• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年04月19日

ちょっと懐かしのカタログ ~Z10ソアラ全カタログ・その2~

引き続きその2です。興味のある方は覗いてみてくださいね。






第三版のカタログ。翌年1982年(昭和57年)に新たに2800GT-LIMITEDが追加された時のカタログです。









1982年度に日本カーオブザイヤーを獲得した事が書かれていますね。もしかしたら2800GT-LIMITEDは日本カーオブザイヤー受賞記念モデルという事でしょうか。








ただでさえ豪華な2800GT-EXTRAに、更に豪華な装備がおごられたモデル、それが2800GT-LIMITEDです。色はLIMITED専用色である「リミテッドクォーツトーニング」。これも太陽にほえろに出ていました。しかも5速MT車として・・・












このあたりは第二版と特に変わらず。








内装画像は2800GT-LIMITEDのものに差し替えられています。シートは本革に、オーディオもテクニクス製の専用品、メーターの左下には小さな「LIMITED EDITION」のエンブレムが貼り付けられています。








シートは大ブームとなったあのスポーツシートに。本革になってよりゴージャスになりましたね。








これまで2800ccのオートマはロックアップ機構が付かないOD付4速ATでしたが、LIMITEDが追加されたモデルからECTに進化しました。ロックアップは4速だけでなく2・3速でも作動。パワーとエコの切り替えスイッチも追加されています。








メーターは2800CCにはECTのモード切替ランプが追加されてますね(ターボはここがターボインジケーターになる)。
そしてシートはLIMITEDのみスポーツシートに。7WAYのドライビングポジションと謳われていますが、チルトを除いたシート自体の可動箇所は6箇所。そしてこのシートのみエア式ランバーサポートが電動になっています。








LIMITEDにはヘッドランプウォッシャーが標準。更に専用のテクスニクスのオーディオも標準です。








グレード紹介のページ。

新たに加わったのが2800GT-LIMITED。セリカXXの2800ccは2800GTのみの1グレードでしたが、ソアラは何と3グレード。ターボが追加されても主軸はあくまでも2800ccとし、上級感を保っておこうとしている事がよく分かりますね。

色は順に「リミテッドクォーツトーニング」「ホリゾンタルトーニング」「スーパーホワイト」。








2000ccはターボ2機種とNA3機種の全部で5グレード。分かりやすくターボ2車を上位掲載にもってきていますね。最廉価グレードの2000VⅠは廃止され、エレクトロニックディスプレイメーターが全グレードに標準化されています。

色は順に「ストリームトーニング」「フレイミングレッド」「キャノピーライトグリーンメタリック」「ストラトスブルーメタリック」「デューイブライムメタリック」。








装備表。

これまで2800GT-EXTRAにオプション扱いだった装備がLIMITEDに標準装備されたという感じでしょうか。










かなりシワシワなこのカタログは、1983年(昭和58年)にマイナーチェンジされた時のもので第四版になります。

このカタログで思い出すのは、私が中学生だった頃この後期型ソアラが凄く好きで、なんとディーラーに「ソアラのカタログを送って下さい」と書いたハガキを出してしまい、その後自宅に営業マンさんが届けにきてくれたという・・・(恥)。驚いて一緒に応対してくれたお袋が「うちの主人はホンダ党なのでトヨタ車は買えませんが、息子はきっとトヨタ車を買うと思うのでそれまでもう少し待ってください」と苦笑いしながら営業マンさんと話していたのを覚えています。



親父の影響でそのままホンダ党になってしまいましたけどね(笑)。








トップグレードの2800GT-LIMITED。

前期型からの変更箇所はかなり多く、とりわけ前後の顔つきは随分と変わりました。LIMITEDに関してはバンパーモールがボディ同色になりより洗練された印象ですね。アルミホイールも1インチ大きくなりデザインもこのソアラに凄く似合っていました。個人的には、ソアラはフェンダーミラーも結構似合っていたと思います。

因みに、前出のソアラ好きの友人はこのMC後のソアラの顔があまり好きではなかったようで、ずっと前期型VRターボに拘り続けていました。私も太陽にほえろに出ていた前期型を数年前CSの再放送で見ていたら、何となく彼の気持ちも分かるようになってきましたが、それでも私は後期型の方が好みでした。特にリヤは圧倒的に後期派です。








この後期型から新たに追加された2000GT。「ツインカム24」というフレーズにたまらなく魅力を感じていた記憶があるという方はアラフィフなオッサンです(笑)。

Z10ソアラのカタログで一番好きなのが、この後期型の真横からの眺め。FR6気筒のカッコ良さ、美しさが一番よく表現されている画像かなと今でも感じています。








こちらも後期型から新たに設定された新グレード「2000 turbo」。エンジン自体は前期型のVR-TURBOと同じM-TEUですが、水冷式のインタークーラーが追加され馬力・トルクともに飛躍的にアップしました。グレード名に「VR」などのグレード名が省かれてしまいちょっと寂しかったですけど・・・。

