今日からようやくGWスタートの私ですが、遠出の予定はないものの、昨年からずっと奥様に頼まれていた日曜大工をこなさす事にしていて、それがちょっと負担・・・。一気に済ませるのはちょっと無理っぽいので、ぼちぼちやっていこうと思っております。
で、今日はちょっとしたやっつけDIYと、先週行った洗濯機の大掃除のその後の検証をしておきましたが、その話はまた後日ネタにしたいと思います。

さて、先々週の事なのですが、会社の帰りにフル純正のDA6インテグラ(前期)3ドアクーペとすれ違いました。グレードはホイールからして恐らく最上級グレードのXSi。色はトリノレッドパールというワインレッド色でした。
僅か数秒間のすれ違いでしたがそれはそれは目が釘付けになるほどの存在感で、全く弄っていないフル純正仕様でありながら強烈に低く、そしてワイドな面構えで、この当時のホンダ車ってワイド&ローだったんだなぁと改めて感じました。後方に純正のロッド式パワーアンテナがスーっとまっすぐ伸びていたのが見えた事も、フロントがより低く見えた要因の一つだった気がします。
いやぁ、かっこよかったのなんの♪
何よりも平成元年登場の車が今でも元気に走っていることが凄いですよね。
ドライバーは40代前半くらいの男性でした・・・
実はこの車が登場してすぐに、当時我が家の裏に住んでいた友人(元70スープラGTツインターボ乗り)と一緒にこのインテグラの試乗をしに行ったのですが、その時の試乗車がトリノレッドパールのXSiで、艶やかでありながら落ち着きも感じるその色といい、透明感ある洒落たグラスエリアといい、1.6Lとは到底思えない大人の雰囲気を感じたのを覚えています。

そして私はすぐにこのインテグラを買ったわけですが、欲しいと思っていたワインレッドを諦めて物凄く保守的な白色(フロストホワイト)に・・・・。
理由は、その当時うちの会社の塗装工場からはかなりの塗装が降り注いでいて、年に数回コンパンド等で擦って落とさないとザラザラになってしまうため、メタリックカラーに乗るのは自爆行為とさえ言われてたからでした。
しかしその後、粘土という便利なものが世の中に登場し、更に塗装工場の施設も新しいものに代わり塗装の降る量は激減し、メタリックカラーに乗る事に抵抗感はなくなりました。

その後私より半年遅れで同じ町内に住む幼馴染(現在のホンダの工場長)が同じDA6インテグラXSiを買い、更にその1年ちょっとあとに別の友人がXSiと全く同じ外観でSOHC版のZCを搭載したZXiの特装車“バージョンS”を買い、そのどちらもがワインカラーだったため、私としては羨ましいやら悔しいやらで・・・。

そしてその後、先ほど書いた裏に住むスープラ乗りの友人は4型プレリュードSi-VTECに乗り替えました。色はカシスレッドパールというワインカラー。もちろん何度か運転させてもらいましたが、B16Aとは比較にならないほど滑らかな回転フィールと圧倒的にパワフルなエンジン性能に感動しまくり、戦闘的なスタイルとワインカラーもメッチャかっこいいとは思いましたが、私からしたらプレリュードの車格と金額は正直1ランク上で候補外・・・。

ちょうどインテグラがDC2型へスイッチし、自分のDA6インテグラも12万Kmを越えていたので新型のDC2インテグラSi-VTECが買い替えの候補となりました。
ところが、試乗してみるとB18Cの回転フィールや室内の質感など想像していた車とは随分と違っていて、一気に候補外に・・・。
そんな時、ちょうどDC2インテグラSi-VTECの試乗車の横に4型プレリュードのSi-VTECが置いてあったので、一緒に来ていた彼女(今の奥様)と試乗し、やっぱり4型プレリュードSi-VTECこそが自分の理想の車だとその場で確信。奥様も近未来的なインパネに感動しかなりお気に入りの様子。営業さんの頑張りもあって買えるはずのなかった4型プレが次の愛車となったのでした。

