今日は朝からカラッと晴れた山口。色々な事をしていても体が楽に動きます。今月は土曜休日が全くありませんが、今週頑張れば4連休♪。既にやっておきたい家の用事も決まっていますが、出来れば一日だけでもカメラを持って一人で出かけてみたいと思っているところです。
さて、ブログタイトルネタです。
お洒落は足元からとはよく言いますが、では車の表情(顔)の良し悪しに大きな影響を与えるパーツと言えば、やっぱり目元、つまりライトユニットですよね。
デザイン云々以前の話ではありますが、今の車はライトユニットのカバーが全て一体型になっているのが常識で、それ故に素材は成形性の良い樹脂(ポリカーボネート)が使われています。
しかし樹脂は耐候性が弱く、紫外線などにさらされるとあっという間に真黄色に・・・。そのまま劣化が進めばクラックも入ってきます。そこで、新車の状態ではカバー表面に紫外線を防ぐハードコートが施されているのですが、それでも屋外駐車であれば持って5年程度でしょうか、徐々にハードコートも侵されてくすんでしまい、これを直すには一般的にはライトユニットの新品交換以外ないのが現状です。
しかし今の時代、車で保有期間5年なんてバリバリの現役もいいとこ。なのにライトユニットのせいで車が凄く古臭く見えてしまい、せっかくのかっこいい顔が台無しになるなんて、車を大切にするオーナーからすれば何ともやるせない気持ちですよね。
私のアコードも新車から経過12年ということで、これまで何度かライトユニットカバーのハードコートを落として市販のガラスコートを塗布することで、なんとか透明感を維持してきています。
そんなネタを以前のブログでアップした時にみん友さんから出た話なんですが、トヨタ車のライトカバーの劣化が特に激しい気がするという話が出ていました。確かに販売台数も多いのでその傾向に感じますが、実際はどうなんでしょうね。他社の車も結構褪せていますが、色々な駐車場で気にかけてみると確かにそんな気がしないでもありませんでした。
いずれにしてもカバーの黄ばみ・・、これは車そのものの耐久性、そしてライトユニットの耐候性と新品価格を照らし合わせて考えると、あまりにも吊りあわない状況にあると言えます。ライトユニットをゴシゴシ磨いて復活させる人間なんて、そういるわけじゃありませんからね・・・。
で、今回はライトユニットのベゼルについてネタにしてみました。
え?今までの話って前置き?!って言わないでください・・・
世の中のライトユニットのベゼルは、ほぼシルバーメッキか黒い樹脂かの二つに大別されると思います。でもこの二つ、同じライトユニットであっても見た目の印象がまるで違いますよね。どちらが好きか、どちらがその車に似合っているかは個々人で考えが違うと思いますが、そんな印象の違いを過去のホンダ車で振り返りながら各々思うものを雑談混じりでコメがいただければと思っています。
ある程度登場した年代順でいきますと・・・
まずは以前私が乗っていた4型プレリュード。
91年1月発売の前期型はホンダで初めてブラックアウトベゼルを採用(←多分)したマルチリフレクター式ランプでしたが、2年後に発売になった後期型のそれはメッキに変更されました。好みはそれぞれだと思いますが、印象は随分違いますね。
89年10月発売のCBビガー。
初期型はレンズカット+メッキハベゼルでしたが、92年1月に追加された3ナンバーモデルはブラックベゼル+マルチリフレクター式に。これも印象が一変しましたね。今見ると、初期型のディッシュアルミホイールとこの顔の組み合わせが実に優雅なたたずまいにも思えます。
隣に住む幼馴染は後期型の25Sに乗っていたのですが、こちらはスポーティな顔つきでとてもかっこよく見え大好きでした。ただ、ライトの明るさはメチャ暗かったですけどね・・・。
93年9月登場のCDアコード。
スポーツグレードのSiRのみブラックベゼルで、他の量販グレードはメッキ。彫りの深い目元から生まれる精悍な表情はSiRならではで、4型プレリュードの4ドア版という感じで今見てもかっこいいですね。
93年登場のDC2型インテグラ。
初期型では丸目4灯式を採用していましたが、個性的すぎる顔が世にウケず売れ行き不振・・・。95年8月発売の後期型で一転、とても分かりやすい男前な顔に変わり結構売れましたよね。
インテグラの場合、Type-Rのみブラックベゼル、SiRを含めた他のグレードは全てメッキでしたが、オプションのディスチャージを選べばブラックベゼルでした。
95年2月登場のUA1インスパイア&セイバー。
前述のインテグラと同様大人気だった先代から一転不人気車種になってしまいましたが、FFミッドから生まれる抜群のプロポーションはこのモデルでも健在。先代の良さをほとんど引き継いでいないと思える内外装と、詰めの甘いディテールのせいであのプロポーションを無駄にしてしまった…、そんな気がしています。
ライトはというと、初期型はインスパが全車メッキベゼルだったのに対しセイバーはダーククロームメッキを採用。96年の小変更からインスパイアもセイバーも25Sのみブラックベゼルに変わりその他は明るいメッキに。このあたりの戦略が素人の私には理解できませんでしたが・・・
95年9月登場のEKシビック。
初期型は全グレード明るいメッキベゼルでしたが、97年8月に追加されたType-Rと98年9月のMC時での上級グレードにダーククロームメッキを採用。下級グレードは明るいシルバーメッキでした。僅かな違いですが、表情は結構違ってましたね。
97年9月登場のCFアコード。