前期型から一番大きく変わった所といえば、このリヤコンビランプかもしれませんね。立体感が出て私は大好きでした。








エンジンと足回りのページ。









やはり最大のトピックは、ツインカム24と呼ばれた1G-GEUが追加された事と、インタークラーが追加されてM-TEUが飛躍的な性能向上を果たした事でしょう。特に1G-GEUは当時トヨタ一押しのエンジンで、セリカXXは勿論、マークⅡ三兄弟やクラウンなどにも搭載され、大人気でしたよね。


(1G-GEU)
◆160PS/6400rpm
◆18.5kgm/5200rpm

(M-TEU)
◆160PS/5400rpm
◆23.5kgm/3000rpm









2800ccに標準だったECTは2000GTにも採用されています。インタークーラーで一気に魅力的になったターボ車は、残念ながら従来のロックアップ機構を持たないOD付4速ATのままです。










足回りは更に進化。有名なTEMSと呼ばれる電子制御サスが2800ccに採用されました。








エレクトロニックディスプレイメーターのデザインも少し変更されました。更にオートドライブのスイッチがステアリングポスト内に移動しています。








その他、クルーズコンピューターの機能にメンテナンス情報とエンジンシステム異常を自己診断して知らせる表示機能を備えたスーパーモニターの追加や、トリップ表示がアナログからデジタルに変更されています。










本革シートは前期2800GT-LIMITEDと同じで、シート自体では6WAYスポーツシート。色が濃くなっていますね。








何よりも大きく変わったのが15インチアルミの採用ですね。このホイールはカッコよかったなぁ~。このホイールもグレードによって細かく仕様が変えられています。








グレード紹介のページ。

前期型の最終バージョンでは2800ccが3グレード、2000ccが5グレードの計8グレードでしたが、後期型からは2800ccが2グレード、2000ccが5グレードの合計7グレードとなりました。廃止されたのは2800GT-EXTRAです。








2800ccは「2.8GT-LIMITED」と「2.8GT」。前期型ではグレード名に引っ付く排気量がccで呼ばれていましたが、後期からリットルで呼ぶようになりました。

フルカラードバンパーとカラードアルミは2.8GT-LIMITED専用。2.8GT専用品は切削表面アルミ。私は後期でこの2.8GTの外観が一番好きでした。ボディカラーはリミテッドパールトーニングとスーパーホワイト。








後期型から追加されたのがツインカム24でお馴染みの1G-GEU搭載グレード「2.0GT」。そしてM-TEUに水冷式インタークーラーを武装して飛躍的にパワーとトルクを向上させたのが「2.0TURBO」。2000VRターボという名称ではなく単なる2.0TURBO・・・。ちょっと寂しいですね。

同じ160ps同士の2.0GTと2.0TURBOですが、2.0GTにはオートドライブ、マイコン式オートエアコン、上級オーディオが標準で付き、逆にターボはマニュアルエアコンもオプション扱いです。「TWINCAM24」と「turbo」ステッカーはどちらもオプション扱いです。








2000ccのNAエンジン1G-EU搭載の3グレード。2.0VXは当初から装備が良くて(2.0GT同等)、後期型から本革ステアリングも追加採用されています。VRは前期から本革ステアですが、新たにイントラ社のアルミが標準になっています。

ボディカラーは上から「グレーシャストーニング」「スーパーレッド」「スーパーホワイト」。グレーシャストーニングは前期2800GT-EXTRAに採用されていたホリゾンタルトーニングの後継色でしょうか。








装備表。

発売当初は2800cc(5M-G)が2グレード、2000cc(1G-E)が4グレードでしたが、途中から5M-Gと1G-Eの間に1G-GとM-TEUの2機種を突っ込んだもんだから、思いのほか装備差が小さいというか、そうせざるを得なかったという感じですよね。







その2はここまで。
もし興味のある方は、引き続き「その3」を覗いてみてくださいね。
ブログ一覧 | 懐かしみシリーズ | 日記
Posted at 2021/04/19 00:11:44

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

TM NETWORK/FALLIN ...
Kenonesさん

MAZDA TRANS AOYAM ...
なみじさん

お疲れ様でした🙇(フラワームーン ...
ゆう@LEXUSさん

✨123456km昇順番ゲット✨
kentacさん

大人の修学旅行 徳島編
愛島福さん

(続)上野探訪…
tom88_88さん

この記事へのコメント

2021年4月19日 10:28
年式、グレードは覚えていませんが
バイト先のソアラがこっちの
スポーツシート型の
本革シートだった気がします・・・?
(^_^;)
コメントへの返答
2021年4月25日 12:01
いつも返信が遅くてすみません!

スポーツシートで本革だと、リミテッドですよね。まさかバイトされてる方の車…、そんな訳はないですよね(^^;

山口では当時リミテッドは滅多に見る事ができませんでました。
2021年4月19日 22:13
「ツインカム24」というフレーズに魅力を感じる私も、ハイ、アラフィフなオッサンです(笑)。ドアノブのところのTWINCAM24のステッカーがまたイカしてますね。
この頃のトヨタは、デジパネのことを、あえてデジタルメーターと呼ばず、エレクトロニックディスプレイメーターと呼ぶあたり、ユーザー心をくすぐる演出に長けてましたね。ECT(エレクトロニック・コントロールド・トランスミッション)とか、TEMS(トヨタ・エレクトロニック・モジュレーテッド・サスペンション)など、いちいちかっこいい(笑)。
今で言うと、GRMNですか…ぅう、読めない(笑)。
コメントへの返答
2021年4月25日 14:40
いつも返信が遅くてすみません!