しかし、選んだ色は憧れのワインカラーでなくシルバー(笑)。
理由は二つ。
一つは裏に住む4型プレ乗りの友人が既にワインを選んでいたのであえて同じ色を避けた事。もう一つは、たまたま街中でシルバーのプレリュードを見かけ、凄く落ち着いた雰囲気に見えたから・・・という事でした。
このセブリングシルバーメタリックという色は、それまで私が思っていた少し地味でくすんだイメージのシルバーとは違って凄く明るくてウルウルしたシルバーだったのでとても気に入っていました。
とはいえ、少しだけワインにも未練はありましたけどね・・・・
更にその後、隣に住む現オデアブ乗りの幼馴染が、当時乗っていたグランドシビックSiRからCC2ビガー25Sに乗り換え。
選んだ色は、彼もまたワインに!!
プレと同じカシスレッドパールね
ええ、もちろんちょーかっこよく感じましたとも!
更に更にその半年後、私と同じDA6インテグラXSi乗りの幼馴染(ホンダの工場長)がDC2インテグラに乗り替えまして
それもまたワイン・・・。
で、友人達とちょっと集まって車並べると
こんな感じになるわけで(爆)
7台中、ワインが4台って・・・・(~-~;)
さすがに私としてはこのワインカラーブームに完全に乗り遅れた感があったわけですが、その後結婚して長男が生まれる直前に
ついにワインカラーの車を買う事になったのです。
二代目トゥデイRS!
ビートと同じエンジンで、3連スロットルのMTRECエンジン搭載グレードです
そう、ダブル家初のワインカラーは奥様の車で叶える事ができたのでした。
それはそれはこのワインカラーの扱いには注意し、洗車キズのないピカピカのルビーレッドパールをずっと維持し続け、数年後ホンダの営業さんから「自分の娘が免許を取るから、是非売ってほしい」と言ってもらえるほど深い輝きを維持してきました。結局タイミングの問題でその方に売るわけにはいかずその話は無しになりましたが・・・
ただ、自分の車じゃないためワインカラーの車に乗っているという実感と喜びが正直ない。やっぱり自分の愛車としてワインカラーに乗りたい。そういう思いはその後もずっと続きました。
その後長男が生まれ、どうしてもプレリュードの後席シートではチャイルドシートが安全に設置できないという理由で泣く泣く4型プレを手放すことを決め、ついに私も4ドアに落ち着くことになりました。
候補車はデビューしたばかりのCF4トルネオSiR。
アコードじゃなくトルネオになるのは幼馴染がベルノ店に勤めてたから・・・。
5MTのSiR-Tじゃなく4ATのSiRにしたのは奥様が運転することを想定していたから・・・。妥協だらけの買い物でした(泣)
ついに俺もワインカラーに乗れるぞ~!!!
ほぼブームは去っていましたが・・・
しかし、カタログを見て愕然・・・・
バンパープロテクターモールとドアモールがないアコードに対し、トルネオは全周モール付き・・・。
しかも最上級グレードSiRのみ、
わざわざモールだけをグレーに塗装してるじゃん。

ワインカラーのSiRが載ってるカタログを紛失してしまっていたので紺色のこれで想像してもらうしかないのですが、とにかくワインのSiRの写真を見た瞬間
グレー色のモールとの組み合わせが妙に気持ち悪くて・・・(泣)
自分だけ?
ドアモールだけなら外して塗装という手もあったけど、前後バンパーはモール一体式なためバンパーごと塗装になると言われ、既に純正オプション品やインチアップの社外アルミ&タイヤ、それに社外オーディオ関係でほぼ300万円に到達していたため、これに前後バンパーの塗装追加なんて無理も無理・・・。

結果、グレー色のモールと一番相性がよかったセブリングシルバーに・・・(泣)
カリーナっぽかったけどね・・・

そして、まるで嫌がらせの様にトルネオはたった1年でモール類全てがボディ同色になったのでした・・・・。
ホンダの商売方法を恨みましたわ・・・

その後、我が家に二人目の子がそろそろ生まれるという頃にライフダンクが登場。まるで2ドアクーペ並みに後席が狭いトゥデイだったのでこれを機に4枚ドアのダンクに買い替えを決意しました。
ただ、残念ながらダンクのボディカラーは「パールホワイト、シルバー、レッド(ソリッド)、ガンメタ、黒」の5色しかなかったので、無難なパールホワイトを選択しました。まぁダンクにワインが似合っていたかどうかはちょっと微妙ですけど・・・
そして2005年、ついに私のトルネオが14万Kmを越え、買い替えの時期に。
もちろん、自分の車でワインレッドを選びたいという願望はインテグラ購入から16年経ったその時でも残っていました。
色々な事情が絡みまして、当初購入を予定していた新車のアコードセダン24Sから中古のアコードワゴン24T-スポーツパッケージにスイッチ・・。ところが、サンルーフと純正ナビ付きを絶対条件としていため、売れ筋のホワイトパールやシルバーでさえなかなか見つからず、それこそワイン(ルビーレッドパール)の24Tスポーツパッケージ・ナビ&サンルーフ付きなんて絶望的な状況でした。
ワインのアコードワゴン24T-スポーツパッケージなんて、ベストモータリング以外で見た事がありません・・・
結果、3連続となるシルバーメタに・・・
もちろん今でもワインの24T-スポーツパッケージを想像すると、お金があるなら全塗装してみたいなぁと思う事もありますが、これほど長くシルバーのアコゴンに乗っていると逆にワインのアコゴンは自分の相棒じゃないように感じるかもしれませんね。
ここ数年、ワインカラーというとマツダ車のイメージが強くなっていて実際にもワインカラーはマツダ車が一番多く見かけるのですが、不思議と私はマツダのワインカラーを見てもさほど心がときめかないんですよね・・・。躍動感あるデザインなのでもっと心に響きそうなのに、むしろ現行プリウスのワインの方が昔のホンダ車を思い出すというか、深い高級なワイン色で「いい色だな~~」ってよく思ってしまう・・・。
個人的な感想ですけどね。
最近のホンダ車はどうだろう・・・。ジェイドの様な伸びやかなデザインの車には似合いそうな気がします。ヴェゼルRSやフィットRSなど切削ホイール装着のグレードには似合いそう。でも恐らくワインなんて設定がないですよね。
渋い紫系はありますが・・・
そんな感じでつくづくワインカラーに縁がなかったという話をダラダラ書いてきたわけですが、とにかく90年代のホンダ車って本当にワインカラーが似合っていたなぁと思うんですよね。そんな時代のホンダ車に乗りながら色々な理由でワインを選べなかったのは本当に残念・・・。
普段そんな事は思いもしませんが、トリノレッドパールのDA6インテグラXSiを見た時、急にワインに乗れなかった事を悔やんだ、そんなお話でした。
つまらない話でごめんなさい(~-~;)