初期型はアコードセダン&ワゴンともにブラックベゼル+クリアウィンカー。2000年6月のMCでユーロRが追加され、ユーロRのみブラックベゼル+オレンジウィンカー。それ以外はメッキベゼルに。ワゴンはMCでダーククロームメッキに変更されました。
同じCFで私が乗っていたトルネオ。
97年9月の初期型はほんの僅かなダーククロームメッキでしたが、99年1月にトルネオだけ小変更が行われ2000ccのみにブラックベゼル+オレンジウィンカーを採用。2000年6月のMCでユーロRが追加され、ブラクベゼル+オレンジウィンカーはユーロR専用に。SiRやVTSなどにはブラックベゼル+クリアウィンカー。
アコード&アコードワゴン、トルネオは各車順番は違えど、それぞれ明るいメッキ、ダーククロームメッキ、ブラック樹脂のベゼルとウィンカー色の組み合わせを変えながらイメチェンを図ってますね(笑)。
因みに私のトルネオはデビュー直後に買った初期型でしたが、MC後のブラックベゼル&スリットグリルに交換していました。
99年10月登場の2代目オデッセイ。
ノーマル&プレステージ(V6搭載車)はメッキベゼルで、2001年11月に追加されたアブソルートにはダーククロームメッキベゼルを採用。
この型のアブソルート顔はどこか気品を感じる優しい顔だった気がします。
2000年10月登場のストリーム。
2000ccのiSと1700ccのSのみブラックベゼル+オレンジウィンカー。他はメッキ+クリアウィンカー。2002年の仕様変更からブラックベゼルのグレードにおいて、ウィンカーのオレンジがクリアに変更されました。
その後MCで後期型に。個人的にはウイッシュに似た丸いリフレクターの採用などせず、初期型のこの四角いベゼルのままポリシーを貫いてほしかった・・・、というのが私の思いです。黒いベゼルとオレンジウィンカーって、相性がいいなぁ・・。
あとは2003年登場のライフも添えておきます。
全車メッキベゼルで登場しましたが、2005年に追加されたディーバでダーククロームメッキベゼル採用。2006年のMCにおいても同様の仕様となっています。
こう見ると、ホンダは随分前からライトベゼルには拘りがあるというか、イメチェンの常套手段としてベゼルの仕様変更を行っているメーカーなんですよね。今でこそスポーツグレードへのブラックベゼル採用は他メーカーでも普通にやってますが、90年代初期ではホンダ以外ほとんど見かけなかった気がします。これもホンダがどこよりも先にマルチリフレクターレンズを採用したからでしょうね。
ただね、ホンダのこれまでの採用順などを見ていると、ポリシーというかビジョンみたいなものをあまり感じないんですよね。単に飽きられた時の対処方でしかない感じ。確かに顔をイメージチェンジさせるにはこの手法が手っ取り早く確実な方法ではありますが、最初からその車に似合っている方を出して、MCではそこを弄らず更なるカッコよさ、イメージチェンジを図ってほしいんですよね。とりあえず先にメッキを出せば次は黒・・、黒が先なら次がメッキ・・・。非常に安易な考え方で先読みもしやすく、正直印象が悪いです。
そうそう、私の相棒君であるCMアコードワゴン(&CLアコード)のヘッドライトユニットですが、意外とオーナーさんの中でも知られていない仕様の違いがあります。
ワゴンは私が乗ってる24Tスポーツパッケージ、そしてセダンはユーロR、この2グレードのみ採用していたのがダークスモーク調メッキのベゼル。
それ以外のグレードは全て明るいメッキのベゼルです。
この型のアコードはよく比べてみないと違いが分かりにくいのですが、以前新品並みのノーマルユニットをみん友さんから頂き、これに装着しかえてみたことがあるのですが、思ってた以上に目元の印象が大きく変わって驚いたことがありました。本当に目元が明るくなったというか・・・。
まぁ知らない方からすればこの程度の違いは無いも同然とも言えますが、
「何か顔が違う気がする」
「何となくこっちの顔の方がカッコよく見えるけど、何が違ってそう感じるのか分からない」
そんな風に思わせる自己満足的なカッコよさを求めるオーナーには結構重要な事なのです(笑)。
ま、そもそもどっちがカッコいいかなんて、全ては好みの問題なんですけどね・・。
そんな話をしておきながら言うのもなんですが、今やライトのベゼルの違いで顔の良さを表現することよりも、グリルのメッキ量で顔の押し出し感を出す方が重要なのでしょうね。それが今の流行りであり、受け入れなきゃいけないセンスなのかもしれませんが、食べ物で例えると
「最後に醤油で香ばしさを出すか、それとも胡麻油で香りを引き立てるか」って話をしてるところに
、「そんな繊細な違いなど無意味。上にドバッとデミグラスソース流しときゃインパクトがあってそれでいいんだよ。」的な“大味なセンス”みたいなものを感じます。
なんというか、ライトユニットから生まれる微妙な表情を殺さずにかっこよく見せるテクニックとでも言いましょうか、そういう日本人ならではの繊細なセンスを大切にしてほしいんですよね~。昔はグリルに線を1本足すだけで表情が変わるとか、ライトのベゼルをブラックにするだけでまるで別の顔になるとか、もっと車の顔が繊細だった気がしまが、今やどこかに線を1本足したくらいじゃ何の変化も感じない(笑)。ネット語風に言えば、顔がカオス?!
いかん・・・、最後はいつも通り、最新の車に対する愚痴になってしまいました・・・(~-~;)。
20年後の車の顔って、一体どうなっているんでしょうね・・。