデル。
90分テープって伸びるからあまり使いたくないんですよね~。でも仕方がないんです。
「太陽にほえろ!」のサントラですから!
実はこのテープ、近所のかっこいいおじさんにもらったものです。このおじさん、当時はブラックの2代目セリカクーペに乗っていて、しかもよく黒いサングラスしててかっこよかったのなんの!で、3代目セリカクーペが大好きだった私はこのおじちゃんとよくと話していて家にあがらせてもらったことがあったんです。そしたら太陽にほえろのサントラがあるじゃないですか!そしてお土産にこのテープをもらったのでした。因みにこのおじちゃんですが、今でもすごくかっこよくて、お子さんも私の3つ下の娘さんがいながら車はリトラのスープラ。色もブラックで、いつもピカピカです。
話しが逸れましたね・・・。

その後SONYのテープではHF-Sというものしか買ったことがありませんが、意外とこのテープが多く残っていました。
このテープにはビルシャープというシャカタクのキーボード(ピアノ)担当のソロアルバムが録音されています。高校3年生の時のもので、片道2時間かけての列車通学だった私はウォークマンでよく聴いてたなぁ・・。あの頃はSONYのウォークマンが高くて買えないのでAIWAのウォークマンを買った記憶があります。

こっちはTDKのスタンダードモデルであるAD。
私が最初に買ったTDKのテープがこのADで、この頃から完全にTDK派になっていました。
これはシャカタクのアルバムで、中学校の時に発売されたものです。

そんなADも、のちにSONYのHF-Sみたいにデザインが洗練されました。

その後更にAD-Sなんてもの出て・・。この頃から全般的にテープがこのようなスケルトン風になっていきましたね。安っぽく見えて私はあまり好きじゃなかったです。

私がTDKで一番多く使っていたのがこのSA。ハイポジションってやつです。音も良かったしラベルデザインも硬質感があって好きでした。
これも松岡直也さんのアルバムですね。この方も透明感のあるキーボードの曲が多くて大好きでした。

そのSAもデザインが変わりましたが、相変わらず音がいいテープでした。
珍しくヴォーカルアルバムのテープで、これはスターダストレビューでした。免許取りたての頃に聴いてたかなぁ・・

これはSAの上級モデル、SA-X。SAのラベルはシルバーっぽいのですが、このSA-Xはゴールドっぽいシルバーで、お値段もちょっと高かったです。ひょっとしたらSAの後継モデルだったのかも。もう記憶にないんですが・・・

そのSA-Xの次期型。色もメタリック風のブラックでかこよかった・・・。TDKは音もデザインも好みでした。
このアルバムもシャカタクですが、珍しくヴォーカルナンバーが多いアルバムで特に気に入っていたアルバムです。

これはノーマルポジションでAR-Xというもの。多分SAよりも随分あとで発売されたテープですが、音はやっぱりノーマルポジションらしい大人しい音でした。AR-Xってご存知な方はおられるかな??

AR-Xの次期型モデル。デザイン的にはADの流れですね。

TDKテープの最高峰であるMA-X。メタルテープってやつです。さすがに音が格段にいいけど、お値段もメチャ高でした。
メタルテープって、テープ端面に録音防止ツメの更に中側に更に二つほど四角い穴があいてましたよね。

これはメタルの下級グレードであるMA。デザインを見てもこれは最後の方のモデルでしょうね。かなりダサイ・・。でも音はメタルだけあってよかったです。このテープは松任谷由実さんですね。
車の運転をするようになってからはヴォーカルものも聴くようになった私ですが、これはインテグラの時に聴いてたものですから約23年前頃録音したものでしょう。

そういえば、ヴォーカルもので笑えたのがこの3本。菊池桃子さんのテープがありました。確かによく聴いてました。でも菊池桃子さんはお世辞にも歌は上手じゃありませんでしたね・・。実は作曲家の林哲司さんの曲が大好きで、菊池桃子さんの曲の多くが林哲司さんが作曲されたからというのが本当のところです。

ほとんど買うことがなかったデンオンのテープ。デザインが好きじゃなかったのがその理由です。

マクセルのテープもほとんどありませんでした。でも、マクセルはテープというものが世の中から消えそうになる頃まで頑張って作ってくれていましたね。安っぽいスケルトン風でテープもよく伸びてたんですよね~。うちの奥様がデートのドライブでよく持ち込んできていましたが、ほとんどがマクセルの安いやつでした(笑)。
因みにこれはギターリストの高中正義さんのアルバム。このアルバムの「SALE ON FIRE」って曲が大好きで、随分前にやっとYoutubeで見つけたのに最近削除されてました・・・。高中さんの曲も素敵なものが多いですね。渚モデラートとか有名だったと思うんだけど・・。

これはナショナルのハイポジションテープ。全部で2本しか残っていなかったのですが、音は抜群に良かったのを覚えています。でも伸びも凄かった・・。

最後はこれ。
って、ヘッドイレイザーってご存知でしょうか・・。
テープはヘッド上を擦って走行するため、ヘッドに磁気が発生してノイズを発生していまいますよね。その磁気を除去するテープです。確か3000円以上したような・・・。

わずか1秒程度再生ボタンを押すだけのものです。確か作動中は赤いランプが点灯するんです。なんとなく持ってるだけで満足していたような代ものでした。

ってことで相当久しぶりにテープを再生してみたわけですが、実はミニコンポで再生しようとしたら何とカセットデッキのモーターがもう弱っていて再生できず・・・。

仕方がないので、わざわざ納戸からCD・MDラジカセ出してきて聴きまくりました(笑)。というか、今もカセット聴きながらこのブログを書いています。若い頃は苦手で飛ばして聴いていた曲も、なぜか今聴くと凄くいい曲に聴こえるんですよね~。
子供達は普段出すことのないこのラジカセででカセットを聴いていた私を見て、カセットに興味深々。インデックスに書いてある各曲名の字を見せて「この字は○○(←息子)と同じ歳の時に書いたものだよ」と言うと、なんだか妙な笑みを見せながら眺めていました。
結局このカセットテープの保管ケースはそのまま倉庫行き。「捨てるものリスト」から完全に消えたのは言うまでもありません(~-~;)