Out Runさんもアラフィフでしたか?!この当時はサイドストライプが車の性能を誇示していて、カッコよかったですよね〜。ソアラも後期から60セリカの様にドア付近にステッカーが貼られカッコよかったです。

仰る通りで、デジタルメーター、ではなくエレクトロニックディスプレイメーターという呼び方が良かったですよね。いかにも先進機能という感じで、トヨタはこのあたりが上手いですよね。衝撃吸収ボディでゴアとかもありましたね。
2021年4月25日 6:52
マイナーチェンジを待っていたのか「ツインカム24」の設定は、セリカXX、マークII3兄弟よりも遅れていますね。その分、こちらはECTとインタークーラーターボが付いてきましたが。
3ナンバーがまだ遠かった時代、2000GTは憧れがやや身近にも感じられました。スーパーホワイト共々、ソアラ人気を不動のものにしたと言えるグレードで、入れ替わりの激しい太陽にほえろの劇用車でも、珍しく長く使われていますね。
コメントへの返答
2021年4月25日 16:03
そういえば、XXは前期の終盤で1G-Gが搭載されてましたが、インタークーラー付きM-TEUは後期になっての搭載だったのでソアラよりも後だったんですよね。ターボへのECT搭載はXX好きの私としてはちょっと悔しかったです(^^;

太陽にほえろのソアラ2.0GTは確か歴代の覆面パトカーの中で一番長く使われたのではないでしょうか。少なくとも110クラウン以降では最も長かったですよね。
2021年4月29日 17:34
新車で買えたら欲しい車No.1ですな!
2.0GTのツインカム24っすよね〜。

当時、ターボでハイパワー化したN社に対して、どこかアンチテーゼだったT社!
その代わりに、DOHCをツインカムと呼びグレードもGTに統一し、差別化戦略を取っていたように感じています。
「ツインカム=カッコいい路線」、な〜〜んてね!

ソアラのグレード構成、位置づけにも、そんな戦略の一端が垣間見えるように気がするな〜〜。
コメントへの返答
2021年4月29日 23:28
トヨタのツインカム攻勢は素晴らしい前略でしたね。日産は当時まだ2000は直6もV6もシングルカムのターボしかなく完全に出遅れてしまいましたが、ようやく7thスカイラインでツインカムターボを出した頃には今度はトヨタはツインターボが出て…。
そういえばスカイラインはRSターボが圧倒的でしたが、4気筒で男臭さが売りだったので、トヨタの高級6気筒軍団にはとても敵いませんでしたね。

トヨタはとにかく前略が巧みでしたね。内装も日産とは比較にならないほど洗練されてましたし。
2021年5月22日 8:04
太陽にほえろ 西部警察にはまってた小学生時代
どストライク

ソアラの2.0GT憧れましたね ドアのところにツインカム24のステッカー カッコ良かったです

この時代は、ソアラ2.0GT セリカGTTR スカイラインRS たまらなく好きでした。でもその後はどっぷりホンダにハマってしまった(笑)

コメントへの返答
2021年5月24日 0:33
こんばんは(^^)

おお!太陽にほえろを見ておられましたか?!この後期ソアラが太陽にほえろに出ていた頃私は中学〜高校生でしたから、euro-rtyさんは私より少しお若いという事でしょうか。

セリカXX2800GT、セリカGT-TR、ソアラ2.0GT、クラウンロイヤルサルーンツインカム24、マークⅡ2.0GTツインターボ、チェイサーアバンテツインカム24など、太陽にほえろにはカッコいい車が沢山出てましてね!

そして不思議なことに私もホンダ車にどっぷり浸かる事に…(~_~;)

プロフィール

「ダンクの使い勝手改善 http://cvw.jp/b/166682/48416307/
何シテル?   05/07 00:06
2005年12月にアコードワゴン(CM2)オーナーになったダブルウィッシュボーンと申します。 スポーティな中にもエレガントなたたずまいのアコードワゴンがと...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45 678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

愛車一覧

ホンダ アコードワゴン ホンダ アコードワゴン
'05年12月~ 私にとって5台目の愛車、CM-2の24Tスポーツパッケージです。 1 ...
ホンダ トルネオ ホンダ トルネオ
'97年11月 ~ '05年12月 私にとって4台目の愛車、先代モデルであるCF4です ...
ホンダ プレリュード ホンダ プレリュード
'93年8月 ~ '97年11月 3台目の愛車はBB4プレリュードSi-VTECです。 ...
ホンダ インテグラ ホンダ インテグラ
'89年6月 ~ '93年8月 2台目の愛車は、衝撃を与えた名機B16Aを初搭載したイ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation